Salzburger Festspiele
Haus für Mozart 2019年7月31日 20時30分〜22時40分
バリトン Christian Gerhaher
ピアノ Gerold Huber
Henry Purcell (ca. 1659-1695)/Benjamin Britten (1913-1976)
If music be the food of love Z379a (1945)
A Morning Hymn Z 198 (1944)
Job’s Curse Z 191 (1948)
Alleluia ZS 14 (1944)
Johannes Brahms (1833-1897)
Acht Lieder und Romanzen op. 14 (1858)
8. Sehnsucht
1. Vor dem Fenster
2. Vom verwundeten Knaben
Sieben Lieder op. 48 (1868)
1. Der Gesang zum Liebchen
2. Der Überläufer
6. Vergangen ist mir Glück und Heil
Modest Mussorgski (1839-1881)
Lieder und Tänze des Todes (1875/1877)
1. Wiegenlied
2. Serenafe
3. Trepak
4. Der Feldherr
Benjamin Britten
Songs and Preverbs of William Blake op. 74 (1965)
Proverb I - London -
Proverb II - The Chimney Sweeper -
Proverb III - A Poison Tree -
Proverb IV - The Tyger -
Proverb V - The Fly -
Proverb VI - Ah! Sun-flower -
Proverb VII - Every Night and Every Morn
Johannes Brahms
Meerfahrt op. 96/4 (1884)
Anklänge op. 7/3 (1853)
Verzagen op. 72/4 (1877)
Über die Heide op. 86/4 (1882)
An eine Äolsharfe op. 19/5 (1858)
Die Kränze op. 46/1 (1868)
Todessehnen op. 86/6 (1878)
ゲルハーヘルとフーバーのリサイタルというので
ザルツブルク音楽祭のチケットを買って
ウィーンから私鉄の Westbahn の
しかも60歳以上適用の割引チケット(月〜木限定)を買って
更に、バスタブどころかシャワーもトイレもないルームを予約して
(それでもザルツブルク音楽祭開催時は高い)
論文ほったらかして、わざわざザルツブルクへ出かけるワタシ。
しかもウィーンの気温30℃なのに
ザルツブルクに到着してみたら、雨で18℃ 😱
音楽祭用に持って来た上着を羽織って下車したけれど
寒いです(本気)
音楽祭の小ホール Haus für Mozart だが
ギャラリーにかなり空き席が目立つ。
まぁ、音楽祭の華と言うなら、オペラとオーケストラ・コンサートと
ドームのところのイエーダーマンという演劇だろうから
リーダー・アーベントがあまり売れてなくても驚かない。
が、当日券を買ったのかどうかはわからないが
とんでもない服装の人がかなり居て、ちょっと驚いた。
ウィーンのオペラ座や楽友協会のドレスコードは
昨今、かなり乱れて来ていて
えっ?という人も、随分居るんだけど
ザルツブルクもそうなっているとは思っても見なかったわ。
プログラムの最初に、ゲルハーヘルについての記事が載っていたが
まぁ、どこかの音楽学者が書いたものなので
読むのにも苦労する「クソ難しい」ドイツ語で書いてある。
知識ある歌い手が、自分の芸術的考察から
最大限を引き出し
自分の負担も、あるいは聴き手の負担も顧みず
あるいは成功か不成功か
誰かの気に入るか入らないかなどは完璧に無視
・・・という(意訳です)感じの事が書かれていて
今回のプログラムを聴いてみて
あ〜、そうなのね、とストンと納得。
テーマは「死」である(それは間違いない)
パーセルの曲は、ブリテンも一緒に載っていて
しかも作曲年代がどう見てもブリテンなんだけど
プログラム記載によれば
パーセルがまだ生きていた時に印刷された曲と
死後に未亡人が出した本から・・・と書いてあるのだが
よくわからん。
英語のリートだし
最初の曲の歌詞は、音楽の愛とか、そういうモノだと思うのだが
それにしては、テンポ遅めで
メリスマがばっちり入って
さすがゲルハーヘルで、メリスマの音を一つも違わず
見事に歌ってはいるのだが
でも、やっぱりバリトンのメリスマで、ちょっと重い感じがする。
続く2曲は、どこかのキリスト教のお坊さんが作った詩で
罪を悔いて死に臨むとか
ヨブの話(あ〜、これも暗い)から
どんな金持ちも貧乏人も、王も奴隷も
死によって差別なく、煩わされない静かな死に赴くとか
・・・・・・あああああ、暗いわ、暗い!!!!
