Musikverein Großer Saal 2018年2月28日 19時30分〜21時30分
Wiener Symphoniker
指揮 Alain Altinoglu
バイオリン Renaud Capuçon
Maurice Ravel (1875-1937)
Pavane pour une Infante défunte
Edouard Lalo (1823-1892)
Symphonie espagnole für Violine und Orchester d-Moll, op. 21
Johannes Brahms (1833-1897)
Symphonie Nr. 2 D-Dur, op. 73
ウィーン交響楽団のコンサートは
今回はアラン・アルティノグリュ登場。
(以前の記録ではアルティノグルと書いていたけれど
最近はウィキでもアルティノグリュになっているので変えた。
さすが、おフランス語はグルとか言わず、グリュというのか(笑))
42歳だから、若手・・・とは言えないかもしれないが
でも、まだまだ指揮者としては若い(笑)
バレエ・ダンサーならそろそろ引退だが(苦笑)
亡き王女のためのパヴァーヌは
フランス人指揮者のアイデンティティを示そうと思ったのかしら。
最初のホルンのソロは
凛とした中に気品があって静けさがあって聴き惚れたけれど
楽友協会というホールの特性もあって
音が濁るのだけは注意深く避けてはいたものの
できればもう少しパステル色と浮揚感が欲しかった
(と勝手な事を言っている困った聴衆 f^_^;))
続いては珍しくエドゥアール・ラロのバイオリン協奏曲2番。
これは日本ではよく演奏されるようだが
ウィーンでは、滅多に演奏されない。
間奏曲も入った完全版。
まぁ、音楽的にものすご〜く面白い、という曲ではなくて
音の美しさと超絶技巧で聴かせてしまう曲ではある(笑)
このバイオリニスト、ものすごく歌う ♪
メロディのボーゲンが長くて美しいし
さすがの楽友協会の残響の良さで
バイオリンの音が、非常に延びて、すごく気分が良い。
ところが・・・
第1楽章の後で盛大な拍手 (ー ー;)
最初に亡き王女のためのパヴァーヌとか演奏するから
こういう事になっちゃうのだ(涙)
まぁ、最初くらい仕方ない、と思っていたら
第2楽章の後でも第3楽章の後でも第4楽章の後でも拍手。
おおおおおおおお〜い (TT)
後半のブラームスで楽章間拍手が出たら、私は泣く。
(随分前の話だが、ウィーン・フィルとムーティさまの時に
シューベルトのグレートで楽章間拍手が盛大にあった時は
指揮者もオーケストラも苦笑して
あんなにダレたシューベルト、聴いた事がない、という迷演奏になった)
最終楽章の目にも留まらぬ(耳にも留まらぬ?)超絶技巧も
余裕綽々で
(多少ピッチがズレた部分があったような気もするが、あれは当然だわ)
しかもバイオリンの音がオーケストラに沈まずに
バッチリ聴こえてくるし
いったいこのバイオリニストは誰だ?
(ギリギリで入ったのでプログラム見てない)
後ろ姿みると、とても若々しい感じがするが・・・
あ〜、すみません、ルノー・カプュソンでした ^^;
弟のゴーティエはイケメンのモデルみたいな感じだが
お兄ちゃんは地味な印象だったのだが
あら、こんな素晴らしいバイオリンを弾く方でしたか・・・(反省)
楽章間拍手にムッと来たのか
何回もカーテンコールがあったのにアンコールを弾く様子がなく
それでもしつこく拍手する聴衆に根負けして(笑)
バッハの無伴奏から1曲。
これも、音が延びて美しい高音がホールに響いて至福の時だった。
さて後半のブラームス、交響曲2番。
これ、私の大好きな交響曲の一つで
夏に聴くと、ザルツカンマーグートの湖に飛んで行きたくなる。
爽やかな風、湖のさざ波、舞い散る落ち葉とか
夏の終わりのこの上ない美しさを感じさせる名曲なのだが
ここ数日、ウィーンは最高温度がマイナス6℃という
とんでもない寒波が到来していて
しかも(今日はちょっと晴れたが)どんよりと粉雪が降る日が続き
夏のザルツカンマーグートの爽やかな風が思い浮かばん!!!
