マクミラン・マクレガー・アシュトン 4回目

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    Wiener Staatsoper/Wiener Staatsballett 2018年6月12日 19時〜21時15分

    MACMILLAN / MCGREGOR / ASHTON
    指揮 Kevin Rhodes

    CONCERTO
    振付 Kenneth MacMillan
    音楽 Dmitri Schostakowitsch, Klavierkonzert Nr. 2, F-Dur, op. 102
    衣装と舞台 Deborah MacMillan
    照明 John B. Read
    ピアノ Igor Zapravdin
    I. Satz
    Kiyoka Hashimoto - Mihail Sosnovschi
    Elena Bottaro, Anita Manolova, Rikako Shibamoto
    Richard Szabó, Dumitru Taran, Andrey Teterin
    Adele Fiocchi, Sveva Gargiulo, Oxana Kiyanenko, Zsófia Laczkó,
    Susan Opperman, Xi Qu
    II. Satz
    Nina Poláková - Roman Lazik
    Elena Bottaro, Anita Manolova, Rikako Shibamoto
    Richard Szabó, Dumitru Taran, Andrey Teterin
    III. Satz
    Ioanna Avraam
    Marie Breuilles, Natalya Butchko, Venessza Csonka, Fiona McGee,
    Katharina Miffek, Alaia Rogers-Maman, Isabella Lucia Severi, Iulia Tcaciuc, Chiara Uderzo, Madison Young ; Leonardo Basílio, Marian Furnica, Trevor Hayden, Scott McKenzie, Tristan Ridel, Alexandru Tcacenco, Arne Vandervelde, Géraud Wielick

    EDEN
    振付と舞台 Wayne McGregor
    音楽 Steve Reich, Dolly aus Three Tales
    衣装 Ursula Bombshell
    照明 Charles Balfour
    フィルム Ravi Deepres
    Sveva Gargiulo, Gala Jovanovice, Natascha Mair, Madison Young
    Francesco Costa, Masayu Kimoto, Tristan Ridel, Andrey Teterin, Zsolt Török

    MARGUERITE AND ARMAND
    振付 Frederick Ashton
    音楽 Franz Liszt, Klaviersonate h-Moll, arr. Dudley Simpson
    舞台と衣装 Cecil Beaton
    照明 John B Read
    写真 Ashley Taylor
    ピアノ Shino Takizawa
    Marguerite : Liudmila Konovalova
    Armand : Robert Gabdullin
    Sein Vater : Vladimir Shishov
    Ein Herzog : Alexis Forabosco
    Zofe : Franziska Wallner-Hollinek
    Double von Marguerite : Joanna Reinprecht
    Verehrer von Marguerite : Marat Davletshin, Marcin Dempc,
    Andrés Garcia-Torres, András Lukácis, Scott McKenzie, Igor Milos,
    Gabor Oberegger, Jaimy van Overeem
    Lakaien : Theo Bourg, Sergiy Golovin, Lan Dan Kerstanj,
    Hanno Opperman, Marco di Salvo, Lorenzo di Stasio

    Wiener Staatsballett
    Orchester der Wiener Staatsoper

    感受性ゼロだし
    何回も聴いたり見たりしないと
    自分の感性の良し悪しも判断基準も出来ない悲しい習性なので
    ともかく決まった演目に行く回数は多い。

    マクミランのコンチェルトは
    ついつい舞台のバレエに目が行ってしまうけれど
    演奏されているのはショスタコーヴィッチのピアノ協奏曲2番で
    イゴールのピアノがクリアに響いて来る。

    清香ちゃんとミハイルの最初のデュエット
    先日はシャドー・ダンスになっていなくて
    ちょっとバタバタした感じで

    あれって、ああいう振付だったかなぁ、と思っていたら
    本日は踊りのズレが見事に修正されていた。

    清香ちゃん、キレイ・・・
    もともとクール・ビューティの優等生ダンサーだったけれど
    舞台で出るオーラが、産休後、ものすごく明るくなった。

    第2楽章は、音楽も本当にロマンティックで
    ショスタコーヴィッチ作曲とは思えない(笑)
    ロマン派のピアノ協奏曲の緩徐楽章にしか聴こえない(爆笑)

    この間はリュドミラが踊ったが
    本日はニナ(ポラコヴァ)とローマンのカップリング。

    うううう、ニナ(ポラコヴァ)って
    モダン躍らせると、本当にキレイ・・・美しい。
    脚の美しさ、身体の正しい魅力的な見せ方を完璧に出して来て
    リュドミラよりニナの方が私の好みかもしれない。

    第3楽章のソロはイオアンナだが
    曲は軽妙なキレキレのリズムなのだが
    イオアンナの踊りにキレがない・・・というより
    すごく丁寧に踊っているような印象。

    イオアンナ、昨日はフォルクス・オーパーでヘレナを踊っているし
    もしかしたらお疲れ?
    途中で一回、ステップ外しして
    怪我したんじゃないか、とヒヤッとしたけれど
    その後も踊っていたので、とりあえずは大丈夫だった様子。

    それ言ったら
    今日踊っているダンサーのかなりの数が
    昨日もフォルクス・オーパーで踊っている訳で
    あ〜、国立バレエ団って、割にブラックな企業かも(笑)

    マクレガーの「エデン」

    この作品こそが、最初から全然ワケわからなくて
    何回か観たら、なんかわかるんじゃないか、と
    必死になって観ているのだが

    何回観ても、全然わかりません(涙)

    確かにクールな作品で
    ダンサーの肉体美、筋肉美、動きの美しさ
    柔軟性、超絶技巧に加えて
    人間の肉体の限界のしなやかさに震えが来る程だが

    この作品のメッセージって何なんだ???

    エデンと言うタイトルだし
    途中でレオタードの上から服を着るシーンもあるが
    レオタードの時の踊りと
    着服の踊りと、どこかが違うんだろうか?
    (きっと違うのだろう。私が見切れていないだけで・・・)

    現代作品って、何だこれ?と考えながら鑑賞するところが楽しいので
    考える、と言うより勝手に妄想するのは好きなのだが
    妄想しようと思っても
    あまりに動きがキレキレのスタイリッシュな動きなので
    その美しさに目を奪われて、意味を考えている暇がない(言い訳)

    きっと深淵な哲学的考察が隠れている作品だろうとは思いつつ
    自分の頭脳がついて行きません 💦

    最後はアシュトンの「伝統的ストーリー・バレエ」(笑)
    確かにエデン観た後だと、ちょっと古臭いかもしれない。
    (しかも話もモロにベタだし)

    今回はリュドミラ+ローベルトのカップリング。
    リュドミラ姐さんは年増に見えるので
    役柄にはピッタリだし、華やかさがある。

    この間もそうだったけれど
    私の目はローベルトに釘付け ♡

    丸顔に弱い私は
    よく見てみれば、ローベルトなんてワタシの好みのど真ん中じゃないか。

    キレはあまりないけれど
    ノーブルなダンスで、手足のバランスも良くて
    もろに王子さまタイプのローベルトが
    愛情に満ちた表情を浮かべつつリュドミラと踊る・・・

    ああああああっ、リュドミラが羨ましい。
    丸顔イケメンのローベルトが
    そこまで痛ましい表情で迫っているのに
    ほら見て、キレイなワタシを見て、というスタンスが崩れないのは
    なかなか立派である(いや、イヤミじゃありませんが(汗))

    しかしこの演目で演奏される
    リストのロ短調ソナタの美しさと
    そのメロディにぴったり合わせて
    バレエで語られるストーリーの一体感ってスゴイな。

    ピアニストの滝澤志野ちゃんの演奏で
    途中でオーケストラなしの長いソロがあるのだけれど
    音楽に聞き惚れて
    同時に舞台で進行しているラブストーリーに心情的に巻き込まれて
    聴覚と視覚との融合が見事でゾクゾクする。

