ウィーン放送交響楽団 + フェドセイエフ

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    Musikverein Großer Saal 2016年1月27日 19時30分〜21時15分

    ORF Radio-Symphonieorchester Wien
    Singverein der Gesellschaft der Musikfreunde in Wien
    指揮 Vladimir Fedosejev
    コントラ・テノール Matthias Rexroth
    アルト Elisabeth Kulman
    テノール Steve Davislim
    バス Adrian Eröd

    Dmitrij Schostakowitsch (1906-1975)
     Symphonie Nr. 6 h-Moll, op. 54
    Alfred Schnittke (1934-1998)
     “Seid nüchtern und wachet …” Historia von D.Johann Fausten
      Kantate für Contratenor, Alt, Tenor, Bass, gemischten Chor und Orchester

    ウィーンは正に舞踏会シーズンのど真ん中で
    コンサート全然ない週の水曜日に
    ウィーン放送交響楽団とマイケル・パドモワのリサイタルが
    同じ時間に重なるという
    ファンとしては苦渋の選択を迫られる日だったのだが

    フェドセイエフさまが指揮台に立つなら
    これを見逃しては一生後悔する。

    今回はウィーン放送交響楽団で
    プログラムがショスタコーヴィチの交響曲6番と
    アルフレッド・シュニトケのドクター・ファウストのカンタータ。

    何か異様にプログラム渋くない?
    なのに、私の周辺は、み〜んな観光客で
    キャピキャピ言いつつ写真撮ってるんだけど大丈夫だろうか?

    (実際、あまり大丈夫ではなくて(笑)
     結構、演奏途中で動かれたりして邪魔だったが)

    さて、ショスタコーヴィチの交響曲6番。

    第1楽章が・・・・ うわわ、重い。
    テンポゆっくりで低音をガンガン効かせて
    その上、なんか粗いぞ、と思わせる程
    何の妥協もなく
    スコアの音符をすべて出す(しかもフォルティッシモも)
    容赦ない音楽。

    妥協がない、むちゃくちゃマスクリンでマッチョで
    途中の部分なんて
    どう考えても、ロシアの凍った風景そのもので
    それが、ほんの少し溶け出す部分の表現が
    うわああああ、もうたまらない。

    フェドセイエフって、やっぱり、芯のところで
    徹底的にロシア人っぽくて
    あんなに粗い演奏で、こんなに豊かな表情と
    悲しみと鬱病を徹底的に憐憫で包んだような
    あの暗い、場合によっては滑稽になりかけそうな
    悲壮感と悲しみと叫びとを、よくぞここまで・・・

    第1楽章があまりに重くて
    もう仕事なんかどうでも良いわ(いや違うだろ)
    人生もう捨てても良いわ(いやそれは全然違う)
    という、無駄に感情的鬱病ニセロシア人と化していたら

    周囲もそうだったらしく
    第1楽章が終わった後の会場のザワザワが
    いつまでも終わらなくて

    フェドセイエフもしびれを切らしたらしく
    第2楽章の指揮棒を振り下ろしたのは良いんだけど

    第1楽章を引き摺っているのか
    何か、最初、今一つテンポに乗り切れていなくて
    しかも、快速フェドセイエフにしては珍しく
    遅めのテンポ。

    その分、オーケストラの解像度は良い。
    木管のソロが絶妙だったりして
    そこから続く第3楽章は

    え〜っと、読者ご存知の通り
    あの曲の第3楽章は、映画音楽に近いですから(笑)

    ウィーン放送交響楽団のメンバーが
    ちょっとマジメすぎて、爆発までは行かなかったし
    どこかのオーケストラのように
    やけっぱちのハチャメチャで
    力一杯のとんでもない演奏を聴かせてくれるのとは違い
    やっぱり、このオーケストラ、優等生だわ、わっはっは。

    後半はアルフレッド・シュニトケの・・・
    何だこれ、カンタータ???

    プログラム読むとドクター・ファウストの話、と書いてある。
    拡張された舞台にコーラスと
    歌手4名が指揮者の横に並ぶ。

    ううう、声って前に飛ぶから
    実はこの席は最悪ではあるのだが

    ティンパニの規則的なリズムに乗って
    コーラスが(トナール)で入って来た、と思ったら
    うわぁ、そこに入ってくるオーケストラが
    完全なポリフォニーで入ってきたっ!!!

    アンタはチャールス・アイヴスだったのね・・・いやいや
    アイヴスみたいな平和的なポリフォニーじゃない。
    もっと徹底的に冷徹な徹底的なポリフォニー。

    こういうの聴くと
    「美」は簡単に出来るけれど(その美のクオリティは問わないとして)
    「醜」というものを、ギリギリのところで「美」に転換する際の
    実に微妙なバランスのセンスが、よくわかる。
    まるでモビールのように、ギリギリのところでバランスを取ってる感じ。

    テノールは「語り手」である。
    声が後ろに来ないので、どうしてもセリフは聴こえ難いが
    ダヴィスリムが澄んだテノールで歌っていると
    あれ、なんだこれ、これもデジャブ??

    あっ、これって、受難曲???
    エファンゲリストのテノールと同じ様式じゃないか、おい。

    エロードのバスは当然ながらドクター・ファウストである。
    このモノローグが、また渋くて、ドキドキする。

    ではコントラテノールとアルトは何かと言うと
    メフィストなのよ、わっはっは。

    2人で揃ってダブルの声で歌うフレーズは
    まるで、ポピュラー音楽のチョコレートの宣伝みたいに
    甘い誘惑的なメロディなのに

    そこに絡まってくるオーケストラが
    ずずずずずずっ、と崩れて
    あああ、これ、私の大好きなシュニトケの作曲技法 ♡

    無害に始まったトナールの可愛いロマンティックなメロディの隙間に
    何か恐ろしいモノが登場する、という
    音響オタクは、こういうのを聴くと身悶えしまくりの萌え萌え。

    アルトのソロになると
    何と何と何と・・・・ タンゴになっちゃうんですっ!!!
    本当にタンゴのリズムで
    クルマンなんか、マジに舞台で手あげて踊り出してたもん。

    最後のコーラスのシュプレッヒ・シュティメの合唱も効果的。

    宗教曲苦手で、しかもエファンゲリストじゃなくて
    語り手とは言え、この様式を踏襲してどうなんだろう、と思っていたけれど

    寝落ちどころの騒ぎじゃなくて
    次はいったい、どんな音響が待ち構えているんだろう・・・

    最初から最後までワクワクし通しで
    もう、この音楽、いつまでも終わって欲しくないと
    背筋ゾクゾク、鼻の穴は開きっぱなし(あらはしたない)
    悶えて萌えて、いやもう、何という曲を聴いてしまったんだワタシ。

    ファウスト博士の話なんて東洋人には所詮わからんが
    このワケのわからん(笑)カンタータは
    グレートヒェンも出て来ないし(苦手なんです女性による神の救済)
    宗教的救済もないし
    (だって最後が「気をしっかり持って注意してろ」という(笑))
    メフィストの誘惑が色っぽいだけで
    何故かメフィストの誘惑には負けず、ファウスト博士は死んでしまうみたいだし

    受け入れられずに悶々とする内容ではなかったのも最高。

    しかしまぁ、マエストロ・フェドセイエフ
    よくぞこんな曲を見つけてきて舞台に乗せるわ。
    しかも、このベストの歌手陣・・・

    クルマンの低いアルトがあまりに良過ぎて
    コントラテノールが引っ込んでしまい
    あんた要らない、クルマンだけで良い(こらっ)という印象だったが
    もともとコントラテノール、あまり聴かせどころないしな。

    最近、マトモなコンサートに行っていなくて
    飢えていた、というのはあるにしても
    こんな音響オタクには最高の曲を聴けて
    幸せ一杯 ♡

    その後、気の合う友人とお喋りさせてもらって
    ますます幸せ。

    早く帰ってブログ書こうと決心していたのだが
    人生も仕事もそう甘くはなくて(以下省略)

    でもこの記事だけは
    まだ興奮の残っている時にアップしておきたい。

    真夜中過ぎにシュニトケで興奮している
    アホな私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    コンサート枯れの日々は
    残念ながら、まだ続く(涙)



    三文オペラ ウィーン劇場

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      Theater an der Wien 2016年1月23日 19時〜21時50分

      DIE DREIGROSCHENOPER
      Ein Stück mit Musik (1928)
      Musik von Kurt Weill
      Text von Bertold brecht

      指揮 Johannes Kalitzke
      演出 Keith Warner
      舞台 Boris Kudlička
      衣装 Kasper Glarner
      振付 Anthony van Laast
      照明 Bruno Poet

      マッキー・メッサー Tobias Moretti
      ピーチャム Florian Boesch
      ミス・ピーチャム Angelika Kirchschlager
      ポリー Nina Bernsteiner
      ジェニー Anne Sofie von Otter
      ブラウン Markus Butter
      ルーシー Gan-ya Ben-Gur Akselrod
      スミス Martin Berger
      フィルチ Benjamin Plautz
      ワルター Michael Schusser
      ヤコブ Florian Stanek
      マティアス Nikolaus Firmkranz
      ネッド Juliusz M. Kubiak
      ドリー Isabell Pannegl
      ヴィクセン Nahoko Fort-Nishigami
      ベッティ Elisabeth Kanettis
      ギャング・娼婦 Johannes Kemetter, Viktor Saxinger, Salomé Ritterband
      Susanne Grundsky, Christian Garland, Benedek Nagy, Philipp Tod

      オーケストラ Klangforum Wien
      コーラス Arnold Schoenberg Chor

      ベルトルド・ブレヒトとクルト・ヴァイルの
      三文オペラは
      ドイツ語関係者であればあまりに有名な作品。

      なのだが
      これ、別にオペラってワケじゃないよね?!