ドイツ語の歌詞になると
ゲルハーヘルの美しいドイツ語が生きてくる。
(え〜、すみません、ワタシ、英語が苦手なもんで・・)
英語で暗いリートを歌っている時より
少し、声が明るくなって
声の色合いが変わってくる。
ブラームスのリートだけど
かなりマイナーな部類のものじゃないのかなぁ。
もっとも、私の知識のなさが原因かもしれないが。
ただ、これもまたテーマが別れだし
3番目の曲は死にゆく少年の話。
Der Überläufer は、狩人に恋人を取られる男性の話で
わっはっは、水車小屋の娘もそうだったけど
狩人って、やっぱり当時の女性には魅力的な存在で
しかも、当時のインテリ男性(自称を含む)には
羨ましい存在だったんだろうなぁ、と
ついつい関係ない事まで考えてしまう有様。
最後の歌の暗さも半端じゃない。
(幸福も健康も過去の事・・・って言う歌だから)
とことん落ちるところまで暗く落ちていくが
ゲルハーヘルの深い美声は素晴らしいし
それにも増して、フーバーのピアノの
技術的な完璧さに加えて
抑えられた繊細さのバランスが見事。
ゲルハーヘルの歌と、しっかり対等に立ちながら
一緒に溶け合っての、高い芸術性には舌を巻く。
以前は感情的に爆発しがちだったところもあったのだが
フーバーのピアノ、ものすごく透明感が出て来て素晴らしい。
ムソルグスキーの「死の舞踏の歌」
プログラムにはドイツ語と英語が記載されているけれど
歌われるのはロシア語(だと思う、たぶん)
よって、全く内容わからず
ただ、ものすごくドラマチックで劇的で
しかも、ロシア的に暗い。
でも、こういうのって、言語を大事にする歌い手だから
たぶん、完璧にロシア語を歌ってはいるのだろうが
それを理解するためには
聴き手も、本当はこの言葉をマスターしていなければならないはず。
その意味では、ロシア語がわからないというのは
歌を聴くという楽しみが半減しているだろうと思うのが残念。
最後の歌なんか、むちゃくちゃ劇的だったんだけどなぁ。
まるでオペラを聴いているような感じだったから
ストーリーが理解できていれば、楽しみ方が違ったんだろうと思う。
後半はベンジャミン・ブリテンの
ウイリアム・ブレイクの歌と格言。
ウイリアム・ブレイクの詩は不思議な印象を残す。
いや、あくまでも「詩」という、私の理解範囲を越えた芸術なんだけど
監獄は法律の石で、娼婦宿は宗教のレンガで作られている、とか
鳥は巣、蜘蛛は網、人間は友情
朝に考え、昼に行動し、夕べに食事して夜は寝ろ(意訳)とか
以前、コンサートでの初演曲の題名がこれだったので
えっ?この曲、1時間かかるのか?と驚いた(実際は20分に満たなかった)
Eternity in an hour とか
いやだから、あまりに高尚なので、私には全然わかりませんが
でも、これも全体的に、何だか暗い。
もちろん、私の英語理解力がない、という事もあるのだが
ゲルハーヘルの英語の輪郭が、あまりハッキリしていないというか
美声で美しく(しかも暗く)歌っているのに
何だか焦点が惚けているように聴こえる(主観的印象です)
ブラームスのドイツ語になると
やっぱり声の色が多少明るくなって
焦点を結ぶのは、私の主観的印象なんだろうけれど
不思議な現象ではある。
しかし、2番目の Anklänge なんて
森の中に家が1軒だけ建っていて
静かな夕暮れに女の子が自分の花嫁衣装を縫っている
・・・という、比較的平和な歌詞なのに
ついている音楽が、むちゃくちゃ暗くて
ブラームス20歳の時って
何て暗い青春(女性に対する謂れのない嫉妬を含む)だったんだろう
・・・いやいやいや、別にブラームスの人生に何を言うつもりもないが。
何だかもう、泣いたり別れたり死んだり
私には愛も幸福もやってこない、と、ひたすら落ち込んだり
そんな歌ばっかり聴かされて
ゲッソリしていたのだが
An eine Äolsharfe からの最後の3曲は
(まぁ、最後のタイトルは「死への憧れ」というとんでもないものだが)
多少なりとも
いわゆるロマン派の繊細な美しさが表面に出て来て
救いがあった。
