Wiener Staatsoper/Wiener Staatsballett 2018年12月27日 19時〜21時
DER NUSSKNACKER
Ballett in zwei Akten nach Marius Petipa und Lew Iwanow
振付・演出 Rudolf Nurejew
音楽 Peter Iljitsch Tchaikowski
舞台・衣装 Nicholas Georgiadis
照明 Jacques Giovanangeli
指揮 Kevin Rohodes
クララ Natascha Mair
ドロッセルマイヤー・王子 Robert Gabdullin
ルイーザ Rikako Shibamoto*
フリッツ Arne Vandervelde*
父親 Alexandru Tcacenco*
母親 Emilia Baranowicz
祖父 Gabor Oberegger
祖母 Beate Wiedner
街の少年たち Marat Davletshin, Marian Furnica, Andrés Garcia-Torres,
Trevor Hayden, Scott McKenzie, Hanno Opperman, Gaetano Signorelli,
Géraud Wielick
お客様たち Laura Cislaghi, Vanessza Csonka, Oxana Kiyanenko, Zsófia Laczkó,
Katharina Miffek, Suzan Opperman, Alaia Rogers-Maman, Flavia Soares,
Giovanni Cusin, Martin Dempc, Alexis Forabosco, András Lukácis,
Tristan Ridel, James Stephens, Zsolt Török, Navrin Tunbull*
Marie Breuilles, Oksana Timoshenko, Iulia Tcaciuc
ネズミの王 James Stephens, Zsolt Török
小さなくるみ割り人形 Trevor Hayden
雪の精 Ioanna Avraam, Nina Tonoli
Elena Bottaro, Marie Breuilles, Aoi Choji, Laura Cislaghi, Vanessza Csonka,
Adele Fiocchi, Sveva Garguilo, Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko,
Zsófia Laczkó, Eszter Ledán, Anita Manolova, Fiona McGee,
Katharina Miffek, Suzan Opperman, Xi Qu, Joana Reinprecht,
Alaia Rogers-Maman, Isabella Lucia Severi, Rikako Shibamoto,
Flavia Soares, Iulia Tcaciuc, Chiara Uderzo, Madison Young
スペインの踊り Rikako Shibamoto* - Arne Vandervelde*
Vanessza Csonka, Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko
Giovanni Cusin*, Andrey Teterin, Zsolt Török
アラビアの踊り Zsòfia Laczkó - Eno Peci
Beater Wiedner - Gabor Oberregger
Marie Breuilles, Laura Cislaghi, Joana Reinprecht
ロシアの踊り Emilia Baranowicz - Alexandru Tcacenco*
Alena Klochkova, Iulia Tcaciuc, Oksana Timoshenko, Chiara Uderzo
Marat Davletshin, Marian Furnica, András Lukács, Kamil Pavelka
中国の踊り Marcin Dempc, Trevor Hayden, Géraud Wielick
パストラーレ Fiona McGee, Isabella Lucia Severi, Scott Mckenzie
