ウィーン交響楽団 + ラングレ

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    指揮者当てクイズ、お疲れさまでした。

    投票して下さった方々、ありがとうございました。


    ズービン・メータに決定しちゃいましたね。

    日本の某老舗音楽雑誌の記事は何だったんでしょう?(笑)



    Konzerthaus Großer Saal 2013年12月31日 19時〜20時30分


    Wiener Symphoniker

    指揮 Louis Langrée

    コーラス Wiener Singakademie

    ソプラノ Susan Gritton

    メゾソプラノ Serena Malfi

    テノール Pavol Breslik

    バスバリトン Luca Pisaroni


    Ludwig van Beethoven (1770-1827)

    Symphonie Nr. 9 d-moll op. 125


    今年最後の記事。

    ウィーン交響楽団のベートーベン9番。


    これにて、今年262回目のコンサート(その他)。

    よし、2012年より少しは減った(笑)


    観光客も多かったけれど

    地元の人も多くて

    それはそれなりに

    (ピサローニのバスって、この間も第9で聴いたような気がする)


    あと20分で2014年。

    今日はあっさりと終わる事にする。


    今年もお世話になりました。

    どうぞ、来年も

    よろしくご愛読下さい。

    ちょっと早いけれど、日本との時差もあるので


    明けましておめでとうございます



    ・・・いつもこんなに短かったら

    もっと読むのに、とか思わないでね(笑)


    国立バレエ「クルミ割り人形」今年5回目

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      再来年のニューイヤー・コンサートの指揮者当てクイズ

      (来年2014年はダニエル・バレンボイム)

      まだあと数日あります。

      色々とコメントを読むのが楽しいワタクシですので

      どうぞ奮ってご投票(コメントもどうぞ!)下さい。



      Wiener Staatsoper / Wiener Staatsballett 2013年12月29日 11時〜13時


      Der Nussknaker

      Ballett in zwei Akten nach Marius Petipa und Lew Iwanow


      振付・演出 Rudolf Nurejew

      音楽 Peter Iljitsch Tschaikowski

      舞台・衣装 Nicholas Georgiadis


      クララ Kiyoka Hashimoto

      ドロッセルマイヤー・プリンス Denys Cherevychko

      ルイーザ Anita Manolova *

      フリッツ David Dato

      父親 Ryan Booth

      母親 Rafaella Saint”Anna

      祖父 Christoph Wenzl

      祖母 Eva Polacek

      ネズミの王様 Attila Bakó, Zsolt Török*, Pietro Zambello

      小さなクルミ割り人形 Trevor Hayden

      雪の精 Reina Sawai, Ioanna Avraam

      スペインのダンス Anita Manolova *, Davide Dato

      アラビアのダンス Dagmar Kronberger, Alexandru Tcacenco, Eva Polacek, Christoph Wenzl

      ロシアのダンス Rafaella Saint”Anna, Ryan Booth

      中国のダンス Marat Davletshin, Trevor Hayden, Gérald Wielick

      パストラーレ Maria Alati, Natascha Mair *, Dumitru Taran


      指揮 Paul Connelly


      今年最後の「クルミ割り人形」

      昨年もむちゃくちゃ観たけれど

      今年もむちゃくちゃ観た。アホか。でも文句なしに楽しいだもん。


      橋本清香嬢のクララ。

      デニスとのコンビネーションも抜群。


      デニスのドロッセルマイヤーは

      ウラジミールみたいな堂々とした怪しさはないけれど

      プリンスになって、金平糖になると

      俄然、舞台で光り出す。


      小柄な身体から溢れるようなエネルギーが出て

      抜群の運動神経に支えられて実にチャーミング。


      橋本清香嬢とデニスが組むと

      これが、また、スゴイのだ。


      橋本清香嬢を観ていると

      オルガと同じで

      ああ、この人、本当にバレエを踊るために生まれて来たんじゃないか

      ・・・と大袈裟ではなく思ってしまう。


      スタイルの良さ

      ダンスに品があって

      しかも、一本強い芯が通っていて

      凛とした美しさが光る。


      日本はこういう素晴らしいダンサーが

      ウィーンで活躍しているのを誇りに思って良い(断言)


      以前ウィーンにいた中村祥子さんも素晴らしかったが

      (彼女の場合は、一つ一つのパが静止するのだ。

       ものすごい運動神経だった。まるで能でも観ているような感じ)

      アジア人だからスタイルが悪い云々なんて

      もう言えなくなってきた時代。


      金平糖のパ・ド・ドゥの素晴らしさには

      思わず息を飲んだ。

      (というか、思わずブラボー叫んじゃったよ(汗))


      美しい足の正確なパと

      中心が全くズレないピルエットと

      この上もなく美しいポードブラで

      デニスのサポートで

      美しさそのもので、観客を魅せる。


      デニスとのバランスの絶妙な事。

      あの片足バランスで、ちゃんと空中で止まるって

      何回観てもハラハラするのだが

      今日のバランスの決まり方は特筆もの。


      私にとっては13回目の鑑賞。

      全部の公演で16回目だから、3回以外は全部観てる。

      いったい、いくらつぎ込んだの?という質問は無視する(自爆)


      今日のオーケストラ・メンバーは昨日とは変わっていたが

      上から見たらコンサート・マスターはホーネックさん。

      チェロにショダモリ君が入っていて

      ヘーデンボルクご兄弟も活躍中。


      今年最後だ、という感じで

      各プレイヤーが全力出して演奏していたのが素敵。

      チャイコフスキーって

      確かにメロディ・メーカーで通俗的、という見方もあるだろうが

      通俗的でどこが悪い!!!(開き直り)


      子供が多いけれど

      (子供のチケットは一律15ユーロなのだ。

       大人のチケットの割引は効かないから

       あとは付いてくる親が自分のためにどの位、予算があるかによる)

      この子供たちも

      もしかして君たち、バレエやってる?というスタイルの良い子が多く

      みんな真剣に見ているのが、とても微笑ましい。


      子供から大人まで

      家族が揃って楽しめる舞台で

      何回観ても飽きない。


      ・・・1月の公演も売り切れなのだが

      うっふっふ、実はもう1回だけ行っちゃうぞ

      (読者の皆さま、ごめんなさい)という

      懲りない私に

      どうぞ1クリックをお恵み下さい。



      本日はウィーン空港到着の嵐。

      私もオペラ座の後、ヘンリーで久し振りにカレー食べて

      ウィーン空港に来ているのだが

      こんな時に限って、フライト約1時間遅れ(苦笑)


      なお、ヘンリーは最近

      オーストリア国鉄のケータリングにも入った。

      ビュッフェ方式で、好きなだけ取って

      グラムで支払う方式なので、お腹の隙具合に合わせられるのが良い。


      国立バレエ「クルミ割り人形」今シーズン4回目

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        再来年のニューイヤー・コンサートの指揮者当てクイズ

        (来年2014年はダニエル・バレンボイム)