う〜〜〜ん、でも、これだけ暗い曲をよくぞ集めた・・・って感じか。
まるでレクイエムか、恋人が亡くなったお通夜とか
自分に余命宣告がされた時の気分というか(そんな気分は知らないが)
聴いていて、単純に「楽しめる」というところからは
かなり離れたところにある。
だから私は盛大に拍手できるような気分ではなかった。
隣の人がブラボー・コールを繰り返していたのが理解範囲外。
このプログラムで、よく「ブラボー」と叫ぶ気になれるな。
アンコールは2曲とも英語の歌。
う〜ん、私の英語能力のなさが悲しい。
明日、会員発売になる10月2日の
ウィーンのコンツェルトハウスのゲルハーヘルのリサイタル
ちらっとプログラム見ていたら
何と、今日と全く同じプログラムである事が判明。
ちっ、だったらザルツブルクにわざわざ来なくても良かったのか
・・・とは思いませんが(笑)
やっぱり、ザルツブルクの聴衆って
ウィーンと比べて静かだし、椅子も軋らないし
しかも、このプログラムでブラボー叫ぶ人も居るし
その意味では、まぁ、ドレスコードはともかくとして
それなりに楽しめた(咳する人もいなかったし)ので
それはそれで満足ではある。
さて、明日のチケット発売開始時刻に
どこでどうやってチケットを入手するか
真夜中過ぎに頭を痛めている(でもブログは書いている(呆))私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。
Haus für Mozart 2019年7月31日 20時30分〜22時40分
バリトン Christian Gerhaher
ピアノ Gerold Huber
Henry Purcell (ca. 1659-1695)/Benjamin Britten (1913-1976)
If music be the food of love Z379a (1945)
A Morning Hymn Z 198 (1944)
Job’s Curse Z 191 (1948)
Alleluia ZS 14 (1944)
Johannes Brahms (1833-1897)
Acht Lieder und Romanzen op. 14 (1858)
8. Sehnsucht
1. Vor dem Fenster
2. Vom verwundeten Knaben
Sieben Lieder op. 48 (1868)
1. Der Gesang zum Liebchen
2. Der Überläufer
6. Vergangen ist mir Glück und Heil
Modest Mussorgski (1839-1881)
Lieder und Tänze des Todes (1875/1877)
1. Wiegenlied
2. Serenafe
3. Trepak
4. Der Feldherr
Benjamin Britten
Songs and Preverbs of William Blake op. 74 (1965)
Proverb I - London -
Proverb II - The Chimney Sweeper -
Proverb III - A Poison Tree -
Proverb IV - The Tyger -
Proverb V - The Fly -
Proverb VI - Ah! Sun-flower -
Proverb VII - Every Night and Every Morn
Johannes Brahms
Meerfahrt op. 96/4 (1884)
Anklänge op. 7/3 (1853)
Verzagen op. 72/4 (1877)
Über die Heide op. 86/4 (1882)
An eine Äolsharfe op. 19/5 (1858)
Die Kränze op. 46/1 (1868)
Todessehnen op. 86/6 (1878)
ゲルハーヘルとフーバーのリサイタルというので