微かな風は吹いているのだが・・・寒いっ。
というより、何だか元気なブラームスだなぁ。
木管・金管はむちゃくちゃ聴かせる。
ウィーン交響楽団の管楽器って巧い。
ただ、ウィーン・フィルの芳醇な弦と比べると
弦が痩せて鋭角的に響くので
ブラームスの厚い和声の響きが
今ひとつ「暖かく」出ない(という印象をド・シロートは持つワケです)
だから、どうしてもちょっと尖ってしまって
あ〜、風がますます冷たい。
でもこれは、今のウィーンの天候と
もともと持っているオーケストラの響きなので
どうしようもない。それが個性だ。
第1楽章の後、またもや拍手が・・・
さすがに常連さんたちが怒ったようで
あちこちで、シーッという叱責の声。
有り難くも、その後は楽章間拍手は消えた(ホッ)
別に高速テンポという訳でもないのだが
なんだろ、この元気の良さは・・・
第2楽章のテンポがちょっと見え難い。
いや、これ、確かにヘンな書き方しているから
(だってこれ、アウフタクトだよ、そうは聴こえない)
途中で拍の切り方が何となくズルズルするのは仕方ないのか。
第3楽章のオーボエ、クラリネット、ファゴットのアンサンブルが素敵 ♡
ここはすごくチャーミング。
で、最終楽章なんだけど
確かに律動的な章ではあるが
これって行進曲でしたっけ?
(あ、すみません、シロウト耳で)
何でこんなに元気・・・
ブラームスって、もう少し熟した大人の味だと思っていたが。
好みの問題ではあるから
ある意味、新鮮なブラームスだったのかもしれない う〜ん。
同じプログラムが明日・明後日とある。
明日は別に聴きたいものがあるので行かないが
もう一度、行く予定なので
ブラームスの交響曲2番のスコア持ち込み予定。
席も変わるので、音響も少し違って来るかも
(感受性ゼロなので感情のままに勝手に解釈する困った客)
と、ちょっと2回目が楽しみな私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。
2月の楽しい楽しい楽しい冬休みも今週で終わり。
先学期のクソ難しかった音楽史のテストも
何とかギリギリの点数で合格して
来週からは目一杯スケジュール詰めてるアホな私。
プロゼミの先生からは、すでに宿題60ページが課されています。
・・・こっちの大学、甘くない (^◇^;)
Wiener Symphoniker
指揮 Alain Altinoglu
バイオリン Renaud Capuçon
Maurice Ravel (1875-1937)
Pavane pour une Infante défunte
Edouard Lalo (1823-1892)
Symphonie espagnole für Violine und Orchester d-Moll, op. 21
Johannes Brahms (1833-1897)
Symphonie Nr. 2 D-Dur, op. 73
ウィーン交響楽団のコンサートは
今回はアラン・アルティノグリュ登場。
(以前の記録ではアルティノグルと書いていたけれど
最近はウィキでもアルティノグリュになっているので変えた。
さすが、おフランス語はグルとか言わず、グリュというのか(笑))
42歳だから、若手・・・とは言えないかもしれないが
でも、まだまだ指揮者としては若い(笑)
バレエ・ダンサーならそろそろ引退だが(苦笑)
亡き王女のためのパヴァーヌは
フランス人指揮者のアイデンティティを示そうと思ったのかしら。
最初のホルンのソロは
凛とした中に気品があって静けさがあって聴き惚れたけれど
楽友協会というホールの特性もあって
音が濁るのだけは注意深く避けてはいたものの
できればもう少しパステル色と浮揚感が欲しかった
(と勝手な事を言っている困った聴衆 f^_^;))
続いては珍しくエドゥアール・ラロのバイオリン協奏曲2番。
これは日本ではよく演奏されるようだが
ウィーンでは、滅多に演奏されない。
間奏曲も入った完全版。
まぁ、音楽的にものすご〜く面白い、という曲ではなくて
音の美しさと超絶技巧で聴かせてしまう曲ではある(笑)
このバイオリニスト、ものすごく歌う ♪
メロディのボーゲンが長くて美しいし
さすがの楽友協会の残響の良さで
バイオリンの音が、非常に延びて、すごく気分が良い。
ところが・・・
第1楽章の後で盛大な拍手 (ー ー;)
最初に亡き王女のためのパヴァーヌとか演奏するから
こういう事になっちゃうのだ(涙)
まぁ、最初くらい仕方ない、と思っていたら
第2楽章の後でも第3楽章の後でも第4楽章の後でも拍手。
おおおおおおおお〜い (TT)
後半のブラームスで楽章間拍手が出たら、私は泣く。
(随分前の話だが、ウィーン・フィルとムーティさまの時に
シューベルトのグレートで楽章間拍手が盛大にあった時は
指揮者もオーケストラも苦笑して
あんなにダレたシューベルト、聴いた事がない、という迷演奏になった)
最終楽章の目にも留まらぬ(耳にも留まらぬ?)超絶技巧も
余裕綽々で
(多少ピッチがズレた部分があったような気もするが、あれは当然だわ)
しかもバイオリンの音がオーケストラに沈まずに
バッチリ聴こえてくるし
いったいこのバイオリニストは誰だ?