      国立オペラ座でクルト・ヴァイルの作品
      Aufstieg und Fall der Stadt Mahagonny が
      上演されたのが2012年。
      (調べてみたら2012年2月2日に鑑賞している)

      あの時も、演劇だよね〜と思っていたし
      このブログに引っ越す前(記録は消えました(涙))に
      フォルクス・テアーターで
      俳優さんたちによる三文オペラも観た事がある。

      今回はウィーン劇場で取り上げるというので
      あんまり興味なかったのだが

      何か、トビアス・モレッティが出演している上に
      フローリアン・ボッシュとか
      アンゲリカ・キルヒシュラーガーとか
      (この人、クルト・ヴァイルはよく歌う)
      どんどん話題になっていたので

      ただのミーハーです、どうせ(開き直り)

      こうやって前置きが長いのは
      どう記事書こうかと悩んでいる証拠。
      どうも書き難い・・・

      あくまでも、これは「歌付き演劇」であって
      その歌が、クラシック的オペラ歌手で歌われてしまうと
      たまに、違和感がある。

      クルト・ヴァイルの歌って
      どちらかと言えば、地声で話すようにワイルドに歌われるイメージ。
      そこらへん、巧く処理していたのが
      フローリアン・ベッシュ。

      この人、セリフの声も響くし
      クラシック的美声の持ち主なのに
      底力のある迫力タップリにピーチャムを歌うので

      ついついピーチャムの味方になってしまうじゃないか(おいっ)

      トビアス・モレッティは・・・俳優さんですね(だから何?)
      ギャングのボスみたいな貫禄はタップリあるけど
      何かちょっと貫禄あり過ぎ。

      なんだかんだ言って、この人も50歳代後半だし
      ポリーとのラブラブやら娼婦とのやり取りやら
      個人的好みから言えば、ちょっと違和感が・・・
      (モレッティ・ファンの皆さま、ごめんなさい)

      それに比べて、ブラウンを演じた
      Markus Butter はバスとしてはワタクシ的に評価は高いのだが

      そのバスを活かせる音楽ではないし
      警官の制服とか着せられているので
      警視総監というよりは
      下働きに見えてしまって、どうも迫力なくて
      (いや、イジイジと悩むところなんかはハマり役なのかも)

      ジェニーを演じたオッターって
      キレイな人だし、色気あってスゴイけれど
      あまりに美しく歌い過ぎで
      娼婦の下劣感がゼロ(すみません言いたい放題で)
      しかもモレッティと並ぶとオッターの方がデカイ(笑)

      いや、でも、さすがにウィーン劇場のプロダクションで
      様々な工夫を凝らして、よく出来た作品だと思う。

      回り舞台を充分に活かして
      舞台装置は暗いけれど(乞食の元締めとか牢獄だから(笑))
      舞台を作って
      衣装は原色で
      明と暗を充分に活用して
      退屈しない舞台作りで、楽しい事は楽しい。

      う〜ん、どうもワタクシ、モドキに影響されていて
      モドキ曰く

       ブレヒトは当時の社会に対して
       三文オペラで、非常に辛辣なテキストを書いているのに
       今の演出家は当時の社会批判的な部分を活かし切っていない

      ・・・という、強固な意見をお持ちなので

      いや、そりゃ、確かに、ちゃんとテキストを聴けば
      痛烈な社会批判をしているのはわからない訳ではないが
      1928年のドイツの社会状況を学んでから作品を観ろと言われても(汗)

      筋書きは
      乞食元締めの娘が
      貧しい地区の顔役と結婚したのに親が反対し
      義理の息子を
      警視総監に、舅が袖の下を渡して捕まえて
      縛り首にしてしまおうと画策するという
      ちょっとワケわからん話だからなぁ。

      かなりコミカルな演出で、笑える部分も沢山あって
      巧く出来ているし
      ウィーン劇場という箱は、こういう室内演劇向きの大きさだから
      セリフも歌も、充分にドイツ語は聴こえて来る。

      ドイツ語の字幕(歌の時だけ)が出てくるけれど
      歌の時のドイツ語も理解には全く支障がなかったのは
      歌手、というか俳優さんというか、歌役者というか
      出演者全員が芸達者だったから。

      でも、三文オペラを演劇として観るなら
      別に超一流歌手と俳優揃えて
      ウィーン劇場(チケットの値段が高い!)で観なくても
      普通の劇場で演劇として観ても良いかも。
      (俳優さんが、地声でちょっと外れた音程で歌っても
       音楽的に云々言わなければ、それでも良いような気がする)

      チケット高かったのに
      ロジェ(ボックス)の床が真っ直ぐではない上に
      椅子がグラグラで
      太めの人が座ったら壊れるんじゃないか、という
      ハード的には最悪なウィーン劇場だが

      ミーハーの一員としては
      話題になっているプロダクションを
      一応、観るだけ観たので(以下省略)

      ウィーンは雪が降って
      市電が故障したり、というのはあったけれど
      雪が多少(20センチくらい)振っても
      交通麻痺とかがない、というのは有り難いと
      つくづく思った私に
      どうぞ1クリックをお恵み下さい。



      来酒は舞踏会シーズンなんだか
      何なんだかわからんが
      コンサートもオペラもバレエも
      何も予定が入っていないので
      サボっていた仕事をしなくちゃ(冷汗)


      ミュージカル MOZART ! ライムント劇場

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        Raimund Theater 2016年1月22日 19時30分〜22時10分

        MOZART !
        Das Musical von Michael Kunze und Sylvester Levay

        Wolfgang Mozart : Gernot ROMIC
        Amadé : Lucal MACGREGOR
        Leopold Mozart : Marc CLEAR
        Colloredo : Mark SEIBERT
        Constanze Weber/Nissen : Franziska SCHUSTER
        Baronin von Waldstättn : Ana Milva GOMES
        Nannerl Mozart : Barbara OBERMEIER
        Cäcilia Weber : Brigitte OELKE
        Karl Joseph Graf Arco : Jon Geoffrey GOLDSWORTHY
        Emanuel Schikaneder : Johannes GLÜCK
        Aloysia Weber : Karolin KONERT
        Sophie Weber : Laura FRIEDRICH TEJERO
        Fridlin Weber / Johann Thorwart : Stefan POSLAVSKI
        Anna Maria Mozart : Susanna PANZNER
        Doktor Franz Anton Mesmer : Thorsten TINNEY

        指揮 Michael RÖMER

        ミュージカル MOZART ! は
        ウィーンでも3月末までの上演という事で
        会社に割引チケットのオファーが入って来たのを良い事に
        行ってみる事にした。
        (本当にタマにはこの業界も良い事がある。
         本当に「タマには」だが(笑))




        平土間後方の席で、何故か目の前に柱があって
        うわ、これ、見えないかも・・・と思ったけれど

        柱で隠されたのは端の方だったので
        観るには支障がなかった上に
        何せ平土間ですよ、平土間!(そう言う良い席座った事がない)

        割引でも、私のチケット予算の上限を越えていたけれど
        まぁ、ここだったら良しとするか。

        舞台は背景にビデオを使っていて
        これが、宮殿になったり教会だったり自宅だったり
        金をかけずに舞台が変換できる非常に良いアイデア。

        バロック時代の話だから
        シェーンブルン宮殿の御前演奏の時には
        みんなバロックの衣装で出て・・・・

        あれ???????

        何で1人、今の舞踏会みたいなロング・ドレス????
        (で、この男爵夫人の歌がむちゃ巧かった ♡)

        更に話が進んで行くと
        ビデオ投影の画面が
        今のウィーン国立オペラ座とか
        (註 国立オペラ座の建物は1869年完成)
        いや、う〜ん、あのあのあの
        他の登場人物の衣装なども含めて

        時代考証 完全無視・・・(爆)

        エレキ・ギターまで登場しちゃうし(爆笑)

        いえいえいえ、衣装は素晴らしいんですよ。
        モーツァルトが着ている白いパジャマみたいなのは
        いったい何だ、というのは別として
        皆さま、美しい豪華な衣装に身を包み

        で、音楽が
        何か、これ、どこかで聴いた事が・・・

        盛り上げ方、不協和音の使い方、リズムその他
        聴覚のデジャブが凄いんだけど

        ミュージカル「エリザベート」にそっくりじゃないか!!!!

        まぁ同じコンビネーションのプロダクションだし
        エリザベートが爆発的にヒットしたし
        気持ちはわからんワケではないが。

        平土間奥だったので
        オペラとかだったら音響最悪の場所だったのが
        マイク付きミュージカルの場合は
        音が抑えられて、耳が痛くなる事もなく
        普通に聴けたのはラッキー。

        で、この作品、何か、焦点がボケてるなぁ。
        モーツァルトの生涯を
        何だか、ダラダラ綴っただけで
        コンスタンツェとのラブストーリーと
        大人になった自分を認めてくれない父親との確執あたりが
        中心になってはいるのだろうが
        盛り上がりに欠けるし
        (で盛り上がりの歌にものすごい既視感(既聴感?)があるし。

        最初の場面で御前演奏をした
        子供のモーツァルトが
        赤いバロックの衣装とカツラを被って
        大人モーツァルトが出る時には
        必ず、舞台の何処かにいる。
        (ほとんどがピアノの周辺で作曲したりしてる)

        セリフはないけれど
        出ずっぱりで
        最後の死の場面では
        ロウソクを消す、という決定的な場面を
        この子役が請け負う。

        うわわわ、これ、子役が最も重要な役柄じゃないの?

