アルミードの館 ル・サクレ 5回目千秋楽

Wiener Staatsballett/Wiener Staatsoper
2017年3月16日 19時30分〜22時

LE PAVILLON D’ARMIDE
LE SACRE

LE PAVILLON D’ARMIDE
指揮 Michael Boder
音楽 Nikolai Tscherpnin
振付・舞台・衣装 John Neumeier

ヴァスラフ・ニジンスキー Jakob Feyferlik
ロモラ・ニジンスキー Ioanna Avraam
医者 Eno Peci *
看護人 Iliana Chivarova, Gala Jovanovic, Beata Wiedner
Alexis Forabosco, Kamil Pavelka
散歩している人たち
Marie Breuilles, Adele Fiocchi, Erika Kováčová, Anna Shepelyeva
Céline Janou Weder, András Lukács, Igor Milos, Tristan Ridel,
Zsolt Török, Jaimy van Overeem,
Lucie Norna, Marina Pena, Joana Reinprecht, Isabella Severi-Hager,
Matteo Magalotti, Dominik Vaida, Wendelin Viehweider, Robert Weithas
過去
アルミード Ioanna Avraam
シャムのダンサー Masayu Kimoto
タマラ・カルサウィナ Liudmila Konovalova
アレキサンドラ・バルディーナ Natascha Mair
ヴァスラフ・ニジンスキー Davide Dato
セルゲイ・ディアギレフ Eno Peci *
ニジンスキーの子供時代 Richard Szabó
ニジンスキーのクラス・メート Attila Bakó, Marian Furnica
Trevor Hayden, Arne Vandervelde, Géraud Wielick
バレエ・リュス Natalya Butchko, Eszter Ledán, Anita Manolova,
Laura Nistor, Suzan Opperman, Alaia Rogers-Maman, Rikako Shibamoto,
Atttila Bakó, Francesco Costa, Trevor Hayden, James Stephens,
Richard Szabó, Arne Vandervelde, Géraud Wielick

LE SACRE
振付・舞台・演出・照明・衣装 John Neumeier
音楽 Igor Strawinsky
指揮 Michael Boder

Tänzerin 1 Rebecca Horner
Pas de deux Nikisha Fogo, Francsco Costa
Tänzerin 2 Alice Firenze
Tänzerin 3 Estzer Ledán
Tänzer 1 Zsolt Török
Tänzer 2 Masayu Kimoto
Ensemble

とうとうウィーン放送交響楽団のコンサートは諦めて
ついつい、この演目の千秋楽に来てしまった。

はい、皆勤賞 👏
バレエヲタクの鑑(何かよくわからん)

しかもこの公演、何とチケットは売り切れ。
こんなモダンな
しかも、かなり尖った演目で
何でチケットが売り切れになるんだろう(本気で疑問)

以前もバランシン・リャング・プロイエットの公演が
やっぱり売り切れだったのだが
これは新聞評でかなり好意的に書かれていたからだろう。
批評家はプロイエットを誉めるのに非常に苦労していたが(爆笑)

千秋楽はヤコブのニジンスキー ♡
もうハート・マークを数億回書きたい ♡♡♡

何と美しいニジンスキー ♡♡♡♡♡
ともかく、あのキレイな顔で虚ろな瞳で
長い手足で美しく踊られたら
悶絶しまくりで悶えまくりの失神直前状態。

しかもナターシャまで出てくるし
私のオペラ・グラス(というより野鳥観察用の望遠鏡だが)は
倍率が高いので見える範囲が限られて
いったいどっちを焦点にしたら良いのか
焦りまくりのシーンもあった。

ヤコブって、若いしキレイだし
リーズの結婚のコラ役とか
初々しくてキュートで涎出そうだったんだけど

このニジンスキー役、演技力も必要だし
若いダンサーにこの役が勤まるのか、と思っていたら
とんでもない憑依タイプのダンサーだった。

途中のソロで、本気で
ニジンスキーが降りて来たんじゃないか、と
ギョッとした。

だってこのニジンスキー
本当に空中で止まるんだもん(そう見える)
俗世から完全に脱出してしまい
自分の過去の夢の世界に彷徨う場面が
異様にリアル。

ミハイルの「人間的悩み」とは違って
天才が、それ故に世間と相容れず
自分の世界に閉じ篭って
そこで自分自身を見いだすという
全く違うストーリーが描かれる。

木本クンのシャムのダンサーは
ダヴィデに比べると背徳的な雰囲気は少ないけれど
これは、表情に拠るところが多いので
実はダンスそのものを観ると
指の逸り方とか、手首の向きとか
かなりエロっぽい表現で
ドキッとする。

ダヴィデは今回は
シャムのダンサーと若いニジンスキー両方を踊ったが
シャムのダンサーの方が良かったような印象。

若いニジンスキーも素晴らしいのだが
あの役、あまり色気はないので(笑)
ダヴィデのオーラを活かしきれない役だったかもしれない。

ローマンの代わりに医者とディアギレフを演じたエノ。
この人のダンスは、ローマンより切れ味が強い。

だから冷血で冷静な医者の役には、よくハマる。
あの鋭い系のダンスの後に
ディアギレフはどうだろう?と思っていたら

これがまた意外にハマったので驚いた。
ローマンほどの「情けなさ」はないのだが
(あれはローマンの持ち味だわ、誰も真似できん)
その分、ちょっと脂ぎったというか
酸いも甘いも噛み分けた大人のディアギレフで

ヤコブとのパ・ド・ドゥで
もう泣けて来ましたよ、ワタシ。
本当にこのパ・ド・ドゥ、素晴らしいのだ。
こんな振付が出来るなんて
ノイマイヤー、やっぱり天才(ため息)

今日は音楽もまとまっていて
バレエ・リュスの本来のアルミードの館の音楽なのだが
実に優雅で洒落ていて、素晴らしいメロディの連続 ♡

私の大好きなバレエ・リュスの最初のワルツだが
その前に、病院のスタッフと患者たちが
ほんの少しだけ、同じ音楽で踊るので
その後のバレエ・リュスのシーンになってから
同じ音楽を、全く違う振付で観る事になって
これがワクワクする程にチャーミング。

しかし、凄まじい作品ではある。
ニジンスキーについては
ノイマイヤーは、これ以外にも
サナトリウムに入る前の
その名もズバリ、ニジンスキーという作品も作っているはず。
それも観たいなぁ・・・
小作品のヴァツラフは何回か観たが。

続くル・サクレはどうしようか迷ったんだけど
千秋楽だし
立ってるから寝落ちの危険性もないし
残る事にした。

ダンサーの有機的な動き
動物が蠢いているような不気味な存在感が
非常に印象的な作品なのだが

同時にニジンスキーが振り付けた
当時としては、とんでもなく前衛的なダンスを彷彿とさせる。
そうか、ノイマイヤーがやりたかったのは
有機的な動物としての表現だけではなく
ニジンスキーが振付したような
土着の動き(=この場合は動物になっているが)と
美しさから、かけ離れたモダンの動きを
現代に持って来たかったのかもしれない。

フランチェスコのソロが実に素晴らしい。
若いし、身体能力バッチリのワイルドなダンサーだから
あの超絶な信じられないバランスを、見事に踊る。
(グラン・ジュテの後に片足着地で
 そのまま片足でジャンプなんて
 ダンサーだって出来る人は少ないんじゃないだろうか)

ニキーシャがまた素晴らしい。
フランチェスコとのデュエットの
色気にならない距離を置いたところでのソロが
生臭い振付なのに、生臭くならないのである。

レベッカの圧倒的なソロについては
何回も書いたけれど

ニキーシャもレベッカも
100%白人という血ではないので
その存在感といったら、もう圧巻。

隣に居た若い男性は
アルミードの館で退屈していたようで
途中でずっとスマホでラインか何かしていて
(光がすごく邪魔)
途中で出て行ってしまったけれど

バレエだから見えない席は確かにつまらないだろうし
プログラムも買っていなかったようなので
舞台で何が演じられているか
全くわからなかったんだろうなぁ。

現代作品は、まぁ、ちょっとだけ事前に調べて来ると
全然観る目が違ってくるんだけど。

腐女子悶えまくりの演目を5回も鑑賞できて
ものすごく幸せな気分になっている私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。



幸せ気分でオフィスに帰ったら
とんでもないトラブルが待ち構えていたのだが
まぁ、仕事というのはそういうモノだ(笑)

アルミードの館 ル・サクレ 4回目

Wiener Staatsballett/Wiener Staatsoper
2017年3月13日 19時30分〜22時

LE PAVILLON D’ARMIDE
LE SACRE

LE PAVILLON D’ARMIDE
指揮 Michael Boder
音楽 Nikolai Tscherpnin
振付・舞台・衣装 John Neumeier

ヴァスラフ・ニジンスキー Mihail Sosnovschi
ロモラ・ニジンスキー Nina Poláková
医者 Roman Lazik
看護人 Iliana Chivarova, Gala Jovanovic, Beate Wiedner*
Alexis Forabosco, Kamil Pavelka
散歩している人たち
Marie Breuilles, Adele Fiocchi, Erika Kováčová, Anna Shepelyeva
Céline Janou Weder, András Lukács, Igor Milos, Tristan Ridel,
Zsolt Török, Jaimy van Overeem,
Lucie Horna, Marina Pena, Joana Reinprecht, Isabella Severi-Hager
Luca Dimic, Dominik Vaida, Wendelin Viehweider, Robert Weithas
過去
アルミード Nina Poláková
シャムのダンサー Davide Dato
タマラ・カルサウィナ Maria Yakovleva
アレキサンドラ・バルディーナ Nina Tonoli
ヴァスラフ・ニジンスキー Denys Cherevychko
セルゲイ・ディアギレフ Roman Lazik
ニジンスキーの子供時代 Richard Szabó
ニジンスキーのクラス・メート Attila Bakó, Marian Furnica,
Trevor Hayden, Arne Vandervelde, Géraud Wielick
バレエ・リュス Abigail Baker, Natalya Butchko, Eszter Ledán, Laura Nistor,
Suzan Opperman, Alaia Rogers-Maman, Rikako Shibamoto
Atttila Bakó, Francesco Costa, Trevor Hayden, James Stephens,
Richard Szabó, Arne Vandervelde, Géraud Wielick

