Volkstheater 2016年7月31日 21時〜22時30分
Ushio Amagatsu / Sankai Juku
MEGURU - Teeming Sea, Tranquil Land
Im Memoriam Ko Murobushi (1947-2015)
振付、コンセプト、演出 Ushio Amagatsu
音楽 Takashi Koko, Yas-Kaz, Yoichiro Yoshikawa
ダンス Ushio Amagatsu, Seimaru, Toru Iwashita, Sho Takeuchi
Akihito Ichihara, Dai Matsuoka, Norihito Ishii, Shunsuke Momoki
舞台 Roshi
舞台監督 Kazuhiko Nakahara
照明 Satoru Suzuki
舞台装置 Keizuke Watanabe
サウンド Akira Aikawa
山海塾の公演2回目。
この間、高いチケットを買っていたので
今度は貧民席を買ったかな、と思って手元のチケット見たら
またもや、いや、もっと高いチケットを購入していて
いやははは、山海塾が来る、とわかった時点で
如何に舞い上がっていたかが自分でも何か可笑しい。
このプロダクション、6部に分かれていて
ドイツ語から意訳すると
遥かからの呼びかけ(ソロ)
海底の変容(4名)
2つの面(3名)
予感 - 静寂 - 震え(4名)
化石の森(3名)
織物(ソロ)
帰還(7名)
先日書いた通り、海底の変容のシーンは非常に印象的。
イソギンチャク? や クラゲ? などなど
かなり表現的にも直裁的でダンスも美しい。
同じ4名が踊った、予感 - 静寂 - 震え は
地上に於いての生命の誕生だろうたぶん。
ダンサーが本当に震えるのである。
ブルブル身体の各所が震えていたと思ったら
まるで壊れた人形のような動きをして
ここでもオブジェ感がスゴイ。
最後の「帰還」で海のシーンの振付が繰り返されるので
海シーンは印象に残りやすい。
で、この4名のシーンに比べると
3名のシーンは、今ひとつ抽象的で
表現の意味のくみ取りが難しいのに加えて
確かに踊ってはいるのだけれど
静的な動作も多いので、割に地味。
ただ、その地味で抽象的で哲学的な部分にこそ
武道の腰の使い方や(あの腰を落とす構えにゾクゾクくる)
能か歌舞伎のような独特の美があるのも確かだが。
で、それが良いか悪いかの価値判断はナシとして
天児牛大と山海塾が
海外、それもパリあたりで高く評価されている、というのは
非常に理解できると思った。
いわゆるヨーロッパ人がジャポネスクというイメージで抱く
謎めいた美的感覚というのを
実に上手く表現してるよ、これは。
わかりやすい派手な部分(4人のアンサンブル)に
ちょっと謎めいて、不思議な動きで
哲学的、あるいは禅みたいな印象で
見ている観客に、高尚なモノを観ているような気分にさせる
わかり難い3人のアンサンブルに加えて
抽象的だけど、何となくわかるかも、というソロがあって
謎めいた美的感覚を持つ
しかも男性だけなのに、何となく妖しげで
不思議な国、ニッポン、一丁出来上がり!!!
・・・いやいやいや、大変失礼いたしました(冷汗)
室伏鴻が徹底的に鍛え上げた肉体を
徹底的に痛めつけるという
ある意味、日本的武士道の残虐性を表現したのと
全く違う行き方で
ヨーロッパのインテリ層にウケる
謎の国ジャパンの不可思議な美的イメージを
ここまで見事に表現したら、そりゃ評価も高くなるだろう。
別に貶めている訳ではございません。
私だって、そこに表現される摩訶不思議な美には
圧倒されましたもん。
Im Puls Tanz で注目すべきは
後はマリー・シュイナールくらいかなぁ。
今週、病欠でサボった分
来週はしっかり仕事しなければ・・・と
堅く決心する私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。
金曜日の朝、やっと入っていた釘を抜いた。
だってまた出て来ちゃってて
これだけ出ちゃうと意味ないからって。
抜くだけだったので痛くなくて
やっと、シーツや、ズボンに引っかからなくなった。
来週には抜糸だ。やっと車が運転できる!!!