        ミュージカルだから
        出演者全員が歌って踊って
        豪華絢爛華やかで派手な舞台と出演者で
        それなりに楽しいのだが・・・

        ほんの時々、モーツァルトの音楽が
        ミュージカル・ナンバーの中にこっそり出現するのが
        レヴァイの音楽の中で異様に浮いている。

        モーツァルトの音楽って耳慣れしている、というのはあるにせよ
        やっぱり異質というか
        ミュージカル・ナンバーの中に入ると
        そこだけ一点、飛び出てしまっているというか

        やっぱり、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトは天才です。
        (今さら何だ、と思われるかもしれないけれど
         私はモーツァルトは嫌いでもないし
         モーツァルトの音楽は高く評価するし
         こうやってフラグメントを聴いていても
         飛び抜けた天才性に驚嘆する。
         ・・・ただ、聴くと反射的に熟睡してしまうだけ)

        モーツァルトをテーマにした作品と言えば
        ピーター・シェーファーの「アマデウス」が有名で
        もちろん映画も観たし(DVD も持ってます)
        演劇作品としてもフォルクス・テアーターで観て
        これはサリエリに焦点を当てた素晴らしい作品だったが

        このミュージカルは
        モーツァルトの生涯を追って行くという捉え方なので
        作品としては全く違う。

        ミュージカルなので若い観客が多い。
        クラシック音楽には興味なさそうに見える
        この若い観客たちが
        これで興味を持って
        クラシックのコンサートにも来てくれると良いなぁ

        ・・・とババ臭い事を考えながら
        会場を後にした私に
        どうぞ1クリックをお恵み下さい。


        国立バレエ団 新人公演 2回目

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          Volksoper 2015年1月21日 19時30分〜22時10分

          Wiener Staatsballett
          Junge Talente des Wiener Staatsballetts II

          芸術監督 Manuel Legris
          指揮 Wolfram-Maria Märtig

          DIE FLEDERMAUS (Ausschnitte)
          振付 Roland Petit
          音楽 Johann Strauss Sohn, arrangiert und orchestriert von Douglas Gamley
          ダンサー
          3人のウエイター Roman Chistyakov, Andrés Garcia-Torres, Keisuke Nejime
          ヨハン Jakob Feyferlik
          チャルダーシュ Cristiano Zaccaria *, Elena Bottaro, Adele Fiocchi, Sveva Gargiulo,
          Xhesika Gjonikaj, Suzan Opperman *, Alina Rogers-Maman

          LE CORSAILE - Pas des Odalisques
          振付 Marius Petipa
          音楽 Adolphe Adam, Cesare Pugni
          ダンサー Laura Nistor, Xi Qu, Iulia Tchaciuc

          THE FALL
          振付 Attila Bakó
          音楽 Kanye West, Michael Nyman, Philip Glass
          ビデオ Balázs Delbó
          ダンサー
          神 Tristan Ridel
          アダム Zsolt Török
          エヴァ Sveva Gargiulo

          APERO (Pas de deux und Solo)
          振付 Maurice Béjart
          音楽 Charles Gounod, arr. von Hugues Le Bars
          ダンサー パ・ド・ドゥ Laura Nistor, James Stephens
          ダンサー ソロ Leonardo Basílio

          SPRING AND FALL (Ausschnitte)
          振付と衣装 John Neumeier
          音楽 Antonin Dvořak
          ダンサー Anita Manolova, Greig Matthews, Francesco Costa, Tristan Ridel

          TARANTELLA
          振付 George Balanchine
          音楽 Louis Moreau Gottschalk, arr. Hershy Kay
          ダンサー Nikisha Fogo, Géraud Wielick

          DOUBLE DATE
          振付 Trevor Hayden
          音楽 Yma Sumac, Malando, Winifred Arwell, Jim Backus & Friend
          ビデオ Balázs Delbó
          ダンサー Gala Jovanovic, Keisuke Nejime, Sveva Gargiulo*, Ryan Booth

          VALSE FANTASIE
          振付 George Balanchin
          音楽 Mihail Glinka
          ダンサー Nina Tonoli, Leonardo Basílio *, Adele Fiocchi, Laura Nistor
          Suzan Opperman, Alaia Rogers-Maman

          CREATURES (Neufassung)
          振付 Patrik de Bana
          音楽 Kayhan Kalhor, Dhafer, Youssef, arr. Carlos Pino-Quintana
          衣装 Stephanie Bäuerle
          ダンサー NIkisha Fogo, Francesco Costa, Marian Furnica, Géraud Wielick

          LA FILLE MAL GARDÉE (Pas de deux)
          振付 Joseph Lazzini
          音楽 Ludwig Hertel
          ダンサー Elena Bottaro, Greig Matthews *

          LES BOURGEOIS
          振付 Ben van Cauwenbergh
          音楽 Jacques Brel
          ダンサー Francesco Costa

          PROUST OU LES INTERMITTENCES DU CŒUR
          (Le combat des anges)
          振付 Roland Petit
          音楽 Gabriel Fauré
          ダンサー Leonardo Basílio *, James Stephens *

          GRAND PAS CLASSIQUE
          振付 Victor Gsovsky
          音楽 Daniel-François-Esprit Auber
          ダンサー Adele Fiocchi, Marian Furnica *

          FINALE
          音楽 Léo Delibes

          Orchester der Volksoper Wien
          ピアノ Chie Ishimoto

          国立バレエ団新人公演の2回目。
          今シーズン、2月にもう1回あるけれど
          それは他のコンサートと搗ち合うので残念ながら行けない(涙)

          いくつかの作品でダンサーの入れ替わりがあった。
          読者ご存知の通り、* のついたダンサーは
          この役のデビュー。

          こうもりのヨハンに、出たぞ、ヤコブが!!!
          昨日、国立オペラ座でリーズの結婚のコラ役を踊って
          続けて次の日にも、こうもりのヨハンを踊るとは
          見上げた根性、いや、体力である(笑)

          やっぱり・・・ か・わ・い・い ♡♡

          こうもりは、以前国立オペラ座でオルガさま主演で
          ローマンが旦那で、ヨハンはエノが踊ってという
          贅沢な公演を観たが(よく記憶に残ってるな(笑))

          あのエノの軽妙さやユーモアたっぷりのチャップリン風とは違って
          ヤコブのダンスは、まだまだマジメ。
          でも、その分、やっぱり初々しいの。
          汚れてないの、純真なの(以下続くが読者が呆れるので止める)

          ダブル・デートには、やっとガラが登場!!!
          もともと、このメンバーで踊っていた筈。

          根占クンとガラが並ぶと
          ガラの方がちょっと背が高い感じだが
          その「ノミのカップル」振りが、何だかすごくキュート。

          ガラもこういうキャラクター、ものすごく巧いし
          楽しんで踊っているのがよくわかる。

          スヴェーヴァ(と読むんだろうか)が小柄で
          ガラと並ぶと、かなりの身長差があって
          ライアンとガラ、根占クンとスヴェーヴァの方が
          カップルの身長差から言えばバランスが取れるのだろうが

          それをわざとしないのはトレヴォーアの意図的なものだ(断言)

          だってね〜、この身長差チグハグのカップル2組が
          ものすごく面白いんだもん。

          1月7日の記事にリンクしておいたビデオ・クリップでは
          テーブル・ダンスしか入っていなかったけれど
          実はテーブル・ダンスは、この作品の3分の1くらいしかなくて
          他の部分の「ダブル・デート」がむちゃくちゃ楽しいの。

          特に「シャンパンどうかね?」「あら、美味しいわ」から
          無害に始まるバラードが
          どんどん酔っ払っていって
          笑い声ばっかりの音楽?に合わせてのデュエットが
          爆笑もので、何回観ても、大笑いしてしまう。
          (客席で笑ってもテープの音楽?の笑い声に紛れるから大丈夫)

          バランシンのワルツ・ファンタジーでは
          ニナ(トノリ)とレオナルドが、すごく良い感じ ♡
          クラシック・バレエの落とし子みたいな2人が
          ノーブルで、正にこれがクラシック・バレエだ、という
          華やかなダンスを見せてくれた。

          リーズの結婚(パリのオペラ座版らしい)は
          エレナとグレイクのコンビネーション。

          うはははははは、エレナが可愛い ♡
          グレイクはちょっと整い過ぎなのだが
          テクニックも抜群で軸がズレないし
          若いカップルの初々しさは良く出てる。
          う〜ん、このカップルも楽しみかも、うっふっふ。

          しかし、しかし、しかし
          驚いてひっくり返ったのはフランチェスコの
          レ・ブルジョワ!!!