ワルツ Elena Bottaro, Marie Breuilles, Laura Cislaghi*, Sveva Gargiulo,
Katharina Miffek, Suzan Opperman, Xi Qu, Joana Reinprecht*,
Alaia Rogers-Maman, Iulia Tcaciuc, Chiara Uderzo*, Madison Young,
Giovanni Cusin, Marat Davletshin, Marian Furnica, Andrés Garcia Torres,
Sergiy Golovin, Hanno Opperman, Kamil Pavelka, Tristan Ridel,
Gaetano Signorelli, James Stephens, Zsolt Török, Navrin Turnbull
Wiener Staatsballett
Studierende der Ballettakademie der Wiener Staatsoper
Kinder der Opernschule der Wiener Staatsoper
Orchester der Wiener Staatsoper
まずは大ニュースから。
ナターシャがプリンシパルに任命されました!!! ❤
いやもう、デビューした頃から
キュートだ、キュートだ、キュートだ、と
喚きまくっていたご贔屓のダンサーが
トップに登り詰めるほど嬉しい事はない(感涙)
終演後にオペラ座総裁のメイエールとルグリが登場して
メイエールがプリンシパル宣言をした時には
私は客席で涙が出た。
今日の公演はライブ・ストリーミングがある。
今からでも観られるはずなので、ぜひぜひどうぞ(オペラ座回し者(笑))
実はこの公演、チケット争奪戦に出遅れたのである。
だいたい、年間予定をチェックして
発売開始日はしっかりカレンダーに書き込み
朝8時発売開始10分くらい前から
場合によってはマックとウインドウ両方のコンピュータを起動させて
8時になったら、何回も何回も新しく読み込みさせて
(だいたい8時にオープンにならない。8時3分とか5分とか
で、オープンになると、既に安くて良い席は押さえられていたりする・・・)
根性と決断力でチケットを確保するのだが
何故かこの日のチケット取りを失念していて
気がつけば・・・全チケット売り切れ(呆然)
ただ、キャンセルチケットがコミション付きで出てくる場合があるので
それからは、毎日、毎日、毎日(以下省略)
これも根性勝負。タイミングがすべて。
出て来たら、決断力がすべて。
(経済力はない・・・・)
取れたチケット、いつもの超貧民席の数倍の値段だが
え〜い、1回くらい贅沢を・・・
という贅沢が
天井桟敷の横の方というのも悲しいけど(苦笑)
いつものロジェより、もっと上から舞台を覗き見る形での鑑賞。
ただ、舞台は全体が見えるし、オーケストラ・ビットもほとんど見える。
フリッツ役に抜擢されたアルネは
やっぱり演技がおとなしいというか、あまり目立たない。
子供のダンスの横でのクララとの絡みも
全然悪戯っ子になってなくて、マジメなお兄ちゃんにしか見えません。
まぁ、それはそれで持ち味だから、それが良いのかも。
梨花子ちゃんのルイーザはキュート。
踊りにキレがあって、ポーズが決まる。
フリッツがもう少し存在感があれば
ルイーザも目を引いたんだろうけど
ちょっと埋もれてしまって残念。
屏風が動いて、その上から人形が出るシーンだが
上から見たら
中のアレクシスが丸見え(爆笑)
この間からロジェ目線でも
頭が少し出ていて
これ、誰だ?と思っていたらアレクシスだったのね。
もう1人、ネズミの人形使いがいるのだが
このダンサーは背がそれほど高くないようで
上から見ても見えなかった。ちっ。
ナターシャのクララ
あ〜、もう、何てカワイイの。
テクニック抜群で、すごく自然に踊ってしまうので
しなやかさと美しさが同居していて目を奪われる。
(私、あのお人形さんのソロが好きなのだが
フリッツ役の兵隊さんにリフトされて
開脚ジャンプするところのおみ足が、もうすごくキレイで
こういう細かいところに悶える私は、かなり妖しい)
ロベルトのノーブルさは
クララとのパ・ド・ドゥで活きてくる。
ダヴィデほどの派手さや、キレ味はない代わりに
身体のラインが美しく
ダンスに無理がなくて、ジャンプもピルエットも実に優雅。
今日のコンサート・マスターはシュトイデさんだったと思うけど
(何せオーケストラメンバーの頭頂しか見えない)
今までのホーネックさんのソロと比べると
ポルタメントたっぷりのロマンティックなソロ。
