ランキングの順位も下がるし(それだけかいっ!)
かと言って
コンサートやバレエに行かない日の私は
ただのオバサンで
朝から夜まで仕事・・・(涙)
いやいやいや
一応、ほったらかしにされている
彼氏モドキみたいな存在はいるけど f(^^;)
・・・んな話じゃなくて (((^^;)(;^^) ))
タイトルのベンヴェヌート・チェッリーニというのを見たら
音楽愛好家なら
あ、ベルリオーズのオペラ、と、パッと連想するだろう。
確か、昨年だかいつだか
ザルツブルク音楽祭か何かで上演されていたような気もするが
違っていたらごめんなさい。
しかし、今日書きたいのはオペラではなくて
この芸術家、ベンヴェヌート・チェッリーニの作品の話。
ウィーンの美術史博物館は
世界の5大美術館の中には入るだろう。
ハプスブルク家が個人の趣味で集めた作品なので
かなり偏っているし、時々ヘンな作品も結構あるけれど
この美術館の収蔵品は
絵画だけではなく
エジプトから分捕ってきた展示品もあり
そして、ルドルフ2世のコレクションを中心にした
Kunstkammer と呼ばれるものがある。
Kunst (芸術品の) Kammer (小部屋)
と言えばカッコイイが
昔は Kuriositaetenkammer (ヘンなモノの小部屋)と呼ばれていて
絵画でもなく
コインでもなく(美術史美術館には見事なコインのコレクションもある!)
彫刻でもなく
何だかワケわかんないけど、ヘン
というものを集めたものなのだ。
この美術史美術館のベンヴェヌート・チェッリーニの作品
「サリエラ」が、一躍有名になったのは
2003年3月に、この美術館から盗まれたという事実による。
(写真は日刊新聞 Die Presse から拝借)
連日連夜の報道で
どんなに ヘンなもの 美術品に関心がない人でも
この作品は知っている。
商売熱心なお店は、かなりレプリカも売ったようだ(笑)
2003年に盗まれた時は
黒幕がいるんじゃないかとか
美術愛好家の陰謀じゃないか、とか
色々と噂されたけれど
顛末としては、かなりお粗末で
鍵職人のオーストリア人が
何てセキュリティの緩い美術館だ・・・と
出来心で盗んでしまったという(呆)
携帯電話から足がついて
2006年1月に、低地オーストリア州に埋められていたのが発見された。
盗んだのは良いけど、持て余したんですね(笑)
そんなワケで
Kunstkammer は2003年からクローズされ
セキュリティその他、もろもろの改築が行われて
めでたいことに、3月1日(金曜日)に再オープン \(^O^)/
その準備で、2月27日も28日も美術館全体を閉めている。
美術史美術館が、この再オープンに関して
ビデオ・クリップをいくつかアップしているので、貼り付けておく。
勝手に3本ほど出てくるので
お時間のある時にどうぞ。それぞれは非常に短いです。
私は最初のクマが好き (*^^*)
かなり急いで慌ただしくコストかけずに作ったでしょ、というのがバレバレだが。
サリエラだけに観客が集中するんじゃないか、というので
グループは予約制になった上
さりげなく入場料が上がってるっ (・・;)
年間パスも、この間まで29ユーロだったのに
突然、34ユーロにアップしたし (18% のアップ!!!(怒))
サリエラ発見の2006年から7年も経ったので
オーストリア人はともかくとして
他の国の人は、こんな事件、覚えていないと思うのだが。
もちろん、私はなんちゃってガイドだから
ガイド・ライセンスを振り回せば
だいたい、どこの美術館も博物館も、タダで入れてくれるので
混雑しているだろう3月初旬に
観に行く予定はないけれど
3月以降にウィーンにいらっしゃる皆さまは
美術史美術館は
ぜひ、たっぷり時間を取って
絵画ギャラリー(吐き気がする程あるし、複雑怪奇な迷路になってる)
コイン・ギャラリー(壁にはルネッサンス時代の肖像画がびっしり)
エジプト・コレクション
ヘンなモノの部屋 もとい クンスト・カンマー
を、じっくり、ゆっくりご覧下さいまし。
一応、本職は観光関係だから
たまには、宣伝しないとね (^^)v
という私に
どうぞ本日も1クリックをお恵み下さい。
春はまだだけど、日も長くなってきたし
今日は、数週間振りに太陽が出た \(^O^)/