    この公演にて国立オペラ座でのバレエは
    最後のヌレエフ・ガラを残してシーズン終了。

    ブログの記事の数が
    いつの間にか、オーケストラ・コンサートの数を抜いて
    バレエ・ダンスがダントツに多くなっている事に
    今更ながら気がついて、自分でも驚いている私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    国立オペラ座のバレエに一番足繁く通ってしまう、というのは
    実はオペラ座の超貧民席が、コンサート等に比べて
    抜群に安いから(10ユーロ前後)というのもある。
    もっともチケットを取るド根性は必要だが(笑)

    真夏の夜の夢(バレエ)今シーズン3回目

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      Volksoper / Wiener Staatsballett 2018年6月11日 19時〜21時15分

      Ein Sommernachtstraum
      Ballett in zwei Akten von Jorma Elo nach der Komödie von William Shakespeare

      振付 Jorma Elo
      音楽 Felix Mendelssohn Bartholdy
      Ein Sommernachtstraum
      Ouvertüre E-Dur, op 21, Musik op. 61
      Ouvertüre c-Moll op. 95 (Ruy Blas)
      Symphonie Nr. 4 A-Dur, op. 90
      Konzert für Violine und Orchester e-Moll, op. 64, 2. und 3. Satz
      舞台・衣装 Sandra Woodall
      照明 Linus Fellbom
      指揮 Andreas Schüller

      オベロン Eno Peci
      ティターニア Ketevan Papava
      パック Richard Szabó
      シーシアス Igor Milos
      ヒポリタ Oxana Kiyanenko
      ハーミア Natascha Mair
      ライサンダー Alexandru Tcacenco
      ヘレナ Ioanna Avraam
      ディミートリアス Dumitru Taran
      イジーアス Kamil Pavelka
      職人たち Gabor Oberegger, Jaimy van Ovreem, Matteo Magalotti
      Nicola Barbarossa, Marat Davletshin, Trevor Hayden
      アテネのカップル Madison Young, Leonardo Basílio,
      Katharina Miffek, Zsolt Török
      妖精・アテネの住人たち
      Natalya Butchko, Venessza Csonka, Zsófia Laczkó, Katharina Miffek,
      Flavia Soares, Iulia Tcaciuc, Céline Janou Weder, Madison Young,
      Leonardo Basílio, Francesco Costa, Marcin Dempc, Marian Furnica,
      András Lukács, Hanno Opperman, Tristan Ridel, Zsolt Török,
      Arne Vandervelde
      ソロ歌手 Manuela Leonhartsberger, Birgid Steinberger

      Wiener Staatsballett
      Orchester der Volksoper Wien
      バイオリン・ソロ Vesna Stanković
      Jugendchor der Volksoper Wien

      4月の公演の後、6月は本日と6月18日が同じキャスト。
      ジェームスがキャスティングされていたのだが
      ドミトルが踊る事になった。
      (大丈夫かジェームス・・・・)

      パックはミハイルからリッチー。
      オベロンはシショフからエノ。
      オクサーナとイゴールがシーシアスとヒポリタ。
      ヘレナをイオアンナが踊り
      コールドでは、マディソンが役のデビュー。

      リッチーのパック、以前も観た。
      ミハイルの野性味たっぷりとはまた違って
      小粒でピリリ・・・という感じの小気味良いパック。

      リッチーは小柄なのだが、その分、細かい動きにキレがある。
      ミハイルほどのオーラがなくて
      ちょっと地味目に見えてしまうけれど
      身体のバランスは良いし、技術も高い。

      エノのオベロンもなかなか堂々としていて素敵。
      でも、華があると言ったら
      ケテヴァンのティターニアでしょう!!!!!!!

      ホント、ケテヴァンって明るいオーラがあって
      天性の女優で、舞台に出てくるだけで光る。
      オベロンとの夫婦喧嘩なんか、完全にオベロンの負け(笑)

      ロバに惚れる時の、あの美しい妖しげな色気は何なんだ!!!
      客席から見ていても、ケテヴァンのフェロモンにクラクラする。
      昔から(プリンシパルになるもっともっと前から)私はケテヴァンのファンだが
      明るい強いオーラと華があるという点では
      ケテヴァンがバレエ団の中で一番だと思う。

      私は最近、オクサーナに魅入られている。
      脇役ダンサー・・・なんだけど
      大柄ではっきりした顔立ちで
      キャラクターを踊らせると、すごくユニークに目立つ。
      ピンで主役を踊る、というのではないけれど
      オクサーナの脇役の演技って、とても好感が持てる。

      ロバの役は、もうガボールの独り舞台でしょう(笑)
      ロバに変身してからの歌が見事で、キュートで可愛い。
      ケテヴァン もとい ティターニアに誘惑されて
      ブヒブヒしていたら、突然振られて
      ケテヴァンがものすごく冷たくなって
      なに、このヘンな奴・・・・ってつれなくなっちゃうところで
      ついついガボールに同情してしまう(本当はそれではいけない)

      今日のオーケストラ、張り切っていたのかやけっぱちか
      最初からイヤに音量が多くて
      ちょっと粗く聴こえて驚いたけれど
      だんだん耳慣れしたのか、不自然ではなくなった。
      (まぁ、国立オペラ座のオーケストラとは言いません。
       オペラ座オーケストラもバレエの時には、時々えっ?という演奏はするが
       やっぱり腐っても鯛・・・あっ、すみません)

      最終公演6月18日は別のコンサートと重なるので
      残念ながら行けないので、これが今シーズン最後になるが

      2018年・19年のシーズンにも
      9月・10月に公演があるので
      時間があったら追いかけようというしつこい私に
      どうぞ1クリックをお恵み下さい。



      この演目で私が好きなのはディミートリアス役。
      ハーミアを追っかけて空中で走るところがチャーミングですごく好き ❤

      フライング・ブラボーと拍手のフライングについての私見

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        先日のウィーン・フィル定期公演で
        チャイコフスキーの「悲愴」でのブラボーのフライングと
        それに続く大喝采について
        感情任せでツィートしたら

        何だかちょっとえらい数の「いいね」が付いたので
        いや、いいね、とか付いてもらったら困るのだが((^◇^;)

        たまたまウィーン・フィルの定期公演という
        敷居の高い(と思われている)コンサートだった事もあったので
        私もちょっとビックリしたのだが

        私が行けなかった土曜日の定期に行った同僚に聞いてみたら
        土曜日は第1楽章の後と第3楽章の後に拍手が入ったそうだ。

        拍手のフライング、ブラボーのフライングは
        実はあまり珍しい事ではない。


        歴史的に、交響曲が終わるまで拍手をしない、というのは
        かなり近代になってから出来たマナーなので
        昔は楽章間で盛大に拍手は出ていたのである。

        一部のクラシック・ファンから
        コンサートの前には、ちょっと予習して行こうよ
        という意見も出ていて
        私もそれには賛成なのだが

        コンサートの前に「予習する」という発想は
        たぶん、ヨーロッパでは、ない、と断言できる。

        何が演奏されているかは
        ウエブ・サイトやプログラムに記載されている。
        プログラムは、国立オペラ座を除いては
        楽友協会やコンツェルトハウスの場合はドイツ語だけだし
        しかも有料なので、買わない人も多い。

        世界に名だたる(笑)楽友協会の中を見たい(だけ)とか
        世界に名だたる楽友協会でコンサートを聴きました、とか
        顔本とか囁きとかブログに書きたい(だけという)方々も多いと思う。
        だから別に何が演奏されていても良いという人も居る。

        「音楽の都」ウィーンは
        せっかくウィーンに行くなら
        やっぱりコンサートかオペラでしょ、と
        今までの人生で
        一度もコンサートとかオペラに行った事のない人でも
        ウィーンだとコンサートやオペラに行きたくなる(らしい)

        美術館などに行った事のない人が
        パリに行くならルーブルよねぇ、と行くような感覚だろう。

        加えて
        ウィーンの「クラオタ」率は非常に少ない!!!!!!