        まだあと数日あります。

        色々とコメントを読むのが楽しいワタクシですので

        どうぞ奮ってご投票(コメントもどうぞ!)下さい。


        Wiener Staatsoper / Wiener Staatsballett 2013年12月28日 19時〜21時


        Der Nussknaker

        Ballett in zwei Akten nach Marius Petipa und Lew Iwanow


        振付・演出 Rudolf Nurejew

        音楽 Peter Iljitsch Tschaikowski

        舞台・衣装 Nicholas Georgiadis


        クララ Maria Yakovleva

        ドロッセルマイヤー・プリンス Vladimir Shishov

        ルイーザ Maria Alati

        フリッツ Davide Dato

        父親 Gabor Oberegger

        母親 Dagmar Kronberger

        祖父 Christoph Wenzl

        祖母 Eva Polacek

        ネズミの王様 Attila Bakó, Zsolt Török, Pietro Zambello

        小さなクルミ割り人形 Trevor Hayden

        雪の精  Ioanna Avraam,Reina Sawai

        スペインのダンス Maria Alati, Davide Dato

        アラビアのダンス Alice Firenze, Alexis Forabosco, Eva Polacek, Christoph Wenzl

        ロシアのダンス Dagmar Kronberger, Gabor Oberegger

        中国のダンス Marat Davletshin, Trevor Hayden, Géraud Wielick *

        パストラーレ Eszter Ledán, Prisca Zeisel, Alexandru Tcacenco


        指揮 Paul Connelly


        ええ、もう、「クルミ割り人形ストーカー」と

        堂々と名乗りたい気分のはっぱです(何を開き直ってる?)

        一応記録は残すために書いてますが

        もうイヤ、という方は黙ってスルーして下さいまし(本気)


        本日の公演は、何とライブ・ストリーミング。

        (ウィーン国立オペラ座のストリーミングのサイトは ここ )


        アーカイブには入っているものの

        まだビデオテークにはアップされていない。

        (早くビデオテークに入れて欲しいものだ。入ったら観るかも)


        昨日、夜10時近くまで残業した後

        夜11時の空港トランスファーをする同僚を送って

        ウィーン空港に行って

        少しはマシな食事が出来るかと思ったら

        夜の10時で「温かい食事は終わりです」と冷たく言われ(涙)

        そこら辺から、またもや偏頭痛が・・・


        アスピリン飲むと吐き気がするし動けないし

        このタイミングで偏頭痛が始まっちゃうなんて最悪(涙)


        無理やり外に出て買い物して

        洗濯して掃除して食事して

        (動くと右側に射すような痛み、けっこうキツイ)

        またアスピリン飲んで(数時間は効果があるはず・・・)

        オペラ座に出かけるワタシ。


        今回はバルコンの脇の1列目。

        カテゴリー6で40ユーロ近くする。

        脇だから乗り出さないと見えないけれど

        オーケストラはよく見えるし、舞台もちゃんと見える。

        ・・・・が、オペラ・グラスが使い難い(肘が邪魔(爆))

        (まぁ、でも、かなり舞台に近いからグラスなしでも大丈夫)


        マリアとウラジミールのカップリング。

        はっきり言ってしまえば、最強のカップル。


        先シーズンのプレミエが

        ウラジミールとリュドミラだったのだが

        リュドミラ、今シーズンは出てないけど、どうしたんだろ?


        Youtube にアップされている「クルミ割り人形」は

        ウラジミールとリュドミラ版である。



        何回観ても、いつ観ても、どこで観ても

        本当に楽しめるバレエ作品って、ある意味、貴重だ。

        しかも、観た人たちが

        みんな幸せな気分になって

        何人もの人たちが、ちょっとしたメロディを口ずさみながら

        劇場を後にする、って、とても微笑ましくてステキ。


        マリアのクララ、何てカワイイの。

        細かい部分の演技が巧い。


        ウラジミール・シショフのノーブルなダンスは

        もう、もう、もう、ため息もの。

        ハンサムだし、背は高いし

        足は(確かに太目なんだけど(笑))長くて伸びて

        アラベスクなんかやると、掴む空間の大きさが抜群。


        この演目が楽しいのは

        子供から大人まで、大人数のダンサーたちが

        目まぐるしく衣装を代えて

        豪華な舞台と豪華な衣装を惜しみなく使って

        ものすごく緻密な振付を

        寸分の狂いもなくこなしていくところにもある。


        細かい部分を緻密に繋げて

        それぞれのダンサーが

        大人・子供にかかわらず

        自分の役割を完璧に果たしている。


        たまにちょっとアレ?というところがあるが

        そこら辺はプロなので、うまく誤摩化すのがこれまた素敵(笑)

        (って、何回も観てるから、あっ、というところはあるけれど

         普通はそんなところに気がつかないだろう、わっはっは、イヤな客だ)


        ああ、これ、オーケストラと同じかも。


        舞台も素敵、衣装も豪華

        で、ダンスも素晴らしくて

        オーケストラの音楽も豪華絢爛。


        オペラと違って、思い切り演奏しても大丈夫だからね(笑)

        結構、今日はみんな張り切って演奏していたなぁ。

        チャイコフスキーの音が

        ウィーン国立オペラ座管弦楽団の

        柔らかくて厚みのある音で演奏されると至福だ。


        小学校6年の頃に、この音楽にハマったのと

        同じような幸せ感に浸ってしまう。

        (成長がない・・・)


        明日、午前11時からのクルミ割り人形が

        今年最後のクルミ割り人形公演。


        来年の1月も、あと4回公演があるが

        (1月2日は橋本清香とデニス、4日がマリアとローマン、

         5日のマチネがナターシャとデニス(!!!!!ナターシャ・デビュー)

         6日がマリアとローマン)

        1月3日から5日まで

        新年早々、出張なので行けないのが、う・う・う(涙)


        とまれ、そろそろ今年の音楽ライフもお終い。

        今年も、元気に遊んだぞ、と

        胸を張って言っちゃう私に

        (仕事はどうした?!とか言うツッコミはなしで(笑))

        どうぞ1クリックをお恵み下さい。





        国立バレエ「クルミ割り人形」 今シーズン3回目

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          再来年のニューイヤー・コンサートの指揮者当てクイズ

          (来年2014年はダニエル・バレンボイム)

          まだあと数日あります。

          色々とコメントを読むのが楽しいワタクシですので

          どうぞ奮ってご投票(コメントもどうぞ!)下さい。



          Wiener Staatsoper / Wiener Staatsballett 2013年12月25日 19時30分〜21時40分


          Der Nussknaker

          Ballett in zwei Akten nach Marius Petipa und Lew Iwanow


          振付・演出 Rudolf Nurejew

          音楽 Peter Iljitsch Tschaikowski

          舞台・衣装 Nicholas Georgiadis


          クララ Kiyoka Hashimoto

          ドロッセルマイヤー・プリンス Denys Cherevychko

          ルイーザ Maria Alati

          フリッツ David Dato

          父親 Gabor Oberegger

          母親 Dagmar Kronberger*

          祖父 Christoph Wenzl

          祖母 Eva Polacek

          ネズミの王様 Attila Bakó, Zsolt Török*, Pietro Zambello

          小さなクルミ割り人形 Trevor Hayden

          雪の精 Reina Sawai, Ioanna Avraam*

          スペインのダンス Maria Alati, Davide Dato

          アラビアのダンス Ketevan Papava, Eno Peci, Eva Polacek, Christoph Wenzl

          ロシアのダンス Dagmar Kronberger*, Gabor Oberegger

          中国のダンス Marcin Dempc, András Lukács, Richard Szabó

          パストラーレ Eszter Ledán, Prisca Zeisel, Alexandru Tcacenco*


          指揮 Paul Connelly


          通算14回目の「クルミ割り人形」だが

          今回は役デビューが何人か居る(*をつけてあるダンサーたち)