(ギリギリで入ったのでプログラム見てない)
後ろ姿みると、とても若々しい感じがするが・・・
あ〜、すみません、ルノー・カプュソンでした ^^;
弟のゴーティエはイケメンのモデルみたいな感じだが
お兄ちゃんは地味な印象だったのだが
あら、こんな素晴らしいバイオリンを弾く方でしたか・・・(反省)
楽章間拍手にムッと来たのか
何回もカーテンコールがあったのにアンコールを弾く様子がなく
それでもしつこく拍手する聴衆に根負けして(笑)
バッハの無伴奏から1曲。
これも、音が延びて美しい高音がホールに響いて至福の時だった。
さて後半のブラームス、交響曲2番。
これ、私の大好きな交響曲の一つで
夏に聴くと、ザルツカンマーグートの湖に飛んで行きたくなる。
爽やかな風、湖のさざ波、舞い散る落ち葉とか
夏の終わりのこの上ない美しさを感じさせる名曲なのだが
ここ数日、ウィーンは最高温度がマイナス6℃という
とんでもない寒波が到来していて
しかも(今日はちょっと晴れたが)どんよりと粉雪が降る日が続き
夏のザルツカンマーグートの爽やかな風が思い浮かばん!!!
微かな風は吹いているのだが・・・寒いっ。
というより、何だか元気なブラームスだなぁ。
木管・金管はむちゃくちゃ聴かせる。
ウィーン交響楽団の管楽器って巧い。
ただ、ウィーン・フィルの芳醇な弦と比べると
弦が痩せて鋭角的に響くので
ブラームスの厚い和声の響きが
今ひとつ「暖かく」出ない(という印象をド・シロートは持つワケです)
だから、どうしてもちょっと尖ってしまって
あ〜、風がますます冷たい。
でもこれは、今のウィーンの天候と
もともと持っているオーケストラの響きなので
どうしようもない。それが個性だ。
第1楽章の後、またもや拍手が・・・
さすがに常連さんたちが怒ったようで
あちこちで、シーッという叱責の声。
有り難くも、その後は楽章間拍手は消えた(ホッ)
別に高速テンポという訳でもないのだが
なんだろ、この元気の良さは・・・
第2楽章のテンポがちょっと見え難い。
いや、これ、確かにヘンな書き方しているから
(だってこれ、アウフタクトだよ、そうは聴こえない)
途中で拍の切り方が何となくズルズルするのは仕方ないのか。
第3楽章のオーボエ、クラリネット、ファゴットのアンサンブルが素敵 ♡
ここはすごくチャーミング。
で、最終楽章なんだけど
確かに律動的な章ではあるが
これって行進曲でしたっけ?
(あ、すみません、シロウト耳で)
何でこんなに元気・・・
ブラームスって、もう少し熟した大人の味だと思っていたが。
好みの問題ではあるから
ある意味、新鮮なブラームスだったのかもしれない う〜ん。
同じプログラムが明日・明後日とある。
明日は別に聴きたいものがあるので行かないが
もう一度、行く予定なので
ブラームスの交響曲2番のスコア持ち込み予定。
席も変わるので、音響も少し違って来るかも
(感受性ゼロなので感情のままに勝手に解釈する困った客)
と、ちょっと2回目が楽しみな私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。
2月の楽しい楽しい楽しい冬休みも今週で終わり。
先学期のクソ難しかった音楽史のテストも
何とかギリギリの点数で合格して
来週からは目一杯スケジュール詰めてるアホな私。
プロゼミの先生からは、すでに宿題60ページが課されています。
・・・こっちの大学、甘くない (^◇^;)