        これは強調しておくべきだと思うのだが
        ウィーンのいわゆる上流・中流階級の人たちがコンサートに行くのは
        ステータス・シンボルないしは社交界の意味合いが強いので
        クラシック音楽を聴きに嬉々として通っているワケではない人が多い。
        (まぁ、それでも長年通っていれば、それなりに詳しくなったりするけど)

        クラオタが居ないとは言わない。
        私のように身を持ち崩したクラオタも何人も居るし
        引退した年配で
        毎日オペラ座の立ち見席に出没する人もかなり存在する。
        (オペラの方は私は知らないが、そういう人が居る事は知っている)

        観光客+社交界という2つの要素を鑑みるに
        ウィーンのコンサートに来ている聴衆の「クラオタ率」は
        日本に比べたら雲泥の差で少ないのが事実なのだ。

        楽友協会に比べて
        コンツェルトハウスでのフライングが少ないのは
        コンツェルトハウスはジモッティが多くて観光客が少ないのと
        コンツェルトハウスのプログラムには
        大体の演奏時間が書いてあるので
        いつ頃のタイミングで曲が終わるか推測しやすいという理由がある。

        知らない曲で、どのタイミングで拍手したら良いか
        100%の自信がない場合には
        普通は周囲の雰囲気を読むと思うのだが

        「知らないと良し悪しの判断が出来ないんですか?」
        という意見を頂いたので、それに対しての私の立場を述べたい。

        私は音楽はド・シロートだし
        音楽教育も受けていないし
        しかも感受性ゼロなので
        恥ずかしい事に、曲の良し悪しの判断が出来ない(涙)

        初めて聴く音楽の場合は
        悲しい事に、その曲が好きか嫌いかも判断できない(涙)

        よって私の好き嫌いの判断は
        CD などの録音データを、最低10回以上(できれば30回)聴いてみて
        更に、それでも(少なくとも時々は)聴きたくなるなら
        それは私の好きな曲で
        それ以上聴きたくないなら、あまり好きじゃない曲、という

        何だかもう、自分で書いていても恥ずかしくなる位の
        原始的な判断方法しか持っていない。
        (あ〜、感受性のなさが恨めしい)

        演奏の良し悪しは
        本来であれば、その曲のスコアを研究して
        自分なりの解釈とイメージを持ってから判断すべきだと思うのだが

        ダブル・ドミナントで躓いているアホ人間が
        そんな専門的な事を理解する事が出来る将来が来るとは思えない(汗)

        代替え案として、録音データで30回以上聴いて
        (耳逆らいが起こらないように2種類以上を混ぜて聴く)
        自分の中である程度のイメージを持ってコンサートに臨むというのは
        昔、時々やってた(今は面倒でやってない)

        だから知らない曲で感激して
        ブラボー・コールを(フライングで)叫ぶ人の心理は
        私にはさっぱり理解できない。
        きっと私には備わっていない鋭い感受性を持った芸術的な方々なのであろう。
        (比較するべき対象を持って居ないと、私は判断できないから)

        拍手やブラボーのフライングは珍しい事ではない、と書いたが
        夏の風物詩になっているグラーフェネックの夏のフェスティバルも
        数年前までは、楽章間拍手が付き物だった。
        (グラーフェネック名物楽章間拍手(笑))

        ウィーンからの観客が増えてから少なくなったが
        私の左の人が、私の右の人に向かって
        「楽章間は拍手しないんですよ!」と注意して
        私の右の人が私の左の人に
        「え?何で?」と反論する、というシーンも体験済み。

        オーケストラ・メンバーでも
        楽章間拍手が気にならない人と、気になる人が居るようで
        指揮者も、楽章間拍手を微笑ましく思う人と怒る人がいるようだ。

        私個人としては
        集中力が欠けてしまうので、できれば避けて欲しいとは思うけれど

        それよりも何よりも
        拍手やブラボーのフライングがあると
        オーケストラや指揮者から

        「あっ、今日の観客はクラオタじゃない。
         多少手抜きしても大丈夫だし
         音楽なんかわかる聴衆じゃないじゃん」

        と思われそうなのがイヤなの(断言)

        意味のないプライドだとは思うけれど
        コンサート(でもオペラでもバレエでも)って
        演奏している側と、聴いている側の
        丁々発止みたいな緊張感があって欲しい。

        演奏する側が
        今日の聴衆は気を抜けないぞ、と緊張するような
        (まぁ、プロの方々はしないだろうが(笑))
        手抜きの演奏したら、ブログに何書かれるかわからん、と思われるような
        (あ〜、すみません(爆笑))

        まぁ、実際、そういう事は絶対に起こりえないのはわかってはいるけれど
        プロのオーケストラが全力で演奏する音楽を
        真摯に受け止められるだけの耳と経験を持った
        そういう聴衆でありたい、というのは
        私の密かな野望(はいはい、無理です、わかってます)

        演奏する側からしても
        何を演奏してもどうでも良い聴衆とか
        何をどう演奏しても感激する聴衆とかより
        ある程度の聴く耳を持った聴衆が居るというのは
        演奏の励みに・・・ なるのかなぁ・・・? (わかりません)

        結論

        ウィーンの聴衆のクラオタ率は非常に低い
        クラオタでないのに良し悪しの判断が出来る人も多い(らしい)
        私個人としては、拍手やブラボーのフライングがあると
        演奏側が聴衆側の判断力を軽視するのではないかというイヤな妄想に取り憑かれる

        何が理想の聴衆なのかはともかくとして
        ワタシにもクラオタのプライドがあるから(そんなもん要りませんが)
        やっぱりフライング・ブラボーや拍手は
        できるだけ避けて欲しい、と切に希望する。

        まとまりのない独断・偏見の記事になりました事を
        心よりお詫び申し上げます。

        意見、反論その他
        本来であれば、ここで議論するのも面白いとは思うのだが

        今学期、授業詰め込み過ぎて
        今週末から試験が続くし(まだ勉強してないよ・・・)
        楽理・分析でまたもや躓いているので

        7月初旬までは、この件について
        メールやツィッターその他のコンタクトをいただいても
        誠に勝手ながら無視させていただきます。

        ・・・という本当に勝手な私に
        どうぞ1クリックをお恵み下さい。



        ・・・しかしウィーンの最近の暑さ、何とかならんかなぁ。
        図書館に居ても、あまりの蒸し暑さにダラダラ汗が出るだけで
        勉強できない(←サボる口実・・・😓

        ウィーン・フィル + マリス・ヤンソンス

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          Musikverein Großer Saal 2018年6月10日 11時〜12時5分

          Wiener Philharmoniker
          指揮 Mariss Jansons

          Béla Bartók (1881-1945)
           Musik für Saiteninstrumente, Schlagzeug und Celesta

          Peter Iljitsch Tschaikowsky (1840-1893)
           Symphonie Nr. 6, h-Moll, op. 74 „Pathétique“

          ウィーン・フィル今シーズンの最終定期公演。
          (土曜日の分も持っていたのだが講義があったので同僚に譲った)

          朝から外は26℃越えている上に、非常に蒸し暑い。
          この湿気、まるで日本の蒸し暑さと同じ・・・
          こちらは冷房がないだけに(楽友協会は少し冷房は入っている)
          結構、この暑さ、キツイ。

          このプログラムはラジオ放送の予告では
          マリス・ヤンソンスがウィーン・フィルにデビューした時と
          同じプログラムなんだそうだが