日刊新聞プレッセの評がワケわかんないんだけど
この公演の音楽、全体的にむちゃくちゃテンポが早い(ような気がする)
序曲もむちゃくちゃ早くて
木管がよくぞ付いていくな(時々、ドキドキする)と思うけど
バレエ音楽そのもののテンポもすごく早くて
舞台の上が多少バタバタする事が多い。
しかも拍手まだ盛大に起こっているのに
指揮棒振り上げて演奏が始まるので
観客にも演奏が全然聴こえない状態で
あれ、オーケストラ・メンバーと舞台の上では
拍手に掻き消されずに聴こえているんだろうか。
(いや、絶対に聴こえてない。ああ、お疲れ様です)
後半のクララの悪夢のシーン。
いやもう、悪夢に追われるクララがキュート過ぎ。
怯える少女にうっしっし
というまでのヘン◯イではないつもりだが
怯えるナターシャにハートを鷲掴みにされる。
ディヴェルティスモンは・・・
あ〜、もしかしたら、みなさまお疲れかも(すみません)
でも、みんな、頑張っている!!!(断言)
スペインのダンスは梨花子ちゃんがキレ味を見せて
頑張ってくれた。
アルネは身体のラインはキレイなんだけど
まだ溢れる明るいオーラがない。
(ああ、スコットのオーラがやっぱり良かった・・・)
アラビアのダンスはソフィアがデビュー。
ソフィアって、美人だし可愛いんだけど
ううううう、しなやかさが今一つ・・・
あのダンスは
しなやかに、したたかに(だってスリの話だからね(笑))
スリをする間に、スケベのケチなジジイを騙すだけの
色気がないと、説得力がない。
エノは手慣れたダンスなんだけど
女性側に、もう少しオーラがあれば・・・。
まぁ、ソフィアまだ若いから、これからだな・・・
(ちなみに、アラビアのダンスは
私のデフォがケテヴァンなので(しかも若い頃のケテヴァン)
なかなか難しいのである)
中国のダンスはゴキゲンなキレ味。
この間は一つパのすっ飛ばし事件があったけれど
今回はそれも見事に直っていて
観客から盛大な拍手。
パストラーレはスコットにイザベラにフィオーナ。
このダンス、単純に見えて、実はかなり難しいダンスだと思う。
難しいのは3人の距離の取り方で
グレイグの時も女性ダンサーが寄りすぎて、あっ、という事があったんだけど
最初にスコットが片脚バランスしてる時に
下手(しもて)の女性ダンサーの距離が近すぎて
ちょっと接触しそうになって
思わず客席で、アッ、とか小さな声が出てしまった。
でもスコット持ちこたえた。
うわ〜、冷や汗もの。
男性ソロのダンスの時は
着地がまだ不安定だけど
でも、スコット、頑張った。
これから、場数踏むと、絶対に良くなって行くと思う。
金平糖のパ・ド・ドゥ。
最初の2人のアラベスクでロベルトが出遅れ。
う〜ん、ロベルト、ちょっとお疲れかも。
でもさすがにプリンシパル。
すぐに持ち直して、その後のバランスは見事。
しかもナターシャのバランスの良さと
その安定感が半端じゃない。
ポーズ一つ一つが、この上ないほどにピッタリとキマる。
女性ダンサーの最も美しいところを
これでもか、と見せてくれる素敵なシーンだが
ナターシャの美しさをひたすら堪能できる。
すごくアクロバティックなフィッシュ・ダイブも
ばっちり決まって
最後のとんでもない片脚バランス。
女性ダンサーが、男性の左足に乗って
男性は右足だけで立つという
ヌレエフは鬼か、というポーズなのだが
これもキープ時間ばっちり。
ロベルト、かなりプルプルしていたけれど
でも、見事に頑張った!!!!
その後の男性のソロ(しかも2つ!)
ロベルトが踊ると、あまり派手さはなくて
(ノーブルで自然なので、見ろ見ろオーラがあまりない)
でも、技術的には完璧だし
足音しないし、運動っぽくなっていなくて
これも充分に見応えあり。
ナターシャの金平糖のソロ。
うわああああ、何てキュートで
こまっしゃくれていて
ドヤ顔が可愛くて、流し目が可愛くて
これに悶絶しなかったらどうかしてる。
最初に書いた通り
舞台が終わった後で
ナターシャのプリンシパル任命。
だいたい、今日、オペラ座に行ったら
キャスト表を売っているスタッフの横に
オペラ座総裁のメイエールがちょこんと立っていて
あまりのオーラのなさに
観光客が係員だと思って(まぁ、スタッフではある、総裁だが)
あれはどこだ、とか、これはどうなってるの、とか
質問しに押しかけて来ていて
それにまた、いちいち丁寧に答えていた
地味なおじさんが
オペラ座の総裁だなんて
観光客は誰もわからなかっただろう(笑)
メイエールが来ている、という事は
ひょっとしたら・・・と思ったのだが
大当たりだった。
ナターシャ、最高!!!
おめでとう!!!!!!