          フランチェスコの運動能力って・・・・天才じゃないかこれ。
          身体のタイプとしては
          王子さまというよりは、もっとワイルドな持ち味がある。

          演技も巧い。表情が豊かで、コロコロ変わる。
          仕草一つ一つに、ちゃんと意味を込めて踊っている上に

          きゃ〜〜〜っ、何ですかそのジャンプの高さは!!!
          空中に浮いてるみたいな高さで悠々と飛ぶ。

          背が高くて手足が長いから
          その空間の大きさがタダモノではない。

          ダニール・シムキンや
          昔のグレゴール・ハタラのような優美感はほとんどなくて
          動きが鋭角的で、時々、運動・・・のような感じもしないではないが

          乗りに乗ってのトンボ返りを

          最後、3回もするか普通????
          (註 普通は2回でお終いです)
          (もしかしたら見間違いか? でも2回以上飛んでたような気がする)

          おいおいおいおい
          しかも、トンボ返りの前のジャンプも
          空中で止まるくらい高いジャンプを繰り出して

          何ですかこの運動能力は
          アナタはバリシニコフの再来か
          ・・・と言ったら大袈裟かもしれないが

          このダンサーの運動能力、ずば抜けてる。
          今の国立バレエ団の中でもトップじゃないだろうか。

          いやいやいや、驚いた。
          ハタラの割にノーブルなダンスが
          私にとってのスタンダードだったので
          この間、観た時には、ずいぶん違うなぁ、という印象だったが
          このワイルドさ、かなりツボにハマる。

          ワイルド+運動能力と言うと
          国立バレエ団の野生児集団が居るが(笑)
          この野生児集団に迫っていく才能があると断言する(強気)

          Proust ou les … は
          今回はレオナルドとジェームスのカップルで

          むふふふふ
          これ観たら、一直線に腐女子の道を(以下省略)

          レオナルドだが
          このダンサー、面白い。
          ジェームスとかヤコブとかは
          どのダンスを踊っても、ジェームスでありヤコブなのだが

          レオナルドって、ダンスによって別人みたいに変わる。
          それだけ色がついていないダンサーなのか
          いくつか演目を踊ったのだが
          そのたびごとに、身体の感じも表情も違う。

          最後のグラン・パ・クラシックでピンで踊ったのは
          美人で華やかなアデーレと

          リーズの結婚で雄鶏の着ぐるみに入っていたマリアン(♂です、念の為)

          実は、このマリアン
          国立オペラ座のカーテン・コールの時に
          雄鶏の着ぐるみの頭を取って登場した時

          あああああああっ、○○○クン・・・
          キンコンカンコン ♫♫♫

          すみません、小学校の時の初恋の君にそっくりで
          いや、ダンサーのマリアンには不愉快だと思うけれど
          でも、本当に似てるの ♡♪♪♪♫♩♡

          すみません、何か興奮してしまって・・・(汗)

          今回は着ぐるみという余計なものなしに
          初恋の君の顔で
          アデーレと踊るグラン・パ・クラシック
          ああ、もう、うっとりと観るしかないじゃありませんか。

          何てカワイイの・・・
          老醜を晒しても、生きてて良かった(呆)

          そのような訳で
          芸能人追い掛けと全くかわらない
          きゃ〜っ、というアホな状態で
          バレエ・ダンサーを追い掛けている
          アホな私に
          どうぞ1クリックをお恵み下さい。



          考えてみれば
          ウチの母親が歌舞伎にハマったのも
          私くらいの歳からだったと思うので
          ウチの母系の家系には
          イケメン男を老年になってから
          ひたすら追い掛けるという血があるのかも(言い訳)



          リーズの結婚 7回目

          0
            Wiener Staatsoper/Staatsballett 2016年1月20日 20時〜22時10分

            LA FILLE MAL GARDÉE
            Ballett in zwei Akten nach einem Libretto von Jean Dauberval
            振付 Frederick Ashton
            音楽 Ferdinand Hérold, frei bearbeitet und eingerichtet von
            John Lanchbery nach der Fassung von 1828
            舞台・衣装 Osbert Lancaster
            指揮 Alexander Ingram

            未亡人シモーヌ Eno Peci
            リーズ Natascha Mair *
            コラ Jakob Feyferlik *
            トーマス Gabor Oberegger
            アラン Richard Szabó
            村の公証人 Christoph Wenzel
            書記 Cristiano Zaccaria
            オンドリ Marian Furnica
            メンドリ Sveva Gargiulo, Xhesika Gjonikaj, Alaia Rogers-Maman, Iulia Tcaciuc
            リーズの友人 Elena Bottaro *, Iliana Chivarova, Nikisha Fogo, Eszter Ledán,
            Anita Manolova, Anna Shepelyeva, Nina Tonoli, Franziska Wallner-Hollinek
            村の住人たち Adele Fiocchi, Oxana Kiyanenko, Erika Kovánová, Elisabeth Maiorano
            Andrea Némethová, Laura Nistor, Suzan Opperman, Xi Qu, Oksana Timoshenko,
            Liudmila Trayan, Céline Janou Weder, Beata Wiedner,
            Leonardo Basílio, Francesco Costa, Marat Davletshin, Alexis Forabosco,
            Igor Milos, TKamil Paelka, ristan Ridel, James Stephens, Alexandru Tcacenco,
            Zsolt Török, Jaimy van Overeem, Géraud Wielick

            リーズの結婚、今シーズンの最終公演。

            リーズとコラに
            ナターシャとヤコブがデビュー ♡♡♡♡♡

            そうよ、そうなのよ
            これこそが、リーズの結婚でしょう!!!!
            (だって2人とも、20歳になるかならずか・・・)

            正に奇跡の舞台というか
            絵に描いたような「リーズの結婚」で
            バレエ漫画なんかメじゃないわよ。

            これこそが、あの8等身だか9等身だかの
            少女漫画的バレエ・コミックを
            そのまま舞台に持ち込んだとしか言えないわ ♡

            すみません、すごく興奮してますが
            許してクダサイ(恥)

            しかも、しかもですよ
            読者のみなさん
            この主役の2人とも

            ウィーン生まれのウィーン育ちで
            国立バレエ学校出身!!!!!!!

            ああ、今まで何年もロシア勢に押されていた
            ウィーン国立バレエ団にも
            やっとウィーンっ子たちが戻って来た!!!
            (ワケのわからん愛国心ですみません、日本人なのに(汗))

            小柄で身体が柔らかくて
            確固とした技術を持つ安定したナターシャの
            あのキュートさには
            もう、もう、もう、参りますよ、これは。

            もともとスーパー・キュートで
            キューピッドとか踊らせたら
            胸キュンどころの騒ぎじゃなかったダンサーが
            リーズを踊ってくれたら
            胸キュンキュンで、私はもうメロメロです。

            加えてヤコブのコラが
            うわああああああっ
            今までミハイルの、ちょっとごつい感じのコラに慣れていたら
            全然イメージが違うじゃないか!!!
            何て初々しくて若々しくて ♡♡♡ もう言葉がございません。

            だってヤコブの身体の美しさが尋常じゃない。
            9等身ですかあのダンサーは
            手足の長さが抜群で
            ジャンプして足なんか伸ばしたら
            掴む空間の大きさがスゴイんだもん。

            しかもゴツゴツした筋肉の付き方してなくて
            正確なパなのに、あくまでも限りなく優雅でノーブル。
            正に夢に見る王子さまが
            忽然と舞台にナマで登場してしまったとしか思えません!!!

            1幕目から
            きゃ〜〜っ、足が長い、手が長い!!!と
            心の中で大騒ぎしていたのはワタクシです。

            ヤコブはまだ20歳にもなっていないらしいが
            その優雅さ、テクニックの確かさ
            カワイイ顔でニコッと笑って
            ナターシャを見つめると
            もう、本当に愛が溢れていて

            何て可愛いカップルなんだ!!!

            売れ残りとしては
            カップル見ると、このやろう、と普通は思うんだけど(こらっ)
            あんなに可愛らしいカップル
            どんなに腹黒い私でも応援したくなるじゃないですか。

            え〜い、監督、何で最初からこのカップルで踊らせないんだ?!

            いや、マリアは良いし、橋本清香嬢だってカワイイ。
            ロベルトのコラやミハイルのコラも良い。

            だけど、ナターシャとヤコブの
            初々しさと可愛らしさと
            お互いへの信頼と、好き好きって気持ちの表現は
            これまでの舞台で見た事のないほど
            観客にストレートに伝わってくる。

            どの場面を取っても絵になっていて
            カワイイの何のって
            最初から最後まで、ただただ悶えてましたよ、ワタシ。

            ええ、ええ、読者の皆さまは呆れていらっしゃるとは思いますが
            オバサンとしては、ノック・ダウンでございます。

            例によってロバ登場のシーンは
            手に汗を握ってドキドキ。

            今日もやっぱりロバが暴走しかけて
            うわわわわ、と思ったけれど
            オーケストラ・ピットに落ちての大事故というのは
            何とか避けられてホッ・・・

            と思ったら

            後半のリーズのモノローグにコラ登場の場面で
            藁の束が転がっていって
            あっ!

            と思ったらオーケストラ・ピットに落ちた!!!

            コントラバスとトロンボーンの
            ちょうど、ほんの少し空間のあるところに
            偶然にも落ちたからまだしも
            (コントラバス奏者とトロンボーンは
             さぞ驚いた事であろう。だって彼ら、舞台見えないし)
            見ている方は気が気じゃなくて
            ああああああ、転がっていく・・・(汗)

            事故にならなくて良かった(本気)

            ナターシャは今までも、かなり重要な役で踊っているが
            ヤコブはコールドから
            初めての抜擢で主役級にデビュー。
            (実は前から目を付けていたので(笑)
             こうやって出て来てくれると、隠れファンとしては嬉しい)

            ナターシャとヤコブで
            ロメオとジュリエットとか踊ってくれたら
            オバサン、失神してしまいそうな気がする。
            マノンでも良いし(うわ、デグリュー、ヤコブ合いそう)
            白鳥の湖でも(ナターシャのオデットとオディール、うわわ)

            こんなに絵になるカップル
            監督、どうぞあちこちの舞台で使って
            我々、観客の胸をキュンキュン言わせて下さい!!!

