Musikverein Großer Saal 2018年5月31日 19時30分〜21時50分
The Philadelphia Orchestra
指揮 Yannick Nézet-Séquin
ピアノ Hélène Grimaud
Johannes Brahms (1833-1897)
Konzert für Klavier und Orchester Nr. 1 d-Moll, op. 15
Robert Schumann (1810-1856)
Symphonie Nr. 4 d-Moll, op. 120
Richard Strauss (1864-1949)
Don Juan. Tondichtung, op. 20
アメリカのオーケストラの公演が続くが
フィラデルフィア管弦楽団とネゼ=セガンのコンサートは2回。
まずは初日。
プログラム構成が面白い。
だって、普通、リヒャルト・シュトラウスのドンファン
ブラームスのピアノ協奏曲1番、後半シューマンの交響曲4番
という感じのプログラム構成に慣れているから。
最初から超弩級のブラームスのピアノ協奏曲
しかも私の大好きな1番 (^^)v
ピアニストはエレーヌ・グリモーで
私、このピアニスト、久し振りかも。
ショートカットのヘアに簡素なシャツとパンツの軽装。
こんなイメージの人だったっけ?
(だいたい舞台見えない席ばかりだから、アーティスト見てない)
もっとライオンみたいなワサワサした髪の毛の姉妹・・・
あっ、すみません、ラベック姉妹と間違えてた ^^;
交響曲とまごう最初のド派手なオーケストラの出だしは
目一杯の大音響で、荒々しく響かせて
途中のオーケストラのピアニッシモのところは
止まりそうな位に音量を抑えて、ゆっくりしたテンポ。
この曲、大好きなので
どんな演奏されてもジーンと来ちゃうのだが
グリモーのピアノの力強い事。
堂々としてマッチョでステキ ♡
オーケストラは最初のマッチョにドッカーンから
止まりそうな繊細な音まで出していて
うっとりしながら聴いていたら
最初のホルンのソロ・・・
それ、いったいナニ? と言いたいミス続き(笑)
次のフレーズからは持ち直したものの
持ち直したのは良いけれど、力一杯の粗さになっちゃって(爆笑)
まぁ、そういう事もあります、はい。
アンコールはなし。
後半、シューマンの交響曲4番。
実はこれもすご〜く好き ♡
ネゼ=セガンは指揮棒なし。
ほとんど拍を取っていなくて
曲の表情をつける事に集中しているように見える。
だから時々、結構派手に縦線がズレる。
ベートーベンの伝統を継ぐ(笑)ドイツ音楽には聴こえない。
それに、第2楽章のバイオリンのタララ・タララ・タララってところ
(読者の皆さま、ごめんなさい!)
3音が聴こえて来なくて
木管の四分音符+八分音符のターラ・ターラ・ターラに聴こえて来て
ちょっとビックリした。
確かにメロディ・ラインは木管に乗っているから
そういう解釈もありか・・・
でも、何だかイヤに単純に聴こえてしまう。
この間のヴェルザー=メストもそうだったけれど
意外にアゴーギクが派手で
かっちりした形式というよりは
ズブズブの感情的なシューマンに聴こえてくる。
実は授業でシューマンの音楽評論とか読んでいて
あまりに文学的で(=ドイツ語でも日本語でもわからん)
ひええええ、ドイツ・ロマン主義って
色々な意味で凄い、と感服しているところなので
あのシューマンの書いたものを読んでから
このネゼ=セガンのズブズブの交響曲を聴くと
何となくイメージが交差して
そうか、これもアリかも・・・と思えてくる。
豪華絢爛なアメリカン・サウンドが爆発したのは
最後のドンファンである。
いや、あのブラームスとシューマンを弾いていたオーケストラに聴こえない。
ほとんど別人オーケストラと化していて
キラキラの金管の咆哮が実にゴージャス。
そうか、これで最後を締めて
ブラボー・コールを狙ったのか(穿ち過ぎかも)
しかしこのオーケストラの音色
ヨーロッパのオーケストラとかなり違う。
しかも、今回のプログラムでは
3曲とも、全然違う響きを出して来たので
ちょっと驚いた。
明日はバーンスタインとチャイコフスキー。
ネゼ=セガンが、あれだけロマン派の香りを出してくるなら
両方とも、もっとウエットになって面白いかも、と
明日が楽しみになっている私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。
実は昨日はバレエのジゼルを観に行って
木本クンのアルブレヒトもマーシャのジゼルも良かったんだけど
清香ちゃんのミルタが、ま〜、ホントにぴったりで
えらく感銘を受けたのだが、ブログ書いてる時間がない(涙)
今日は祝日で1日閉じ篭って仕事してレポートの準備をしていたのだが
引退してから1年後、何で、こんなにむちゃくちゃ忙しくなっているのか
自分でもワケわからん・・・
The Philadelphia Orchestra
指揮 Yannick Nézet-Séquin
ピアノ Hélène Grimaud
Johannes Brahms (1833-1897)
Konzert für Klavier und Orchester Nr. 1 d-Moll, op. 15
Robert Schumann (1810-1856)
Symphonie Nr. 4 d-Moll, op. 120
Richard Strauss (1864-1949)
Don Juan. Tondichtung, op. 20
アメリカのオーケストラの公演が続くが
フィラデルフィア管弦楽団とネゼ=セガンのコンサートは2回。
まずは初日。
プログラム構成が面白い。
だって、普通、リヒャルト・シュトラウスのドンファン
ブラームスのピアノ協奏曲1番、後半シューマンの交響曲4番
という感じのプログラム構成に慣れているから。
最初から超弩級のブラームスのピアノ協奏曲
しかも私の大好きな1番 (^^)v
ピアニストはエレーヌ・グリモーで
私、このピアニスト、久し振りかも。
ショートカットのヘアに簡素なシャツとパンツの軽装。
こんなイメージの人だったっけ?