          ヤンソンスって、最初のデビュー時から
          こんな短い(演奏時間1時間に満たない)プログラムだったのか。
          ・・・って、まぁ、別に関係ないけど、ついつい f^_^;)

          弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽
          という長い曲目は、ともかく有名な曲なので
          比較的演奏頻度も高い。

          (沈黙)

          何を書いて良いのか困惑してる。
          ワタシ、音楽に関してはド・シロートだし
          演奏の良し悪しなんて、全然わからないから
          自分の主観的で勝手な印象をメモするだけのために
          このブログを書いているんだけど

          あまりにノーブル過ぎるというか
          尖っていないというか
          いや、別にバルトークで尖る必要はない、と言われればそうなのだが
          ワタクシ的には、もう少し鋭い音で
          はっきりした輪郭で聴きたい曲なので

          ゆっくり目のテンポで
          実に丁寧に歌わせて歌わせるバルトークは
          かなり異質に響く。

          ウィーン・フィルの弦って、そういう響きだから
          そういうものだと思って聴くべきなんだろうなぁ。
          ピアノがかなり良い感じの硬質な音を出していたので
          それでよしとすべきか。

          後半、チャイコフスキーの悲愴。

          出だしに鳥肌。
          何ですか、その地獄のような暗さは・・・
          最初のファゴットのメロディから
          地の底に落ちるような恐ろしさ。

          途中の部分も細かい木管のメロディを徹底的に提示して
          解像度が良いというよりも
          ほとんどバラバラになりそうな不安定感。
          どこの木管のメロディがどこに繋がっていくかははっきり見える。

          弦のあの美しい主題も
          美しいというよりは、どこか遥かから聴こえてくるような
          現実離れした空間に入って行きそう。

          第2楽章のワルツも
          いつもなら音楽の喜びを全身に浴びるようなヤンソンスなのに
          何となく力がないというか
          遅めテンポで、活気のようなものを完璧にカットして
          何とも儚い一夜の夢のようなアプローチ。

          第3楽章も抑え気味の演奏で
          若い指揮者がノリノリになるような演奏とは全く違ったのに

          第3楽章終わったとたんに
          ブラボー・コールが飛んで
          そのまま大喝采に突入・・・ 😱

          いやこれ、ツィッターで呟いたとたんに
          大いに RT されまくったのだが
          私も悲愴のフライング・ブラボーと拍手は
          久し振りに聞いた。
          (何回も経験はしているけれど・・・)

          もちろん、何人もがシーッ! 🤬 と言ってはいたのだが
          あれだけ大人数が拍手し始めてしまうと、止めるのは無理。

          これが「音楽の都」ウィーンの実情です(涙)
          だって、なにせ「音楽の都」だから
          今までの人生で一回もコンサートとか行った事のない人が
          ウィーンに来るならクラシック、と一途に思い込んで
          楽友協会や国立オペラ座に大挙していらっしゃるワケです。
          (コンツェルトハウスは観光客は少ない)

          だったら、それなりのドレス・コードで
          静かに聴いているかイビキかかずに眠っていてくれれば
          別に構わないのだが

          演奏中にスマホでゲームしていたり(貧民席のデフォ)
          演奏終わったら拍手と思い込んで
          とんでもないところでブラボー叫んだり拍手したり
          まぁ、仕方ない、色々とあります。

          (一番悲惨だったのが、大昔、ウィーン芸術週間の時に
           ウィーン・フィルとムーティでのコンサートで
           シューベルトのグレートの楽章ごとの拍手。
           ムーティは苦笑してるし、オーケストラはダレまくりで
           あんな悲惨なシューベルト、今まで聴いた事がなかった。
           得難い体験ではあったが・・・)

          しかもこの第3楽章の後の拍手
          なかなか止まなくて
          (常連たちは首を振って呆れかえっているのだが)

          しかも止んだ後に、平土間客席から
          年配のご婦人の声で「いったい何があったの?」とか響いて来て
          それに対して「まだ演奏は続くのよ」とか回答が聞こえて来たりして・・・
          (声は響くが内容はよく聞き取れなかったけれど
           間違いなく上記のような内容のやり取りだった)

          ただ、この、とんでもない大喝采の後の
          最終楽章が、実に実に実に良かったのだ・・・
          (怪我の功名???)

          第1楽章の出だし、鳥肌のたった地獄落ち部分予告編が
          最終楽章に至って、俄然、活きて来た。

          最終楽章までは
          解像度の良い、遅めテンポのカンタービレな演奏で
          ヤンソンスが細かい部分まで徹底的に計算しているのが
          透けて見えるような表現をしていたのに

          最終楽章で感情的に弾けたような
          理性吹っ飛んで(怒っていたのかもしれないが)
          あっ、指揮者が人間になった、という変身感。

          最終楽章がフライング・ブラボーで
          本当に「悲愴」になったのは初めて聴いた。
          あまりに胸が締め付けられて、ちょっと痛くなる。
          ウィーン・フィルの優雅な弦も
          ノーブルさを残しながら、ものすごい悲壮感を醸し出していた。

          その意味では
          良いコンサートだった・・・と言って良いんだろうなぁ。
          最初の弦チェレでう〜ん、と首を傾げて
          悲愴でも、前半では、ヤンソンスの計算高さに
          かなり冷静な気分だった私も
          最終楽章でモロに感情を翻弄されてしまったから。

          同じプログラムで6月12日にソワレ。
          (私はこの日はバレエに行く)
          その後、コンツェルトハウスでラファエル・パヤーレの指揮で
          2回コンサートがある。
          (ガランチャが出るけれど、チケットの料金設定が高いので
           まだまだチケットは余っている模様)

          ウィーン交響楽団とヒメオ、グルービンガーでの
          6月16日・18日のコンツェルトハウスでのコンサートが
          やっぱりチャイコフスキーの「悲愴」(爆笑)

          コンサートのプログラムの曲目が
          何故か重なるのは、不思議というよりは
          まさにマーフィーの法則だなぁ、と
          大笑いしている私に
          どうぞ1クリックをお恵み下さい。



          しかし・・・蒸し暑い。
          大雨でも来れば少しは涼しくなるのだろうが
          日本の夏とほとんど変わりないじゃん・・・
          (しかもこちらは冷房なし・・・)

          マクミラン・マクレガー・アシュトン 3回目

          0
            Wiener Staatsoper/Wiener Staatsballett 2018年6月9日 19時〜21時15分

            MACMILLAN / MCGREGOR / ASHTON
            指揮 Kevin Rhodes

            CONCERTO
            振付 Kenneth MacMillan
            音楽 Dmitri Schostakowitsch, Klavierkonzert Nr. 2, F-Dur, op. 102
            衣装と舞台 Deborah MacMillan
            照明 John B. Read
            ピアノ Igor Zapravdin
            I. Satz
            Kiyoka Hashimoto - Mihail Sosnovschi
            Elena Bottaro, Anita Manolova, Rikako Shibamoto
            Richard Szabó, Dumitru Taran, Andrey Teterin
            Adele Fiocchi, Sveva Gargiulo, Oxana Kiyanenko, Zsófia Laczkó,
            Susan Opperman, Xi Qu
            II. Satz
            Liudmila Konovalova - Roman Lazik
            Elena Bottaro, Anita Manolova, Rikako Shibamoto
            Richard Szabó, Dumitru Taran, Andrey Teterin
            III. Satz
            Alice Firenze
            Marie Breuilles, Natalya Butchko, Venessza Cxonka, Fiona McGee,
            Katharina Miffek, Alaia Rogers-Maman, Isabella Lucia Severi, Iulia Tcaciuc, Chiara Uderzo, Madison Young ; Leonardo Basílio, Marian Furnica, Trevor Hayden, Scott McKenzie, Tristan Ridel, Alexandru Tcacenco, Arne Vandervelde, Géraud Wielick