Ushio Amagatsu / Sankai Juku
MEGURU - Teeming Sea, Tranquil Land
Im Memoriam Ko Murobushi (1947-2015)
振付、コンセプト、演出 Ushio Amagatsu
音楽 Takashi Koko, Yas-Kaz, Yoichiro Yoshikawa
ダンス Ushio Amagatsu, Seimaru, Toru Iwashita, Sho Takeuchi
Akihito Ichihara, Dai Matsuoka, Norihito Ishii, Shunsuke Momoki
舞台 Roshi
舞台監督 Kazuhiko Nakahara
照明 Satoru Suzuki
舞台装置 Keizuke Watanabe
サウンド Akira Aikawa
山海塾の公演2回目。
この間、高いチケットを買っていたので
今度は貧民席を買ったかな、と思って手元のチケット見たら
またもや、いや、もっと高いチケットを購入していて
いやははは、山海塾が来る、とわかった時点で
如何に舞い上がっていたかが自分でも何か可笑しい。
このプロダクション、6部に分かれていて
ドイツ語から意訳すると
遥かからの呼びかけ(ソロ)
海底の変容(4名)
2つの面(3名)
予感 - 静寂 - 震え(4名)
化石の森(3名)
織物(ソロ)
帰還(7名)
先日書いた通り、海底の変容のシーンは非常に印象的。
イソギンチャク? や クラゲ? などなど
かなり表現的にも直裁的でダンスも美しい。
同じ4名が踊った、予感 - 静寂 - 震え は
地上に於いての生命の誕生だろうたぶん。
ダンサーが本当に震えるのである。
ブルブル身体の各所が震えていたと思ったら
まるで壊れた人形のような動きをして
ここでもオブジェ感がスゴイ。
最後の「帰還」で海のシーンの振付が繰り返されるので
海シーンは印象に残りやすい。
で、この4名のシーンに比べると
3名のシーンは、今ひとつ抽象的で
表現の意味のくみ取りが難しいのに加えて
確かに踊ってはいるのだけれど
静的な動作も多いので、割に地味。
ただ、その地味で抽象的で哲学的な部分にこそ
武道の腰の使い方や(あの腰を落とす構えにゾクゾクくる)
能か歌舞伎のような独特の美があるのも確かだが。
で、それが良いか悪いかの価値判断はナシとして
天児牛大と山海塾が
海外、それもパリあたりで高く評価されている、というのは
非常に理解できると思った。
いわゆるヨーロッパ人がジャポネスクというイメージで抱く
謎めいた美的感覚というのを
実に上手く表現してるよ、これは。
わかりやすい派手な部分(4人のアンサンブル)に
ちょっと謎めいて、不思議な動きで
哲学的、あるいは禅みたいな印象で
見ている観客に、高尚なモノを観ているような気分にさせる
わかり難い3人のアンサンブルに加えて
抽象的だけど、何となくわかるかも、というソロがあって
謎めいた美的感覚を持つ
しかも男性だけなのに、何となく妖しげで
不思議な国、ニッポン、一丁出来上がり!!!
・・・いやいやいや、大変失礼いたしました(冷汗)
室伏鴻が徹底的に鍛え上げた肉体を
徹底的に痛めつけるという
ある意味、日本的武士道の残虐性を表現したのと
全く違う行き方で
ヨーロッパのインテリ層にウケる
謎の国ジャパンの不可思議な美的イメージを
ここまで見事に表現したら、そりゃ評価も高くなるだろう。
別に貶めている訳ではございません。
私だって、そこに表現される摩訶不思議な美には
圧倒されましたもん。
Im Puls Tanz で注目すべきは
後はマリー・シュイナールくらいかなぁ。
今週、病欠でサボった分
来週はしっかり仕事しなければ・・・と
堅く決心する私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。
金曜日の朝、やっと入っていた釘を抜いた。
だってまた出て来ちゃってて
これだけ出ちゃうと意味ないからって。
抜くだけだったので痛くなくて
やっと、シーツや、ズボンに引っかからなくなった。
来週には抜糸だ。やっと車が運転できる!!!