ザルツブルク音楽祭のチケットを買って
ウィーンから私鉄の Westbahn の
しかも60歳以上適用の割引チケット(月〜木限定)を買って
更に、バスタブどころかシャワーもトイレもないルームを予約して
(それでもザルツブルク音楽祭開催時は高い)
論文ほったらかして、わざわざザルツブルクへ出かけるワタシ。
しかもウィーンの気温30℃なのに
ザルツブルクに到着してみたら、雨で18℃ 😱
音楽祭用に持って来た上着を羽織って下車したけれど
寒いです(本気)
音楽祭の小ホール Haus für Mozart だが
ギャラリーにかなり空き席が目立つ。
まぁ、音楽祭の華と言うなら、オペラとオーケストラ・コンサートと
ドームのところのイエーダーマンという演劇だろうから
リーダー・アーベントがあまり売れてなくても驚かない。
が、当日券を買ったのかどうかはわからないが
とんでもない服装の人がかなり居て、ちょっと驚いた。
ウィーンのオペラ座や楽友協会のドレスコードは
昨今、かなり乱れて来ていて
えっ?という人も、随分居るんだけど
ザルツブルクもそうなっているとは思っても見なかったわ。
プログラムの最初に、ゲルハーヘルについての記事が載っていたが
まぁ、どこかの音楽学者が書いたものなので
読むのにも苦労する「クソ難しい」ドイツ語で書いてある。
知識ある歌い手が、自分の芸術的考察から
最大限を引き出し
自分の負担も、あるいは聴き手の負担も顧みず
あるいは成功か不成功か
誰かの気に入るか入らないかなどは完璧に無視
・・・という(意訳です)感じの事が書かれていて
今回のプログラムを聴いてみて
あ〜、そうなのね、とストンと納得。
テーマは「死」である(それは間違いない)
パーセルの曲は、ブリテンも一緒に載っていて
しかも作曲年代がどう見てもブリテンなんだけど
プログラム記載によれば
パーセルがまだ生きていた時に印刷された曲と
死後に未亡人が出した本から・・・と書いてあるのだが
よくわからん。
英語のリートだし
最初の曲の歌詞は、音楽の愛とか、そういうモノだと思うのだが
それにしては、テンポ遅めで
メリスマがばっちり入って
さすがゲルハーヘルで、メリスマの音を一つも違わず
見事に歌ってはいるのだが
でも、やっぱりバリトンのメリスマで、ちょっと重い感じがする。
続く2曲は、どこかのキリスト教のお坊さんが作った詩で
罪を悔いて死に臨むとか
ヨブの話(あ〜、これも暗い)から
どんな金持ちも貧乏人も、王も奴隷も
死によって差別なく、煩わされない静かな死に赴くとか
・・・・・・あああああ、暗いわ、暗い!!!!
ドイツ語の歌詞になると
ゲルハーヘルの美しいドイツ語が生きてくる。
(え〜、すみません、ワタシ、英語が苦手なもんで・・)
英語で暗いリートを歌っている時より
少し、声が明るくなって
声の色合いが変わってくる。
ブラームスのリートだけど
かなりマイナーな部類のものじゃないのかなぁ。
もっとも、私の知識のなさが原因かもしれないが。
ただ、これもまたテーマが別れだし
3番目の曲は死にゆく少年の話。
Der Überläufer は、狩人に恋人を取られる男性の話で
わっはっは、水車小屋の娘もそうだったけど
狩人って、やっぱり当時の女性には魅力的な存在で
しかも、当時のインテリ男性(自称を含む)には
羨ましい存在だったんだろうなぁ、と
ついつい関係ない事まで考えてしまう有様。
最後の歌の暗さも半端じゃない。
(幸福も健康も過去の事・・・って言う歌だから)
とことん落ちるところまで暗く落ちていくが
ゲルハーヘルの深い美声は素晴らしいし
それにも増して、フーバーのピアノの
技術的な完璧さに加えて
抑えられた繊細さのバランスが見事。
ゲルハーヘルの歌と、しっかり対等に立ちながら
一緒に溶け合っての、高い芸術性には舌を巻く。
以前は感情的に爆発しがちだったところもあったのだが
フーバーのピアノ、ものすごく透明感が出て来て素晴らしい。
ムソルグスキーの「死の舞踏の歌」
プログラムにはドイツ語と英語が記載されているけれど
歌われるのはロシア語(だと思う、たぶん)