            EDEN
            振付と舞台 Wayne McGregor
            音楽 Steve Reich, Dolly aus Three Tales
            衣装 Ursula Bombshell
            照明 Charles Balfour
            フィルム Ravi Deepres
            Sveva Gargiulo, Gala Jovanovice, Natascha Mair, Madison Young
            Francesco Costa, Masayu Kimoto, Tristan Ridel, Andrey Teterin, Zsolt Török

            MARGUERITE AND ARMAND
            振付 Frederick Ashton
            音楽 Franz Liszt, Klaviersonate h-Moll, arr. Dudley Simpson
            舞台と衣装 Cecil Beaton
            照明 John B Read
            写真 Ashley Taylor
            ピアノ Shino Takizawa
            Marguerite : Nina Polákova
            Armand : Robert Gabdullin
            Sein Vater : Vladimir Shishov
            Ein Herzog : Alexis Forabosco
            Zofe : Franziska Wallner-Hollinek
            Double von Marguerite : Joanna Reinprecht
            Verehrer von Marguerite : Marat Davletshin, Marcin Dempc,
            Andrés Garcia-Torres, András Lukácis, Scott McKenzie, Igor Milos,
            Gabor Oberegger, Jaimy van Overeem
            Lakaien : Theo Bourg, Sergiy Golovin, Lan Dan Kerstanj,
            Hanno Opperman, Marco di Salvo, Lorenzo di Stasio

            Wiener Staatsballett
            Orchester der Wiener Staatsoper

            先シーズンは、この演目、ちょうどウィーン・モデルン現代音楽祭と重なった時期で
            5回上演のうち、2回しか鑑賞していない。
            よって、今回6回目の上演で、私にとっては3回目の鑑賞となる。

            ただ、この間、全然レベルの違うジゼルの2人を見ちゃったからなぁ・・・

            最初のマクミランのコンチェルトは
            う〜ん・・・ クラシックだ。
            だから何?と言ったら失礼だが(以下省略)

            第2楽章のローマンとリュドミラのソロは美しかった。
            リュドミラの
            ほら見てキレイな私、というオーラがバッチリ活きていて
            バランスやポーズを
            しっかりと、これでもか!と見せてくれるので
            そこが一幅の絵画のようになって美しい。

            マクレガーの「エデン」だが
            これも、昨日、コンテンポラリーでヒップホップで
            独りよがりじゃないとことんエンターテインメントを観ちゃったからなぁ。

            どうしても振付師が
            哲学的、あるいは倫理的メッセージ
            解釈によっては現代社会への警告?と言うべきか
            誰にも一般的な解釈はできない=理解しにくい(=できない)けれど
            作者だけがわかっている深淵なメッセージを
            表現しようとして、思い切りスベっているような気がしてならない。

            だってダンスそのもののレベルはむちゃくちゃ高いのだ。
            最初のナターシャのソロからして
            ものすごい表現力が必要だし
            途中で後ろの方で目立たず踊っている木本クンは
            クラシックなら間違いなく拍手喝采の連続ピルエットをしているのである。

            なのに、作者が哲学的に表現しようとしているだろうと推測されるメッセージは
            最初から最後まで、ま〜ったく見事に理解できない。

            原因その1は、私の感受性のなさで間違いないけれど
            感受性豊かな方は、あの内容を理解できるんでしょうか?

            いやダンスとしては超絶技巧テンコ盛りで、凄いんだけど
            この作品を鑑賞して、いったい何を感じれば良いんでしょうか?

            こういう作品の分析って
            学問論文のテーマになるのかなぁ・・・(分野が違うわ)
            作者のメッセージは作者に聞けば良いのだが
            受け取る方の解釈って、いったいどういう感じになるのやら。
            (アンケートでもして統計取るとか?しかし設問ができないわよ)

            簡単に理解させてくれないところが
            芸術性というモノなのかもしれないが・・・

            最後は、これはいつ誰が観ても
            一目瞭然で理解できるマルグリッドとアルマン。

            昨年11月にニナ(ポラコヴァ)とローベルトのキャストで観た時には
            ニナが思っていたより華やかで、演技が繊細で驚いたが

            今日の私はローベルトにビックリした。
            もともとノーブルなダンサーで王子さまタイプではあるんだけど
            あんなに繊細な演技が出来たダンサーだったっけ???

            そりゃ、この間のセミョーン・チュージンと比べちゃうと
            (比べるなってば!)
            多少、安定性に難はあるんだけど
            もともとローベルトって、むちゃかわいい顔立ちしてるし
            ちょっと私好みの丸顔でもあるし(関係ない)

            その表情がシーンごとに変わって
            マルグリットへの愛情や
            裏切られたと思った時の怒りなどが
            表情とバレエの表現に、しっかり出て来ている。

            ニナ(ポラコヴァ)は、見せ方も心得ていて
            演技も巧いんだけど
            ちょっと咳をし過ぎっていう印象。
            結核なのはわかっているし
            声まで出して、そこまで大袈裟に咳しなくても、と思うのだが
            振付がそうであれば、まぁ、それはそれで・・・

            ベタなストーリーだけど
            リストのソナタのピアノ・ソロの美しさもあるし
            (まぁ、多少、繰り返しのメロディは何回も出てくるので
             ちょっとだけ、音楽にしつこさはあるのだが)
            衣装の美しさと
            ニナ(ポラコヴァ)の演技の巧さに加えて
            ローベルトが、ここまで迫真した演技を見せてくれると
            かなり見応えのある出来になっている。

            この演目、今シーズンもちょっと別のプログラムと重なって
            全公演4回のうち、2回は行けない・・・
            (しかもまだキャストは発表になっていない)

            よって、あと1回だけなので
            突然、エデンの内容が理解できたり、という事は
            たぶん、ないだろうなぁ、と考えてしまう私に
            どうぞ1クリックをお恵み下さい。


            カンパニー・カフィグ ピクセル

            0
              Festspielhaus St. Pölten 2018年6月8日 19時30分〜21時

              PIXEL
              Centre Chrégraphique National de Créteil et du Val-de-Marne
              Compagnie Käfig

              コンセプト・振付・芸術監督 Mourad Merzouki
              コンセプト・ビデオプロジェクション Adrien Mondot, Claire Bardainne
              オリジナル音楽 Armand Amar
              照明 Yoann Tivoli
              舞台 Benjamin Lebreton
              衣装 Pascale Robin
              ダンサー Rémi Autechaud, Marc Brillant, Antonin Tonbee Cattaruzza,
              Elodie Chan, Aurélian Chareyron, Sabri Colin, Yvener Guillaume,
              Ludwic Lacroix, Ibrahima Mboup, Paul Thao, Médésséganvi Yetongnon

              何百も言葉を費やして書くより
              まずは下のビデオ・クリップをご覧あれ(3分ちょっと)



              いや〜、こういうパーフォーマンスやってくれるから
              サンクト・ペルテン通いが止められないのだ。

              ビデオ・プロジェクションと
              ヒップ・ホップ・ダンスの見事な融合。
              徹底的に考え抜かれた振付を踊るダンサーたちの
              柔軟性と動きの速さ、バランスの素晴らしさ。

              クラシック・バレエとは筋肉が違うんだろうけれど
              こういうダンス、ウィーンの国立バレエ団のダンサーは
              踊れないだろうなぁ・・・(いや踊れなくて構いませんが(笑))

              1時間15分のパーフォーマンスの
              最初から最後まで、数秒足りとも退屈させない。
              次から次に目まぐるしく変化するプロジェクションに
              ユーモアやペーソスを持って
              時には子供が遊ぶように
              時には男女のしっとりした愛情を繊細に描き出し
              ええええっ、それアリ?と驚くアクロバット
              ヒップホップ・ダンス特有の回転技。