          さてクリスマスの公演のクララは

          橋本清香さん!!! ♡


          クララ役として、とても可憐だが

          自分をしっかり知って、一本筋の通った強いダンス。


          ところでクララの衣装、変わったような気がするのだが・・・

          ウエストのところの赤い線、この間までなかったような・・・

          (記憶力ゼロなので、もし同じ衣装だったらすみません)


          オーケストラには、ほんのちょっとの乱れはあったけれど

          まぁ、みんな、24日の美食とアルコール摂取の後だろうから(笑)

          小さなバレエ・ダンサーたちの活躍の時も

          珍しく、最初の射撃手たちの足さばきが乱れたけれど

          まぁ、そういう事もあるし、カワイイから許す。


          今日のチケット、実は一般発売狙いで取れず

          ビジネス・パートナーのチケット・ショップで

          44ユーロ出して買ったギャラリー(天井桟敷)の席。


          ものすごくラッキーだったのは

          前の方で身を乗り出すアホがいなくて

          舞台がきっちり全部見えた事。

          (もう数席ズレていたら、身を乗り出す人が何人か前にいたので

           さっぱり舞台は見えなかっただろう。

           観客を選ぶ訳にはいかないので、本当にラッキーだった)


          さて後半の最初はデニスと清香さんのデュエット。

          最初のリフトの後に

          あれ?????


          左半身の太もものところ

          赤い下着?

          ・・・・と思ったら


          衣装が破れてる!!!!


          ウエストの辺りから

          上の水色のスカート生地が垂れ下がってしまい

          その下に薄いレースがあるので

          何とかナマ肌は見せずに済んでいる。


          清香さん、慌てず騒がず

          そのまま見事に冷静に、デュエットもソロもノーミスでこなして

          マイムの時だけ、うまく左手で破れたスカートを持って対処。


          半分くらいウエストから裂けた状態だったので

          下がったスカートがふくらはぎの真ん中くらいまであったが

          トゥまでは届かず、パにものすごく影響する程ではなかったのが

          不幸中の幸い。


          舞台って、何があるかわからないからコワイ。

          衣装が裂けるなんて

          バレエ・マンガの中だけかと思っていたのに(苦笑)


          金平糖のパ・ド・ドゥは見事だった。

          衣装を代えて登場した清香さんのダンスは

          華やかなオーラがあって

          観ていて、とても幸せな気持ちになる。

          デニスとのコンビも良くて、バランスが素晴らしい。


          後半の楽しみと言えば、様々なダンスだが

          あああ、やっぱりケテヴァンのアラビアのダンス、すごく好き。

          これこそ、正に「蠱惑」という表現がピッタリする。


          パストラーレの男性ダンサーは

          アレクサンドルが役デビュー。

          グレイグのような貴族的な弱々しさはないけれど

          (別になくてもよろしい(笑))

          ノーブルだし、技術的に見事だし

          立ち位置もちゃんと出来ていて、しっかり決まった。


          ギャラリーからの鑑賞なので

          前半の、あの美しい雪の群舞も

          後半の華やかな花のワルツも

          動きが上から見えて

          何回観ても、何回聴いても、いつも楽しい。


          考えてみれば

          チャイコフスキーのクルミ割り人形組曲って

          私、小学校6年の頃、むちゃくちゃ好きだったのだ。

          音楽教室から、レコード鑑賞の時に漏れ聴こえてくると

          授業なんか、全く耳に入らず、聴き惚れていて


          だいたい、私の若い頃って

          レコードは高かったのだ。

          お小遣いで簡単に買えるモノではなかったし

          (だからレコード芸術と音楽の友を愛読して

           どれを買おうか、悩みに悩んでレコード買ってたの)

          このクルミ割り人形だって

          レコード買えずに、苦肉の策として

          ピアノ編曲版の楽譜(楽譜の方が安かった)を買ったくらいで・・・

          (註 難し過ぎて弾けませんでした(爆))


          今や、音楽ほど安くなってしまった商品はないわけで

          Youtube には、様々な音楽が無料で溢れ返っているし

          CD だって、安いものは500円くらいからあるし


          でも、そういう保存音楽が安い時代にあって

          頭の中で、ちゃんと音楽が鳴るほど

          ナマで鑑賞できる機会があるって

          ものすごく幸せだなぁ・・・・と


          あらぬ事を考えてしまった私に

          どうぞ1クリックをお恵み下さい。



          オーストリアは12月26日はステファン聖人の日で祝日 ♡

          ところで、クリスマスと言うのは12月25日です、念の為。

          24日はクリスマス・イブで祝日ではありません(笑)



          「ラザルス」 ウィーン劇場のオラトリオ風オペラ?

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            Theater an der Wien 2013年12月23日 19時〜21時30分


            LAZARUS

            Oratorien-Fragment von Franz Schubert D 689 (1820/1863)

            Ergänzt mit weiteren Musiken von Franz Schubert und Charles Ives


            指揮 Michael Boder

            演出 Claus Guth

            舞台 Christian Schmidt

            照明 Bernd Purkrabek

            ドラマツルギー Konrad Kuhn


            ラザルス Kurt Streit

            マルタ Stephanie Houtzeel

            マリア Annette DAsch

            ナサニエル Ladislav Elgr

            ジェミナ Çigden Soyarslan

            サイモン Florian Boesch

            ダンサー Paul Lorenger

            テノール・ソロ Jan Petryka


            Wiener Symphoniker

            Arnold Schoenberg Chor


            ウィーン劇場でシューベルトのオラトリオ。

            正確に言えば、オラトリオの断片から無理やり作ったオペラ

            ・・・というか、何なんでしょうね、あれは?


            しかしウィーン劇場、こんなクリスマスのギリギリのシーズンに

            クルト・シュトライトだのアネッテ・ダッシュだの

            ステファニー・ホーウツェールからフローリアン・ベッシュまで

            よくもまあ、このクラスの歌手を揃えたものだ(驚嘆)


            実は歌手の顔ぶれも知らずに行って

            誰が誰だったか、未だにちょっと判明しないのだが(自爆)


            さて、このシューベルトのオラトリオ(の断片)

            前半が退屈で退屈で・・・


            舞台は真っ白で、真ん中に大きな階段があって

            これは駅?あるいは空港?という感じで

            色々な人が行き交っていて

            雑音まで流れているところに

            ラザルスの歌が入り

            (歌が入ると、人物がその場で凍り付く)

            マリアとマルタの、死なないで、死なないで、というのが

            延々と続き

            その間に、ラザルスの格好をしたダンサーが

            下のロビーらしきところで倒れて死ぬので

            ああ、死んだ、と思っていたら

            また登場して、ボクは死ぬだとか何とか

            不景気な顔でずっと歌っていて

            またマリアとマルタが死なないで・・・


            いや、本当はもっと内容があったのかもしれないが

            ともかく前半1時間は、死ぬ、死なないで、の繰り返しで

            もう、退屈で退屈で退屈で

            私が苦手とするイタリア・オペラの死ぬ死ぬアリアを

            もっと非・劇的にして

            シューベルトのこの上もない繊細な音楽で

            ずっとやられていると

            完全に寝落ち状態になる。


            しかも、クルト・シュトライトのテノールが

            ばかでか過ぎて

            シューベルトの繊細さに全然合ってなくて

            声は硬いし、不愉快な響きで響くだけは響くし

            これ、イタリア・オペラと違うぞ!!!(怒)


            うわ〜〜〜、つまらん。

            誰だ、こんなフラグメントから

            現代オペラ?なのか何だかわからないが

            ワケのわからんモノを作ったのは!!!


