Konzerthaus Großer Saal 2012年9月29日 19時30分〜21時50分
Youth Orchestra of Caracas
指揮 Andrés Rivas
Richard Wagner (1813-1883)
Ouverture zu “Rienzi” (1838)
Alberto Ginastera (1916-1983)
“Estancia” Ballettsuite op. 8a (1941)
Peter Iljitsch Tschaikowsky (1840-1893)
Symphonie Nr. 4 f-moll, op. 36 (1877)
この間のコンサートがあまりに面白かったので
急いでチケットを1枚購入。
下から2番目のカテゴリーで
比較的良い席が空いていてラッキー(^^)v
今回のコンサートは「プロムス」と称して
平土間にある椅子をすべて取り外して
立ち見席にしてある。
よって座る席はバルコンとギャラリーのみ。
もちろん、平土間の立ち見席が一番安い。
あまり売れていないコンサートなら
平土間立ち見席を買って
床に寝っ転がって聴く事もできそうだが
今回のコンサートは、何と太っ腹にも
26歳以下は50%割引になっている。
案の定、結構な人の数で
ギャラリーも、ほとんどの席が売れている状態。
若い人たちと、子供連れが多いのは
50%割引だから仕方あるまい。
本日の指揮者は、カラカス生まれのエル・システマの申し子のような22歳。
11歳で第一バイオリンに入り、13歳でコンサートマスターになったらしい。
最初のリヒャルト・ワーグナーの「リエンツィ序曲」
わっはっはっはっはっは
もう笑うしかない(良い意味で)
大編成オーケストラによる
元気な行進曲というか
いや、もう、実にビッグ・バンドだねぇ、という
ある意味、徹底したエンターテイメント・ミュージックと化していて
ワーグナーの力強さとか、厚みが
ほとんどカリカチュアになっているのが
素直で実に楽しい (^^)v
こういうコミックみたいなワーグナーだったら
ワタクシでもアレルギーが出ないで聴ける。
ただし、大音響なので
さしものコンツェルトハウスでも、時々、耳を塞ぎたくなる音量である。
2曲目のヒナステラは抜群 (*^^*)
ラテン系の曲って、苦手な筈なんだが
(でもピアソラは聴くけど f(^^;))
ヒナステラの曲って、何ともカッコイイ。
しかし、ワーグナーにせよ、ヒナステラにしても
2日前と違って、アマチュアの甘さが、ちょっと目立つ。
指揮者によるものか
あるいは、私が、2日前にはほとんど寝落ちしていて
しっかりと聴いていなかったからかもしれないが。
後半はチャイコフスキーの交響曲4番。
これも、オーケストラの詰めの甘さがちょっと目立つし
その意味では、多少粗いのだが
それでも、あの人数での「ビッグ・バンド」による
力一杯のチャイコフスキーは
ある意味、胸がスカッとする。
ワーグナーと同じように
コミックっぽいチャイコフスキーだが
日本の 劇画 と思えば
その大げさなところが、また持ち味になっていて
おお、青春時代 ・・・ (←何かカン違いかも)
ともかく、普通のオーケストラの3倍くらいあるので
隣の若者カップルが喋っていても
ほとんど気にならない位の音量で
第4楽章は、またもやムチャクチャ速いテンポで押しまくる。
いや〜、グスターボ・ドゥダメルが
ベネズエラのエル・システマ・システムで
若い指揮者として、突然、彗星のように現れたのが
何となくわかる。
だって、このオーケストラの大編成
しかも、プロと違うユース・オーケストラで
それを、一斉に鳴らして指揮するのだから
よほどの耳がないと統制が取れないだろう。
ワタクシのようなド素人だと
せいぜい、弦楽4重奏で音が狂ったくらいなら
まだ、何とかわかる(かもしれないだろう)が
200人以上のオーケストラで
数人の音が狂ったって、そうそう聴き分けられるものではない(断言)
今日の若い指揮者は
まだ、がむしゃらに振ってる感じで
若々しくて良いけれど
ドゥダメルほどの才能はない(と思う。だって・・・(以下省略))
いや、しかし、あの大人数のオーケストラで
ガガガガ〜ンと鳴らして
ワーグナーとかチャイコフスキーを演奏するって
ある意味、ものすごくスカッとするだろうなぁ。
精神性だの、音楽性だの
年寄りが難しい顔して議論しそうな要素が
すっかり抜け落ちて
若々しさとエネルギーとが満ち溢れた音楽。
でも、彼らは必死である。
金持ちの家に育って
両親からたっぷりお小遣いをもらって
趣味で楽器に勤しんでいるのと、立場が全く違う。
満ち溢れるエネルギーは、若さだけではなく
日本やオーストリアでは忘れられた
ハングリー精神の集大成でもある。
アンコールは昨日と同じ。
ベネズエラのジャケットを羽織って
踊って歌っての楽しい20分。
プロのオーケストラとは
また違った意味で楽しい時間だった ↑(^^_)ルン♪
平土間の人数を上から見て驚いて
あぁ、ギャラリーの席、買って良かったと
ホッとしている私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。
周囲は、喋ったりイチャイチャしたり
演奏途中で飲み物を飲んでいたり
写真やビデオを撮ったり
ほとんど、ここも無法地帯だったが
ヒナステラの第1楽章の後と
チャイコフスキーの第1楽章の後の拍手の他は