LE SACRE
振付・舞台・演出・照明・衣装 John Neumeier
音楽 Igor Strawinsky
指揮 Michael Boder

Tänzerin 1 Rebecca Horner
Pas de deux Ioanna Avraam, Francsco Costa
Tänzerin 2 Alice Firenze
Tänzerin 3 Estzer Ledán
Tänzer 1 Eno Peci
Tänzer 2 Masayu Kimoto
Ensemble

アルミードの館とル・サクレ4回目。
今回の演目は皆勤賞の予定。
(すみません、ウィーン放送交響楽団とヤクブ・フルシャは行きません・・・)

4回目はミハイル登場のプレミエのキャスト。
この間、ヤコブの憑依を見た後に
熟した手だれのミハイルのニジンスキー ♡

こうやって2人のダンサーを比べてみると面白い。
ヤコブは本当にアッチに行っちゃっていて(という印象)
ミーシャはもう少し現実に近いところを彷徨っている(という印象)

ミーシャの方がリアル・・・というより
そこかしこに人間臭さが見える。
だから、ヤコブが踊ったような人間離れした
何か異様なモノではなく
あくまでも
「人間ニジンスキー」の苦悩がよく伝わってくる。

ミーシャのニジンスキーは
ものすごく悩んでいる。
こちらも痛みを感じる程に
狂気と現実を行ったり来たりして
その度に感じる苦痛が
観客の心をグサグサ刺してくる。

よって、世の普通の人の理解を超えた天才が
不思議な世界に行っちゃうというよりは
もっとリアルに人間が
悩んで悩んで悩んで
若い頃を追想して、懐かしい気持ちになって
若くて幸せだった頃を思い出して
それでも現実には辛すぎて戻って来られないという
身近なストーリーを見てしまうのだ。

その意味ではミーシャのニジンスキーが
観客に語りかける力は凄まじい。

どちらが好き、というのではなくて
ダンサーによって解釈も変わり
観客の受け止め方も変わってくる、と言う事。
これがあるから
ついつい同じ演目を何回観ても面白いのである。

過去のバレエ・リュスのメンバーを演じたメンバーは最高。
ダヴィデのキレの良いダンスは
キレだけではなくて
デカダンスというか
恐ろしく背徳的な雰囲気をまとわりつかせている。
(そうか、木本クンに欠けていたのは
 この美しく腐敗したインモラルの雰囲気か・・・)

ノイマイヤーのダンスは
男性ダンサーの振付は抜群だが
その分、ちょっと女性ダンサーが不利なのだが
マーシャのキュートでまるで人形のような姿
(よって、過去の幻想である事がよくわかる)
ニナ(トノリ)の汚れを知らない真っ直ぐで素直なダンス
デニスの完璧なテクニックに支えられた
これも、まだ悩みを知らなかった頃のニジンスキー。

で、ずっと、医者役とディアギレフ役を踊っているローマンが
もう背筋ゾクゾクの美しさ。

ニジンスキー(ミーシャ)が最後にソロを踊っている時に
後ろを向いて、山高帽に燕尾服で出て来て
ベンチに座ったニジンスキーに近寄って
自分の手にキッスして
それをニジンスキーの唇に持っていくシーン

いかん、妖しい、妖し過ぎる!!!

しかも燕尾服の下は、逞しい胸が・・・
(あ、ローマン胸毛がない、とか、あっ、何を言わせる!)

この後の2人のパ・ド・ドゥの素晴らしさについては
何回も語って来たけれど
こと、こういうシーンの振付に関しては
ノイマイヤーに勝る振付師はいないわ(断言)

私の友人は
何であそこでディアギレフがハダカなんだ?と
気になっていたようだが(爆笑)

いや、あの燕尾服の下がハダカって
ものすごく色っぽいじゃないですか・・・

別に燕尾服の下がハダカである必要はないけれど
ニジンスキーとの男性同士の PDD で
ディアギレフがあの燕尾服の下に
白いシャツと蝶ネクタイとかしていたら
どう考えても興ざめというか
今の色っぽさが絶対に出ないですっ!!!

ローマンのこのシーンの演技が
表情、視線から、つま先、手の指先まで
ゾクゾクする位素晴らしくて
虚無的なオーラがあって

カーテンコールで出てくると
ローマンが全く違う人物に見えて、ギョッとする。
(カーテンコールは普通の人になってしまう、くそ。
 でもディアギレフでカーテンコール出て来たらもっとコワイかも)

ああ、良いわ〜〜 ♡
本当に素晴らしい。

ライブ放映もしていたみたいだけど
これ、DVD にならんかなぁ。
(無理かもしれない。ノイマイヤーとしては
 自前のハンブルクの方が優先であろう)

それに、厚かましくも正直なところを言えば
オーケストラがかなりボロボロで
音程合ってなくて
ナンですかそれ、という部分がかなりあったので・・・

国立オペラ座管弦楽団=ウィーン・フィル
プライド高いのは構わないけど
やっぱり上演の前に音合わせはしようよ・・・
管があんなに狂っていたら、聴いてる方が気持ち悪い。

ル・サクレも素晴らしい作品なのだが
さすがに、ああいうストーリーの見えない
カラダの有機的動きだけで成り立っている作品は
4回目になると
新鮮な驚きが減るだけに
ちょっと退屈する。

ダンサーは素晴らしい。
だから、1回は絶対に観るべき、と
自信を持って断言する。

フランチェスコの超絶ソロには舌を巻くし
イオアンナとの、色っぽいというよりは
かなりリアルな体臭が漂ってくるような絡みも
ダンサーたちの有機的な動きも
最後のレベッカの圧倒的なダンスも

よくぞこういう作品
ウィーン国立バレエ団で取り上げた・・・というより
これだけの作品を
しっかりと踊れるダンサーが
このカンパニーに居る、という事が
むちゃくちゃ嬉しい。

今日の公演は売り切れ。
(ただ、後半に帰った人もチラホラ(笑))
16日の最終公演も
舞台が見えない席が4枚残っているだけ。

うはははは
16日、ウィーン放送交響楽団に行くか迷ったけれど
一応チケットを確保しておいて良かった!!!
(しかもニジンスキーをヤコブが踊るし ♡)

コンサートも好きだけれど
(春の祭典、あんな演奏したらコンサートだったら(以下省略))
視覚的刺激という意味から言ったら
バレエって、やっぱり脳内刺激がコンサートと違うから
やっぱりバレエってステキ、と
腐女子街道をまっしぐらに走っている私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。


アルミードの館 ル・サクレ 3回目

Wiener Staatsballett/Wiener Staatsoper
2017年3月10日 19時30分〜22時

LE PAVILLON D’ARMIDE
LE SACRE

LE PAVILLON D’ARMIDE
指揮 Michael Boder
音楽 Nikolai Tscherpnin
振付・舞台・衣装 John Neumeier

ヴァスラフ・ニジンスキー Jakob Feyferlik *
ロモラ・ニジンスキー Ioanna Avraam *
医者 Roman Lazik
看護人 Iliana Chivarova, Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko *
Alexis Forabosco, Kamil Pavelka
散歩している人たち
Marie Breuilles, Adele Fiocchi, Erika Kováčová, Anna Shepelyeva
Céline Janou Weder, András Lukács, Igor Milos, Tristan Ridel,
Zsolt Török, Jaimy van Overeem,
Lucie Norna, aria Pena, Joana Reinprecht, Isabella Severi-Hager,
Matteo Magalotti, Dominik Vaida, Wendelin Viehweider, Robert Weithas
過去
アルミード Ioanna Avraam *
シャムのダンサー Masayu Kimoto *
タマラ・カルサウィナ Liudmila Konovalova *
アレキサンドラ・バルディーナ Natascha Mair *
ヴァスラフ・ニジンスキー Davide Dato *
セルゲイ・ディアギレフ Roman Lazik
ニジンスキーの子供時代 Richard Szabó
ニジンスキーのクラス・メート Attila Bakó, Marian Furnica
Trevor Hayden, Arne Vandervelde, Géraud Wielick
バレエ・リュス Abigail Baker *, Natalya Butchko, Eszter Ledán,
Laura Nistor, Suzan Opperman, Alaia Rogers-Maman, Rikako Shibamoto,
Atttila Bakó, Francesco Costa, Trevor Hayden, James Stephens,
Richard Szabó, Arne Vandervelde, Géraud Wielick

LE SACRE
振付・舞台・演出・照明・衣装 John Neumeier
音楽 Igor Strawinsky
指揮 Michael Boder

Tänzerin 1 Rebecca Horner
Pas de deux Nikisha Fogo * , Francsco Costa
Tänzerin 2 Alice Firenze
Tänzerin 3 Estzer Ledán
Tänzer 1 Zsolt Török *
Tänzer 2 Masayu Kimoto
Ensemble

連日睡眠時間3時間だか4時間だかで
バレエに行こうというワタシもアホだが
一番安い席で立ってみれば
(註 立ち見席ではない)
寝落ちだけは避けられるだろうという計算。

ええ、どうせアホですが何か?