            演出家 Guth は以前のメサイアがすごく良かったので

            ちょっと期待していたのだが

            あまりに残念な演出で、かなり失望。


            シューベルトのフラグメントは

            第二部の途中でぶっちぎれる。

            しかも、かなりドラマティックにマルタとマリアが絶叫するところで

            突然、このオラトリオ風ドラマが終わっちまうのである。


            ラザルスの格好をしたダンサーが舞台のど真ん中に立って

            突然始まるチャールス・アイヴスの「答えのない質問」


            うわ、この曲、ワタシ、ものすごく好きなんですけど。

            ウィーン劇場の音響最悪で

            弦の響きがむちゃ硬いけれど

            それでも、あの不思議な弦の幽玄な永遠の美しさに乗って

            金管が不思議なメロディを奏で

            木管が邪魔しに来るところなんか

            おおおおお、良い、良い、良いぞ、これ(理由は不明だが感激)


            その後、シューベルトの女声無伴奏コーラス。

            そして、同じくシューベルトの男声無伴奏コーラス。

            オーケストラが時々、無理やり伴奏を付けていたけれど

            (ウィーン交響楽団の皆さま、お疲れさまです)


            コーラスが巧いよ〜〜〜 ♡♡♡


            テノールのソロは、階段の上で

            掃除夫が掃除しながら歌っていたけれど

            (だから、ワケわかんない演出です)

            これも実に美しかった。


            で、チャールス・アイヴスの

            The “Saint-Gaudens” in Boston Common (Three Place in New England) が

            オーケストラで演奏されるの!!!!!


            うわー、Three Place in New England の CD は持ってるけれど

            ナマでオーケストラ演奏聴いたの、初めてだっ!!!

            しかも、素晴らしい。本当にステキ。

            シューベルトと違和感が全くない。


            で、最後に冬の旅から Der Wegweiser (室内楽編曲版)で

            最後の最後にシューベルトの Messe Es-Dur (D950) から Sanctus


            Sanctus でオーケストラがものすごく張り切って演奏していて

            いや、ミサ曲だから、そんなに力一杯演奏しなくても(笑)


            演出は最初から最後まで、全然意味がなくて

            あのオラトリオ(の断片)を

            あんな空港だか駅だかに持って来て

            階段だの上の渡り廊下だの

            ソファや、空港によくあるポールを立てて

            人を並ばせるような通路にして

            そこにラザルス(ダンサー)を置いて悶えさせても

            何だか全然ワケがわからなくて

            それでもメサイアの時のように

            何らかの伝わるメッセージがあればともかく・・・(絶句)


            生と死、そして死後、というテーマはあるにせよ

            ラザルスのエピソードほど

            キリスト教の死生観と

            仏教、あるいは神道の死生観の違いを表すものもないわけで


            ラザルスを蘇らせたキリスト教より

            息子が死んだので蘇らせて欲しいと仏陀に訴えて

            今まで死人を出した事のない家から芥子をもらって来なさい

            と諭した仏陀の方が

            私の基本的死生観(そこだけ日本人(笑))と合っているのだが


            まぁ、キリスト教のテーマは別として

            前半はむちゃ退屈

            後半は音楽的にとても楽しかった。


            明日はクリスマス・イヴだが

            もちろん、会社は休みではないので

            仕事する私に

            どうぞ1クリックをお恵み下さい。



            どんな舞台だったか興味がある方は

            ここ にかなりの数の写真がアップされているのでどうぞ。

            もっとも、12月23日が終演だったので

            消されてしまっていたら、ごめんなさい。


            クリスマス・コンサート シェーンキルヒェン教会

            0

              Schönkirchen-Rayersdorf 2013年12月22日 17時〜18時30分


              Musikverein Schönkirchen-Reyersdorf

              指揮 Normen Handow

              語り手 Tamara & Reinhard Goisauf, Ellen Esbach


              Alpina Saga (Thomas Doss)

              Schindler’s Liste (Filmmusik von John Williams)

              Elsa’s Prozession zur Kathedrale (aus der Oper Lohengrin)

              Vorspiel zu Hänsel & Gretel (aus der Oper von Engelbert Humperdick)

              All I want for Christmas (Mariah Carey)

              Kevin allen zuhause (Filmmusik von John Williams)

              Alpenländische Weihnacht (Thomas Doss)


              Musikverein と書くと

              ウィーンの楽友協会と思われるかもしれないが

              (で、確かにそれは正解なのだが)

              もともとのドイツ語の訳は、音楽協会という意味があって

              オーストリアには数多くの「音楽協会」が存在する。


              低地オーストリア州、ゲンゼルンドルフの近くにある

              シェーンキルヒェン・レイヤースドルフの音楽協会

              お仕事相手の会社の以前の担当者が

              トランペットを吹いていたところ。


              たまたま、電話で話す機会があったので

              今度のコンサートにぜひ呼んで!!!と無理やりお願い(笑)


              低地オーストリア州はブラスバンドが盛んな土地である。

              音楽学校もあるし(子供も大人も入れる。ウィーンだとそういうワケにいかない)

              ブラスバンドの「音楽協会」は

              子供たちとのコンサートをしたり

              イースターやクリスマスの時期に

              教会でコンサートをしたり

              活発な活動をしている。


              ウィーンから約40キロほど離れた村に車を飛ばす。

              霧だし、小雨降ってるし

              あまり気候条件は良くないし

              大昔行った事があると言っても、私の方向音痴は有名だし・・・


              グーグル・マップでプリント・アウトして

              高速に乗る時に、ヘンな方向に行かないように注意していたのだが

              グーグル・マップでは

              Ungarn/Slowakei/B8  の標識に従って


              ・・・・って、そんな標識、何処にもないのだが(怒)


              いや、ちゃんと Gänserndorf という標識があったので

              たぶん、それで間違いないだろうと当たりをつけて

              Strausshof から Schönkirchen の標識を見つけて走った。


              本当にド田舎のド田舎のド田舎の周りが全部畑で

              いつまでたっても街なんか見えて来なかったので

              ちょっと焦ったわ。


              まぁ、何とか着いて

              村に入ったとたんに、目の前に立派な教会。ホッ。


              早めにウィーンを出て、16時20分頃に到着してしまったのだが

              何か、教会の中から音楽聴こえてくるし・・・

              入って、入り口のところで寄付して中を見たら

              コンサート開始40分前というのに

              もう教会の前の半分は人で埋まってるし

              後ろの方に陣取って

              リハーサルを聴いていた。


              わっはっは、こういう緩さって好き。


              リハーサルが終わったのが16時50分頃。

              その頃には教会は人で溢れ返り

              どんなに詰めても座るところもなくなって

              脇と後ろで何十人も立ってるような状態。

              早めに来て良かった!!!