楽章ごとの拍手が出なかったのは、たいしたものだ。
Youth Orchestra of Caracas
指揮 Andrés Rivas
Richard Wagner (1813-1883)
Ouverture zu “Rienzi” (1838)
Alberto Ginastera (1916-1983)
“Estancia” Ballettsuite op. 8a (1941)
Peter Iljitsch Tschaikowsky (1840-1893)
Symphonie Nr. 4 f-moll, op. 36 (1877)
この間のコンサートがあまりに面白かったので
急いでチケットを1枚購入。
下から2番目のカテゴリーで
比較的良い席が空いていてラッキー(^^)v
今回のコンサートは「プロムス」と称して
平土間にある椅子をすべて取り外して
立ち見席にしてある。
よって座る席はバルコンとギャラリーのみ。
もちろん、平土間の立ち見席が一番安い。
あまり売れていないコンサートなら
平土間立ち見席を買って
床に寝っ転がって聴く事もできそうだが
今回のコンサートは、何と太っ腹にも
26歳以下は50%割引になっている。
案の定、結構な人の数で
ギャラリーも、ほとんどの席が売れている状態。
若い人たちと、子供連れが多いのは
50%割引だから仕方あるまい。
本日の指揮者は、カラカス生まれのエル・システマの申し子のような22歳。
11歳で第一バイオリンに入り、13歳でコンサートマスターになったらしい。
最初のリヒャルト・ワーグナーの「リエンツィ序曲」
わっはっはっはっはっは
もう笑うしかない(良い意味で)
大編成オーケストラによる
元気な行進曲というか
いや、もう、実にビッグ・バンドだねぇ、という
ある意味、徹底したエンターテイメント・ミュージックと化していて
ワーグナーの力強さとか、厚みが
ほとんどカリカチュアになっているのが
素直で実に楽しい (^^)v
こういうコミックみたいなワーグナーだったら
ワタクシでもアレルギーが出ないで聴ける。
ただし、大音響なので
さしものコンツェルトハウスでも、時々、耳を塞ぎたくなる音量である。
2曲目のヒナステラは抜群 (*^^*)
ラテン系の曲って、苦手な筈なんだが
(でもピアソラは聴くけど f(^^;))
ヒナステラの曲って、何ともカッコイイ。
しかし、ワーグナーにせよ、ヒナステラにしても
2日前と違って、アマチュアの甘さが、ちょっと目立つ。
指揮者によるものか
あるいは、私が、2日前にはほとんど寝落ちしていて
しっかりと聴いていなかったからかもしれないが。
後半はチャイコフスキーの交響曲4番。
これも、オーケストラの詰めの甘さがちょっと目立つし
その意味では、多少粗いのだが
それでも、あの人数での「ビッグ・バンド」による
力一杯のチャイコフスキーは
ある意味、胸がスカッとする。
ワーグナーと同じように
コミックっぽいチャイコフスキーだが
日本の 劇画 と思えば
その大げさなところが、また持ち味になっていて
おお、青春時代 ・・・ (←何かカン違いかも)
ともかく、普通のオーケストラの3倍くらいあるので
隣の若者カップルが喋っていても
ほとんど気にならない位の音量で
第4楽章は、またもやムチャクチャ速いテンポで押しまくる。
いや〜、グスターボ・ドゥダメルが
ベネズエラのエル・システマ・システムで
若い指揮者として、突然、彗星のように現れたのが
何となくわかる。
だって、このオーケストラの大編成
しかも、プロと違うユース・オーケストラで
それを、一斉に鳴らして指揮するのだから
よほどの耳がないと統制が取れないだろう。
ワタクシのようなド素人だと
せいぜい、弦楽4重奏で音が狂ったくらいなら
まだ、何とかわかる(かもしれないだろう)が
200人以上のオーケストラで
数人の音が狂ったって、そうそう聴き分けられるものではない(断言)
今日の若い指揮者は
まだ、がむしゃらに振ってる感じで
若々しくて良いけれど
ドゥダメルほどの才能はない(と思う。だって・・・(以下省略))
いや、しかし、あの大人数のオーケストラで
ガガガガ〜ンと鳴らして
ワーグナーとかチャイコフスキーを演奏するって
ある意味、ものすごくスカッとするだろうなぁ。
精神性だの、音楽性だの
年寄りが難しい顔して議論しそうな要素が
すっかり抜け落ちて
若々しさとエネルギーとが満ち溢れた音楽。
でも、彼らは必死である。
金持ちの家に育って
両親からたっぷりお小遣いをもらって
趣味で楽器に勤しんでいるのと、立場が全く違う。
満ち溢れるエネルギーは、若さだけではなく
日本やオーストリアでは忘れられた
ハングリー精神の集大成でもある。
アンコールは昨日と同じ。
ベネズエラのジャケットを羽織って
踊って歌っての楽しい20分。
プロのオーケストラとは
また違った意味で楽しい時間だった ↑(^^_)ルン♪
平土間の人数を上から見て驚いて
あぁ、ギャラリーの席、買って良かったと
ホッとしている私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。
周囲は、喋ったりイチャイチャしたり
演奏途中で飲み物を飲んでいたり
写真やビデオを撮ったり
ほとんど、ここも無法地帯だったが
ヒナステラの第1楽章の後と
チャイコフスキーの第1楽章の後の拍手の他は
楽章ごとの拍手が出なかったのは、たいしたものだ。