よって、全く内容わからず
ただ、ものすごくドラマチックで劇的で
しかも、ロシア的に暗い。
でも、こういうのって、言語を大事にする歌い手だから
たぶん、完璧にロシア語を歌ってはいるのだろうが
それを理解するためには
聴き手も、本当はこの言葉をマスターしていなければならないはず。
その意味では、ロシア語がわからないというのは
歌を聴くという楽しみが半減しているだろうと思うのが残念。
最後の歌なんか、むちゃくちゃ劇的だったんだけどなぁ。
まるでオペラを聴いているような感じだったから
ストーリーが理解できていれば、楽しみ方が違ったんだろうと思う。
後半はベンジャミン・ブリテンの
ウイリアム・ブレイクの歌と格言。
ウイリアム・ブレイクの詩は不思議な印象を残す。
いや、あくまでも「詩」という、私の理解範囲を越えた芸術なんだけど
監獄は法律の石で、娼婦宿は宗教のレンガで作られている、とか
鳥は巣、蜘蛛は網、人間は友情
朝に考え、昼に行動し、夕べに食事して夜は寝ろ(意訳)とか
以前、コンサートでの初演曲の題名がこれだったので
えっ?この曲、1時間かかるのか?と驚いた(実際は20分に満たなかった)
Eternity in an hour とか
いやだから、あまりに高尚なので、私には全然わかりませんが
でも、これも全体的に、何だか暗い。
もちろん、私の英語理解力がない、という事もあるのだが
ゲルハーヘルの英語の輪郭が、あまりハッキリしていないというか
美声で美しく(しかも暗く)歌っているのに
何だか焦点が惚けているように聴こえる(主観的印象です)
ブラームスのドイツ語になると
やっぱり声の色が多少明るくなって
焦点を結ぶのは、私の主観的印象なんだろうけれど
不思議な現象ではある。
しかし、2番目の Anklänge なんて
森の中に家が1軒だけ建っていて
静かな夕暮れに女の子が自分の花嫁衣装を縫っている
・・・という、比較的平和な歌詞なのに
ついている音楽が、むちゃくちゃ暗くて
ブラームス20歳の時って
何て暗い青春(女性に対する謂れのない嫉妬を含む)だったんだろう
・・・いやいやいや、別にブラームスの人生に何を言うつもりもないが。
何だかもう、泣いたり別れたり死んだり
私には愛も幸福もやってこない、と、ひたすら落ち込んだり
そんな歌ばっかり聴かされて
ゲッソリしていたのだが
An eine Äolsharfe からの最後の3曲は
(まぁ、最後のタイトルは「死への憧れ」というとんでもないものだが)
多少なりとも
いわゆるロマン派の繊細な美しさが表面に出て来て
救いがあった。
う〜〜〜ん、でも、これだけ暗い曲をよくぞ集めた・・・って感じか。
まるでレクイエムか、恋人が亡くなったお通夜とか
自分に余命宣告がされた時の気分というか(そんな気分は知らないが)
聴いていて、単純に「楽しめる」というところからは
かなり離れたところにある。
だから私は盛大に拍手できるような気分ではなかった。
隣の人がブラボー・コールを繰り返していたのが理解範囲外。
このプログラムで、よく「ブラボー」と叫ぶ気になれるな。
アンコールは2曲とも英語の歌。
う〜ん、私の英語能力のなさが悲しい。
明日、会員発売になる10月2日の
ウィーンのコンツェルトハウスのゲルハーヘルのリサイタル
ちらっとプログラム見ていたら
何と、今日と全く同じプログラムである事が判明。
ちっ、だったらザルツブルクにわざわざ来なくても良かったのか
・・・とは思いませんが(笑)
やっぱり、ザルツブルクの聴衆って
ウィーンと比べて静かだし、椅子も軋らないし
しかも、このプログラムでブラボー叫ぶ人も居るし
その意味では、まぁ、ドレスコードはともかくとして
それなりに楽しめた(咳する人もいなかったし)ので
それはそれで満足ではある。
さて、明日のチケット発売開始時刻に
どこでどうやってチケットを入手するか
真夜中過ぎに頭を痛めている(でもブログは書いている(呆))私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。