アルミードの館
ニジンスキーのサナトリウムでの幻想を描いた
ノイマイヤーのバレエのニジンスキー役に
ヤコブが登場!!! ♡

ミハイルのニジンスキーがあまりに良かったので
ヤコブだとまだ若いし(何せ20歳ですし)
役作りとして、どうなんだろうなぁ、と思っていたが

そんな心配、全く無用でした!!!!

身体の美しさ
バレエの優雅さ
空間の掴み方の大きさ

手足が長くて
均整の取れた体型というのは
(もちろん本人の努力もあるけれど)
あんなに舞台上で存在感を持つのか、と
最初からため息・・・どころか
イオアンナと歩くシーンで
もう何か、涙出そう。

物語が進むにつれて
ヤコブの表情の移り変わりも激しい。

妻のロモラ・ニジンスキーから視線を外して
突然遠くを見て自分の世界に入ってしまうニジンスキーが
幻想の世界の中で
自分の過去の中に生き始めるあたりから

どう見てもヤコブに何か憑依したような・・・

あのダンサー、ただカワイイだけじゃなかったのか。
ニジンスキーの心の中に
すっぽり入り込んで
その幻想の中を生きている、という強い印象を残す。

ニジンスキーが自分の世界に籠ってしまったのは
29歳の時だから、ヤコブよりもちょっと上なんだけど
その幻想の世界への移行や
その後、思い出したように踊るニジンスキーや

ローマン(ディアギレフ)とのパ・ド・ドゥ!!!!
あああああ、きゃああああっと叫びたいくらい
本当にこのシーンは素晴らしい。

どんなに腐女子と呼ばれようが
(女子という年齢ではないのは置いておいて)
ローマンのあの愛情籠る視線と
(幻想の中だから)時々みせる空虚な目が
ヤコブを見て、遠くを見て

ヤコブはそれに応えるのでもなく
それなのに、ディアギレフに捕われてしまって
逃げようにも逃げられない
自分でもよくわからない、という不思議な感情。

最後のシーン
ほとんどハダカで
サクレのメロディ一節で取るバランスの見事さ。
身体の美しさ ♡
あああ、若いって良いわ、じゃなくて
他のものには置き換えられない肉体の美 ♡

こっちの感情移入も半端じゃなくて
ヤコブがニジンスキーと化したと同時に
こちらもニジンスキーの心情に同化してしまい
もう、何か、自分でもワケわかりません。

シャムの男の子は木本クンが踊った。
民族的な観点から見れば合っていたのかもしれないが
木本クンのダンスは
もともとが優雅なダンスなので
ダヴィデより少しキレと遊びに欠けた印象。

そのダヴィデは若いニジンスキー
フォーキン振付のアルミードの館の奴隷役で登場。

これがまた素晴らしい。
ダヴィデ、プリンシパルになってから
ぐんぐん伸びて来て
どんどん踊りが変わっていく。

ダンサーの輝く時代を観られる我々は
ものすごく幸せだと思う(感涙)

リュドミラがタマラ役で出て来て
派手なテクニックはお手のものなので
非常に華やかにはなったのだが

アレキサンドラがナターシャ!!!!♡
うわうわうわ、キュート過ぎる。
本当にお人形さん、小悪魔、バレエ・コミックの主人公
表現力に欠ける私が
どんなにジタバタしても、あのキュートさは表現できない。

前に座っていた
オペラに来るのにその服装?という
どこかからの国のカップルは
この演目で、もうひたすら退屈していて
(そりゃ、ニジンスキーの話知らないとちょっとね)
幕間から戻って来なかったので
前に移動して
座ってル・サクレ見ていたら

・・・ごめんなさい!!!
マジに寝落ちしました。
いくつかのシーンは目をひたすら開けて観ようとしたんだけど
フランチェスコのソロとか
レベッカのソロの部分で
しっかり寝込んでしまって(涙)

あぁ、ダンサーの皆さま、本当にごめんなさい。
(よって、ウィーン・フィルによるル・サクレの音楽も
 ほとんど意識にない)

でも今日はアルミードの館の
ニジンスキー憑依のヤコブが観られただけで
ひたすら幸せ。

まさか20歳のヤコブが
あそこまで役にピッタリ嵌るとは思っても見なかった。

何とか今週で仕事は一山越えそうなので
(しかも来週はコンサートがない!)
だんだん落ち着きそう。

週末はちょっと仕事が入るけれど
来週からちょっと楽になるかも、と
期待している私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。



昨年の今頃はもっと大変だったんだから
それに比べたら、今年は楽(笑)


オネーギン 6回目

Wiener Staatsballett 2017年3月4日 19時30分〜22時

ONEGIN
Balett in drei Akten von John Cranko
nach dem Roman in Versen EUGEN ONEGIN von Alexander Puschkin

振付・演出 John Cranko
音楽 Peter Ilijitsch Tschaikowski
編曲・オーケストラ編曲 Kurt-Heinz Stolze
舞台 Elisabeth Dalton
照明 Steen Bjarke
指揮 Guillermo García Calvo

オネーギン Eno Peci
レンスキー Denys Cherevychko
マダム・ラリーナ Erika Kováčová
タチアナ Maria Yakovleva
オルガ Natascha Mair
乳母 Franziska Wallner-Hollinek
グレーミン侯爵 Alexandru Tcacenco

友人、農民、サンクトペテルブルク社会の人たち
Abigail Baker, Elena Bottaro, Marie Breuilles, Natalya Butchko,
Iliana Chivarova, Adele Fiocchi, Erika Kováčová, Zsófia Laczkó
Kathalina Miffek, Andrea Némethová, Suzan Opperman,
Alaia Rogers-Maman, Carolina Sangalli, Anna Shepelyeva,
Rikako Shibamoto, Céline Janou Weder
Leonardo Basílio, Marat Davletshin, Marcin Dempc, Alexis Foraboxdo,
Trevor Hayden, Igor Milos, Gabor Oberegger, Kamil Pavelka,
Tristan Ridel, James Stephens, Richard Szabó, Dumitru Taran
Zsolt Török, Arne Vandervelde, Jaimy van Ovreen, Géraud Wielick

先日予告した通り
今シーズン2回目のオネーギンが同じキャストだったので
ヨハネの受難曲は知り合い(犠牲者とも言う)に押し付けて
国立オペラ座に向かう。

今回のオネーギン、何故か売り切れ公演なのだが
実は数週間前に
常連の皆さま、オネーギンのチケット半額で買えます
というメールが入って来て

くそ、全公演、もうチケット持ってるわよっ!

ワタシの場合、こういうケースが非常に多い。
でも、持ってるチケットが貧民席だから
半額になったとしても数ユーロの違いだし(自爆)

2回目だけど
やっぱりマーシャとナターシャに悶絶。

ナターシャがキュートというのは
もう読者は耳タコだろうけれど
ただの可愛さだけでは
あれだけ舞台の上では光らない。

もちろん優れた技術を持っているのだが
それ以上に身体から滲み出る表現力が凄いのだ。
ちょっとした身体の向き、手の使い方などに
オルガという役としての無邪気さが表現されている。

だから、バレエなんだけど
ストーリーがリアルに見えてしまう。

デニスとのパ・ド・ドゥで
リフトが、もう涎が出そうに見事で優雅で
ナターシャのボードブラ、何という表情のある腕なんだ!!!

デニスのレンスキーも素晴らしい。
貴族のおぼっちゃまで
優しそうな男性が
オネーギンと、悪戯心だったにしても
ちょっと揶揄いに度が過ぎちゃったオルガに対して
怒りに任せてオネーギンとの決闘を突きつけた後

決闘前に踊るソロが
何と言う複雑な心境を現している事。

自分のプライドを守るために
何かとんでもない事をしでかしてしまった
という心情もチラチラ見えるし
これでこの世からおさらばかもしれない、という
ほんの少しの恐怖心とためらい。

ええ、バレエですからね
激しいピルエット繰り返して
すごいジャンプ何回もして、というのが
実際に舞台から我々に見えている情景で

それに心理ストーリーを足しちゃうというのは
鑑賞している側の勝手な思い込みに過ぎないのは
よ〜くわかっているのだが

クランコの振付とチャイコフスキーの音楽
そしてダンサーの身体が
否応なく観客に訴えかけてくるのだ。

そうなると、我々は魔法にかかったように
ストーリーの中に引き入れられてしまう。

第3幕のマーシャの演技の凄まじさについては
この間も延々と書いたけれど

グレーミンとのパ・ド・ドゥの
あの凍り付いたような表情が
その前に絶望して出てくるオネーギンの表情と
すっぽり重なってくる。

マーシャの冷たい、というよりは
何もない、諦め切った空虚な表情と
グレーミンに見せる、演技っぽい上っ面だけの薄い微笑みに
背筋がゾクッとする。
グレーミンは惚れているのに
タチヤナはグレーミンには何の情熱も持っていない。

エノのオネーギン
この間より役作りが深くなった。

というより、私は第一幕から
エノはウルリヒじゃない
カレーニンだ!(それも違うがまぁ、イメージとして)
と言い聞かせていた事もあって

マーシャのパートナーとして、素晴らしかった ♡
いやもう、今回のエノは
申し訳ないけれど、マーシャの引き立て役に徹した感じだな。

それ位、マーシャの踊りと役作りが素晴らしい・・・

さてこの演目、
次は3月22日で
これがマリアとローマン(!!!)のカップリング予定。
・・・私、出張なので観に行けない(号泣)