              とことん観客を楽しませようという気概が
              最初から最後まで溢れている上に
              それを実現するダンサーたちの訓練された身体とダンスが
              徹底的にエンターテインメントになっている。

              カンパニー・カフィグは
              アルジェリアからのフランスに移住した両親のもとで
              リヨンの郊外で生まれたムラッド・メルズキのグループ。

              貧しい階級出身で、父親にボクシングを勧められ
              そこから、アクロバットとヒップ・ホップでダンスの世界に出て来た人だそうだ。

              1人だけいた女性ダンサーは
              ほとんど軟体動物。
              人間の身体って、あんなになるんですね。
              見ていると目の錯覚じゃないか、と思ってしまう位。

              カーテンコールで
              音楽に乗りながら
              それぞれの得意技を見せてくれたのにも好感。

              徹底的にエンターテインメントで
              1人よがりなところが全くないパーフォーマンスって
              コンテンポラリー・ダンスで初めて見た。

              その意味では、今まで観て来た
              コンテンポラリー作品の中では異色。
              いやもう、実に素晴らしい。

              ちょっとストレス続きだったんだけど
              これ観て、本当に楽しくて
              その時だけはストレスをすっかり忘れていた私に
              どうぞ1クリックをお恵み下さい。


              ウィーン放送交響楽団 + コルネリウス・マイスター

              0
                Musikverein Großer Saal 2018年6月7日 19時30分〜21時30分

                ORF Radio-Symphonieorchester Wien
                Singverein der Gesellschaft der Musikfreunde in Wien
                指揮 Cornelius Meister
                Ein Wiener Sängerknabe

                John Beasley (*1960)
                 „Simplexity“ für Orchester (UA)
                  ソリスト
                   ピアノ Frantisek Janoska
                   ジャズ・コントラバス Stefan Bartus
                   サクソフォン Eberhard Reiter
                   パーカッション Norbert Rabanser

                Jean Sibelius (1865-1957)
                 Symphonie Nr. 7 C-Dur, op. 105

                Leonard Bernstein (1918-1990)
                 Chichester Psalms für Knabensopran, gemischten Chor und Orchester
                 „Symphonic Dances“ aus „West Side Story“

                2010年から首席指揮者だったコルネリウス・マイスターの
                楽友協会での最終コンサート。

                プログラムにはマイスターからの挨拶が1ページ記載されている。
                これ、同じものが、ウィーン放送交響楽団友の会の会員にも来ていた。
                (お手紙ではない、メールの添付である(笑))

                来シーズンはシュトゥットガルトのオペラ、読売交響楽団
                ニューヨークのメトロポリタン・オペラで活躍するそうで
                2019年からのシーズンには、またウィーンに戻ってくる予定とか。

                ご存知の通り、ウィーン放送交響楽団の首席指揮者は
                来シーズンからマリン・オールソップになる。

                最初は初演の曲。
                ジャズの要素を取り入れたゴキゲンな曲で
                ピアノ、ジャズ・コントラバス、サクソフォン、パーカッションが加わって
                途中でインプロヴィゼーションが入る。

                オーケストラの部分は比較的おとなしい・・・というより
                ジャズの要素は入るものの、割にクラシックしていて
                途中でジャズが入ると、むちゃくちゃ弾ける。

                オーケストラを見ていると
                メンバーが身体を揺らして、ジャズ大好き♡とウキウキ演奏している人と
                ひたすらマジメに演奏しているメンバーが居て、ちょっと笑える。

                しかしまぁ、何て楽しい曲なんだ。
                こういう現代曲、楽しくて素敵。

                シベリウスの交響曲7番は
                どこを取ってもシベリウス(笑)
                ブルックナーもそうだけど
                シベリウスも、どの交響曲を聴いても
                しっかりシベリウスだってわかるのが面白い。

                後半はバーンスタイン。
                チチェスター詩篇の最初の曲が終わった後
                指揮者のマイスターが指揮台を降りて
                「ボーイズ・ソプラノを連れてきます」と袖に引っ込んだ(笑)

                プログラムには、ウィーン少年合唱団団員、としか記載がなかったが
                ボーイズ・ソプラノ、とても素晴らしかった。

                楽友協会合唱団は、いつもながら
                何て巧い合唱団なんだ、とため息が出る。

                ヘブライ語で歌われる宗教曲ではあるのだが
                何とも美しい曲。

                最後はご存知ウエスト・サイド・ストーリー。
                ウィーン放送交響楽団って
                オーストリア国営放送のオーケストラなので
                映画音楽とかも演奏しているから
                こういうものを演奏させても、かなり上手くこなす。

                ううううううん
                ウエスト・サイド・ストーリーって
                バーンスタイン自身の録音もあるし
                (例のカレーラス事件ね(笑))
                私も DVD 持ってるし
                (ジェローム・ロビンスの振付に痺れる)
                でも、何回聴いても名曲だよねぇ・・・

                特に途中のラブソングの美しい事と言ったら・・・

                マンボでは、後ろに座っていたコーラスが
                マンボ!と叫んだものの
                地声じゃなくてコーラス声だったので(笑)
                オーケストラに掻き消された感じになった。

                これでウィーン放送交響楽団+マイスターの最終公演かと思ったら
                実はまだあと1回、コンツェルトハウスでのコンサートもあった(笑)

                楽友協会でのウィーン放送交響楽団のチクルスは
                最終コンサートが
                ウィーン音大指揮科の卒業試験で
                これがまた楽しみな私に
                どうぞ1クリックをお恵み下さい。


                国立バレエ ジゼル 今シーズン4回目

                0
                  Wiener Staatsballett/Wiener Staatsoper 2018年6月6日 20時〜22時15分

                  GISELLE
                  Phantastisches Ballett in zwei Akten von Théophile Gautier,
                  Jules-Henri Vernoy de Saint-Georges und Jean Coralli nach Heinrich Heine
                  振付・演出 Elena Tschernischova nach Jean Coralli, Jules Perrot, Marius Petipa
                  音楽 Adolphe Adam
                  舞台 Ingolf Brunn
                  衣装 Clarisse Praun-Maylunas
                  指揮 Paul Connelly

                  ジゼル Olga Smirnova *
                  アルブレヒト Semyon Chudin *
                  ヒラリオン Eno Peci
                  ジゼルの母ベルタ Franziska Wallner-Hollinek
                  ヴィルフリード Jaimy van Overeem
                  クルランドの大公 Igor Milos
                  バチルデ Alena Klochkova
                  農民のカップル Natascha Mair, Scott McKenzie
                  ジゼルの友人たち Elena Bottaro, Sveva Gargiulo, Anita Manolova, Fiona McGee, Xi Qu, Rikako Shibamoto
                  ミルタ Kiyoka Hashimoto
                  2人のウィリー Sveva Gargiulo, Anita Manolova

                  Wiener Staatsballett
                  Orchester der Wiener Staatsoper

                  親愛なるバレエ・ファンの読者の皆さま
                  まずはキャスト表のジゼルとアルブレヒトをご覧下さい。

                  世界トップレベルのボリショイ・バレエのプリンシパル
                  セミョーン・チュージンとオルガ・スミルノワのゲスト公演!!!!