              教会内はクソ寒い(ホントです)

              17時過ぎてもなかなかコンサートは始まらず

              17時15分過ぎに、神父さんのご挨拶があって、やっと開始。


              その頃になると、足下が少し温かくなっていたので

              多少なりとも暖房が入ったのかもしれない。


              ああ、こういう緩さって好きだわ、ワタシ

              (完全にオーストリア化している)


              音楽協会シェーンキルヒェン・レイヤースドルフは

              ブラス・バンドのグループだが

              かなり巧いぞ・・・(ビックリ)


              以前に聴いた時より、音楽的に格段にクオリティ上がってる。


              家族連れが多くて(というより、家族連ればっかりで)

              子供も多いので

              後ろの子供は、咳するか、お喋りしてるかで

              結構うるさくて


              普通のコンサートなら後ろ向いて睨みつけてやるのだが

              いやいや、教会の残響の多い中での

              木管・金管のコンサートなので

              多少の子供の話し声なんて気にならないくらいに聴こえてくるし

              まぁ、クリスマス・コンサートだから

              躾の悪いガキを叱って、親の不興を買う事もない(笑)


              音楽の間に朗読が入る。

              クリスマスで、しかも教会だから

              辛気くさい話かと思ったら

              ワシントン・ポストとジョシュア・ベルの例の有名な話が出たり

              (註 ご存知とは思うが

                 ジョシュア・ベルがワシントン・メトロの駅で

                 ストリート・ミュージシャンに扮して

                 ストラディヴァリウスで演奏しても

                 ほとんどの人が通り過ぎていったという実験)

              タクシーの運転手がホスピスに向かう老婦人を

              最後に市内に連れていった話とか

              なかなか心に響いてくるステキなエピソードが多かった。


              ただ、ジョシュア・ベルの例は

              そりゃ、無理だと思うよ。

              忙しい時にストリート・ミュージシャンなんか聴いてる暇はないし

              やっぱり、音楽とかコンサートとかオペラって

              いくら、私が日常的に仕事の後(あるいは合間)に行っていても

              ハレのものであって、ケであってはならない、という原則がある。


              コンサート後に、久し振りにあった知り合いは元気そうで

              何と、数年前に結婚して

              自分たちで作っていた家も完成して

              来年6月には赤ちゃんが誕生するそうだ。


              彼女もトランペットからホルンに楽器変えしたと言う。


              2人で顔を見合わせて

              時が流れるのは早いね・・・と、しみじみ。

              担当は外れたけれど

              彼女が入社して9年の年月が流れた。

              来年は産休に行くけれど

              身体に気をつけて、元気な赤ちゃんを産んでね。


              ウィーンという、みんなが無名の大都会の良さもあるけれど

              誰もがみんな知り合いという

              田舎の緩い感じの良さもステキだなぁ、と

              自分は中には入れないけれど

              ちょっと暖かい気持ちになって

              何とか迷わずにウィーンに帰ってきた私に

              どうぞ1クリックをお恵み下さい。




              ああ、本当にもう来週はクリスマスなのだ・・・   


              ヴェネツィアの一夜 フォルクス・オーパー

              0

                Volksoper 2013年12月21日 19時〜21時45分


                Eine Nacht in Venedig

                Operette in drei Akten

                Musik von Johann Strauß


                指揮 Afred Eschwé

                演出・舞台・衣装 Hinrich Horstkotte

                振付 Florian Hurler


                ウルビノ公爵グイード Vincent Schirrmacher

                元老院議員デラクア Wolfgang Hübsch

                元老院議員バルバルッチオ Gerhard Ernst

                元老院議員テスタッチオ Franz Suhrada

                デラクアの妻バルバラ Sera Gösch

                バルバロッバの妻アグリコラ Regula Rosin

                テスタッチオの妻コンスタンツィア Susanne Litschauer

                漁夫の娘アンニーナ Anita Götz

                床屋カラメッロ Jörg Schneider

                料理人パパコーダ Roman Martin

                チボレッタ Claudia Goebl

                エンリーコ Martin Fischerauer


                ヨハン・シュトラウス2世のオペレッタ「ヴェネツィアの一夜」

                フォルクス・オーパーの新プロダクション。


                音楽・演出ともに、よく出来た公演。


                指揮がアルフレッド・エシュヴェというのもあるけれど

                フォルクス・オーパーのオーケストラって

                やっぱり、こういうヨハン・シュトラウスを演奏させると

                抜群に上手いというか

                もう、何か、オーケストラの内部に

                こういうリズム感が染み付いているんじゃないかと思う。


                甘ったるくて、この上もなく美しいメロディを

                ウィーン風に甘く歌わせても

                全く厭味にならないオーケストラと指揮者って、ある意味、スゴイ。


                歌手も揃っていて

                みんな芸達者だし、歌も上手い。

                歌わない役者さんも数が多いが

                けっこう皮肉なセリフをサラッと言って

                かなり大袈裟な演技も、くどくならずに見せる。


                しかしまぁ、音楽の素晴らしさは良いけれど

                何と言うくだらない筋書き!(すみません)


                オペレッタ定番の取り代えばや物語なのだが

                堂々と浮気する人妻に

                自分は何も努力せず、恋人を色気で使う男たち。


                色気だけを武器に公爵に取り入って

                恋人の男性の地位を手に入れると同時に

                結婚しても、旦那がここにいれば

                私も愛人でいられるわよ、と暗に示唆する女性。


                色気ばかりの元老院議員の夫人たち。

                かなりコミカルに作られているので

                ギャグ・マンガのノリで笑えてしまうが

                シリアスに考えると、中年女性への侮辱以外の何者でもないわ、ふん。


                若い愛人(♂)は、浮気がばれると

                即、別の老婦人の愛人になってしまうし

                (少なくともオクタヴィアンは悩んだぞ)


                ハッピー・エンドというには落ち着きが悪くて

                筋だけを見れば、何となく気分の悪さだけが残る。


                が、筋書きは無視してしまうとして

                今回の白眉は、何と言っても


                演出と舞台!!!!!


                第一部では、舞台の奥が海になっていて

                ずっと波が動いて、その向こうに有名な寺院のシルエット。

                この波の間を

                アリアになると、ヘンなモノが出てくるのである。


                ウルビノ公爵の浪々としたベルカントのアリアの時に

                白鳥に先導されたゴンドラに乗って

                波の間をワーグナーが通っていった(爆笑)

                (人から聞いていたので、あ、これか、という程度だったが)


                何故か泳いでいる人はいるし

                サメがしょっちゅう出てきて

                人魚が大慌てで逃げていくシーンやら


                何故か潜水艦は出てくるし

                第二部では、全員がテレビ画面に収まってしまって

                ゴンドラでヴェネツィアの海を渡っていく時の

                廻りのビデオの出来があまりに良いのに驚く。


                最後のシーンでは

                客船が登場して

                ヴェネツィアの塔がグニャと曲がってしまって

                ついでに水位が下がって

                宮殿が傾いてしまう、という芸の細かさ。


                衣装もよく見れば

                マカロニ屋のパパコーダの衣装はスパゲッティだし。


                遊び心爆発の舞台で

                しかも、それが悪ふざけの一歩手前で留まっていて

                下品になっていない、というのがスゴイ。


                ドイツ語上演だが

                上の字幕は英語で出てくる。


                歌と演出だけで充分楽しめる舞台に仕上がっているので

                誰が見ても面白いと思う。

                まぁ、あまり筋書きの事は考えない方が・・・(笑)