4月に入るとニナ(ポラコヴァ)とローマンの組み合わせで
この時は木本クンがレンスキーを踊る ♡

先シーズンのクリップだが
ローマンとニナ(ポラコヴァ)、デニスのビデオをどうぞ。



う〜ん、ローマンってやっぱりカッコいいわ・・・(ため息)
背は高いし、身体の均整が取れていて実に優雅だし
ボロボロになる役がピッタリだし。

観て幸せになる、という演目ではないのだが
別世界に連れられていって
女性が空を飛んで(まるで天使だ)
複雑な人間の感情の深さに触れられて

オネーギンって、いつも
何でタチヤナが
最後のところで
縋るオネーギンを踏みつけて
アホかお前は! とか
苛めないんだろう・・・と
(私だったら間違いなくやるね)
不思議に思っていたのだが

グレーミンを愛してないからなのね、と
マーシャのバレエを見て、ストンと納得した私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。



3月3日はひたすら残業していて
ひな祭りとか考えてもいなかったので
このバナーを貼っておく
・・・と、こういう事やってるから行き遅れになったんだわ(涙)

オネーギン 5回目

Wiener Staatsballett 2017年3月1日 19時30分〜22時

ONEGIN
Balett in drei Akten von John Cranko
nach dem Roman in Versen EUGEN ONEGIN von Alexander Buschkin

振付・演出 John Cranko
音楽 Peter Ilijitsch Tschaikowski
編曲・オーケストラ編曲 Kurt-Heinz Stolze
舞台 Elisabeth Dalton
照明 Steen Bjarke
指揮 Guillermo García Calvo

オネーギン Eno Peci
レンスキー Denys Cherevychko
マダム・ラリーナ Erika Kováčová
タチアナ Maria Yakovleva *
オルガ Natascha Mair
乳母 Franziska Wallner-Hollinek
グレーミン侯爵 Alexandru Tcacenco *

友人、農民、サンクトペテルブルク社会の人たち
Abigail Baker*, Elena Bottaro, Marie Breuilles*, Natalya Butchko*,
Iliana Chivarova, Adele Fiocchi, Erika Kováčová, Zsófia Laczkó*
Kathalina Miffek*, Andrea Némethová, Suzan Opperman,
Alaia Rogers-Maman, Carolina Sangalli*, Anna Shepelyeva,
Rikako Shibamoto*, Céline Janou Weder
Leonardo Basílio, Marat Davletshin, Marcin Dempc, Alexis Foraboxdo,
Trevor Hayden, Igor Milos, Gabor Oberegger, Kamil Pavelka,
Tristan Ridel, James Stephens, Richard Szabó, Dumitru Taran
Zsolt Török*, Arne Vandervelde*, Jaimy van Ovreen, Géraud Wielick

1年振りのオネーギン。
今回のキャストを見て、キャーッと叫んだのは
私だけではない筈。

プリンシパルのマーシャのタチヤナ役デビュー ♡

マーシャって、タチヤナ踊った事、なかったんだっけ?
確かに先シーズンはケテヴァンやイリーナが踊ってたけど。

相手役がエノ。
レンスキーがデニスでオルガがナターシャ。

開演前から涎が出そうなキャスティング。

マーシャのタチアナ、凄かった。

よく「入魂の」とか言うけれど
あれだけ技術的に困難な役なのに
一つもひけらかすところがなく
完璧に演技の中に組み込まれた自然さで

しかも演技と思えない演技。
深い部分まで心理を追求して役作りしていて
最初から最後まで
ストーリーとして観ても、不自然な部分が全くない。

マジメでインテリな田舎娘のタチヤナが
物憂げで洗練されたオネーギンに
引きつけられていく様子が
あああ、こういう惚れ方ってあるよね・・・
(↑ 多少、青春の恥を思い出したりして(笑))

その物憂げなオネーギンのエノは
2日前に意地悪婆さんシモーヌを踊っていた。
昨年、この役を踊ったとしても
リハーサルの時間とか、あんまりなかったんだろうなぁ。

最初のソロが、ちょっと
え〜っと、カウント取って踊ってるよね
役作りと言うより、ちょっと体操になっちゃって
第一幕ではデニス・ナターシャのカップルに
マーシャのタチヤナとあっては
エノのオネーギンだけが、ちょっと浮いている印象。

デニスとナターシャのカップルは
もう、何か、コミックでも見ているかのように
とことんキュート、むちゃくちゃカワイイ。

ほら、ウエディング・ケーキの上に乗せる
ウエディング・カップルのお人形があるじゃないですか。
あれの、ものすごくキュートな版としか思えず
あの2人のフィギュアとか作ったら
考えもせず100個くらい買ってしまいそうだ。

ナターシャのバレエって
以前からキュートだったけど
デニスとのパ・ド・ドゥが、実に素晴らしい。

最近の演目では
ほら、見て、私、カワイイでしょ?というところが
鼻につきかけたところもあったのだが

今回のオルガ役は
あくまでもキュートなオルガに徹して
ナターシャそのもののキュートさというより
オルガ役としての無邪気さやシンプルさが
ばっちり前面に出て来ていて好感が持てる。

デニスがこれまたチャーミング ♡
テクニックは鉄壁だし
ピルエット一ヶ所で完璧に廻れるし
ジャンプが高いし
小柄なところが、また上品さになって
貴族のお坊ちゃまっぽいところがまた良いの。

デニスのサポートが巧い上に
ナターシャのテクニックも完璧なので
この2人が踊ると
ナターシャが宙に舞っているように見える。
(デニスのリフトの上げ方、下ろし方が優雅なのだ)

ナターシャのオルガがパーティで
オネーギンにちょっかい出されて
ついつい若人の傍若無人さで
レンスキーを無視して笑って遊んでしまうところもリアル。

ナターシャのオルガだったら、あれ、やるよねぇ、と納得する。
だって、ちょっと小悪魔だもん(笑)

マーシャのタチヤナとエノのオネーギンの
最初の幕のデュエットも、ため息モノで

エノのオネーギンは、田舎の別荘に登場する時は
シリアスな顔をしているのだが
このシーンはタチヤナの妄想なので
タチヤナに惚れている表情が

・・・ちょっと待て。

何かそれって、ただニコニコ、ニヤニヤしているように見えて
あまり惚れているようには・・・(いや、偏見・独断)

ただ、エノのオネーギンのリフトは完璧。
マーシャのバランスも完璧。
あのアクロバットなシーンが、ものすごくロマンティックになる。

クランコがこの振付で
女性が空に浮くような、というイメージがあったようだが
マーシャは、まるで体重のない天使のように
本当に空を舞う感じ(夢の中というのが異様にリアル)

手紙を渡して破られるタチアナの表情がまた良い。
ここでは、タチヤナは、まだ、田舎娘で
成熟した女性ではなく
恋に恋したところを、冷たく拒絶された、という悲しみ。
だから、ここで泣くところは
マーシャは、ものすごくキュートに泣く。

打って変わって第三幕。
グレーミンの妻になったタチヤナ。

グレーミンとのパ・ド・ドゥでは
幸せそうには見えない。

いや、充分に一般的に「幸せ」ではあるのだが
グレーミンには惚れてません、というのが如実に出ている。
妻としては尊敬してます、って感じか。

オネーギンからの手紙をもらって動揺して
グレーミンが去るところに
行かないで、と縋るのに対して
グレーミンが(ほら、惚れられてないから)
一体どうしたんだ?と当惑するのも
その前のパ・ド・ドゥで
タチヤナがグレーミンに「惚れて」はいない事が
よく分かるからこそ、ストンと落ちるシーン。

現れるオネーギン。

うっ・・・・(沈黙)

エノは段々役にハマって来て
素晴らしいのだが、だが、だが、だが、だが

エノがメイクして口ひげ生やすと
こうもりのウルリヒにしか見えない(涙)

ごめん、エノ!!!
だって、あのウルリヒは絶品だったんだもん。

そのコミカルなウルリヒが
タチヤナに縋っても
ダメだ、私、どうしてもちょっと・・・

対するマーシャのタチヤナが凄まじい。

最初は夫に操を立てて
冷たい表情で、何ですか、アナタは、と
キッパリ拒絶しているのだが

実はグレーミンよりオネーギンの方が好きなので
(まぁ、愛してるとは言わんけど(笑))
理性的な部分が吹っ飛んで
どんどん引きつけられていって

とうとうオネーギンの胸に飛び込んで
理性がぶっ飛ぶ様子なんて
こちらまで、完璧にその心理にズブズブ嵌ってしまう。

ここでは、最初のキュートな田舎娘ではない。
成熟した女性の、本当の愛が見え隠れする。

それを無理やり理性で抑え込んで
手紙を破り捨てて拒絶しなければならないシーン。

タチヤナが、どんなに自分を抑制しているか
震えが来るほどにリアルに演じ上げる。

オネーギンが去った後の号泣。
これは、田舎娘が手紙を破かれた時の涙とは全く違う。

マーシャ、本当に泣いてた。

ついでに、こっちも泣きました。

あまりにタチヤナの気持ちが分かり過ぎた。
バレエでここまで心理的に同調してしまうなんて。
(まぁ、オペラだと絶対同調しないけど
 バレエって、アクロバットにならず
 納得いく演技でやられるとね・・・・)

カーテンコールで姿を見せたマーシャは
まだ泣いていて
全然、現実の世界に戻って来ていない。

小悪魔的で、キュートで、お姫さまで
ほら、ワタシ、カワイイのよ、という印象だったマーシャだが

その小悪魔的な部分は
最初から最後まで、全く一つも見せずに
タチヤナという役になりきって
その複雑な心理を見事に舞台に乗せたのは圧巻。

次の公演は土曜日3月4日で
実はコンツェルトハウスのヨハネの受難曲のチケットも持っていて(汗)

だって、オペラ座のチケット発売って2ヶ月前なんですもん。
その時に、まだキャストの発表がないから
もし、この日のキャストがむにゃむにゃむにゃなら
ヨハネの受難曲に行こうと思っていたのです。