                  ちょっとチケット高かったけれど
                  (いつもの超貧民席は最初から売り切れだった)
                  頑張って散財して買って良かった (^^)v

                  この公演、この2人のダンサーのレベルが
                  あまりに他のダンサーと違い過ぎて

                  この2人のところだけ異次元というか空気が違う。

                  オルガ・スミルノワの表現力の凄さ
                  病弱な村娘ジゼルの最初のシーンから
                  足音全然しないし
                  まるで空気に溶けるようにジャンプが軽くて

                  うわああああ

                  セミョーン・チュージンのノーブルさも素晴らしい。
                  ちょっとなよなよしているタイプなので
                  貴族の押し付けがましいところはあまりないけれど

                  この2人のラブシーン、不思議にむちゃくちゃリアルに見える。
                  おとぎ話だしあり得ない設定だし
                  ラブシーンだってバレエなんだけど
                  でも、2人が愛し合ってるな、というのが観客に伝わって来る。
                  (それにアルブレヒトが本当にジゼルに惚れているのもわかる)

                  ここに村娘のコールドが出て来るんけど
                  いやちょっと全然レベル違って・・・(以下省略)

                  オルガ・スミルノワがあまりにノーブル過ぎて
                  「垢抜けない村娘」には見えない、というのもあるんだけど。

                  バチルデのアレーナ、美人だし頑張っていたけれど
                  ちょっと貫禄負けです、すみません。
                  (あれは踊る役ではなく演技の役だけどね)

                  農民カップルのナターシャとスコット登場で少し救われたけれど
                  ナターシャがちょっと張り切り過ぎか
                  あるいはオーケストラのテンポが速過ぎたのか
                  最後に珍しく不安定さを見せたけれど
                  まぁ、ナターシャのあの小悪魔的キュートさのオーラは凄い。

                  スコットが最近、急に伸びて来て
                  キュートだし踊りはキレキレだし、すごくチャーミング。

                  セミョーン・チュージンの最初のソロも圧巻。
                  しかし、このソロは木本クンのレベルも負けていないわよ、うん。

                  ものすごい迫力の狂乱の場で
                  チュージンの脇での細かい演技が、むちゃくちゃ巧かった。
                  (あそこでアルブレヒトをどう演じるかは非常に難しいのだ。
                   だいたいが、アホみたいに突っ立っているのだが
                   チュージンは、気にかかって仕方ないというのをしっかり見せて
                   結構、細かいところでしっかりと動いて演技していたので
                   アルブレヒトがただの貴族のバカぼっちゃんで(いや、バカなのだが)
                   ジゼルを騙したわけではない、というのがよくわかる)

                  後半、ウィリーの場は橋本清香ちゃんがミルタ。
                  この間より、足音に気をつけていたようで
                  もともとクール・ビューティだし、役柄としては合う。

                  ・・・けれど

                  オルガ・スミルノワが出てくると
                  だから、そこだけ空気が、全く違ってしまうのだ!!!!!

                  だって最初の登場の時のあの激しいソロで
                  足音しないし、バレエの難度も上げてるし
                  安定さがすごい上に、あの線の細さと儚さ・・・

                  あのソロでバタバタせずに静謐に踊るダンサーが居るなんて
                  私は今まで知らなかったわよ。

                  オルガ・スミルノワだけで舞台全体を圧倒していて
                  正直、他のウィリー、邪魔・・・(ごめんなさい)
                  清香ちゃんも、さすがに貫禄負け・・・・

                  あの静かさ、透明さ、本当に精霊がそこに居るかのような雰囲気。
                  もう、他のウィリーなしでオルガ・スミルノワだけで結構です。
                  あまりのレベルの差に唖然とする。
                  今まで観ていたジゼルは何だったんだ???

                  セミョーン・チュージンとのパ・ド・ドゥの美しさと言ったら
                  ああああああ、もう、もう、もう
                  だから異次元なんだってば・・・

                  チュージンの最後のソロの
                  ザンレールのあの速さと安定性は何なんですか?????
                  さすがの木本クンも、あれは無理だろう。
                  アントルシャ・シスの連続技も
                  技術的にも見事だし
                  それが芸術性まで高まっているのには度肝を抜かれた。
                  全く「体操」に見えないのである。

                  うううう、さすがボリショイのダンス・ノーブル・・・

                  なんかもうレベルがあまりに違い過ぎて
                  今まで観て来たジゼルは何だったんだろう
                  ・・・とか書いたら
                  ウィーン国立バレエ団に失礼だとはわかっているものの

                  それでも、やっぱり全然違ったというのは厳然たる事実で
                  眼福だったものの、ショックも大きかった私に
                  どうぞ1クリックをお恵み下さい。


                  イアン・ボストリッジ + ジュリアス・ドレイク

                  0
                    Musikverein Brahms Saal 2018年6月5日 19時30分〜21時30分

                    テノール Ian Bostridge
                    ピアノ Julius Drake

                    Hugo Wolf (1860-1903)

                    Lieder nach Gedichten von Heinrich Heine
                     Aus meinen großen Schmerzen
                     Spätherbstnebel
                     Du bist wie eine Blume
                     Mädchen mit dem roten Mündchen
                     Mein Liebchen, wir saßen beisammen
                     Wenn ich in deine Augen seh’
                     Mit schwarzen Segeln
                     Wie des Mondes Abbild zittert

                    Lieder nach Gedichten von Johann Wolfgang von Goethe
                     Frech und froh I
                     Frech und froh II
                     Der Rattenfänger
                     Gutmann und Gutweib
                     Ganymed
                     Grenzen der Menschheit

                    Lieder nach Gedichten von Eduard Mörike
                     Der Genesene an die Hoffnung
                     Der Knabe und das Immlein
                     Jägerlied
                     Der Tambour
                     Begegnung
                     Nimmersatte Liebe
                     Verborgenheit
                     Auf ein altes Bild
                     In der Frühe
                     Gebet
                     Peregrina I
                     Peregrina II
                     Der Feuerreiter
                     Abschied

                    同じ日の同じ時間に
                    コンツェルトハウスのモーツァルト・ホールでは
                    ミヒャエル・シャーデのコンサートがあるって
                    もう、ホントにウィーンに居ると
                    時々、身体が2つか3つ欲しい(涙)

                    歌手ってよく直前に体調不良とかでキャンセルになったりするし
                    (実際、本日、フローレスはオペラ座のリゴレット2公演をキャンセルした)
                    ともかくチケットだけは押さえて、と両方のチケットを持っていた。

                    直前までどうしようか迷いに迷った末に
                    大学の授業で同僚にシャーデのコンサートのチケットは押し付けて
                    私はイアン・ボストリッジ博士のコンサートに行く事に決定。

                    だってオール・フーゴ・ヴォルフのプログラムだもん。
                    ボストリッジはイギリス人だけど
                    昔からドイツ・リートをレパートリーにしていて
                    フーゴ・ヴォルフもよく歌っている。

                    ハイネの詩による歌曲集は私もよく知らない。
                    Du bist meine Blume とか、シューマンの曲もあるぞ(笑)
                    で、聴いてみると、フレーズのいくつかが
                    シューマンにそっくりで、あはは、パクリか
                    それとも、この歌詞にはその方法しかないのか・・・と考えてしまう。
                    (同じく Wenn ich in deine Augen seh’ も詩人の恋にある)

                    ゲーテの詩による歌曲集は知っている。
                    Frech und froh I と II をユーモアたっぷりに歌い上げる。

                    ボストリッジのドイツ語は
                    Oウムラウトにちょっと難があるけれど
                    しっかりした発音だし、多少の傷は全く気にならない。

                    と同時に、ボストリッジのハイテノールのこの美声といったら・・・
                    オペラではないから抑制の効いた声なのだが
                    伸びるところになると、溜息ものの美しさだし

                    ドイツ語の発音の一つ一つに徹底的に拘って
                    歌詞の内容に伴う発声の表現力が豊かで
                    優しい音色で歌われると背筋がゾクゾクする。

                    Der Rattenfänger は早口言葉が言えないと無理、という
                    テンポの速い曲で、内容もとんでもないのだが
                    ボストリッジは余裕綽々で、しかもドラマチックに語ってくれる。
                    Gutmann und Gutweib も語り口が巧い。

                    Ganymed は私も大好きな曲で
                    ヴォルフらしいエロスと、登っていく時の恍惚感を
                    あの美声で歌われるとメロメロ。