                何かこの舞台

                他にも色々と細かい部分で隠されているイタズラがありそうで

                また機会があったら、もう一度観ても良いかなぁ、という気分にさせる。


                歌手もオーケストラも良いし

                舞台はヴェネツィアだが

                ウィーンらしい美しいメロディがテンコ盛りで

                楽しい一夜を満喫した私に

                どうぞ1クリックをお恵み下さい。


                ご興味のある方は

                フォルクス・オーパーのウエブ・サイト

                ビデオ・クリップがあるのでぜひどうぞ。

                左のナビゲーションから Videobeispiele をクリック。


                国立バレエ クルミ割り人形 今シーズン2回目

                0

                  再来年のニューイヤー・コンサートの指揮者当てクイズ

                  (来年2014年はダニエル・バレンボイム)

                  まだあと1週間ほどあります。

                  色々とコメントを読むのが楽しいワタクシですので

                  どうぞ奮ってご投票(コメントもどうぞ!)下さい。


                  Wiener Staatsoper / Wiener Staatsballett 2013年12月20日 19時30分〜21時40分


                  Der Nussknaker

                  Ballett in zwei Akten nach Marius Petipa und Lew Iwanow


                  振付・演出 Rudolf Nurejew

                  音楽 Peter Iljitsch Tschaikowski

                  舞台・衣装 Nicholas Georgiadis


                  クララ Nina Tonoli

                  ドロッセルマイヤー・プリンス Vladimir Shishov

                  ルイーザ Emilia Baranowicz

                  フリッツ Dumitru Taran

                  父親 Gabor Oberegger

                  母親 Rafaella Saint’Anna

                  祖父 Christoph Wenzl

                  祖母 Eva Polacek

                  ネズミの王様 Attila Bakó, Pietro Zambello

                  小さなクルミ割り人形 Trevor Hayden

                  雪の精 Reina Sawai, Prisca Zeisel

                  スペインのダンス Emilia Baranowicz, Dumitru Taran

                  アラビアのダンス Ketevan Papava, Eno Peci, Eva Polacek, Christoph Wenzl

                  ロシアのダンス Rafaella Saint’Anna, Gabor Oberegger

                  中国のダンス Marcin Dempc, Trevor Hayden, Richard Szabó

                  パストラーレ Ioanna Avraam, Rui Tamai, Greig Matthews


                  指揮 Paul Connelly


                  今シーズン2回目のクルミ割り人形。

                  先シーズンから数えると通算10回目の鑑賞。

                  全体の公演数としては、今回が13回目なので・・・以下省略。

                  (アホと言われる所以)


                  本当は水曜日にも行く予定だったのだが

                  色々と事情があって

                  (事情 コーヒーマシンをもらいに行った(自爆))

                  今回、クララ役デビューとなった

                  ロンドン・ロイヤル・バレエ学校出身

                  19歳(!)のニナ・トノリのクララ、2回目を鑑賞する事になった。


                  2ヶ月前の発売日を狙っても

                  なかなか良い席を取れなくなってきたバレエ公演だが

                  今回は、バルコンの一番後ろの私の大好きな席。

                  (40ユーロちょっとで、ボーナス割引で37ユーロ40セント。

                   隣が柱なので、誰にも邪魔されず、ドア脇なので出入りも楽。

                   しかも、舞台全体がちゃんと見えて

                   バルコンなので高さも理想的 ♡)


                  ニナの演じるクララ登場。

                  あああああっ、カワイイっ ♡♡♡

                  この上なくキュート ♡♡♡♡♡


                  ベテラン・ダンサーのクララの良さも捨てがたいが

                  もともとクララって子供役だし

                  ニナが踊ると、本当に、本当に、本当に「子供」なのである。

                  (まぁ、本人も19歳だし(笑))


                  本日のオーケストラはなかなかの出来。

                  職人芸に徹して

                  さすがに3回目の公演で、テンポもアンサンブルも落ち着いてきて

                  まぁ、気の入った演奏、というワケではなかったけれど

                  そつなく美しい音楽を紡ぎました・・・という感じ。

                  何も心配せずに楽しく聴けて安心。

                  (天下のウィーン・フィルのメンバーに何と言う発言(笑))


                  しかし、このクルミ割り人形(ヌレエフ版)って

                  何て楽しいんだろう。

                  衣装はクルクル変わるし

                  見所は一杯あるし

                  ネズミや小さな兵隊さんたちの子供たちもむちゃカワイイ。


                  私の前に座っていた家族連れ(外国人観光客)だが

                  小さな金髪の女の子が

                  ものすごく集中して舞台に釘付けになっているのに

                  隣のお母さんが事あるごとに子供の方に身体をずらして

                  話しかけて、子供がすごく迷惑そうだったのが、かなり笑える。


                  そうなのよ、子供って、集中する時は本当に集中するから

                  親が邪魔しちゃいかんのだ(断言)

                  ・・・んな事、言いつつ、一番釘付けになっていたのはワタシだが。


                  クララがクルミ割り人形を抱いて踊るところで

                  かなりバランスの大変そうな場所があって

                  マリアあたりだと

                  当たり前のように、ゆっくりバランスを取って

                  余裕綽々で見せてくれるのだが


                  やっぱりニナはまだ若い、というか

                  そこまで余裕はなさそうで

                  一部はテクニックをカバーするだけで

                  ちょっとギリギリかな、と思わせるところも。


                  でも、王子さまとのパ・ド・ドゥは余裕たっぷり。

                  第2部の金平糖の踊りになったら

                  コドモコドモしたクララから、しっかり変身して

                  堂々とウラジミールと踊ってるじゃないか!


                  ウラジミールのサポートも巧いぞ。

                  一度、あれ?というところがあったのだが

                  巧くカバーして見事。


                  ウラジミール・シショフのイケメン振りについては

                  何回もこのブログで書いているが

                  イイ男だし、ハンサムで、顔が小さくて

                  背が高くて、足が長くて

                  身体のバランス最高だし


                  女性ダンサーがポワントで立っても

                  身長でまだまだ余裕たっぷりで背が高いというのは

                  とても貴重だ。だって、絵になるんだもん。


                  長い足をブンブン振り回してのジャンプは

                  高い、というワケではないけれど

                  優雅の一言に尽きる。ホントにノーブル ♡


                  ニナとの片足バランスも見事にクリア。

                  ピタッと一瞬決まって、いや〜、良いなぁ、こういう瞬間。


                  金平糖のパ・ド・ドゥで

                  ニナが見せた生意気そうで勝ち気な表情もすごく良い。

                  トゥ・シューズに釘入れられても

                  平気で立ち直るタイプに見える。

                  (↑ 昔のバレエ漫画の読み過ぎ(笑))


                  ところで、パストラーレだが

                  あれ、最後のダンサーの立ち位置が悪くないか?