でも、3月4日のキャストは本日と同じ予定。
もちろん、ヨハネの受難曲は袖にして
オペラ座に行くわ、という私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。



ご心配なく。
ヨハネの受難曲の方は
日曜日のチケットも買ってあります(爆笑)

リーズの結婚 11回目

Wiener Staatsoper/Staatsballett 2017年2月27日 19時30分〜21時40分

LA FILLE MAL GARDÉE
Ballett in zwei Akten nach einem Libretto von Jean Dauberval
振付 Frederick Ashton
音楽 Ferdinand Hérold, frei bearbeitet und eingerichtet von
John Lanchbery nach der Fassung von 1828
舞台・衣装 Osbert Lancaster
指揮 Simon Hewett

未亡人シモーヌ Eno Peci
リーズ Liudmila Konovalova
コラ Jakob Feyferlik
トーマス Gabor Oberegger
アラン Richard Szabó
村の公証人 Wendelin Viehweider
書記 Robert Weithas
オンドリ Marian Furnica
メンドリ Abigail Baker, Marie Breuilles, Joanna Reinprecht, Carolina Sangalli
リーズの友人 Elena Bottaro, Iliana Chivarova, Adele Fiocchi, Eszter Ledán,
Anita Manolova, Anna Shepelyeva, Franziska Wallner-Hollinek
村の住人たち Natalya Butchko, Vanessz Csonka, Adele Fiocchi, Sveva Garguilo
Oxana Kiyanenko, Erika Kovánová, Zsòfia Laczkó, Katharina Miffek,
Andrea Némethová, Suzan Opperman, Alaia Rogers-Maman,
Rikako Shibamoto, Céline Janou Weder
Leonardo Basílio, Marat Davletshin, Alexis Forabosco, Trevor Hayden,
Igor Milos, Tristan Ridel, James Stephens,
Alexandru Tcacenco, Zsolt Török, Arne Vandervelde,
Jaimy van Overeem, Géraud Wielick

どうせ11回目ですが、それが何か?(開き直り)

2月のリーズの結婚は
リュドミラがリーズにキャストされていたので
あまり期待せずにチケットを買ったのだが
(すごく売れていて、ちと高い席を・・・(汗))

蓋を開けてみたら
相手役にヤコブ!!! ♡
シモーヌ役がエノって
これは期待できそう。

で、期待に違わずの出来。
リュドミラは若いのに、ちょっと年増に見えるので
あまり望遠鏡で覗かないようにして
ヤコブとかエノをしっかり見ていた。

リュドミラはテクニック的には鉄壁なので
遠目から見ていれば、素晴らしいのである。

ヤコブの可愛らしさ
手足の長さ
足をあげてジャンプする時の空間の掴み方

もう、なんて美しい体型なんでしょう、このダンサーは。
しかもまだ20歳って
末恐ろしいわ。
本当の王子さまだわ 😍

ヤコブを望遠鏡で見ながら悶えまくっていたが
それを越えて、ともかく凄かったのが
エノのシモーヌである!!!!

いやもう、あはあはあは
そんな演技ってあったか?というような
細かいところの振りや
表情が、むちゃくちゃ可笑しいの。

最後のシーンで
コラ(=ヤコブ)がリーズ(=リュドミラ)を
お姫さま抱っこした時に
その後ろで、エノが誰かをお姫さま抱っこしていたのには
ひっくり返りそうになった。
(望遠鏡でヤコブばかり見ていたので
 後ろのエノが誰を抱っこしたのか
 確認できなかったのは残念だ)

ともかくエノの演技が面白すぎる。
ローマンもアンドレイも、それなりにキャラ立っていて
コミカルなんだけど
エノのあのキャラの可笑しさって
いったい何処から出てくるわけ??

リッチーのアランもなかなか奮闘 ♡
可愛らしくて無邪気でアホで
観客からも大いに笑いを取った。

今回はちょっと高い席だったので
周囲の観客がお上品(笑)
開演前に

「今日の出し物、何だった?」

と聞かれて、椅子からずり落ちそうになったのだが
アボと言われる
色々な演目を詰めた幕の内弁当みたいな
シーズン・チケットを持っていらっしゃるそうだ。

お隣の年配のご婦人に
この演目見た事ある?と聞かれて
はい、11回目です(向こうは目を剥いていた(笑))

見どころなどを熱く語っているうちに
前に座っていたアボの年配の男性も
君はバレエの専門家かね?みたいに会話に加わって来て
その後、いらした奥さまも会話に加わって

いやぁ、久し振りに熱くバレエを語ってしまった(アホ)

でもこの演目、みんな幸せな気分になれる。
ニコニコしながら
楽しかったね〜 ♡ と声を掛け合いながら
劇場を出て行く事が出来るのは、とても貴重。

久し振りに観たけれど
やっぱり、楽しいし面白いし
舞台の色がキレイで
すごくリラックスできる。

そうよ、仕事の合間に行くんだったら
こういう演目に限るわ。
田舎のおとぎ話のラブストーリーって
実に良い気分転換になる。

でも、ヤコブとリュドミラのカップルが観られるとは。
(もともと確かミハイルが配役だった筈だ)
ヤコブが観られたのは、本当にラッキー ❤️

ヤコブとナターシャやニナ(トノリ)だったら
悶えまくって失神しそうになって
その後、仕事をする気にはなれなかっただろうから
鉄壁テクニックで
ほら、私、キレイでしょ?というお姉さんリュドミラで良かったかも。

いやしかし
藁の上でのラブシーンで
リュドミラとヤコブ、マジ、本当に
かなり熱いディープ・キッスをしていた時には

こら〜〜〜っ!!! 😾

海千山千の年増が
若いキュートで擦れていない男の子を
誘惑するな、堕落させるな
手を出すなっ!!!
え〜い、リュドミラ、ヤコブから離れろ!!!

と、かなり嫉妬混じりの激情に駆られていたのだが。
(だからね、やっぱり、すごく羨ましいわけですよ、うん)

かと言って、若い男の子に手を出すだけの
魅力も財力も自信もないので

やっぱり遠くからオペラ・グラスならぬ
望遠鏡で覗くくらいが、ちょうど良いわ ♡
と思っている(かもしれない)私に
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アルミードの館 ル・サクレ 2回目

Wiener Staatsballett/Wiener Staatsoper
2017年2月20日 19時〜21時30分

LE PAVILLON D’ARMIDE
LE SACRE

LE PAVILLON D’ARMIDE
指揮 Michael Boder
音楽 Nikolai Tscherpnin
振付・舞台・衣装 John Neumeier

ヴァスラフ・ニジンスキー Mihail Sosnovschi
ロモラ・ニジンスキー Nina Poláková
医者 Roman Lazik
看護人 Iliana Chivarova, Gala Jovanovic, Franziska Wallner-Hollinek
Alexis Forabosco, Kamil Pavelka
散歩している人たち
Marie Breuilles, Adele Fiocchi, Erika Kováčová, Anna Shepelyeva
Céline Janou Weder, András Lukács, Igor Milos, Tristan Ridel,
Zsolt Török, Jaimy van Overeem,
Anna Bugulova, Lucie Horná, Joana Reinprecht, Isabella Severi-Hager,
Matteo Magalotti, Dominik Vaida, Wendelin Viehweider, Robert Weithas
過去
アルミード Nina Poláková
シャムのダンサー Davide Dato
タマラ・カルサウィナ Maria Yakovleva
アレキサンドラ・バルディーナ Nina Tonoli
ヴァスラフ・ニジンスキー Denys Cherevychko
セルゲイ・ディアギレフ Roman Lazik
ニジンスキーの子供時代 Richard Szabó
ニジンスキーのクラス・メート Leonardo Basílio, Marian Furnica
Trevor Hayden, Arne Vandervelde, Géraud Wielick
バレエ・リュス Natalya Butchko, Eszter Ledán, Anita Manolova,
Laura Nistor, Suzan Opperman, Alaia Rogers-Maman, Rikako Shibamoto,
Atttila Bakó, Francesco Costa, Trevor Hayden, James Stephens,
Richard Szabó, Arne Vandervelde, Géraud Wielick

LE SACRE
振付・舞台・演出・照明・衣装 John Neumeier
音楽 Igor Strawinsky
指揮 Michael Boder

Tänzerin 1 Rebecca Horner
Pas de deux Ioanna Avraam, Francsco Costa
Tänzerin 2 Alice Firenze
Tänzerin 3 Estzer Ledán
Tänzer 1 Eno Peci
Tänzer 2 Masayu Kimoto
Ensemble

しつこいけれど
この演目、今日の公演の後は
3月に3回上演が予定されているだけで

3月分もチェックはしたのだが
最終公演3月16日は
ニジンスキーをヤコブが踊るのに
楽友協会ではウィーン放送交響楽団でヤクブ・フルシャが指揮。

ヤコブとヤクブの対決で
どちらも外せない(涙)

でも、オペラ座のバレエは高いチケットと
安くて見えない席しか残っていないので
この日は諦めよう(号泣)
(とか言ったとたんに
 やっぱりどうしても観たくなっているワタシ 😓)

さて、腐女子一筋に生きるようになってしまった私の戯言は
もう要りません、と
読者は間違いなくゲッソリしているだろうから

ミハイルのニジンスキーと
あのすがりつくような目のローマンのディアギレフの
涙なしには見られないパ・ド・ドゥについては
もう書かない(って書いてるじゃん!)

いやしかしローマンの「ダメ男」振りって
半端じゃないわよ。
あんな目と表情で
あんなにキレイな身体で
優雅なダンスを踊ってくれちゃったら

愛されているニジンスキーに嫉妬する(いやそれ違う!)