                    前半の最後は Grenzen der Menschheit
                    何故、こんな暗い曲で前半を終わらせたのかはわからないが
                    この曲、かなり低音があって
                    ボストリッジのハイテノールには向かないと思うのだが
                    じっくり丁寧に低音も歌わせて
                    暗い曲想のバリトンかバス向きの曲を見事に聴かせてくれる。

                    後半、メリケの歌曲集。
                    最初の何曲かは語り的な要素の強い軽いバラード。
                    Jägerlied ではドイツ語の単語の明るさにきちんと差をつけていて
                    いやもう、何て魅力的。

                    Der Tambour あたりで、ちょっと疲れが見え隠れ。
                    この曲もバラードで、メロディというよりは語りだから
                    ドイツ語が母語でない人には非常に難しい事を考えると
                    ちゃんと歌って(=語って)はいるのだけれど
                    ちょっと辛そうだなぁ。

                    Begegnung のドイツ語ディクションはむちゃくちゃ難しいのだが
                    ドイツ語のクリアな美しさというよりは
                    ダイナミックさと繊細さで聴かせてくれる。
                    Nimmersatte Liebe って、私が意味を誤解していなければ
                    ちょっとヤバイ内容ではあるんだけど
                    抑制が効いて、最後のサロモンのところを洒脱に提示する。
                    うううう、巧いなぁ・・・

                    続く4曲は静かな印象の曲で
                    しっとりと歌い上げてくれる(けど、4曲続くとちょっと平坦かも)
                    ペレグリーナも洒脱に歌い上げて

                    最後の Der Feuerreiter と Abschied へ。

                    え〜〜〜っと、何故、ボストリッジは
                    Der Feuerreiter をここに持って来たんだろう・・・
                    これ、メロディとかほとんどなくて
                    激しいドイツ語ディクションが必要な上
                    割に低めの音が多くて
                    ・・・博士の美声に全然合わない。

                    最後の Abschied は
                    大抵歌い終わったあたりで拍手のフライングがある曲だが
                    ピアニストが後奏のワルツの最初の音を早めに叩いて
                    実に巧いタイミングで拍手のフライングを阻止したのには驚いた。

                    この曲もディクションと表現力と
                    ついでに、この曲こそ、ほとんどメロディないんだけど
                    ボストリッジの表現力で見事に劇的なシーンを再現。

                    アンコールにいくつかの曲の
                    別作曲家バージョン(シューマン・バージョン)をサービス。

                    え〜っと・・・ボストリッジの美声だと
                    ヴォルフよりシューマンの方が映えますね(笑)

                    シャーデのコンサートと重なったのは残念たっだけれど
                    ボストリッジ博士の表現力の豊かさと
                    ハイテノールのチャーミングさに
                    うっとりしながら帰った私に
                    どうぞ1クリックをお恵み下さい。


                    国立バレエ ジゼル 今シーズン3回目

                    0
                      Wiener Staatsballett/Wiener Staatsoper 2018年6月4日 19時〜21時15分

                      GISELLE
                      Phantastisches Ballett in zwei Akten von Théophile Gautier,
                      Jules-Henri Vernoy de Saint-Georges und Jean Coralli nach Heinrich Heine
                      振付・演出 Elena Tschernischova nach Jean Coralli, Jules Perrot, Marius Petipa
                      音楽 Adolphe Adam
                      舞台 Ingolf Brunn
                      衣装 Clarisse Praun-Maylunas
                      指揮 Paul Connelly

                      ジゼル Ioanna Avraam
                      アルブレヒト Denys Cherevychko
                      ヒラリオン Alexandru Tcacenco *
                      ジゼルの母ベルタ Franziska Wallner-Hollinek
                      ヴィルフリード Jaimy van Overeem
                      クルランドの大公 Igor Milos
                      バチルデ Alena Klochkova *
                      農民のカップル Rikako Shibamoto *, Leonardo Basílio
                      ジゼルの友人たち Elena Bottaro, Adele Fiocchi*, Sveva Gargiulo, Anita Manolova, Fiona McGee, Xi Qu
                      ミルタ Oxana Kiyanenko
                      2人のウィリー Sveva Gargiulo, Anita Manolova

                      Wiener Staatsballett
                      Orchester der Wiener Staatsoper

                      ツィッターではちょっと呟いたのだが
                      もともとこの日、夜は別の用事が入って
                      超貧民席だし、まぁ、放棄すれば良いわ、と
                      チケットを人に譲らず持っていたら

                      前日にその用事をキャンセルされて
                      いそいそと国立オペラ座に向かうワタシ。
                      あ〜、良かった、チケットをキープしておいて。

                      本日のジゼルはイオアンナ、アルブレヒトはデニス。
                      よ〜し、じっくり超貧民席から見るぞ、とバッグを見たら

                      ぎゃあああっ!!! オペラ・グラス(望遠鏡)が入ってない。
                      他の用事だから、と自宅に置いてしまっていた。

                      という訳で
                      本日はオペラ・グラスで表情だのつま先だのを
                      じっくり見られなかった代わりに(なんかヘンタイみたいだが)
                      全体の舞台を楽しませてもらった。

                      前半のイオアンナのジゼル、むちゃキュート ♡
                      身体が軽いダンサーなので足音しないし
                      ホントに可愛いジゼルになっている。

                      デニスに口説かれている時の表情は見えないけれど
                      全身で愛される喜びを表現しているし
                      バチルデの裾を愛でる様とか、すごくいじらしい。

                      デニスはデニスらしいアルブレヒトで
                      ちょっと天然のおぼっちゃま、オレ様の雰囲気が良く出てる。

                      イオアンナの狂乱の場が、これまた真に迫っている。
                      イオアンナは赤いジゼルでも何回か踊っていたので
                      役はしっかり身に入っていて、とてもリアル。

                      農民のカップルは梨花子ちゃんがデビュー。
                      お相手はレオナルド。
                      梨花子ちゃん、ものすごくキュートだけど
                      かなり緊張していたような印象。
                      レオナルドは長い手足で優雅に踊ってくれて
                      まだ多少の不安定さは残るものの、これからますます伸びそうで楽しみ。

                      後半のミルタをオクサーナが踊った。
                      オクサーナって大柄で、ちょっとクセはあるんだけど
                      その分、キャラクター役をやらせるとハマる。

                      ミルタも足音を抑えて
                      さすがにグラン・ジュテでは足音がしたけれど
                      それ以外のところは、ほとんど聞こえず
                      プライドの高い、冷たいミルタを演じて好感度抜群。

                      イオアンナの後半でのジゼルが、これまた見事。
                      だって足音しないんですもん。
                      (マーシャは結構、時々、とんでもない足音がしていた)
                      どこまでもコントロールの効いたクラシックなダンス。
                      透明感があって、凛としていて
                      すごく雰囲気のあるジゼル。

                      ストーリーはあくまでもアホらしいのだが
                      ちょっとイオアンナのジゼルには感激してしまった。

                      ただ、オペラ座の中が暑くて・・・
                      今、ウィーンはローマより暑い上に
                      湿気が多くて、本当に日本の夏みたい。

                      それに、ここ、冷房ありませんから・・・
                      (大学の講義室で、全員、汗ダラダラという事もある)

                      うまく行けば、今シーズンのジゼルは
                      皆勤賞になるかもしれない。

                      加えて、9月のジゼルのチケットも
                      せっせと買っている私に
                      どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                      ただし、1回だけ、ヨナス・カウフマンのコンサートとぶつかる日がある。
                      カウフマンのコンサート、コンツェルトハウスにしては
                      かなりチケット高め設定なので
                      (だって一番高いカテゴリーって184ユーロ!)
                      まだチケット、全カテゴリーかなり空席があるが(会員発売期間)
                      全席売れるのかしら?

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