            喜ばしい事に、この2人はまだ本当に若いので
            これから、どんどん活躍するだろう。うっふっふ。

            まだ10年くらいは
            私もヨボヨボになっても
            バレエ公演を追っかけられると思う。
            (しかも本気で追っかけるつもりでいる)

            チケットに金使い過ぎて
            自宅で飢え死にしている可能性もあるな、と
            本気で一瞬考えた私に
            どうぞ1クリックをお恵み下さい。



            雪の女王 フォルクスオーパー 4回目

            0

              Volksoper / Wiener Staatsballett 2016年1月17日 18時30分〜21時


              Die Schneekönigin

              Ballett in drei Akten, frei nach dem Märchen von Hans Christian Andersen


              振付・演出 Michael Corder

              音楽 Sergej Prokofjew

              音楽編集 Julia Philips

              舞台 Mark Bailey

              照明 Paul Pyant

              ビデオ Imantas Boiko

              指揮 Martin Yates


              雪の女王 Nina Poláková

              カイ Greig Matthews

              ゲルダ Nina Tonoli

              ゲルダの祖母 Ursula Szameit

              ジプシー女 Nikisha Fogo

              ジプシー男 Richard Szabó

              狼 Leonardo Basílio, Jakob Feyferlik

              北極狐 Anita Manolova, Céline Janou Weder

              バラ Andrey Kaydanovskiy, Tristan Ridel

              妖精 Adele Fiocchi,, Eszter Ledán, Natascha Mair, Suzan Oppermann

              Martin Dempc, András Lucács, James Stephens, Andrey Teterin

              トナカイ Géraud Wielick


              実は上記以外にも、役柄はあと58あって

              重なっているダンサーが多いものの

              58人の名前を列記するのも面倒なので、これにて勘弁。

              (ベテランから新人まで、知ってる名前もずいぶん出ている)


              昨年12月18日を以て、最後の鑑賞にする筈だったのだが

              何故かチケット買っていて

              無駄にするのももったいないので出かけて来た。


              通常は天井桟敷の一番後ろ辺りの安い席を購入するのだが

              ロジェの2列目(同じ値段)を買ってみたのだが

              大失敗である(涙)


              ロジェでも、平土間だったら2列目の安い席はお得だが

              さすがに3階になると

              いくら一番舞台から離れたところのロジェとは言え

              舞台が半分以上、見切れてしまって

              下手半分のダンスが、全く見えない。


              国立オペラ座だったら

              立てば問題ないところなのだが

              フォルクス・オーパーの座席は・・・立てません(きっぱり)

              色々とやってみたのだが

              舞台脇なので、どうやっても身体を捻って乗り出すしかなく

              それをあまりやり過ぎると

              前列の観客の上に転がってしまって

              大事故になりそうなので(本気)諦めた。


              という訳で半分見えないバレエ。

              全然面白くない。


              最初のビデオ画面は各ダンサーごとに収録されたらしく

              ニナ(ポラコヴァ)の顔が出て来た。


              今までオルガさまばかりだったので

              見劣りするかと思っていたら

              意外や意外に、ニナって化粧すると美人になるじゃん。


              ブスとか言うのじゃないけれど

              彼女、ちょっと歯並びに問題があって

              ニコッと笑うとアレ、という感じだったのだが

              もしかしたら矯正した???


              オルガさまに勝つ美しさのダンサーは

              世界中にも珍しいと思うので例外として

              ニナの雪の女王も、なかなか堂々としていて美しい。


              でも、もう1人のニナ(トノリ)ですよ ♡♡♡

              やっぱり・・・初々しくて可愛い。


              これはもう、年齢的な事から言っても

              やっぱりハマり役で

              可憐でカイ一筋で、健気で、むちゃカワイイ。


              相手役がグレイクで

              2人ともロンドンのロイヤル・バレエ学校の卒業生。


              グレイクって、ウィーン国立バレエ団に入った頃から

              何か、カワイイ子が入った、と注目していて

              かなり頻繁に舞台に乗って

              何となく中堅というイメージがあったのに


              ヤング・タレントにも出演したりしてるので(笑)

              きっと、まだ若いんだろう(すみません(汗))


              クルミに出て居た時には

              (よくパストラーレ踊ってた)

              まだ体力がイマイチかな、という印象だったが


              この演目の踊りっぱなしのカイが

              余裕で踊れるようになって来たのだから

              スタミナは充分に蓄えて来たようだ。


              これからの活躍が楽しみなダンサーである。


              あれだけキレイなオトコノコだと

              もちろんソッチの世界の子だと思うのだが

              ご興味のある方は

              3年前の気負ったプロモーション・フィルムをご覧下さい(ここ


              独身の皆さまにはちょっと刺激が強いかも(笑)

              かなり擦れた中年のオバサンには眼福です。


               (グレイクのプロモーション貼ったら

               やっぱりニナ(トノリ)ちゃんの

               プロモーションも貼っておかねば → ここ 

               かなりマジメ(笑))


              さて、舞台半分以上見えなくても

              舞台はキレイ、衣装もとてもステキ

              ダンサーの雰囲気もバッチリで

              よく踊っているのに


              何回観ても、つ・ま・ら・な・い!!!!


              冗長過ぎる!!!

              繰り返しが多過ぎる!!!

              無駄が多過ぎる!!!


              プロの振付に文句言うイヤな観客ですみませんね。

              でも、例えばゲルダとカイのラブラブのデュエット

              最初はわかる。最後もわかる。


              ただ、途中にバラの精か何か

              ワケのわからん全身レオタードの男性2人が登場して

              その後のゲルダの夢の中のデュエットって

              全然意味ないじゃん(断言)


              それ言ったら、2幕で、バラの精が

              男性2人、全身レオタードの体型モロミエ姿で出てくるのは

              子供を連れて来ているお母さんたちへのサービスか?


              地味顔のさりげないイケメンのアンドレイも素敵だったが

              一緒に踊ったトリスタンが・・・この子、新人?

              またすごくキレイな顔立ち(と身体つき)の男の子だわ ♡

              (ナニ観てるんだワタシは)


              振付そのものも、クラシック流儀に則って

              アラベスクやジュテやピルエットの連続技で

              結構な超絶技巧が入っているのに


              だったら、クラシックのパ・ド・ドゥみたいに

              2人の絡み、それぞれのソロ、最後にコーダという

              短いサイクルで組めば良いのに

              デュエットを延々延々と10分くらい

              ずっと踊らせているんですよ、この振付師は。


              で、ゲルダとカイのデュエットだって

              最初のダンス、途中のダンス、最後のダンスで

              ほとんど変わりないんだもん。

              観てて退屈にもなるわよ、これ。


              音楽はプロコフィエフとは言え

              ほとんど知られていないバレエ音楽で

              1幕の最後に突然交響曲5番の第2楽章が出てくるのが

              音楽的には面白いだけで

              あとは・・・う〜ん、もう言うまい。


              この公演、行くたびに

              観客の80%以上が子供たちで

              学校のクラス全員の参加かよ、という集団もあちこち見かける。


              いや、確かに、輪舞なんかに子供の集団が入るとコワイが

              このアンデルセンなら、子供でも・・・

              しかし、しかしだよ、これ、子供が観ても退屈しないのかしら・・・


              私みたいにバレエに擦れてないから

              反って子供の方が楽しめる演目なのかなぁ。

              (バレエの振付も繰り返し多いし・・・)


              割にしつこく1つのモノを追い掛ける私だが

              今まで、絶対にもう追い掛けないぞ、と思ったバレエ作品が

              一つはマリー・アントワネット。

              (バナの振付で、上がバロックの上着で下がナマ足)

              でも、これ、また取り上げられるので、1回か2回は行くかも。

              もう一つが、カルメンで(ハタラがとんでもない役だった(涙))

              これは既にレパートリーから消えている。

              ここにもう1作品が加わった。ふん。


              この「雪の女王」も、これだけ子供が入れば

              子供は75%割引なので、赤字かもしれないが

              観客動員としては良い記録を残すだろうから

              これからも上演されるだろうが


              もう行きません(きっぱり)


              来週は楽友協会は舞踏会準備のためクローズしてしまうし

              コンツェルトハウスではレゾナンツェン古典音楽祭だし

              ちょっと寂しい週になりそう。

              (んな事を言ってないで仕事しなさい!!!!)


              太陽出ていたのに

              グダグダ過ごして喰っちゃ寝を繰り返して

              無為に日曜日を過ごしてしまった私に

              どうぞ1クリックをお恵み下さい。





              バイエルン国立バレエ + リチャード・シーガル

              0

                Festspielhaus St. Pölten Großer Saal 2016年1月16日 19時30分〜21時10分


                Richard Siegal

                Bayerisches Staatsballett


                Matric Dozen

                振付 Richard Siegal

                作曲 Lorenzo Bianchi Hoesch

                衣装 Alexandra Bertaut

                照明 Gilles Gentner

                ダンサー Katharina Christl, Jonah Cook, Caroline Geiger, Katherina Markowskaja,

                Mylène Martel, Kévin Quinaou, Nicha Rodboon, Corey Scott-Gilbert

                Diego Tortelli, Zuzana Zahradníková


                Model

                振付・舞台・ビデオ Richard Siegal

                作曲 Lorenzo Bianchi Hoesch

                衣装 Alexandra Bertaut

                ドラマツルギー Tobias Staab

                照明 Gilles Gentner

                LES プログラム Jean-Philippe Lambert

                ダンサー Katharina Christl, Jonah Cook, Dustin Klein, Nicholaus Losada

                Katherina Markowskaja, Kévin Quinaou, Nicha Rodboon, Corey Scott-Gilbert,

                Diego Tortelli, Zuzanna Zahradníková


                土曜日は気温がマイナスになって

                道路氷結の可能性がある、というので

                シャトル・バスを使ってサンクト・ペルテンの祝祭劇場へ。


                バイエルン国立バレエとリチャード・シーガルの公演。

                こういうのやってくれるからサンクト・ペルテンの劇場、好き ♡


                ラジオでかなり宣伝していたせいか

                割にご年配の方々が多いのだが(笑)

                それ言ったら、私だって、かなりご年配かも(爆笑)


                サンクト・ペルテンの劇場には18時過ぎに到着して

                18時30分からプレトークがあると言うので行って来た。


                リチャード・シーガル自身が登場して

                ミュンヒェンに暮らしているのでドイツ語はある程度は出来るが

                家族はパリにいるし

                私の出身はニューヨークで・・・


                という訳で、何故か途中から、結局は英語になった。


                振付師でダンサーだから

                やっぱり喋るのはそんなに得意ではなさそうである。


                ダンテの神曲の話とか出て来たのだが

                脈略がよくわからないけど

                モデルという職業はライトに晒され

                大音響の音に翻弄され

                人間の身体からトルソを云々・・・やっぱりよくわからん。

                私の英語力が足りなかったのかしらん???