あれをやられたら
女子なんか一発で参っちゃうわ。

以前、ミヒャエル・シャーデの甘い声で告白されたら
もうメロメロだろうなぁ、とか考えていたり
バリトンやバスの低い声で愛の言葉を歌われたら
全身に快感、みたいな事はあったけれど

私、いつの間に、声だけじゃなくて
キレイな身体に反応するようになったんだ???
(いや、普通は視覚に反応する方が強い筈だが
 私の場合、声が気に喰わないと、もうそこでダメなの)

あ、もちろん、これはあらぬ妄想の中の戯言なので
実際の私の男性の好みは
丸顔でメガネかけてて、ちょっとお腹が出ている
(最近会ってないけど)彼氏モドキですから(あらら)

後半のル・サクレ
オーケストラが良くなって
音楽にチッとか思わずに舞台に集中できて

ハダカ祭りというのは書いたけれど
ノイマイヤーの振付が何とも有機的で
動物っぽくて
生き物っていう感じ。

バレエ・ダンサーって
特にクラシックの作品を観ると
現実にはあり得ないお人形さんみたいに見えるじゃないですか。
(派手なバリエーションの後に激しい息づかいが全く聞こえない)

それを完全に打ち破って
生物の非対称的な動きを全体的に取り入れ
ダンサーの激しい息使いも聞こえて来て
お人形じゃない、まさに生物が蠢いている印象。

多数のダンサーが集まって
手足を動かす派手な前半も見応えたっぷりだが

後半の音楽に乗せて
あちこちでダンサーの群れが有機的に動く様が
海底動物と言うか(イソギンチャクは前半に出てくる)
途中で人間ムカデも出てくるし

フランチェスコとイオアンナの絡みが
もう、スゴイわけですよ。
何がスゴイって
ここでは恥ずかしくて書けない程にナニなんです。
美しいという概念を越えて、実に生々しい。

その後のフランチェスコの長いソロって
グランジュテの後に片足で着地して
そのまま片足のジャンプなんて
あんな非対称的な動きが何回も続くのは
見ていて絶句する。

最後の圧倒的なレベッカのソロ。
この存在感がむちゃくちゃ凄くて
バレエというよりはダンス
それより、もっと人間の本能に基づいた動き。
生きる事への希望や絶望
「生き物」である事に対峙する身体の反応。

ここまで来ると
言語化して触れることすら
禁忌みたいな気がしてくる。

あくまでも身体が「動物」の一つである事
ダンスがナマの「生き物」である事を
まざまざと提示してくれる。

オペラ座は、オペラ座舞踏会の準備が進んでいて
これからオペラ座舞踏会まではクローズ。

この演目の次の公演は3月10日。
ローマンとヤコブが
あの妖しいパ・ド・ドゥをどうこなすのか
興味津々な私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。



レベッカは昨日、ル・サクレ初演でソロを踊った後
ソリストに昇格した!!!! ❤️
同じくノイマイヤーの「ヨゼフの伝説」で
そのしなやかさと圧倒的な存在感で
華やかに中央舞台にカムバックしたレベッカは
キュートなダンサーの多いウィーン国立バレエ団の中でも
異色の存在で、替えが効かない素晴らしいダンサーである。
レベッカ、良かったね(いや個人的には全然知らないが(笑))

アルミードの館 ル・サクレ 初演

Wiener Staatsballett/Wiener Staatsoper
2017年2月19日 18時〜20時30分

LE PAVILLON D’ARMIDE
LE SACRE

LE PAVILLON D’ARMIDE
指揮 Michael Boder
音楽 Nikolai Tscherpnin
振付・舞台・衣装 John Neumeier

ヴァスラフ・ニジンスキー Mihail Sosnovschi
ロモラ・ニジンスキー Nina Poláková
医者 Roman Lazik
看護人 Iliana Chivarova, Gala Jovanovic, Franziska Wallner-Hollinek
Alexis Forabosco, Kamil Pavelka
散歩している人たち
Marie Breuilles, Adele Fiocchi, Erika Kováčová, Anna Shepelyeva
Céline Janou Weder, András Lukács, Igor Milos, Tristan Ridel,
Zsolt Török, Jaimy van Overeem,
Anna Bugulova, Lucie Horná, Joana Reinprecht, Isabella Severi-Hager,
Matteo Magalotti, Dominik Vaida, Wendelin Viehweider, Robert Weithas
過去
アルミード Nina Poláková
シャムのダンサー Davide Dato
タマラ・カルサウィナ Maria Yakovleva
アレキサンドラ・バルディーナ Nina Tonoli
ヴァスラフ・ニジンスキー Denys Cherevychko
セルゲイ・ディアギレフ Roman Lazik
ニジンスキーの子供時代 Richard Szabó
ニジンスキーのクラス・メート Leonardo Basílio, Marian Furnica
Trevor Hayden, Arne Vandervelde, Géraud Wielick
バレエ・リュス Natalya Butchko, Eszter Ledán, Anita Manolova,
Laura Nistor, Suzan Opperman, Alaia Rogers-Maman, Rikako Shibamoto,
Atttila Bakó, Francesco Costa, Trevor Hayden, James Stephens,
Richard Szabó, Arne Vandervelde, Géraud Wielick

LE SACRE
振付・舞台・演出・照明・衣装 John Neumeier
音楽 Igor Strawinsky
指揮 Michael Boder

Tänzerin 1 Rebecca Horner
Pas de deux Ioanna Avraam, Francsco Costa
Tänzerin 2 Alice Firenze
Tänzerin 3 Estzer Ledán
Tänzer 1 Eno Peci
Tänzer 2 Masayu Kimoto
Ensemble

サクレの方は、上記に列記した以外に
ほとんどのダンサーが舞台に乗っているので
すみません、全部は書いてません。
ダンサーの皆さま、ごめんなさい。

ジョン・ノイマイヤーの
アルミードの館とサクレ(春の祭典)
今シーズンのプレミエ(初演)にイソイソと出掛ける私。
プレミエはバレエ・ボーナス・カードの割引は効かないけれど
うはははは、もういくらのチケット買ったかは書きません(汗)

さて、アルミードの館と言えば
リムスキー・コルサコフの弟子である
ニコライ・チェレプニンが音楽を担当して
バレエ・リュスがミハイル・フォーキンの振付で
1907年にマリイインスキー劇場で初演された作品。

ジョン・ノイマイヤーが改訂した
この作品の初演は
ハンブルク国立バレエ団で2009年6月28日に行なわれている。

2012年の再演時のドイツのニュースのクリップを見つけたので
貼っておく。残念ながら全部ドイツ語だが。



上記のクリップはサクレの方を長く写しているけれど
実際はアルミードの館が1時間ちょっと。
サクレ(春の祭典)は1時間を切る。

さてアルミードの館だが
かなり複雑な構成。

ニジンスキーがサナトリウムに入るシーン
幻想に襲われるシーン
最後にディアギレフとのパ・ド・ドゥ

そして、最後の最後に
ニジンスキーが服を脱いで
春の祭典の編曲されたメロディの最初のところで
バランスを取るところで終わる。

・・・あぁ、ここでサクレに繋がるのね。
(もちろん、休憩が入ります)

現在と過去が混在し
ニジンスキーでなくても混乱しそうなカオスの中に
バレエ・リュスのダンサーたちが登場して
華やかなダンスを幻想の中で繰り広げる。

ニジンスキー役のミハイルが抜群 ♡
この役、舞台に出ずっぱりで
現実と狂気の間を行ったり来たりする難しい役。

バレエ・リュスのダンサーが登場すると
若き自分と一緒に踊ったりするし
シーンの中で目立たないけれど
すごいピルエットやジャンプも容赦なく組み込まれている。

テクニックは、野生児ミハイルはお手のもので
ジャンプは高いわ、ピルエットはビクともしないわ
ただ、これはテクニックだけではこなせない役どころでもある。

そこら辺、演技力のあるミハイルのド迫力。
虚ろな表情、歓喜の笑顔、困惑の極みを見せる眼差し。
何て役をモノにしているんだ、このダンサーは ♡

バレエ・リュスが登場するところでは
芝本梨花子ちゃんが登場して
ポワントをミハイルの横で履くシーンがあって

うわああああ、これがまた魅力的。
ミハイルの虚ろな精神に
パッと光が射し込む部分を
梨花子ちゃんの明るさでポッと灯してくれて
この短いシーンがものすごく活きる。

過去のプリマをマリアとニナ(トノリ)が踊る。
豪華な衣装を着て、華やかでクラシックなテクニックで魅せる。

過去のニジンスキー役がデニス。
カブリオレの高さ、ピルエットの見事さ。
華のあるニジンスキーの若い時代を彷彿とさせる。
ああああ、素晴らしい ♡

ロモラ役とアルミード役を踊ったニナ(ポラコヴァ)が
とても品が良くて、これまた見事。

目を見張りながら鑑賞していてボーッとなっているところに
最後のどっか〜んが

ローマン(ディアギレフ)とミハイル(ニジンスキー)のパ・ド・ドゥ。
ああああああっ
ローマンがベンチの後ろから間接キッスをニジンスキーに投げて
その後の2人のデュエットが
あまりにあまりにあまりに・・・妖しすぎる。
色気たっぷり、ディアギレフの愛と
同性愛ではないのに、それに逆らえないニジンスキー。

これはちょっと涙が出てくる。
ハートがドキドキして止まらない。
こうやって、みんな腐女子の道をまっしぐらに進むのだ。

最後にニジンスキーが脱ぐシーンだが
上に貼ったハンブルク・バレエ団のクリップでは
パンツが黒だったけど
ミハイルのパンツ、肌色で(きゃ〜っ、ドキドキ)
本当に真っ裸のような印象。
(誰の好みだ、これは!?)

