土曜日のダブルヘッダーです。
時系列に読みたい方は1つ下の記事からお読み下さい。
下のは夜のオペラ観賞記です。
Wiener Staatsoper 2017年4月29日 19時〜22時20分
Dmitri Schostakowitsch
LADY MACBETH VON MZENSK
Oper in vier Akten, Text von Arkadi Preis und Dmitri Schostakowitch
nach Nikolai Leskow
指揮 Ingo Metzmacher
演出 Matthias Hartmann
舞台 Volker Hintermeier
衣装 Su Bühler
振付 Teresa Rotemberg
Boris Ismailow : Wolfgang Bankl
Sinowi Ismailow : Carlos Osuna
Katerina Ismailowa : Eva-Maria Westbroek
Sergej : Brandon Javanovich
Axinja : Rosie Aldridge
Der Schäbige : Herwig Pecoraro
Verwalter/Polizist : Hans Peter Kammerer
Hausknecht/Wächter : Manuel Walser
1. Vorarbeiter : Gerhard Reiterer
2. Vorarbeiter : Thomas Köber
3. Vorarbeiter : Martin Müller
Mühlenarbeiter : Michael Wilder
Kutscher : Oleg Zalytskiy
Pope : Jongmin Park
Polizeichef : Clemens Unterreiner
Lehrer : Peter Jelosits
Betrunkener Gast : Franz Gruber
Sergeant : Oleg Savran
Sonjetka : Zoryana Kushpler
Alter Zwangsarbeiter : Ayk Marirossian
Zwangsarbeiterin : Simina Ivan
2015年3月14日に鑑賞した
ショスタコーヴィッチのオペラ
ムツェンスク郡のマクベス夫人。
あの時はデノケがタイトル・ロールを歌って
ストーリーはともかくとして(暗いから)
音楽的には非常に素晴らしかったので
もう1度、行く事にした。
定期公演を終わったウィーン・フィルのメンバーたちも
ゾロゾロと国立オペラ座に歩いて行く(笑)お疲れさまです。
演出と舞台、衣装と指揮者は2015年と同じ。
歌手はかなり変わっている。
タイトル・ロールを歌った
エファ=マリア・ウエストブロークはオランダのソプラノで
多少豊かなお身体ではあるけれど
不自然という程ではないし
非常に強い声を持った人で
更に、メゾに近い厚みのある声がハッキリ響くので
聴き応え充分で
アリアも切々と心に響いてくる。
で、もっと凄かったのが
ボリス役のバンクル。
何かますますお身体の厚みは増して
どう見てもたまごっちみたいに見えるのだが
もともと声の大きい歌手なのに
ますます、凄まじい声量で深いバスが聴けて
嫁に色気を出す義理の父親のスケベ根性が
実にリアルで素晴らしい(何を誉めてる?!)
ジノーヴィはテノールだが
カテリーナやボリスと比べると声量が全然違う。
まぁ、弱い役ですぐに殺されてしまうので、良しとしよう。
セルゲイを歌ったブランドン・ジョヴァノービックは
アメリカの歌手だが
名前からするとスラヴ系の人か。
かなり強いテノールの声を持った人で
ワーグナーのヘルデン・テノールとかイケそう。
崩れた感じのハンサムでイヤミな男を演じ切っていて
かなり良い感じ ♡
オーケストラ・ビットが満杯になる
大編成オーケストラの上に
舞台オーケストラの金管が出てくる場面もあって
(レ○プ・シーンとかね)
オーケストラ的でシンフォニックな音響を楽しめるのも
このオペラの良いところ。
ストーリー的には
まぁ、ポルノみたいなものだし(爆笑)
かな〜り日本人としては気恥ずかしいシーンも多いし
ついでだが
カテリーナが最後の最後まで
セルゲイ、セルゲイ、セルゲイ、愛してるわ
・・・って
まるで北の宿から、みたいな女性って
まず実際には居ませんから(笑)
こういうのって
男性の幻想なんだろうなぁ、わっはっは。
でも、これ、非常に良いプロダクションだと思う。
モダンな演出ながら
奇を衒ったところはなくて正統派だし
ナニのシーンもしっかり歌手にやらせてるし(わはは)
第2幕のコミカルなシーンも楽しい。
まぁ、3回目までは観に行かないとは思うが
(演出が変わったら話は別だが)
かなり長いオペラなのに
その音楽の多様性で
ばっちり聴衆を虜にするショスタコーヴィッチって
やっぱり天才・・・・と
いたく感心している私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。