                面白かったのが

                振付のメソッドの話になった時

                突然、マイク持ったまま立ち上がって


                感情に動かされて、ダンス表現を始めると

                そのまま、身体の持っている表現が一人歩きを始めて

                後は、身体が表現したい事を自然にそのまま出して行く事で

                感情が身体表現に化していく


                ・・・ああ、この人、本当にダンサーなんだ。

                自分の表現を外に出すのに

                私は言葉を使うけれど

                (で、言葉で表現できない感情については

                 ほとんどそういうものを持っていないか(感受性欠如)

                 あるいは無視して沈黙(ヴィットゲンシュタイン))

                芸術家たちは、表現を外に出すのに

                芸術メソッドが最初に来るんだわ。


                まずは Metrix Dozen 

                音楽はテープで、音楽というよりはメタル・ロックというか

                雑音というか、リズムだけと言うか(笑)


                あちこちに現れるスポット・ライトにダンサーが立ち

                (おおお、暗闇の中で移動するのかプロは・・・)

                その後、全体に照明が当たると


                見事なフォーメーション!!!!


                色々なやり方やカタチで、ただ移動しているだけに見えるのだが

                これが確かにメトリクスというか

                フォーメーションの中に突然異分子が混じったり

                その異分子が他を巻き込んで別のメトリクスを作ったり


                ダンサーは様々な人種と

                大きい人から小柄な人まで様々なのだが

                これがもう、見事に統一性や多様性を見せてくれて

                ほとんどストーリーの見えない抽象的な表現なのだが

                (途中で1カップルが異様にエロっぽくなったのは私の妄想)

                全然飽きないし、いつまでも観ていたい気分。


                そんな事書いても、読者の皆さまにはさっぱりわからんだろうが

                Youtube で探すと、リチャード・シーガルの

                他の作品が、バイエルン国立バレエの紹介で出てくるので

                そちらをぜひご覧あれ(1分ほどです)



                さて、後半の作品は「モデル」

                プレトークで、振付師自身が


                すみません、この作品は

                私が観た中で、最も暴力的なバレエです

                ごめんなさい


                と言っていた(笑)


                で、確かに暴力的とも言えるけれど

                それは、舞台上で暴力がバレエに形を変えて行われるのではない。


                まずは音楽が、低音の凄い響きで、大音響でズンズン来る。

                座っている椅子が震えているのがわかる。

                当然、観客の身体も共振している(に違いない)


                モデルが晒されるであろうスポット・ライトの

                瞬間的なフラッシュが容赦なく観客にも当たる。

                (よって、てんかん症状とか出る人は避けるべきで

                 これは、ちゃんと公演の前にアナウンスが入る)

                LED のテレビ画面が(照明のみ)何台も出てくるし

                後ろからは、照明がパチパチ当たる。


                その中をダンサーたちが踊るのだが

                激しい踊りで、すごいテクニックで

                ソロになったり群舞になったりするものの


                う〜ん、この作品、あまりに低音のズンズン音と

                照明のパチパチが印象的過ぎて

                数時間経ってみると、ダンスはほとんど記憶にない(こらっ!)


                後半になると、後ろの LED  に

                FOR REJECTED AN INFERNO とか

                FOR ナントカ(記憶にない)PARADICE とか

                表示されるので

                あぁ、これがダンテの神曲と、何か拘ってくるのか。


                でもよくわからん(自爆)


                地獄だか天国だか

                低周波の大音響に全身マッサージされた事しか

                記憶に残っていない(呆)


                帰りのバスに戻って来たご老人たちが

                音楽が酷かったわ、とあちこちでブツブツ言っていたが(笑)

                ああいう作品は

                もうちょっと若い人の多いベルリン辺りだとウケが良いかもしれない。


                うははは、これ、ウィーンで上演しないのも

                何となく納得できたりして(やっぱり保守的なんだよね、この街は)


                でも、モダン・ダンスにも様々な試みがある、という事が

                実感できる夕べで

                観に行って良かった ♡


                寒くなるという予報も

                雪や氷結の予報も外れて

                これなら自分の車でドライブした方が・・・と

                思わなかったわけではないが

                バスって割引で10ユーロ、しかもプログラム付きと考えると

                ガソリン代よりずっと安いわ(約3分の1)

                などと

                ケチな事を考えている私に

                どうぞ1クリックをお恵み下さい。




                ジェローム・ベル 「ガラ」

                0

                  Tanzquartier Wien 2016年1月15日 19時30分〜21時


                  Jérôme Bel

                  Gala


                  コンセプト Jérôme Bel

                  アシスタント Maxime Kurvers, Chiara Gallerani

                  パーフォーマー Adjoa Noemi Chana Ackwonu,  Nana-Gyan Ackwonu,  Marlies Drmola, Hannelore Jarvis Essandoh, Berit Glaser, Leonie Hegyi, PLENVM, Susanna-Claudia Krasny, Johnny Mhanna, Dante Murillo, Christian Polster, Vera Rebl, Iva Rohlik, Luis Thudium, Anna Toth, Manaho Shimokawa, Nilo Correa Vivar, Yuri Correa Vivar, Chris Yi, Markus Zett

                  衣装 the dancers


                  ジェローム・ベルの事から書かねばならないと

                  大変な事になってしまうので

                  興味のある方はググってみると、いくつか記事が出てくるので

                  (日本にも何回か行っている模様)

                  そちらをどうぞ(=無責任(爆))


                  以前から追い掛けていたケースマイクルとの

                  共同作品で、「3つの別れ」(2010年3月30日)を観てから

                  この人の作品、できるだけ観るようにしている。


                  2014年のパーフォーマンスは

                  ちょっと限界ギリギリだったが(笑)


                  徹底的に私が脱帽したのは

                  2013年7月28日の DisabledTheater である。


                  さて、今回は「ガラ」という演目。

                  オーストリア初演。


                  プログラムないし

                  何が始まるんだか、さっぱりわからんし(笑)


                  舞台の幕が上がると

                  劇場の写真がスクリーンに映される。

                  豪華絢爛なオペラ座から始まって

                  どこかの簡素なホールや

                  ローマの劇場の遺跡や

                  日本の歌舞伎座の写真から

                  公演の野外劇場、人形劇の舞台 その他その他で

                  芝生に椅子が置いてあるだけ、というのもあったし


                  ざっと50以上の劇場を次々に見せられて

                  おいおいおい、私はダンスを観に来たはずだ(怒)


                  これが終わると、後ろのスクリーンが閉められて

                  前に手書きで書いた看板が立つ。


                  バレエ・・・と書いてあるぞ。


                  ショパンの胃薬音楽(日本の皆さまならすぐわかる)と一緒に

                  ダンサーが一人づつ登場して

                  舞台の真ん中でピルエット。


                  ピルエット????


                  一応、廻ってはいるけれど

                  ヨロヨロっという人も居れば

                  ルルベも出来ずに、ちょっとだけ、という人

                  あ、この人プロだ、とわかる

                  プリエから見事なルルベで3回転しちゃう人

                  6歳くらいの子供もいるし

                  車椅子の女性もいる(ちゃんと車椅子で廻る!)


                  うははははは、ピルエット(もどき含む)一つで

                  それぞれに持ち味があって面白いじゃないか。


                  その後は、何と、ジュテですよ、みなさん!!!!

                  これも、ジャンプだけで終わる人もいれば

                  ジャンプになってないよそれ、という人も

                  うわわ、しっかりクラシックのグラン・ジュテ、という人

                  車椅子ダンサーは手を広げて移動。


                  これもそれぞれのジュテがあって

                  何か、ここら辺から、むちゃ面白くなって来た。


                  普通だったら

                  え〜い、ドシロウトの技で金を取るな、とか

                  ついつい言ってしまうのだが

                  ド・シロートもプロも居る

                  しかもプロの技より、ド・シロートの方が

                  面白かったりするんだもん。


                  舞台の下手の立て看板をダンサーが捲る。

                  おいおいおい

                  あの立て看板、大型カレンダーの裏に

                  マジックで書いたのね?(爆笑)

                  (カレンダーが見えるのである)


                  お次はワルツ???


                  2人が組になって出て来てワルツを踊るのだが

                  これがまた、何とも個性的。

                  車椅子の女性ダンサーは

                  クラシックばりばりの男の子が

                  実に巧く引っ張って、ちゃんとワルツになっていて凄かった。


                  で、マイクル・ジャクソン(爆笑!!!!!)