音楽がまたステキで
さすが、リムスキー・コルサコフの弟子。
本当に素晴らしいバレエ音楽 ♡

最終シーンでニジンスキーが
サクレ(春の祭典)のテーマでバランスを取って
幕が下りて

後半はストラヴィンスキーの「春の祭典」

一言で現せば「ハダカ祭り」(あ、すみません)
肌色の薄いレオタードで
激しいダンスと絡みを見せる多数のダンサーたち。

すごいテクニックやバランスが多いのだが
それよりもなによりも
集団での動きのアグレッシブなところが圧倒的。

前半で選ばれる犠牲の乙女が
エスターだったのは予想通り(笑)
エスターの股ぐらから顔を出しているのが
木本クンだったのには驚いたが(爆笑)

いやいや、あれだけ半裸のダンサーを見ちゃうと
色っぽいだの何だの、全くなくなりますね。
ただただ、その表現に圧倒されるだけで
イカン事なんか考えている余裕はない。

フランチェスコのソロが素晴らしい。
このダンサー、もともとスゴイ運動能力を持ってるな、と
予々、気にはなっていたのだが
あの激しい長いソロを見事に踊り切った。

最後のソロはレベッカである。
圧倒的な力、しなやかさ、野性、情熱を
すべて兼ね備えて、燃え尽くすようなソロ。

舞台は圧倒的な迫力で、もう唖然とするばかり。

で、国立オペラ座のオーケストラ・ビットに入っているのは
ほとんどがウィーン・フィルのメンバー・・・の筈だよね。

初演前からチラッと、オーケストラがちょっと、という話は
漏れ聞いていたけれど

最初のファゴットのソロで音外し
その後も数回、誰かカウント取り損ねて
はみ出ちゃった部分があって

いや、ワタシ、所詮はシロートですけど
だけどだけど、あの位はわかるわよ。

それでも最後に指揮者が出てくれば
オーケストラにブラボーの嵐って???
ウィーン・フィルのブランド力ってスゴイのね(皮肉です)

まぁ、コンサートだったら
扱き下ろしの嵐になるところだが
今回はバレエですし(笑)

この公演、明日が2回目。
オーケストラ、頑張れ(笑)

次の公演は3月10日と13日。
もちろん(激安貧民席)チケットは確保済みの私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。



3月13日には国立オペラ座ライブもあります。
それまでにはオーケストラも巧くなってるだろう、きっと。



カルミナ・ブラーナ 通算6回目

Volksoper 2017年2月7日 19時〜21時10分

Carmina Burana
Nachmittag eines Fauns / Bolero

Nachmittags eines Fauns
振付 Boris Nebyla
音楽 Claude Debussy “Prélude à l’après-midi d’un faune”
ダンサー Tainá Ferreira Luiz, Felipe Vieira

Bolero
振付・舞台 András Lukács
音楽 Maurice Ravel

Carmina Burana
振付 Vesna Orlic
音楽 Carl Orff
フォルトゥーナ Lázló Benedek
若い女の子 Mila Schmidt
若い男の子 Gleb Shilov
既婚女性 Tainá Ferreira Luiz
既婚男性 Samuel Colombet
ライバル Kristina Ermolenok
年配女性 Manuela Culka
年配男性 Kurt Fuckenrieder
黒鳥 Samuel Colombet
ソプラノ・ソロ Elisabeth Schwarz
テノール Alexander Pinderak
バリトン Daniel Ochoa

指揮 Guido Mancusi

お久し振りのカルミナ・ブラーナ。
実は2月1日にも鑑賞したのだが
ちょっとサボって記録を書いてない(ごめんなさい)
(というより、書き始めて頓挫した・・・)

牧神の午後への前奏曲は
この間の Gleb がかなりシリアスに踊っていたんだけど
今回の Felipe は、何かこう
女性と出会った時の悦びが、すごく伝わってくる感じで
Tainá もフレッシュな感じのダンサーだし
かなり良い感じ ♡

以前は国立バレエ団のソリストで上演していたけれど
フォルクス・オーパーのバレエ・ダンサーも
結構こうやって見るとステキだわ。

ボレロは群舞の面白さで魅せる作品で
キリアーンのベラ・フィグーラの一部みたいに
下が床までのスカート(この作品は黒いスカート)

プログラム書き写していて
えっ? これ
国立オペラ座のダンサーのアンドラース・ルカーチの振付?

アンドラースはキレのあるダンスをする
丸顔で小柄で、モダンなんかには欠かせない存在で
あのマッチョでワイルドな踊り、私、好きなんだけど
こんな細やかで繊細な振付をする人だとは(あっ、失礼)

ラヴェルのボレロについては
例のベジャールを始めとして、様々なバリエーションがあるけれど
この振付は、本当にグループとして見るとキレイ。
誰が飛び出す事もなく
均整の取れたバランスの良い群舞が見事。

オーケストラは
まぁ、フォルクス・オーパーのオーケストラで
それぞれソロは頑張ってるけど
ソロの後の、例のあのリズムで演奏続けるところで
かなり苦しそうな楽器がチラホラ。

ピッコロ張り切り過ぎだし(笑)

で、この演目の後
指揮者が舞台に上がって来て
(普通は最後にしか上がらないだろ!!!)
各ソロ楽器のプレイヤーを立たせるんだけど

ギャラリーからではオーケストラ・ピット全然見えないし
誰が立ったかもわからないし
第一、この曲、ソロの楽器っていくつあるんだよ・・・

それに、これ、オーケストラ曲を聴きに来ている訳じゃない。
あくまでもバレエを鑑賞しに来ているのに
それぞれのソロのプレイヤーに拍手させるって
ちょっとそれは・・・やり過ぎだと思うけどね(笑)

後半のカルミナ・ブラーナ。
実は以前のシーズンで、もう行かない、と決心したのは
この演目、私が追い掛けていた頃は
何回やっても
オーケストラと舞台のコーラスが微妙にズレて
気持ち悪かったからなのだが

あら、今シーズンはズレがかなり調整されて
気持ち悪くなるほどはズレていない。

わはは、ああ、良かった。
・・・と思ったんだけど
私がズレに慣れてしまった、という事はないよね?(ちょっと不安)

さてこのカルミナ・ブラーナ
久し振りに観てみれば
フォルトゥーナが結構大技で踊ってるじゃないの。

フォルトゥーナに翻弄される人間の人生を描いているので
この神さまがヘタクソだとどうしようもないんだけど
大柄なダンサーで
(先シーズンまでは振付とかしているダンサーが踊っていたけど
 今シーズンからダンサーが変わった)
ジャンプも大きいし、身体が掴む空間が広い。
堂々としていて、立派で神秘的で
ちょっとワイルドなフォルトゥーナ。

老人カップルが
本当に年配のダンサー2人を起用していて
かなりリアル・・・というより

最初から途中まで
ソロのラブシーンもあるし
途中で下手(しもて)の脇に腰掛けて
またくっついて、ちょっとラブシーンしてる。

ううううん
確かに、こちらでは年配のカップルも
割に街中やコンサートやオペラで
イチャイチャしているケースも多いんだけど

50歳過ぎたら
生々しい公衆の前でのイチャイチャは
ちょっと恥ずかしい、と思う日本人の性だとちょっと・・・
(というより、基本的には人前ではイヤですワタシ)
何かちょっと居たたまれないというか
いや、きっとこれは、無意識の羨望で
羨ましいんだろう、と
自分の心理を分析して・・・どうする!?

ストーリーが見えてくると
それなりにわざとらしいところも目につくけれど
若い男性たちが、若い女性たちの水浴を覗き見したり
そこからラブ・ストーリーが始まって
ラブ・ストーリのハッピー・エンディングは
神聖な結婚式、という運びとか

子供たちが女性ダンサーと踊って
そこに恋人が現れると
男の子一人が嫉妬しちゃう様子とか

結婚式とかした人や
子供を持った事のある人には
青春時代の甘い思い出という事で
ズキズキくるシーンなんだろうなぁ。

結婚もした事ないし、子供もいませんから
わかりません(笑)
と言い切っちゃうのも悲しいが

自分は結婚した事はないけれど
結婚式の通訳だけは山ほどやっているから
(それがお前の結婚に何の関係が?というツッコミは却下)
何となくわかるというか

あぁ、一生愛する人を見つけて
共に家族を作って行こうという決心って
良いなぁ・・・とか思う意味では
そこそこ共感する。
(それにダンサー、すごくキレイなんだも〜ん)

ただ、この演目、途中で
ちゃんと夫婦の危機というモノも含まれていて
フォルトゥーナが美人の女性を
幸せな夫婦のところに送ってしまうのだ。
(あら、イヤな神さま(笑))

で、オーストリアらしいというか
日本だったら、一時の気の迷いとか
浮気を反省して奥さんのところに戻るのが通例だと思うのだが

この演目では、男性は美人のところに走ってしまい
奥さんが泣いて
でも男性は結局、浮気相手のところに行ったまま、という

さすが離婚率が50%の国だわ(笑)

で、知ってるからますますなんだけど
最後の方で、年配カップルが
ダンサーに囲まれた中で
またもやイチャイチャしていると
あ、いや、すみません、いわゆるラブシーンですが
ちょっと男性の方が倒れそうになるシーンがある。

その後、2人で舞台を横切って歩いて行く途中に
フォルトゥーナが2人の手を切り離して
男性だけが歩いていって
女性は黒いスカーフを掛けて取り残されるという
人生のお別れがある。

