Musikverein Großer Saal 2017年5月30日 19時30分〜21時40分
Orchestre de Paris
指揮 Thomas Hengelbrock
メゾソプラノ Kate Lindsey
Maurice Ravel (1875-1937)
Daphnis et Chloé. Suite Nr. 2
Joseph Canteloube (1879-1957)
Chants d’Auvergne für Gesang und Orchester
Pastourelle, Oï Ayaï, Brezairola, Lou Boussu, La Delaïssádo
Uno Jionto Pastouro, Lou Coucut
Modest Mussorgskij (1839-1881)
Bilder einer Ausstellung. Orchesterfassung von Maurice Ravel
パリ管弦楽団の2日目のコンサートは
指揮者が違う (o_o)
まぁ、指揮者2名でヨーロッパ公演と言う方式もあるけれど
割に珍しいパターンではないのだろうか(が、よくわからん)
しかも、平土間にも空き席が目立ってるし
立ち見席もかなり余裕がある。
・・・まぁ、わかるんだけどさ。
だって、展覧会の絵って、ううう、またかよ、って感じだし(笑)
さて、ダフネとクロエ、組曲2番。
う〜ん、微妙・・・(好みの問題です)
だって音が厚いんだもん。
昨日のマーラーでの透明感は何処に?と驚いたくらい
ボッテリとした感じの音響で
パステル色ではあるのだが
絵の具を盛り上げた油絵のような印象を受ける。
ピアニッシモの繊細なフレーズになると
かなり「おフランス」的な品の良さのある
美しい音響が立ち上ってくるのだが
ヘンゲルブロック、オーケストラ鳴らし過ぎ(という勝手な印象)
まぁ、それは指揮者というアーティストの解釈なので
一聴衆(しかもド・シロート)がどうのこうの言うべきではないけれど
あんな重たい感じの
まるでワーグナーかそれは、というラヴェルって珍しい。
大音響で終われば、すかさず飛ぶブラボーの声。
(何故だ? まぁ、確かにジャジャジャーン 即ブラボーって言いやすいけど)
きっと、素晴らしかったのでしょう。
(↑ 無理やり大音響にして聴衆をノセるのはロックだと思い込んでる私)
不勉強で無教養の私は
ジョゼフ・カントルーブという作曲家の作品は初めて耳にする。
オーベルニュ民謡に管弦楽法をまとわせた、とウィキには書いてある。
そのオーベルニュ民謡を歌ったケート・リンジー。
プログラムにはメゾソプラノと書いてあったけれど
声がものすごく細くて、ほとんどソプラノじゃないのかこれは。
いや、私の超貧民席は、声を聴くのには最も適していない場所なので
そこで聴いて、どうのこうの書くのは見当違いも甚だしいのだが
声は澄んでいて美しいけれど
声の質にバリエーションがなくて
歌の表情が何も出て来なくて、なんとも単調。
こういう「美しい(だけ)の声」は
教会音楽とかに合うんじゃないだろうか。
2曲目とか、最後のカッコウとかでは
身振り手振りも入れて、オペラちっくに歌おうとしていたけれど
そうすると、声(とフランス語?)が埋もれてしまう。
すみません。
超貧民席は方向が違うから聴こえないんです。
あれは正面の席で表情見ながら聴かないと意味がなかったわ。
後半の展覧会の絵は、貧民席からちょっと脱出。
ダフニスとクロエのあの音量で演奏されたら
ちょっとヤバイかもしれない、という判断(しかも席かなり空いてたし)
うううう、展覧会の絵って
もう、イヤというほど聴いてるからなぁ。
音量は席を代わったので、良いバランスで聴こえて来たけれど
何か非常に不思議なリズムというか
リズムとフレーズが、時々、グニャっと崩壊する印象がある。
キレがないというか
ごにゃっとしてしまって、時々、ちょっと気持ちが悪い。
そりゃ、グノームとか、そういうちょっと下がったポルタメントで
オドロオドロしさを出してはいるんだろうけれど
すみません、なんかあまり妄想の浮かばない演奏で
(いや、私の感受性のなさがいけないのである)
カタコンベとかあまりに単調で寝落ちしそうになったし
キエフの大門も、う〜ん、いやそりゃ大音響バンザイではあるけれど
(ありがたい事に舞台から離れたので大音響はバランス良く聴こえる)
なんでまた、この曲をウィーンに持って来たのか
ちょっと理解に苦しむ(ラヴェルの編曲だからか?)
