土曜日のダブル・ヘッダーです。
時系列に読みたい方は こちら からどうぞ。
下は夜のコンサートの印象記です。
Musikverein Großer Saal 2017年9月30日 19時30分〜21時35分
Wiener Symphoniker
指揮 Andrés Orozco-Estrada
ピアノ Lilya Zilberstein
Richard Strauss (1864-1949)
Don Juan. Tondichtung, op. 20
Burleske für Klavier und Orchester d-Moll, AV 85
Macbeth. Tondichtung, op. 23
Suite aus der Oper “Der Rosenkavalier”, AV 145
夜は同じ会場でウィーン交響楽団のコンサート。
もともとは明日のチケットだったのだが
明日は・・・すみません、またジゼルに行く予定なので (^_^;)
チケットを代えてもらって駆けつけた。
オロスコ・エストラーダがトーンキュンストラーの首席指揮者だったのが
2009年から2015年まで。
この間、トーンキュンストラーのコンサートは日曜日の定期は
全部行っているので
オロスコ・エストラーダの指揮のもとで
トーンキュンストラーのレベルが格段にアップする段階を
しっかり観察していた(イヤな客である、すみません)
オロスコ・エストラーダのもともと持っていた才能も
どんどん花開いて行って
ウィーン・フィルの定期の指揮台には立つわ
(最初は代役だったが、次のシーズンでは正式に招聘されていた)
ベルリン・フィルもフランス国立管弦楽団、ドレスデンにライプチヒ
フランクフルト放送交響楽団とヒューストン交響楽団の首席となって
世界中で大活躍するようになった。
今回はウィーン交響楽団で
全リヒャルト・シュトラウスのプログラム。
で・・・・
すみません、最初から最後まで
力一杯の熱演で
そりゃスゴイんだけど
なんかもう、力が入り過ぎていて
コンサート終わった後、ものすごく疲れました m(_ _)m
ドン・ファンから、もう力いっぱいで、すごい音。
もともとシンフォニー・オーケストラだから
交響詩で物語を「語る」というよりは
ほとんど交響曲的な「音楽」そのもので押し切っちゃった印象。
うははは、すごいな・・・・
次のブルレスケだけど
ピアニストはリーリャ・ジルベルシュテイン。
プログラムによれば、2015年からウィーン音楽大学での教鞭も取っているとの事。
ちょっと色々と事情があって
今のところ「音楽を楽しむ」以外のところに
ひたすら興味が向かっているので
音楽そのものを楽しめた・・・というよりは
すごいなピアノのテクニック
・・・とか言うところに目が行ってしまって (^^;;
その意味では、完璧なテクニックのピアノなんだけど
だけど、なんか音楽が平坦。
きっと私の耳と感覚がおかしいのだろうが
最初から最後まで同じ調子に聴こえて来てしまう。
すみません、感受性がない人は、これだからダメなんです・・・(反省)
で、この音楽的平坦さって
後半になったら、もっと目立って来て
マクベスって、ものすごくドラマチックな曲だし
確かにドラマチックに演奏はされているのだが
あまりに人工的意図的ドラマチックさが見えてしまい
しかもオロスコ・エストラーダが
全部の拍を、しっかりしっかり振るので
動きは確かにモダン・ダンスのようで美しいが
見ていて疲れる (_ _)
別に力を抜くなとは言わないし
若い指揮者で体力あるから
全部の拍子を振ってもらって構わないのだが
でも、やっぱりせわしない。
しかも最初から最後まで、力一杯だし。
あれだけ指揮者に力が入っていると
オーケストラも疲れるんじゃないかなぁ(余計なお世話)
薔薇の騎士組曲も、これまた力が入っていて
いや、このオペラ、ウィーンのクラオタだったら
何回も何回も何回もオペラ座で観ているはずで
(ちなみに「薔薇の騎士」はウィーンのオペラ座の中で
確か最も上演回数が多い演目だったと思う)
こんなに力瘤のできるような曲ではなかった・・・はずだ、たぶん。
聴いてる方も、ついつい身体に力が入ってしまう。
ともかく、シンフォニックと言えば良いのか
フッと息抜きができる部分が全くなくて
ドラマチックに演奏しているのはよ〜くわかるのだが
遊びがないし余裕がない(ように聴こえる)
そりゃ、薔薇の騎士ですからね
しかも最後はワルツだしさ
ウィーンのオーケストラなら血に染み付いていると思うんだけど
それにしても
オペラを演奏する機会の少ないシンフォニー・オーケストラの
弱点と言ったら失礼な言い方だが
マジメで力一杯でまっすぐでエネルギッシュな指揮者に
しっかり応えてしまった最強職人軍団が
これも力一杯演奏してしまうので
そりゃ、巧い、むちゃくちゃ巧い。
(ホルンの首席、すごい人が入った!!!)