                  あのハードなダンス

                  すごく大変そうな男性のバランスを

                  グレイグは、何気なくこなして

                  これも実にノーブルなのだが

                  この間もだったけれど

                  最後に向かって右側のアヴラームに衝突してしまうのだ。


                  私はシロウトだから何も言えないけれど

                  ああいう細かい部分って

                  プロが手を入れたら、すぐに直る小さいミスだと思うんだけど。


                  バルコンの正面に近い席から観ていて

                  何がステキかと言うと、群舞なのだよ、これが。


                  雪の精の音楽と舞台上の群舞の美しさというのは

                  もうこの世のものとは思えない素晴らしさだが

                  同時に第2部の「花のワルツ」の群舞も

                  上から観ていると

                  ダンサー(24名!)たちが

                  舞台の上で花になって

                  つぼみが開いて、花になって、また閉じてという

                  豪華絢爛な美の世界を、上から堪能する事ができる。


                  平土間の値段の高い席で観ている人にはわからんだろう。

                  (嫉妬まじり?!(自爆))


                  しかし、この舞台、見た目の華やかさに心を奪われるが

                  同時に、これだけの舞台装置、舞台の変換と

                  裏であっという間に着替えなければならないダンサーと衣装係の人たち

                  少しのミスでも致命傷になる大人数での群舞の複雑な動き

                  クソ難しい振付と、複雑なパやジャンプを

                  こんなもん、朝飯前さぁ、という顔をして

                  軽やかに踊るダンサーたち

                  舞台上のダンスにしっかり付けて

                  邪魔にならず、でも自己主張はしっかり持って

                  チャイコフスキーの妙なるメロディを演奏するオーケストラ


                  ローマは一日にして成らず

                  という諺はあるけれど

                  我々は完成品を愛でるだけだが

                  その後ろに

                  ダンサーやオーケストラ・プレイヤーだけではない

                  様々な人たちが絶え間ない努力をして

                  この完成度の高い舞台を

                  私のようなアホな観客に見せてくれているという事に

                  ちょっとウルウルとしてしまった夕べであった。


                  来週はクリスマス。

                  12月23日は平日だが

                  オフィスのスタッフは半分以上、休暇でいないし

                  クリスマスから新年にかけて休暇のスタッフもいる。

                  我々は年末年始にかけて

                  これから戦場・・・というワタクシに

                  どうぞ1クリックをお恵み下さい。


                  数は少なくなるけれど

                  バレエもオペラもコンサートも

                  まだ行くぞ(しつこい)


                  ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団のドキュメンタリー

                  0

                    例年この時期の指揮者選びは ココ からどうぞ。

                    右のフリー・スペースにも投票を貼ってありますので

                    指揮者フリークの皆さま、どうぞよろしくご参加下さい。


                    ちょっとした個人的理由で

                    12月全公演を制覇する筈だったクルミ割り人形には行けず

                    今日も行こうかなぁ、と思っていたけれど

                    やっと届いた DVD があったので

                    ライブはお休み。


                    で、観たのが


                    これ ↓


                     クリックで大きくなります


                    ツィッター繋がりで、こういう DVD があるのを知って

                    アマゾン・ドイツで即注文。

                    同時にアマゾン・日本で注文した これ ↓ は

                    (だってウィーン・フィルの特集だったし)

                    3日で到着したが

                    ドイツからの DVD は1週間かかった。

                    まぁ、ドイツからの郵送は無料だし

                    日本からの DHL は、本代より高いからね(笑)


                    さて、その The Italian Character は

                    ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団についての

                    ドキュメンタリー映画である。


                    ご興味のある方は、トレイラーをどうぞ。




                    英語が中心だが

                    オーケストラのメンバーはイタリア語だし

                    ロシア語も入る。テルミカーノフが登場するから。

                    (ゲルギエフは英語で話してる(笑))

                    ダニエル・ハーディングが

                    本当にそこら辺にいる若いお兄ちゃんという風情で

                    ジーンズとシャツで(しかも無精髭!?)で登場するのも楽しい。


                    ソリストもバンバン出てくるし

                    有名な指揮者も出てくるのに


                    この DVD 出演する人たちの名前とかが

                    一切出て来ない!!!!


                    日本のドキュメントだったら

                    絶対に登場人物について名前と、詳しい解説が字幕で入るだろう。

                    (ドイツのドキュメンタリーでも入るかもしれない)


                    ・・・という事は

                    この DVD って、コアなクラシック・ファン向けなのか?


                    パッパーノのご両親の出身だった村の風景から始まって

                    パッパーノのリハーサル風景に入るのだが


                    パッパーノって、リハーサルで

                    あんなに 唸ってる 歌ってるんかいっ!!!!


                    唸り声 歌声が、かなり大きくて勢いがあって

                    すごくうるさいので驚いた。

                    さすがにコンサートの時の唸り声は抑えているのだろうが

                    ああ、やっぱり、この人、イタリアの血が濃いぞ。

                    (と、本人もフイルムの中で言っている(笑))


                    オーケストラ・メンバーのインタビューの中で

                    パッパーノがこのオーケストラの首席になった際に

                    素晴らしいオーケストラだ、とジャーナリストに向かって言ったら

                    ジャーナリストが

                    マエストロ、あなたのオーケストラはベルリン・フィルじゃありませんよ

                    ・・・という失礼な発言をしたのに

                    あっさりと

                    ボクもカラヤンじゃありませんから

                    と返した、というエピソードがあって爆笑。


                    オーケストラ・メンバーの日常も追っている。

                    とある人はミツバチを飼って、蜂蜜を作ったり

                    荒れた土地を買って

                    そこにあった果物の木を、何年もかけて手入れして

                    果物や野菜が成るように努力したとか


                    コントラバスに、もっと低音を加えるように

                    修理したり

                    古い樹を切って、弦楽器を作ったりという現場も見られる。


                    音楽学校に入る時に、希望の楽器のクラスがなくて

                    オーボエか、ホルンしか空きがなく

                    家に帰ってお母さんに聞いたら

                    この狭い家でホルンはうるさいから

                    どういう楽器か知らないけれどオーボエにしなさい、と言われて

                    オーボエ奏者になっちゃった、という人もいたし(笑)


                    誰が誰だかという解説が一切ないのだが

                    (指揮者もソリストも!!!)

                    途中でバーンスタインの記録映像も出てくるし

                    プレートルがボレロを妙なる表情で

                    ついでに例の「リズムのズレ」をやらせながら振っている映像もある。

                    (この映像が、もう可愛くて可愛くて・・・プレートル、ステキ♡)


                    ラヴェルのピアノ協奏曲の第2楽章が

                    自然の景色に巧く使われていて

                    ちょっと涙が出そうになるシーンもある。


                    オーケストラが

                    技術的な面はともかくとして

                    ものすごく情熱的でカンタービレなオーケストラである事は

                    今年のウィーンでのコンサートで

                    大感激した私は、身に染みて知っている。


                    ご参考までに、第一回目で感激したのは ここ

                    でも、泣き出したいくらい感動して

                    ついつい CD 買って

                    マエストロ・パッパーノのサインをもらいに行ったのは ここ


                    サインをいただいたマーラーの6番の CD もライブ演奏録音で

                    これがまた、スゴイというか

                    これこそパッション!!!という大爆発振りで

                    こんなマーラーの6番

                    ドイツ系の深刻でシリアスでマジメでお行儀の良いオーケストラには

                    誰も演奏できないだろう。


                    途中で森の中でオーボエ吹いたり

                    どこかドロミテあたりの高山の頂上でトランペット吹かせたり

                    最後は水の中にコントラバス落として

                    水中でコントラバス弾かせたり(いいのかあれは?!)