わざとらしいのは重々承知だけど
どうもこのシーンに、私は弱い。

男性がヨロッとするあたりから
何かもう、目がウルウルして来て

別れの場面では完全に泣けて来てしまって
しかも鼻水まで出て来てしまって

周囲のご年配女性のお客さまに知られたくないので
涙も鼻水も出しっ放し。
でもヨーロッパは湿度が低いので比較的早く乾く。
(って何を書いてるんだ、ワタシ)

ボロボロ泣いて会場を出ようとして
階段のところで、蹴つまずきそうになって
(転ぶまでは行かなかった・・・)

ヨロヨロしてるの自分じゃないか
あ、でも、ヨロッとしても
ワタシの場合は誰も助けてくれない・・・

と、ちょっと自己憐憫に浸りそうになった私に
(ウソです)
どうぞ1クリックをお恵み下さい。



そう言えば、フォルクス・オーパーは
2月一ヶ月限定で(及びその後は演目限定で)
60歳以上はチケットが25%割引になる。

周囲がみんなお年寄りばかりだったので
ちょっとギョッとしたが
(この間は周囲がみんな若い人ばかりで
 若い人のチケットは、もっと安い・・・・)

今年の後半の2017年・18年シーズンからは
私も「お年寄り割引」適用になると考えると
ちょっとウハウハ(笑)

リーズの結婚 10回目

Wiener Staatsoper/Staatsballett 2017年1月27日 19時30分〜21時40分

LA FILLE MAL GARDÉE
Ballett in zwei Akten nach einem Libretto von Jean Dauberval
振付 Frederick Ashton
音楽 Ferdinand Hérold, frei bearbeitet und eingerichtet von
John Lanchbery nach der Fassung von 1828
舞台・衣装 Osbert Lancaster
指揮 Simon Hewett

未亡人シモーヌ Andrey Kaydanovskiy
リーズ Nina Tonoli *
コラ Jakob Feyferlik
トーマス Gabor Oberegger
アラン Dumitru Taran
村の公証人 Christoph Wenzel
書記 Robert Weithas
オンドリ Marian Furnica
メンドリ Abigail Baker, Marie Breuilles, Joanna Reinprecht, Carolina Sangalli
リーズの友人 Iliana Chivarova, Adele Fiocchi, Eszter Ledán,
Anita Manolova, Laura Nistor, Suzan Opperman, Franziska Wallner-Hollinek
村の住人たち Natalya Butchko, Vanessz Csonka, Sveva Garguilo
Oxana Kiyanenko, Erika Kovánová, Katharina Miffek, Andrea Némethová
Alaia Rogers-Maman, Rikako Shibamoto, Ilia Tcaciuc *, Céline Janou Weder
Beata Wiedner,
Kristian Achberger, Leonardo Basílio, Leonardo Basílio, Marat Davletshin,
Alexis Forabosco, Trevor Hayden, Igor Milos, James Stephens,
Alexandru Tcacenco, Zsolt Török, Arne Vandervelde,
Jaimy van Overeem, Géraud Wielick

リーズの結婚、とうとう2桁達成!!!
(自慢にならん・・・)

はっぱの、悶絶の時間にようこそ(こらこらこらっ)

本日のカップリングは
ニナ(トノリ)とヤコブ!!!! ❤️

金曜日だし、朝早くから仕事だったし
もうぐったり疲れてバテバテでオペラ座に行って
この上なく幸せな気分で出て来られるなんて
ああ、ウィーン国立バレエ団って す・て・き !!!

ニナはこの役は初めて。
ニナとナターシャは
同時期に入団して
同時期にソリストに昇格して
よくバレエ・オタクの中では
良きライバルとして見られている。

ナターシャはウィーン国立バレエ学校出身
ニナはロンドンのロイヤル・バレエ学校卒業の後に入団。

さて、リーズの役柄にどちらが合うか、と言えば
それぞれに良くて、それぞれに違う。

ナターシャが目鼻立ちのハッキリした
まるでお人形さんのようなキュートさを持ち
小悪魔的にチラッと客席に飛ばす視線で
観客のハートを鷲掴みにするタイプだとすると

ニナは、何とも初々しいというか
美人だし可愛いんだけど
作り物めいたキュートさではなくて
本当に村の少女、という印象の可愛らしさ。

ナターシャと比べると
ちょっと素朴なイメージがあって
童話なんだけど、ちょっとだけリアル感が増す。

ナターシャもニナも
並外れた美人でキュートで可愛いんだけど
その「可愛さ」の質がちょっと違う。

ニナの踊りはキレが良くて気持ちが良い。
グラン・ジュテがものすごく高くてビックリする。
ナターシャのような「タメ」がなくて
観客に媚びるようなところが全くない。
(ナターシャは知ってて確信犯的にやってる)

演技が自然(さすがロイヤル出身)
クセのないテクニックで
悶絶というよりは
微笑みながら、ハートにキュン、と来る感じ。

コラ役のヤコブは
ああああああ、このダンサーこそ
ここ何年も待ち望んでいた
理想的王子さまタイプの出現 😍

185センチの身長に
長くて理想的な形の美しい肢体。
あの脚の長さと美しさの前に
言葉なんか要らない。

しかも甘いマスク。
優しい目に優雅な微笑み。

スタイルとフェイスから言えば
あんなに理想的な王子さまタイプは
数十年に1人現れるくらいだろう。

恵まれたマスクと体型に
伸びやかで優雅なラインを描く技術を持ち
掴む空間が大きくて
しかも演技も巧く、イヤミがなく
奢ったところが見えず
まだ20歳の若さ!!!

ダンサーの活躍できる時間というのは非常に短い。
その意味で
こういう才能に恵まれたダンサーが出現して
(見目カタチも才能のうち!)
キャリアの道を歩んでいくのを
追い掛けられるのは
バレエ・ファンの楽しみの醍醐味と言えよう。

ヤコブがニナとラブシーンを踊る時の
相手を見つめる甘い目って
こちらまで甘い思いで胸がキュンキュンする。
(こらっ、若いダンサーに自分を投影するなっ!)

ヤコブは手足が長いだけに
(それにまだ若いし)
ピルエットの安定感から言えば
プリンシパルのダヴィデより劣るのは確かだが

ダヴィデも顔は可愛いのだが
何せスタイルがね・・・
いや、あの身体能力では当然の事なのかもしれないが
ダヴィデの太ももの筋肉の盛り上がりって
ちょっと想像を絶するんですよ。
それだけ筋肉があるから
どうしても脚が太く短く見えちゃうのが残念。

ヤコブの脚の筋肉の付き方は、実に優雅で
適度に細いし、長いし、あの脚見てるだけで眼福。
うう、なんかワタシ、イケナイ世界に足を踏み込んでしまったかも。

ニナは小柄で(だからナターシャと似てるし比べられる)
ヤコブと組むと、これがまた可愛いのだ。

ナターシャのリーズは悶絶モノだが
この初々しい役にはニナの方が合ってるかもしれない。

このカップリング、正に理想的。
これ、録画してあったら、絶対に私、買うんだけどなぁ。

意地悪婆さんシモーヌは本日はアンドレイ。
もともとキャラクターが得意なダンサーで
細かい部分の演技がむちゃくちゃ巧くてハマっている。

足を打って飛び跳ねるところの演技の巧みさ
外に出るところで、ちょっと鏡の前でポーズするところのいじらしさ。
(お婆ちゃんだけど洒落っ気もあるの)
客席からも多いに笑いが沸いていた。

それに木靴でのダンスが何て巧いの!!!
リズム感抜群で、タップ・ダンスそこのけの巧さ。
大袈裟な演技が自然でイヤミにならない。

最終シーンで
イヤイヤながらコラを抱きしめるところなんか
あの背の高いヤコブを宙づりにしてしまい
爆笑してしまったわよ。

アランはドミトルが踊ったが
踊りは巧いんだけど
ちょっと目が正気過ぎるというか(笑)

木本クンの方が
自然に「大ボケ」が入っている感じのキャラクターだった。
ドミトルは、ちょっと普通の男の子、という印象が強すぎて
天然ボケの入り方が少ない感じがするので
ちょっとイジメの場面がリアルすぎ。
でも、ダンスはキレイに決まっていて
ちゃんと演技も細かい部分まで気を使っていた。

オーケストラが、何故かこの間もそうだったのだが
ちょっとしたズレで目立って
多少粗く聴こえて来たのが残念と言えば残念。

途中のニナのソロの時のバイオリン・ソロ
本日はブルーメンシャインさんだったのだが
あっ、ホーネックさんの真似だっ(爆笑)

ブルーメンシャインさんのソロは
クセのないキレイな音を出すのだれど
本日のソロは、ちょっと掠れ気味の
心の中を表現するような繊細なソロにしようとした努力が
かなり見えて(もともと彼の音ではないと思う)
微笑ましかった。

こういうロマンティックな初恋物語を
バレエで語るには
若いダンサーが必要だし

若いダンサーが、その時代を駆け抜けるのは
本当に一瞬だし
こういう公演が観られる、という事自体が
奇跡みたいなものだと思う。

2月の公演はリュドミラとミハイルのカップリングなのだが
個人の好みで本当に申し訳ないんだけど
もう一度、ニナとヤコブのカップリングで
踊ってくれないかなぁ・・・
切に望みます、監督、お願い ♡

舞台の「絵」としては
最も理想的な公演だったなぁ。
客席も沸いてたし
初恋物語、田園風景の田舎のノスタルジーの
単純なストーリーとは言え
甘酸っぱい思いが胸に広がる
ステキな舞台だった。

ダンサーの皆さま
裏方の皆さま
本当に本当に本当にありがとう!!!!
と、大声で叫びたくなっている私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。


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