だけど・・・疲れるわ、これ。
所詮はシロウトの印象記だから
読者の皆さまはマジメに取らないように(笑)
・・・とついつい誤魔化す私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。
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下は夜のコンサートの印象記です。
Musikverein Großer Saal 2017年9月30日 19時30分〜21時35分
Wiener Symphoniker
指揮 Andrés Orozco-Estrada
ピアノ Lilya Zilberstein
Richard Strauss (1864-1949)
Don Juan. Tondichtung, op. 20
Burleske für Klavier und Orchester d-Moll, AV 85
Macbeth. Tondichtung, op. 23
Suite aus der Oper “Der Rosenkavalier”, AV 145
夜は同じ会場でウィーン交響楽団のコンサート。
もともとは明日のチケットだったのだが
明日は・・・すみません、またジゼルに行く予定なので (^_^;)
チケットを代えてもらって駆けつけた。
オロスコ・エストラーダがトーンキュンストラーの首席指揮者だったのが
2009年から2015年まで。
この間、トーンキュンストラーのコンサートは日曜日の定期は
全部行っているので
オロスコ・エストラーダの指揮のもとで
トーンキュンストラーのレベルが格段にアップする段階を
しっかり観察していた(イヤな客である、すみません)
オロスコ・エストラーダのもともと持っていた才能も
どんどん花開いて行って
ウィーン・フィルの定期の指揮台には立つわ
(最初は代役だったが、次のシーズンでは正式に招聘されていた)
ベルリン・フィルもフランス国立管弦楽団、ドレスデンにライプチヒ
フランクフルト放送交響楽団とヒューストン交響楽団の首席となって
世界中で大活躍するようになった。
今回はウィーン交響楽団で
全リヒャルト・シュトラウスのプログラム。
で・・・・
すみません、最初から最後まで
力一杯の熱演で
そりゃスゴイんだけど
なんかもう、力が入り過ぎていて
コンサート終わった後、ものすごく疲れました m(_ _)m
ドン・ファンから、もう力いっぱいで、すごい音。
もともとシンフォニー・オーケストラだから
交響詩で物語を「語る」というよりは
ほとんど交響曲的な「音楽」そのもので押し切っちゃった印象。
うははは、すごいな・・・・
次のブルレスケだけど
ピアニストはリーリャ・ジルベルシュテイン。
プログラムによれば、2015年からウィーン音楽大学での教鞭も取っているとの事。
ちょっと色々と事情があって
今のところ「音楽を楽しむ」以外のところに
ひたすら興味が向かっているので
音楽そのものを楽しめた・・・というよりは
すごいなピアノのテクニック
・・・とか言うところに目が行ってしまって (^^;;
その意味では、完璧なテクニックのピアノなんだけど
だけど、なんか音楽が平坦。
きっと私の耳と感覚がおかしいのだろうが
最初から最後まで同じ調子に聴こえて来てしまう。
すみません、感受性がない人は、これだからダメなんです・・・(反省)
で、この音楽的平坦さって
後半になったら、もっと目立って来て
マクベスって、ものすごくドラマチックな曲だし
確かにドラマチックに演奏はされているのだが
あまりに人工的意図的ドラマチックさが見えてしまい
しかもオロスコ・エストラーダが
全部の拍を、しっかりしっかり振るので
動きは確かにモダン・ダンスのようで美しいが
見ていて疲れる (_ _)
別に力を抜くなとは言わないし
若い指揮者で体力あるから
全部の拍子を振ってもらって構わないのだが
でも、やっぱりせわしない。
しかも最初から最後まで、力一杯だし。
あれだけ指揮者に力が入っていると
オーケストラも疲れるんじゃないかなぁ(余計なお世話)
薔薇の騎士組曲も、これまた力が入っていて
いや、このオペラ、ウィーンのクラオタだったら
何回も何回も何回もオペラ座で観ているはずで
(ちなみに「薔薇の騎士」はウィーンのオペラ座の中で
確か最も上演回数が多い演目だったと思う)
こんなに力瘤のできるような曲ではなかった・・・はずだ、たぶん。
聴いてる方も、ついつい身体に力が入ってしまう。
ともかく、シンフォニックと言えば良いのか
フッと息抜きができる部分が全くなくて
ドラマチックに演奏しているのはよ〜くわかるのだが
遊びがないし余裕がない(ように聴こえる)
そりゃ、薔薇の騎士ですからね
しかも最後はワルツだしさ
ウィーンのオーケストラなら血に染み付いていると思うんだけど
それにしても
オペラを演奏する機会の少ないシンフォニー・オーケストラの
弱点と言ったら失礼な言い方だが
マジメで力一杯でまっすぐでエネルギッシュな指揮者に
しっかり応えてしまった最強職人軍団が
これも力一杯演奏してしまうので
そりゃ、巧い、むちゃくちゃ巧い。
(ホルンの首席、すごい人が入った!!!)
だけど・・・疲れるわ、これ。
所詮はシロウトの印象記だから
読者の皆さまはマジメに取らないように(笑)
・・・とついつい誤魔化す私に
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