贔屓にしているダンサーが
プリンシパルに任命される場に立ち会えるほど
嬉しい事はない、と
しみじみ喜びを噛み締めつつ
今年最後のナイト・ライフを後にした私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。
これにて2018年のナイト・ライフは終了。
恒例の指揮者クイズを作るかもしれないけれど
次のナイト・ライフは1月に入ってからです (^^)v
大学生活について
何か書こうか・・・と考えてはいたものの
冬休みに入ったとたん
全然勉強していないので、書けません(恥)
DER NUSSKNACKER
Ballett in zwei Akten nach Marius Petipa und Lew Iwanow
振付・演出 Rudolf Nurejew
音楽 Peter Iljitsch Tchaikowski
舞台・衣装 Nicholas Georgiadis
照明 Jacques Giovanangeli
指揮 Kevin Rohodes
クララ Natascha Mair
ドロッセルマイヤー・王子 Robert Gabdullin
ルイーザ Rikako Shibamoto*
フリッツ Arne Vandervelde*
父親 Alexandru Tcacenco*
母親 Emilia Baranowicz
祖父 Gabor Oberegger
祖母 Beate Wiedner
街の少年たち Marat Davletshin, Marian Furnica, Andrés Garcia-Torres,
Trevor Hayden, Scott McKenzie, Hanno Opperman, Gaetano Signorelli,
Géraud Wielick
お客様たち Laura Cislaghi, Vanessza Csonka, Oxana Kiyanenko, Zsófia Laczkó,
Katharina Miffek, Suzan Opperman, Alaia Rogers-Maman, Flavia Soares,
Giovanni Cusin, Martin Dempc, Alexis Forabosco, András Lukácis,
Tristan Ridel, James Stephens, Zsolt Török, Navrin Tunbull*
Marie Breuilles, Oksana Timoshenko, Iulia Tcaciuc
ネズミの王 James Stephens, Zsolt Török
小さなくるみ割り人形 Trevor Hayden
雪の精 Ioanna Avraam, Nina Tonoli
Elena Bottaro, Marie Breuilles, Aoi Choji, Laura Cislaghi, Vanessza Csonka,
Adele Fiocchi, Sveva Garguilo, Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko,
Zsófia Laczkó, Eszter Ledán, Anita Manolova, Fiona McGee,
Katharina Miffek, Suzan Opperman, Xi Qu, Joana Reinprecht,
Alaia Rogers-Maman, Isabella Lucia Severi, Rikako Shibamoto,
Flavia Soares, Iulia Tcaciuc, Chiara Uderzo, Madison Young
スペインの踊り Rikako Shibamoto* - Arne Vandervelde*
Vanessza Csonka, Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko
Giovanni Cusin*, Andrey Teterin, Zsolt Török
アラビアの踊り Zsòfia Laczkó - Eno Peci
Beater Wiedner - Gabor Oberregger
Marie Breuilles, Laura Cislaghi, Joana Reinprecht
ロシアの踊り Emilia Baranowicz - Alexandru Tcacenco*
Alena Klochkova, Iulia Tcaciuc, Oksana Timoshenko, Chiara Uderzo
Marat Davletshin, Marian Furnica, András Lukács, Kamil Pavelka
中国の踊り Marcin Dempc, Trevor Hayden, Géraud Wielick
パストラーレ Fiona McGee, Isabella Lucia Severi, Scott Mckenzie