フランス・プロという事だったら
もっと他に組み方があったんじゃないか、という気もするが
それは私の好みの問題なので f^_^;)
サン=サーンスとか、フランクとか(いや、だから ^^;
いや、ラヴェルでもドビュッシーでも良いけど(笑)
でもこのオーケストラの響き
昨日も思ったけれど、すごく品がある。
我々が偏見っぽく独断しちゃうような
フランスっぽいフワフワ感というのは
以前に比べて減っているけれど
(オーケストラのグローバル化か)
何とも洗練された、上品で甘い香りがするのは
オーケストラの特徴なんだろうなぁ。
今日は気温が上がって32度までなったけれど
真夜中、突然の嵐っぽい風の音を聞きながら
そろそろ寝るか、という私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。
Orchestre de Paris
指揮 Thomas Hengelbrock
メゾソプラノ Kate Lindsey
Maurice Ravel (1875-1937)
Daphnis et Chloé. Suite Nr. 2
Joseph Canteloube (1879-1957)
Chants d’Auvergne für Gesang und Orchester
Pastourelle, Oï Ayaï, Brezairola, Lou Boussu, La Delaïssádo
Uno Jionto Pastouro, Lou Coucut
Modest Mussorgskij (1839-1881)
Bilder einer Ausstellung. Orchesterfassung von Maurice Ravel
パリ管弦楽団の2日目のコンサートは
指揮者が違う (o_o)
まぁ、指揮者2名でヨーロッパ公演と言う方式もあるけれど
割に珍しいパターンではないのだろうか(が、よくわからん)
しかも、平土間にも空き席が目立ってるし
立ち見席もかなり余裕がある。
・・・まぁ、わかるんだけどさ。
だって、展覧会の絵って、ううう、またかよ、って感じだし(笑)
さて、ダフネとクロエ、組曲2番。
う〜ん、微妙・・・(好みの問題です)
だって音が厚いんだもん。
昨日のマーラーでの透明感は何処に?と驚いたくらい
ボッテリとした感じの音響で
パステル色ではあるのだが
絵の具を盛り上げた油絵のような印象を受ける。
ピアニッシモの繊細なフレーズになると
かなり「おフランス」的な品の良さのある
美しい音響が立ち上ってくるのだが
ヘンゲルブロック、オーケストラ鳴らし過ぎ(という勝手な印象)
まぁ、それは指揮者というアーティストの解釈なので
一聴衆(しかもド・シロート)がどうのこうの言うべきではないけれど
あんな重たい感じの
まるでワーグナーかそれは、というラヴェルって珍しい。
大音響で終われば、すかさず飛ぶブラボーの声。
(何故だ? まぁ、確かにジャジャジャーン 即ブラボーって言いやすいけど)
きっと、素晴らしかったのでしょう。
(↑ 無理やり大音響にして聴衆をノセるのはロックだと思い込んでる私)
不勉強で無教養の私は
ジョゼフ・カントルーブという作曲家の作品は初めて耳にする。
オーベルニュ民謡に管弦楽法をまとわせた、とウィキには書いてある。
そのオーベルニュ民謡を歌ったケート・リンジー。
プログラムにはメゾソプラノと書いてあったけれど
声がものすごく細くて、ほとんどソプラノじゃないのかこれは。
いや、私の超貧民席は、声を聴くのには最も適していない場所なので
そこで聴いて、どうのこうの書くのは見当違いも甚だしいのだが
声は澄んでいて美しいけれど
声の質にバリエーションがなくて
歌の表情が何も出て来なくて、なんとも単調。
こういう「美しい(だけ)の声」は
教会音楽とかに合うんじゃないだろうか。
2曲目とか、最後のカッコウとかでは
身振り手振りも入れて、オペラちっくに歌おうとしていたけれど
そうすると、声(とフランス語?)が埋もれてしまう。
すみません。
超貧民席は方向が違うから聴こえないんです。
あれは正面の席で表情見ながら聴かないと意味がなかったわ。
後半の展覧会の絵は、貧民席からちょっと脱出。
ダフニスとクロエのあの音量で演奏されたら
ちょっとヤバイかもしれない、という判断(しかも席かなり空いてたし)
うううう、展覧会の絵って
もう、イヤというほど聴いてるからなぁ。
音量は席を代わったので、良いバランスで聴こえて来たけれど
何か非常に不思議なリズムというか
リズムとフレーズが、時々、グニャっと崩壊する印象がある。
キレがないというか
ごにゃっとしてしまって、時々、ちょっと気持ちが悪い。
そりゃ、グノームとか、そういうちょっと下がったポルタメントで
オドロオドロしさを出してはいるんだろうけれど
すみません、なんかあまり妄想の浮かばない演奏で
(いや、私の感受性のなさがいけないのである)
カタコンベとかあまりに単調で寝落ちしそうになったし
キエフの大門も、う〜ん、いやそりゃ大音響バンザイではあるけれど
(ありがたい事に舞台から離れたので大音響はバランス良く聴こえる)
なんでまた、この曲をウィーンに持って来たのか
ちょっと理解に苦しむ(ラヴェルの編曲だからか?)
フランス・プロという事だったら
もっと他に組み方があったんじゃないか、という気もするが
それは私の好みの問題なので f^_^;)
サン=サーンスとか、フランクとか(いや、だから ^^;
いや、ラヴェルでもドビュッシーでも良いけど(笑)
でもこのオーケストラの響き
昨日も思ったけれど、すごく品がある。
我々が偏見っぽく独断しちゃうような
フランスっぽいフワフワ感というのは
以前に比べて減っているけれど
(オーケストラのグローバル化か)
何とも洗練された、上品で甘い香りがするのは
オーケストラの特徴なんだろうなぁ。
今日は気温が上がって32度までなったけれど
真夜中、突然の嵐っぽい風の音を聞きながら
そろそろ寝るか、という私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。