                    ドイツへの演奏旅行の記録も少し入って

                    しかも

                    演奏旅行でコワイのは何ですか?というのに対し

                    オーケストラのメンバーの何人もが言ったのは


                    バスやフライトや列車に遅刻するかも

                      ・・・って、さすがイタリア人(爆笑)


                    でも、この DVD とても音が良い。

                    ライブで録音している音楽が、リハーサル(唸り声付き)を中心に

                    とても美しく録音されていて

                    内容に間延びしたところはあっても

                    音楽を聴くだけでも、とても楽しい構成になっている。

                    (しかも取り上げているのが、かなり名曲アワー(意図的?(笑))


                    日本のアマゾンでも取り扱いがあったようだが

                    今見たら品切れになっているけれど

                    まぁ、世の中、国際化しているから

                    どこの国のサイトで買っても同じだろう。


                    日本のアマゾンからの送料が高い、と

                    いつも怒っている私だが

                    ドイツ・アマゾンで買えないからと

                    フランス・アマゾンなんかで CD 買って送料はタダ、という利点もあって

                    ヨーロッパはヨーロッパで、長所もあるかな。

                    (日本だと日本国内送料無料だけど

                     外国の送料無料って少ないでしょ?(笑))


                    パッパーノ・ファンの皆さま

                    ダニエル・ハーディング・ファンの皆さま

                    イタリア・ファンの皆さま

                    (イタリアのどこが好きでもかまいません。

                     オーケストラもどっぷりイタリアンですから)

                    回し者ではありませんが(しっかり代金払ってるし)

                    どうぞ、この DVD

                    機会があれば観て損はありませんよ。


                    と、ついつい宣伝してしまった私に

                    どうぞ1クリックをよろしくお恵み下さい。





                    トーンキュンストラー + オロスコ=エストラーダ 2回目

                    0

                      例年この時期の指揮者選びは ココ からどうぞ。

                      右のフリー・スペースにも投票を貼ってありますので

                      指揮者フリークの皆さま、どうぞよろしくご参加下さい。


                      Musikverein Großer Saal  2013年12月17日 19時30分〜21時50分


                      Tonkünster-Orchester Niederösterreich

                      指揮  Andres Orozco-Estrada

                      ピアノ Nikolai Lugansky


                      Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)

                       Konzert für Klavier und Orchester d-moll KV 466 (1785)

                      Gustav Mahler (1860-1911)

                       Symphonie Nr. 5 (1901-03)


                      しつこい はっぱです(笑)

                      日曜日の午後に聴いて

                      金管が荒い、と怒っていたコンサートの再演。


                      ベートーベン風味のモーツァルトのピアノ協奏曲は

                      モーツァルトなのに楽しく聴けたのは

                      ハンサムなルガンスキーの手元が見えたのと

                      ピアノと絡むオロスコ=エストラーダの激しい指揮姿を見ていたから。


                      何故か、ものすごく楽しかったのだ。

                      モーツァルト、捨てたもんじゃないかも(こらこらっ!)


                      アンコールの曲がものすごくチャーミング。

                      ああ、この人、自分のピアノに惚れてるな、という感じ。

                      ピアノとその音を慈しむような美しい曲で

                      モーツァルトとも違和感がないし

                      ほんわかした気分をそのまま残して

                      選曲も見事。


                      ええ、ワタクシ、ソリストの音楽的センスは

                      アンコールの選び方でわかると思ってますから(人迷惑)


                      さて、問題のマーラー、交響曲5番。

                      開演前から、チューバやパーカッションが舞台の上で

                      必死に練習していたけれど


                      本日の演奏は、まぁ、お見事!!!


                      ほんの少しの傷がなかった訳ではない。

                      けれど、金管が日曜日に比べて、格段に良くなった。

                      トランペットのソロもホルンのソロも見事な名人芸。


                      だから・・・やりゃぁ、できるじゃん(笑)


                      エネルギッシュなオロスコ=エストラーダも

                      第1楽章の後に、プレイヤーの方を向いて

                      よくやった、というサインをチラッと出していたので

                      かなり嬉しかったんだと思う。


                      私も2回目で耳慣れしたのもしれないが

                      第1楽章の多少遅めのテンポは

                      ああ、これ、埋葬行進曲だったのね(何を今更(笑))


                      引き摺るような重い埋葬行進曲。

                      確かに、これは死者を悼む歌以外の何者でもない。


                      しかし、マーラーって一筋縄ではいかない人なので

                      シリアスに埋葬行進曲で通すかとおもいきや

                      爆発はするわ、嘲笑が聴こえてくるわ・・・


                      第1楽章と第2楽章がグループ化されている事が

                      すとんと落ちる演奏。


                      で、続くスケルツォのブラック・ユーモアが異常。


                      グスタフ・マーラーの作品ほど

                      当時の世相を映し出して

                      世紀末のウィーンのエネルギーと

                      深い闇と

                      どんちき騒ぎの喧噪と

                      そこに紛れ込みたくても入れない疎外感と


                      いや、私、ウィーンの世紀末なんて知りませんよ。

                      でも、マーラーの交響曲を聴いていると

                      何となく、当時の、不安でエネルギッシュで闇に満ちた時代を感じる。


                      アダージェットは遅めのテンポだが

                      途中で、ぐっとテンポを落とした部分はあっても

                      止まる・・・と思わせるようなところは1ヶ所のみで

                      個人的な好みとしては

                      もう少しニュアンスたっぷりでも良かったかな、という気はしたが

                      あれ以上やると映画音楽になってしまう可能性もあるからな、うん。


                      アダージェットの演奏時間は9分弱。比較的遅い方だと思う。


                      フィナーレの爆発が、また見事。

                      ホルン良くやった!!!

                      他の金管も、木管も、よくやった!!!


                      エストラーダの力一杯のエネルギーが

                      オーケストラとよく反応して

                      ちょっとヤケッパチに近い力技のフィナーレ(笑)


                      終わったとたんにあちこちから上がるブラボーの声。

                      私の斜め前の年配の男性が振り向いたので

                      「いや、すごかったね」という感じで

                      2人でニッコリ。


                      1列目の高い席はトーンキュンストラーの常連の人たちばかり。

                      (あのコンサートは、右半分を楽友協会がチケット売って

                       左半分はトーンキュンストラーが売っているのだ。

                       私はもちろん左半分。だって会員だから割引が効くんだもん)

                      安い席はジーンズに運動靴の観光客たち。

                      でも、良かったでしょ?

                      写真を撮りまくるだけじゃなくて

                      クラシック音楽のファンにもなってね。


                      マーラーが面白いのは

                      何回聴いても、その度ごとに、何か新しい局面が見えるから。


                      それだけ音楽的にポリフォニーだらけで複雑というのもあるけれど

                      エネルギッシュに音楽を作ったエストラーダも

                      世紀末のウィーンの喧噪や

                      その中の疎外感を強く感じていたのではないか


                      ・・・とついつい深読みしてしまう私に

                      どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                      これで今年の楽友協会のコンサートは行き納め。

                      (ウィーン・フィルのシルベスター・コンサートや

                       ニューイヤー・コンサートのチケットは売るけれど

                       自分では行きません。買える値段じゃないわよ、ワタクシには)

                      この後は、国立オペラ座のクルミ割り人形の追っかけして

                      ウィーン劇場とフォルクス・オーパーと

                      最後はコンツェルトハウスで2013年を締めます。

                      ・・・って言うか、まだ行く気?とか言われそうだけど(笑)


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