ワルツ Elena Bottaro, Marie Breuilles, Laura Cislaghi*, Sveva Gargiulo,
Katharina Miffek, Suzan Opperman, Xi Qu, Joana Reinprecht*,
Alaia Rogers-Maman, Iulia Tcaciuc, Chiara Uderzo*, Madison Young,
Giovanni Cusin, Marat Davletshin, Marian Furnica, Andrés Garcia Torres,
Sergiy Golovin, Hanno Opperman, Kamil Pavelka, Tristan Ridel,
Gaetano Signorelli, James Stephens, Zsolt Török, Navrin Turnbull
Wiener Staatsballett
Studierende der Ballettakademie der Wiener Staatsoper
Kinder der Opernschule der Wiener Staatsoper
Orchester der Wiener Staatsoper
まずは大ニュースから。
ナターシャがプリンシパルに任命されました!!! ❤
いやもう、デビューした頃から
キュートだ、キュートだ、キュートだ、と
喚きまくっていたご贔屓のダンサーが
トップに登り詰めるほど嬉しい事はない(感涙)
終演後にオペラ座総裁のメイエールとルグリが登場して
メイエールがプリンシパル宣言をした時には
私は客席で涙が出た。
今日の公演はライブ・ストリーミングがある。
今からでも観られるはずなので、ぜひぜひどうぞ(オペラ座回し者(笑))
実はこの公演、チケット争奪戦に出遅れたのである。
だいたい、年間予定をチェックして
発売開始日はしっかりカレンダーに書き込み
朝8時発売開始10分くらい前から
場合によってはマックとウインドウ両方のコンピュータを起動させて
8時になったら、何回も何回も新しく読み込みさせて
(だいたい8時にオープンにならない。8時3分とか5分とか
で、オープンになると、既に安くて良い席は押さえられていたりする・・・)
根性と決断力でチケットを確保するのだが
何故かこの日のチケット取りを失念していて
気がつけば・・・全チケット売り切れ(呆然)
ただ、キャンセルチケットがコミション付きで出てくる場合があるので
それからは、毎日、毎日、毎日(以下省略)
これも根性勝負。タイミングがすべて。
出て来たら、決断力がすべて。
(経済力はない・・・・)
取れたチケット、いつもの超貧民席の数倍の値段だが
え〜い、1回くらい贅沢を・・・
という贅沢が
天井桟敷の横の方というのも悲しいけど(苦笑)
いつものロジェより、もっと上から舞台を覗き見る形での鑑賞。
ただ、舞台は全体が見えるし、オーケストラ・ビットもほとんど見える。
フリッツ役に抜擢されたアルネは
やっぱり演技がおとなしいというか、あまり目立たない。
子供のダンスの横でのクララとの絡みも
全然悪戯っ子になってなくて、マジメなお兄ちゃんにしか見えません。
まぁ、それはそれで持ち味だから、それが良いのかも。
梨花子ちゃんのルイーザはキュート。
踊りにキレがあって、ポーズが決まる。
フリッツがもう少し存在感があれば
ルイーザも目を引いたんだろうけど
ちょっと埋もれてしまって残念。
屏風が動いて、その上から人形が出るシーンだが
上から見たら
中のアレクシスが丸見え(爆笑)
この間からロジェ目線でも
頭が少し出ていて
これ、誰だ?と思っていたらアレクシスだったのね。
もう1人、ネズミの人形使いがいるのだが
このダンサーは背がそれほど高くないようで
上から見ても見えなかった。ちっ。
ナターシャのクララ
あ〜、もう、何てカワイイの。
テクニック抜群で、すごく自然に踊ってしまうので
しなやかさと美しさが同居していて目を奪われる。
(私、あのお人形さんのソロが好きなのだが
フリッツ役の兵隊さんにリフトされて
開脚ジャンプするところのおみ足が、もうすごくキレイで
こういう細かいところに悶える私は、かなり妖しい)
ロベルトのノーブルさは
クララとのパ・ド・ドゥで活きてくる。
ダヴィデほどの派手さや、キレ味はない代わりに
身体のラインが美しく
ダンスに無理がなくて、ジャンプもピルエットも実に優雅。
今日のコンサート・マスターはシュトイデさんだったと思うけど
(何せオーケストラメンバーの頭頂しか見えない)
今までのホーネックさんのソロと比べると
ポルタメントたっぷりのロマンティックなソロ。
日刊新聞プレッセの評がワケわかんないんだけど
この公演の音楽、全体的にむちゃくちゃテンポが早い(ような気がする)
序曲もむちゃくちゃ早くて
木管がよくぞ付いていくな(時々、ドキドキする)と思うけど