                  後ろ向きムーン・ウォーク!!!!!!


                  うはははははは

                  これ、クラシックのバリバリのダンサーより

                  全然目立たなかったド・シロートたちの方が巧かったりするじゃん!!!


                  ダンサー全員の3分の即興ダンス。

                  すごいこれ。各ダンサーの個性が際立って面白い。

                  寝技に持ち込むダンサーも多くて

                  ちょっと高いところから(遅れそうになったので前の席がなかった)

                  舞台全体を見下ろすと、すごく面白い。


                  そして「お辞儀」(笑)

                  また1人づつ、舞台に登場して、それぞれお辞儀。

                  これもまた、それぞれに個性的。


                  その後、1人の女性ダンサーがソロを踊る。

                  ソロって言ったって

                  クラシック・ダンサーでもコンテンポラリー・ダンサーでもないが

                  単純で技術は要らない動きなんだけど

                  音楽に乗って、とても情緒性に富んでいて

                  うううううん、シロウト技術でも

                  あれだけ音楽性の高い「動き」が出来るのか・・・


                  と思っていたら

                  今度は、カレンダーの裏側を捲ったら

                  手書きでカンパニーと書いてあって

                  何をやりだすの?


                  ダンサー全員が舞台に立つ。

                  その中で1人が前に出て来てソロを踊ると

                  ダンサー全員が、その真似をする。


                  これが、これが、これが・・・


                  うおおおおおおおっ!!!


                  今まで目立たなかったダンサーたちも

                  ピンで自分のダンスをすると

                  ものすごい個性 ♡


                  ちょっと変わった目立たないオジサンだな、という人もいて

                  この人、ずっと不器用で

                  観ていて、かなり痛々しかったんだけど


                  ピンでソロを踊らせたら

                  むちゃ光るじゃないの・・・


                  ああ、そういう動きもあるし

                  ちゃんとダンス作品になってる(驚愕)


                  イスラム風の座ったままで

                  手と頭だけで動いた男性ダンサーも印象的だった。


                  で、車椅子の女性ダンサーがピンに立った時

                  何をやりだすんだろう、と思ったら


                  車椅子を後ろに倒して

                  (もちろん合わせて後ろのダンサーたちもひっくり返る)

                  床の上で、不自由な足を手で上げたり

                  広げたり、曲げたり、膝行ったり動いたり


                  うわ、このダンサーの柔軟性、スゴイじゃない。

                  しかも、ちゃんと床の上でのダンスとして完成してる。


                  若いけれど、結構ふくよかな女性ダンサーは

                  手と腕の表情が半端じゃない。

                  踊り出すと、体型なんか全く気にならなくなって

                  とてもチャーミングでエロチック。


                  バトン・ダンサーの女性が前に立った時は

                  ダンサーの半数が舞台袖に隠れたので

                  ああ、得意な人しかやらないのかしら、と思ったら


                  バトンの数に制限があったらしく

                  2回続けて、ダンサーも入れ替わりで

                  全員が、高度なバトン・ダンス(の真似(笑))


                  ピンで踊ったバトン・ダンサーは

                  これはもう間違いなくプロ。

                  見事に見事なバトンさばきとダンスで見とれてしまったけれど


                  後ろの方の真似するダンサーたちの動きが

                  これまた、むちゃ可笑しくて爆笑もの。


                  クラシックをバリバリに踊っていたダンサーが

                  バトン投げると、絶対に取れずに落っことしていたり(笑)


                  6歳くらいの小さな子もピンに立って踊って

                  ダンサー全員が真似していたんだけど

                  すごく可愛いんですよ ♡


                  これ、スゴイ作品だ。

                  本当にクラシックのバリバリのプロからセミプロ

                  体型にちょっと難ありの人とか

                  すごく不器用そうな人とか

                  身体障害者とか

                  すごく変わった感じの人とか

                  普通のそこら辺にいそうなお兄ちゃんとかオバサンとか


                  正に社会の縮図みたいな様々な人間が

                  得意、不得意関係なく

                  得意な人はそれなりに踊り

                  不得意な人でも、また違った面で煌めくところがあって


                  みんな違ってみんな良い・・・って

                  こういう舞台の事を言うのか(感嘆)


                  様々な人たちが居て

                  ジェローム・ベルは

                  究極的に人間というものを

                  全体として、全く否定せずに

                  丸ごと、そのまま受け入れてしまう。


                  適材適所とは言うけれど

                  社会の中でせわしい日々を過ごしていると

                  どうしても、出来ない奴は出てけ、とか思ってしまうのだが


                  人間って、例えばこれが出来なくても、あれは得意とか

                  きっと、何か役割があるのだ。


                  そして、ジェローム・ベルもダンサーたちも

                  決して、甘い「助け合い精神」とか

                  障害者や、何かが苦手な人を助けてあげようとか言う

                  上から目線を一切持っていない。

                  当然の事ながら、憐憫もないし、哀れむ感情も全くない。


                  障害も、不得意も、すべてその人の個性であって

                  そのまま、受け入れてしまった先にあるのが

                  このパーフォーマンスなのである。


                  だから失敗や不得意な事に対して

                  我々観客は、全く哀れみの感情を持つ事なく

                  わっはっは、と笑っていられるし

                  それはきっとダンサーに取っても同じだと思う。

                  失敗は失敗で、ちゃんとパーフォーマンスになってるんだもん。


                  すごく楽しい時間 ♡

                  最初の劇場の50枚の写真はちと退屈だったが

                  終わってからつらつら考えるに

                  あの劇場の写真って

                  パーフォーマーたちの比喩だったのかもしれない。


                  小さな劇場から大きな劇場まで

                  過去から現在まで

                  豪華な内装から、簡素な舞台まで


                  同じように人間だって

                  色々な人がいて、当たり前。


                  そして、我々観客こそが

                  こういうパーフォーマンスを観る事によって

                  頭の中に

                  大きな劇場から小さな劇場まで

                  過去から現在まで

                  豪華な内装から、簡素な舞台まで


                  観たすべての作品を、まるでパーフォーマンスの博物館のように

                  宝物として、頭脳という箱に仕舞っておける。

                  (だから観客というのはある意味、ものすごく幸せなのである)


                  ジェローム・ベルの、こういう、偏見のなさって

                  スゴイなぁ・・・


                  日本社会が能率化ばかり目指して

                  障害者や、社会生活不適応な人たちを締め出して

                  仕事のデキる人ばかりを目一杯使おうとしている今現在


                  こういうパーフォーマンスこそ

                  日本の政治家たちに観てもらいたい。

                  世界観が変わりますよ。


                  とか言いつつ

                  やっぱり帰る時に

                  自分の車の前に

                  ヘタクソなドライバーがウロウロしていると


                  え〜い、早く退け

                  ヘタクソな運転するなら

                  市内なんかに車で出てくるんじゃないよ


                  ・・・とか

                  1人で罵倒しながら運転してしまう

                  人間の出来ていない私に

                  どうぞ1クリックをお恵み下さい。





                  ウィーン交響楽団 + ペリュション

                  0

                    Musikverein Großer Saal 2015年1月13日 19時30分〜21時40分


                    Wiener Symphoniker

                    指揮 Adrien Perruchon

                    ピアノ Pierre-Laurent Aimard


                    Béla Bartók (1881-1945)

                     Divertimento für Streichorchester, Sz 113

                    Ludwig van Beethoven (1770-1827)

                     Konzert für Klavier und Orchester Nr. 3 c-Moll, op. 37

                    Béla Bartók

                     Der wunderbare Mandarin, Konzertsuite, op. 19


                    イケメン首席指揮者フィリップ・ジョルダンのキャンセルで

                    今回、抜擢されたのが

                    2003年からフランス放送交響楽団のティンパニ奏者として活躍する

                    アドリエン・ペリュション、1983年生まれのメガネ男子。


                    ウィーン交響楽団がツィートで

                    デビュー本番前のペリュションとエマールの写真をアップしていたので

                    これを頂いて貼ってしまおう。



                    しかし余計な事だけど

                    フィリップ・ジョルダン、1人で

                    この間のコンツェルトハウスのコンサートと

                    今日の楽友協会のコンサートを指揮するつもりだったのか・・・


                    いくら若いとは言え

                    ちょっと仕事し過ぎじゃないの?