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下のは夜のオペラ観賞記です。
Wiener Staatsoper 2017年4月29日 19時〜22時20分
Dmitri Schostakowitsch
LADY MACBETH VON MZENSK
Oper in vier Akten, Text von Arkadi Preis und Dmitri Schostakowitch
nach Nikolai Leskow
指揮 Ingo Metzmacher
演出 Matthias Hartmann
舞台 Volker Hintermeier
衣装 Su Bühler
振付 Teresa Rotemberg
Boris Ismailow : Wolfgang Bankl
Sinowi Ismailow : Carlos Osuna
Katerina Ismailowa : Eva-Maria Westbroek
Sergej : Brandon Javanovich
Axinja : Rosie Aldridge
Der Schäbige : Herwig Pecoraro
Verwalter/Polizist : Hans Peter Kammerer
Hausknecht/Wächter : Manuel Walser
1. Vorarbeiter : Gerhard Reiterer
2. Vorarbeiter : Thomas Köber
3. Vorarbeiter : Martin Müller
Mühlenarbeiter : Michael Wilder
Kutscher : Oleg Zalytskiy
Pope : Jongmin Park
Polizeichef : Clemens Unterreiner
Lehrer : Peter Jelosits
Betrunkener Gast : Franz Gruber
Sergeant : Oleg Savran
Sonjetka : Zoryana Kushpler
Alter Zwangsarbeiter : Ayk Marirossian
Zwangsarbeiterin : Simina Ivan
2015年3月14日に鑑賞した
ショスタコーヴィッチのオペラ
ムツェンスク郡のマクベス夫人。
あの時はデノケがタイトル・ロールを歌って
ストーリーはともかくとして(暗いから)
音楽的には非常に素晴らしかったので
もう1度、行く事にした。
定期公演を終わったウィーン・フィルのメンバーたちも
ゾロゾロと国立オペラ座に歩いて行く(笑)お疲れさまです。
演出と舞台、衣装と指揮者は2015年と同じ。
歌手はかなり変わっている。
タイトル・ロールを歌った
エファ=マリア・ウエストブロークはオランダのソプラノで
多少豊かなお身体ではあるけれど
不自然という程ではないし
非常に強い声を持った人で
更に、メゾに近い厚みのある声がハッキリ響くので
聴き応え充分で
アリアも切々と心に響いてくる。
で、もっと凄かったのが
ボリス役のバンクル。
何かますますお身体の厚みは増して
どう見てもたまごっちみたいに見えるのだが
もともと声の大きい歌手なのに
ますます、凄まじい声量で深いバスが聴けて
嫁に色気を出す義理の父親のスケベ根性が
実にリアルで素晴らしい(何を誉めてる?!)
ジノーヴィはテノールだが
カテリーナやボリスと比べると声量が全然違う。
まぁ、弱い役ですぐに殺されてしまうので、良しとしよう。
セルゲイを歌ったブランドン・ジョヴァノービックは
アメリカの歌手だが
名前からするとスラヴ系の人か。
かなり強いテノールの声を持った人で
ワーグナーのヘルデン・テノールとかイケそう。
崩れた感じのハンサムでイヤミな男を演じ切っていて
かなり良い感じ ♡
オーケストラ・ビットが満杯になる
大編成オーケストラの上に
舞台オーケストラの金管が出てくる場面もあって
(レ○プ・シーンとかね)
オーケストラ的でシンフォニックな音響を楽しめるのも
このオペラの良いところ。
ストーリー的には
まぁ、ポルノみたいなものだし(爆笑)
かな〜り日本人としては気恥ずかしいシーンも多いし
ついでだが
カテリーナが最後の最後まで
セルゲイ、セルゲイ、セルゲイ、愛してるわ
・・・って
まるで北の宿から、みたいな女性って
まず実際には居ませんから(笑)
こういうのって
男性の幻想なんだろうなぁ、わっはっは。
でも、これ、非常に良いプロダクションだと思う。
モダンな演出ながら
奇を衒ったところはなくて正統派だし
ナニのシーンもしっかり歌手にやらせてるし(わはは)
第2幕のコミカルなシーンも楽しい。
まぁ、3回目までは観に行かないとは思うが
(演出が変わったら話は別だが)
かなり長いオペラなのに
その音楽の多様性で
ばっちり聴衆を虜にするショスタコーヴィッチって
やっぱり天才・・・・と
いたく感心している私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。