バレエ音楽そのもののテンポもすごく早くて
舞台の上が多少バタバタする事が多い。
しかも拍手まだ盛大に起こっているのに
指揮棒振り上げて演奏が始まるので
観客にも演奏が全然聴こえない状態で
あれ、オーケストラ・メンバーと舞台の上では
拍手に掻き消されずに聴こえているんだろうか。
(いや、絶対に聴こえてない。ああ、お疲れ様です)
後半のクララの悪夢のシーン。
いやもう、悪夢に追われるクララがキュート過ぎ。
怯える少女にうっしっし
というまでのヘン◯イではないつもりだが
怯えるナターシャにハートを鷲掴みにされる。
ディヴェルティスモンは・・・
あ〜、もしかしたら、みなさまお疲れかも(すみません)
でも、みんな、頑張っている!!!(断言)
スペインのダンスは梨花子ちゃんがキレ味を見せて
頑張ってくれた。
アルネは身体のラインはキレイなんだけど
まだ溢れる明るいオーラがない。
(ああ、スコットのオーラがやっぱり良かった・・・)
アラビアのダンスはソフィアがデビュー。
ソフィアって、美人だし可愛いんだけど
ううううう、しなやかさが今一つ・・・
あのダンスは
しなやかに、したたかに(だってスリの話だからね(笑))
スリをする間に、スケベのケチなジジイを騙すだけの
色気がないと、説得力がない。
エノは手慣れたダンスなんだけど
女性側に、もう少しオーラがあれば・・・。
まぁ、ソフィアまだ若いから、これからだな・・・
(ちなみに、アラビアのダンスは
私のデフォがケテヴァンなので(しかも若い頃のケテヴァン)
なかなか難しいのである)
中国のダンスはゴキゲンなキレ味。
この間は一つパのすっ飛ばし事件があったけれど
今回はそれも見事に直っていて
観客から盛大な拍手。
パストラーレはスコットにイザベラにフィオーナ。
このダンス、単純に見えて、実はかなり難しいダンスだと思う。
難しいのは3人の距離の取り方で
グレイグの時も女性ダンサーが寄りすぎて、あっ、という事があったんだけど
最初にスコットが片脚バランスしてる時に
下手(しもて)の女性ダンサーの距離が近すぎて
ちょっと接触しそうになって
思わず客席で、アッ、とか小さな声が出てしまった。
でもスコット持ちこたえた。
うわ〜、冷や汗もの。
男性ソロのダンスの時は
着地がまだ不安定だけど
でも、スコット、頑張った。
これから、場数踏むと、絶対に良くなって行くと思う。
金平糖のパ・ド・ドゥ。
最初の2人のアラベスクでロベルトが出遅れ。
う〜ん、ロベルト、ちょっとお疲れかも。
でもさすがにプリンシパル。
すぐに持ち直して、その後のバランスは見事。
しかもナターシャのバランスの良さと
その安定感が半端じゃない。
ポーズ一つ一つが、この上ないほどにピッタリとキマる。
女性ダンサーの最も美しいところを
これでもか、と見せてくれる素敵なシーンだが
ナターシャの美しさをひたすら堪能できる。
すごくアクロバティックなフィッシュ・ダイブも
ばっちり決まって
最後のとんでもない片脚バランス。
女性ダンサーが、男性の左足に乗って
男性は右足だけで立つという
ヌレエフは鬼か、というポーズなのだが
これもキープ時間ばっちり。
ロベルト、かなりプルプルしていたけれど
でも、見事に頑張った!!!!
その後の男性のソロ(しかも2つ!)
ロベルトが踊ると、あまり派手さはなくて
(ノーブルで自然なので、見ろ見ろオーラがあまりない)
でも、技術的には完璧だし
足音しないし、運動っぽくなっていなくて
これも充分に見応えあり。
ナターシャの金平糖のソロ。
うわああああ、何てキュートで
こまっしゃくれていて
ドヤ顔が可愛くて、流し目が可愛くて
これに悶絶しなかったらどうかしてる。
最初に書いた通り
舞台が終わった後で
ナターシャのプリンシパル任命。
だいたい、今日、オペラ座に行ったら
キャスト表を売っているスタッフの横に
オペラ座総裁のメイエールがちょこんと立っていて
あまりのオーラのなさに
観光客が係員だと思って(まぁ、スタッフではある、総裁だが)
あれはどこだ、とか、これはどうなってるの、とか
質問しに押しかけて来ていて
それにまた、いちいち丁寧に答えていた
地味なおじさんが
オペラ座の総裁だなんて
観光客は誰もわからなかっただろう(笑)
メイエールが来ている、という事は
ひょっとしたら・・・と思ったのだが
大当たりだった。
ナターシャ、最高!!!
おめでとう!!!!!!
贔屓にしているダンサーが
プリンシパルに任命される場に立ち会えるほど
嬉しい事はない、と
しみじみ喜びを噛み締めつつ
今年最後のナイト・ライフを後にした私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。
これにて2018年のナイト・ライフは終了。
恒例の指揮者クイズを作るかもしれないけれど
次のナイト・ライフは1月に入ってからです (^^)v
大学生活について
何か書こうか・・・と考えてはいたものの
冬休みに入ったとたん
全然勉強していないので、書けません(恥)