                    倒れるのも当たり前としか思えないです(って本当に余計なお世話)


                    さて、評判によれば彗星のごとく指揮者界に現れた新星

                    ジョルダンのプロジェクト、ベートーベンとバルトークを

                    そのままプログラム変更なしに引き受けたと聞けば

                    どういう天才だか、どういう指揮者だか、興味津々。


                    最初はバルトークの

                    弦楽のためのディヴェルティメント。


                    ウィーン交響楽団の弦って

                    ウィーン・フィルと比べると堅い・・・はずなのだが

                    何か、すごく良い音が出てるんだけど ♡


                    明るめの芯の通ったしっかりした音で

                    ハーモニーも良いし、元気だし

                    民謡などを多用しているので、聴いていて楽しい。


                    指揮者のペリュションは指揮棒なしだが

                    大袈裟なパーフォーマンスは一切ないものの

                    かなり明確なキューを出していて

                    指揮姿がとても真摯で、スタンドプレイがなくて気持ちが良い。


                    エマールの弾いたベートーベンのピアノ協奏曲3番。

                    際立った個性というよりは

                    すごく音楽的なベートーベン。

                    協力関係が巧くいったのか

                    オーケストラとピアノのバランスや合い方がとても良い。

                    (すみません、簡単な感想で)


                    ただ、途中で補聴器か何かが共振してしまったようで

                    せっかくの煌めくようなカデンツァのところで

                    キーンという音に邪魔されたのはとても残念。


                    さて、今日のプログラムだが

                    前の方にピエール・ブーレーズの写真が掲載されていて

                    今日のコンサートはブーレーズの追悼のために演奏する

                    と書いてあったので


                    エマールならやるよな、と思っていたら

                    曲の演奏後に、楽譜を持って現れて

                    ブーレーズの追悼の話をドイツ語でして

                    ブーレーズのノタシオンを弾いてくれたのだが


                    あのゆっくりした深い響きの中で

                    携帯電話を鳴らしたアホは許さん!!!(超怒)


                    ブーレーズの指揮姿は

                    私も何回も同じホールの指揮台で見たし

                    ブラームス・ホールでウィーン・フィルが開催した

                    ブーレーズ85歳誕生日の催物にも聴衆として同席させてもらったし

                    オーケストラ・バージョンのノタシオンの何番か忘れたが

                    オーストリア初演の時にも立ち会わせてもらった。


                    もちろん、高齢だったので覚悟はしていたけれど

                    あっさりと逝かれてしまうと・・・やはり喪失感はある。


                    このコンサート、前半がかなり長かった。

                    ディヴェルティメントが約30分

                    ベートーベンのピアノ協奏曲3番が、やはり30分〜40分くらい。

                    途中でピアノの舞台への出し入れがあるし

                    アンコールもあったので

                    前半終わったら、もう21時近くになっていて


                    仕事残して来ているのに

                    22時までコンサートやったらどうしよう・・・と思っていたが

                    後半がバルトークの中国の不思議な役人1曲だったので短かった。


                    中国の不思議な役人の演奏には

                    ペリュションは指揮棒を持って登場。


                    あああああっ・・・・

                    音がデカイ!!! 鳴らせ過ぎ!!!!


                    いや、若い指揮者って

                    どうしても力が入ってやっちゃうんだよね。


                    この楽友協会のホールというのは

                    他のコンサート・ホールと違って

                    あんまり元気一杯に

                    オーケストラを鳴らしてしまうと

                    聴衆の耳が痛くなるの・・・・


                    いや、オーケストラは巧いし

                    ペリュションの音楽作りは

                    音がでかすぎるのは別として

                    すごく締まった筋肉質でマッチョな感じ。


                    素晴らしいのだが

                    う〜ん、エロチックとか薄気味の悪さとか言うよりは

                    もっと純粋に音楽的で

                    何と言うか・・・ なんか「華やか」な感じがする。


                    暗さがなくて、陰湿さがなくて

                    カッコいいけど色気がないというか


                    いや、でも、指揮姿は美しいし

                    音楽性に満ちていて

                    オーケストラの音色も活き活きしている。


                    支配人席から、総支配人のアンギャンが

                    乗り出すように指揮姿をずっと見てました(笑)


                    ウィーン交響楽団は、音楽専門職人集団みたいなところがあるので

                    指揮者によって、音色から何から、ガラッと変わる場合があるが


                    その意味で言うと

                    ペリュションはオーケストラをほとんど完璧にコントロールしていて

                    昔のドゥダメルのデビューを思い起こさせる。


                    純粋に音楽として、中国の不思議な役人を聴くんだったら

                    これ、すごく良い感じ。

                    複雑なリズムを完璧に把握して

                    ソロはソリストの裁量にしっかり任せて

                    締めるところは、きっちり締めてくるマジメなタイプ。


                    まだあまり面白みというのはないけれど

                    この人も天才音楽家の1人だわ(断言)


                    凄い人のデビューに立ち合ったという気分。

                    アンギャンのあの観察の仕方からすると

                    かなり総支配人のお目にかかったんじゃないかと思う。


                    明日も同じプログラムがあって

                    行きたいのは山々なのだが

                    今週は冗談にならない睡眠不足が続いているので


                    明日になったら、また考えよう・・・という

                    軟弱な私に

                    どうぞ1クリックをお恵み下さい。




                    ウィーン・フィル + アンドリス・ネルソンス 2回目

                    0

                      Musikverein Großer Saal 2016年1月12日 19時30分〜22時


                      Wiener Philharmoniker

                      指揮 Andrís Nelsons

                      クラリネット The Clarinotts

                              Ernst Ottensamer, Daniel Ottensamer, Andreas Ottensamer


                      Joseph Haydn (1732-1809)

                       Symphonie B-Dur, Hob. I:102

                      Iván Eröd (*1936)

                       Triplekonzert für drei Klarinetten und Orchester, op. 92

                      Ludwig van Beethoven (1770-1827)

                       Symphonie Nr. 3 Es-Dur, op. 55 “Eroica”


                      1月10日の午前中に

                      楽友協会主催で聴いたコンサートと同じプログラムで

                      今回はウィーン・フィルのソワレ定期公演。


                      ソワレはチケットを持っていないので

                      これは!というのがあったら早めに申し込んでおいて

                      1週間前くらいになったら「どうでしょう?」と聞く形式。

                      今回はかなり早く申し込みしていたので、良い席 ♡

                      (この場合の「良い席」というのは

                       一番安いチケットで

                       舞台は見えなくても音が良くて

                       終わった後にさっさと外に出られる席の事を言う(笑))


                      ハイドンの交響曲。

                      ううううん、そりゃ美しい。

                      しかもネルソンス、むちゃくちゃ元気なので

                      パパ・ハイドンの茶目っ気が充分に伝わって来て


                      ザッツ・エンターテインメント!(註 バロック時代限定)


                      という感じではあるのだが


                      ただ、ピリオド奏法とか

                      オリジナルに近い大きさの小規模なオーケストラの音色を

                      聴き慣れた耳になってしまうと

                      やっぱり、ちょっと派手すぎて

                      華々し過ぎて、何となく赤面するのは

                      私くらいかもしれないが(爆)


                      エレードのクラリネット3本のための協奏曲は

                      やっぱり2回目を聴いても、すごくゴキゲンな曲。


                      現代曲ではあるのだけれど

                      第1楽章のクラリネット3本とオーケストラが混じるところなど

                      まるで印象派音楽みたいで

                      ドビュッシーかフォーレみたいな響きで

                      (音階も印象派の音階を使っている)

                      透明感があってパステル色で

                      こういう箇所は、音響オタクが泣いて喜ぶ(笑)


                      印象派とショスタコーヴィチあたりが混ざって

                      そこにリズム的にはジャズの影響も入って

                      バラードから最終楽章のノリノリの民族ダンスまで

                      多彩な表情を見せてくれて


                      これは傑作 ♡

                      こういうのだったら、何回か聴きたい。

                      超絶技巧を楽々こなして

                      素晴らしい音色を聴かせてくれる

                      クラリネット奏者3名が必要だが(笑)


                      さて後半のベートーベンのエロイカ。

                      この間聴いた時は

                      疲れていたのもあったし

                      ついついネルソンスの指揮姿なんか見ながら聴いちゃったが

                      今回は視覚はゼロなので

                      音楽だけに集中できる・・・・


                      あれ?

                      音楽だけじゃなくて

                      すごい鼻息と

                      ついでに時々、掛け声が・・・・


                      ネルソンス、以前も掛け声かけて

                      おっ、しまった、という表情を見せた事があったが

                      最近は掛け声かけちゃっても気にしなくなったのかしら。


                      で、これ、音楽だけに絞って聴いてみると

                      実によく考えられた音楽性があって

                      リズムとうねり、音の表情が豊かで


                      良いじゃん、これ(って偉そうに・・・)


                      多少の鼻息は許す(笑)

                      それだけ音楽に熱中している証拠でもあるしね。

                      埋葬行進曲は、注意深く、きちんと表情をつけていたし

                      スケルツォの爽快感は

                      疲れていても、かなり快感。


                      最終楽章の爆発は

                      あれはネルソンス特有の

                      「わ〜い、楽しい、楽しい、楽しいよ〜」という


                      楽し過ぎて、途中で指揮者が「オオッ」と

                      かなり大きな声で叫んだ時には

                      何せ舞台見えないから

                      客席で誰かが叫んだのかと一瞬思った。

                      (眠気が一気に醒めました(笑))


                      誰でも知っている名曲だし

                      これも、何回も何回も何回もナマで聴いて

                      もちろん色々なオーケストラや指揮者の CD もそこそこあって


                      それでも、ネルソンスの元気な指揮棒と

                      ウィーン・フィルの華やかさが奏でる曲は

                      面白い(だって、本当に悩みがないんだもん)


                      ベートーベンというと

                      ついつい、悩んだ顔をした変わり者のコワイおじさん

                      というイメージが付き纏うけれど


                      回し者ではないけれど

                      ナクソスのウエブ・サイトで連載されていた

                      ベートーベンの4コマ・コミック

                      「運命と呼ばないで」 → これ

                      を読むと、イメージ変わります(傑作です!!!)


                      睡眠不足は続いてはいるのだが(自分が悪い)

                      でも、このソワレ言って良かった

                      ベートーベンのエロイカも2回目を聴いて良かった、と

                      至極満足な私に

                      どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                      隣に座ったおばさまが

                      コンツェルトハウスでいつも見かけるわよ、と声をかけて来て

                      そのまま音楽談義に突入(汗)


                      クラリネットのオッテンザマー家の

                      息子2人がイケメンだわね〜♡ と

                      曲が終わったとたんにイケメン息子(とお父さん?)を近くで見るために

                      平土間に駈けて行った根性のおばさまだった。

                      (こういう人、すごく好き ♡ 歳を取ってもイケメン好き ♡)


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