(だいたい舞台見えない席ばかりだから、アーティスト見てない)
もっとライオンみたいなワサワサした髪の毛の姉妹・・・
あっ、すみません、ラベック姉妹と間違えてた ^^;
交響曲とまごう最初のド派手なオーケストラの出だしは
目一杯の大音響で、荒々しく響かせて
途中のオーケストラのピアニッシモのところは
止まりそうな位に音量を抑えて、ゆっくりしたテンポ。
この曲、大好きなので
どんな演奏されてもジーンと来ちゃうのだが
グリモーのピアノの力強い事。
堂々としてマッチョでステキ ♡
オーケストラは最初のマッチョにドッカーンから
止まりそうな繊細な音まで出していて
うっとりしながら聴いていたら
最初のホルンのソロ・・・
それ、いったいナニ? と言いたいミス続き(笑)
次のフレーズからは持ち直したものの
持ち直したのは良いけれど、力一杯の粗さになっちゃって(爆笑)
まぁ、そういう事もあります、はい。
アンコールはなし。
後半、シューマンの交響曲4番。
実はこれもすご〜く好き ♡
ネゼ=セガンは指揮棒なし。
ほとんど拍を取っていなくて
曲の表情をつける事に集中しているように見える。
だから時々、結構派手に縦線がズレる。
ベートーベンの伝統を継ぐ(笑)ドイツ音楽には聴こえない。
それに、第2楽章のバイオリンのタララ・タララ・タララってところ
(読者の皆さま、ごめんなさい!)
3音が聴こえて来なくて
木管の四分音符+八分音符のターラ・ターラ・ターラに聴こえて来て
ちょっとビックリした。
確かにメロディ・ラインは木管に乗っているから
そういう解釈もありか・・・
でも、何だかイヤに単純に聴こえてしまう。
この間のヴェルザー=メストもそうだったけれど
意外にアゴーギクが派手で
かっちりした形式というよりは
ズブズブの感情的なシューマンに聴こえてくる。
実は授業でシューマンの音楽評論とか読んでいて
あまりに文学的で(=ドイツ語でも日本語でもわからん)
ひええええ、ドイツ・ロマン主義って
色々な意味で凄い、と感服しているところなので
あのシューマンの書いたものを読んでから
このネゼ=セガンのズブズブの交響曲を聴くと
何となくイメージが交差して
そうか、これもアリかも・・・と思えてくる。
豪華絢爛なアメリカン・サウンドが爆発したのは
最後のドンファンである。
いや、あのブラームスとシューマンを弾いていたオーケストラに聴こえない。
ほとんど別人オーケストラと化していて
キラキラの金管の咆哮が実にゴージャス。
そうか、これで最後を締めて
ブラボー・コールを狙ったのか(穿ち過ぎかも)
しかしこのオーケストラの音色
ヨーロッパのオーケストラとかなり違う。
しかも、今回のプログラムでは
3曲とも、全然違う響きを出して来たので
ちょっと驚いた。
明日はバーンスタインとチャイコフスキー。
ネゼ=セガンが、あれだけロマン派の香りを出してくるなら
両方とも、もっとウエットになって面白いかも、と
明日が楽しみになっている私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。
実は昨日はバレエのジゼルを観に行って
木本クンのアルブレヒトもマーシャのジゼルも良かったんだけど
清香ちゃんのミルタが、ま〜、ホントにぴったりで
えらく感銘を受けたのだが、ブログ書いてる時間がない(涙)
今日は祝日で1日閉じ篭って仕事してレポートの準備をしていたのだが
引退してから1年後、何で、こんなにむちゃくちゃ忙しくなっているのか
自分でもワケわからん・・・