ロッテルダム・フィルハーモニー + ネゼ=セガン

0
    Schloss Grafenegg Auditorium 2012年8月31日 19時15分〜21時30分

    Rotterdam Philharmonic
    ピアノ Rudolf Buchbinder
    指揮 Yannik Nézet-Séguin

    Johannes Brahms (1833-1897)
     Konzert für Klavier und Orchester Nr.2 B-Dur op. 83 (1878-81)
     Symphonie Nr. 2 D-Dur op. 73 (1877)

    ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団が
    首席指揮者のヤニック・ネゼ=セガンと
    グラフェネックで
    しかもブッフビンダーのピアノで
    「ブラームスはお好き?」なコンサート \(^o^)/

    もちろん、お好きですとも うん(^_^)

    仕事は溜まっていて
    もう、どこから手をつけたら良いのか
    ワケわからん状態になっているのだが
    まぁ、週末にも仕事すれば
    (もしかしたら)何とかなる(かもしれない)ので
    17時30分にコンピュータを落として車に飛び乗るワタシ。

    まともなオーケストラでブラームスを聴けるなら
    往復130キロを走っても、充分ペイする(きっぱり)

    昨日は30℃のカンカン照りだったが
    一転して本日は霧雨。気温は15℃。会場はもちろんホールに変更。

    前半はピアノ協奏曲2番。
    この間、ベルリン・フィル+ラトルにブロンフマンという組み合わせで
    あまり本気でない断片しか聴けずに
    欲求不満が溜まっていた曲だけに
    期待値が高い。

    う〜ん・・・・ (-"-;)
    いや、私の耳がおかしい。睡眠不足かもしらん。
    (出だしのホルンの音がちょっと低いんですけど・・・?)

    最初のピアノ・ソロも
    ちょっとあれ?というミスタッチがあって

    いやいや、でも、もしかしたら
    ブッフビンダーって、ほら、学者タイプの人で
    オリジナルの楽譜研究とかしているから
    さりげなく、実はミスタッチに聴こえた演奏の方が
    オーセンティックな楽譜なのかもしれない、うん。

    細かい部分はともかくとして
    あっさり目の演奏というか
    力でガンガン押して、聴衆を脅かそうとか言うのと正反対の
    何とも自然体な演奏。

    スケールの音の揃い方が実に美しくて
    さりげなく弾いているように見えるのに
    出てくる音の滑らかさや均質性に、うっとりする (*^^*)

    第3楽章のチェロ首席のソロが
    指揮者完全無視で(笑)
    目を瞑って(そう見える)
    すごく集中して、ビブラートたっぷりで
    むちゃ気持ち良さそうに演奏していたのが印象的。

    木管のプレイヤーたちが
    リズムに乗って、身体を動かしながら演奏しているのが
    何だか、とっても楽しい。

    情感に満ちた第3楽章にアタッカで続けた第4楽章は
    私が最も好きな曲の一つなのだが

    これも、良い意味で力が入っていなくて
    でも、時々、ブッフビンダーのピアノには
    不思議なアクセントが入る。
    (きっと、それも研究の成果であろう。
     聴いていて、アクセントにはなっているが
     不自然、という程ではない)

    何なんだろう、この気持ち・・・と考えるに
    ちょっと照れて恥ずかしい表現ではあるが
    あれは、もう

     愛

    としか呼びようがない。
    しかも、エロスではなく
    激情でも情熱でもなく

    深い部分から滲み出るような
    温かい、しみじみとした柔らかな感情である。

    後半はブラームスの交響曲2番。
    ハンスリックはブラームスの絶対音楽性を絶賛したが
    この曲、モロに表現音楽じゃないか、と思うほど

    湖の煌めき、爽やかな風、嵐や雨を
    ほとんど体感できるくらいに強く感じる曲。

    休憩時間中にオーケストラ・プレイヤーたちが舞台に集まって
    (ホルンがずっと練習してた(笑))
    全員集まった、と思ったら会場が暗くなって、指揮者登場。

    ・・・・音合わせしてない (¨;)

    良いんですかね?
    まぁ、以前にウィーン・フィルでも
    音合わせの前に指揮者が登場しちゃって
    そのまま演奏した、という経験はあるけれど。

    プロ集団だから、別に音のピッチが狂ってるとかはなかったが。

    オーケストラ配置が対抗配置で
    第一バイオリンが下手、第二バイオリンが上手。
    高いチケットで、正面のギャラリーだったので
    音の移り変わりが、かなり聴こえて面白い。

    後ろに並んだコントラバスの低音の響きが
    巧いチェロ集団と一緒になって
    バスレンジの良さは、なかなか聴き応えがある。

    マジメな音で、あまり遊びはないし
    みんな巧いけれど、突出した音色がないので
    その分、よくまとまっている優等生オーケストラ。
    (オランダのオーケストラって、そういう感じ?(笑))

    ヤニック・ネゼ=セガンは躍動的。
    でも、あまりタメは作らず
    あくまでも音楽の勢いに自然に乗っている。

    若々しいすがすがしさがあって
    最後はアップテンポで盛り上げて

    ああ、やっぱりブラームスって・・・ 
    好きですとも、うん (^^)



    指揮者って、何か、小柄な人が多いですよね?
    ネゼ=セガンがオーケストラの中を退場していくと
    頭1つくらい小さいんだけど
    あ、でもオランダ人って全体に大柄目なんだっけ?(笑)


    シャンゼリゼ管弦楽団 + ヘレヴェッヘ

    0
      Schloss Grafenegg
      Auditorium 2012年8月26日 19時15分〜21時20分

      Orchestre des Champs-Élysées
      Collegium Vocale Gent
      ソプラノ Christiane Karg
      アルト Ann Hallenberg
      テノール Maximillian Schmitt
      バス Tareq Nazmi
      指揮 Phillippe Herreweghe

      Anton Bruckner (1824-1896)
       Te Deum für Soli, Chor und Orchester C-Dur (1881/1884)
       Symphonie Nr. 9, d-moll (1887-1896)

      フィリップ・ヘレヴェッヘが
      手持ちのコレギウム・ヴォカーレ・ゲントに
      シャンゼリゼ管弦楽団で
      ブルックナー・プログラムとあったら

      ザルツブルク音楽祭のベルリン・フィルのコンサートより
      こちらの方が・・・ 安い(自爆)

      昨日はあんなに蒸し暑かったが
      雨が降ったら、突然気温は下がり
      コンサート会場はオーディトリウムに変更。

      席は昨日と同じ、平土間の真ん中。
      舞台はあまり見えないのも同じ。

      ブルックナーのテ・デウムは
      有名な曲なのだが
      宗教曲は苦手な私は、ずっと避けていて
      初聴き(すみません)

      でも、ブルックナーらしいところが出てくるし
      交響曲ほどシツコクなくて(笑)
      確かに、生前、最も演奏された曲、というのは納得できる。

      コーラス巧い (+_+)

      ソリストも巧い。神経に障らず、大声を張り上げず
      余裕綽々で、すごく聴きやすい。

      シャンゼリゼ管弦楽団は
      古楽器オーケストラではあるけれど
      ロマン派を中心にしたレパートリーで

      これが、ブルックナー時代の音楽だった、と言われれば
      そうか、と、すんなり納得できる(ような気がする)

      後半は交響曲9番。

      私、この曲、何回もナマで聴いているけれど
      楽友協会以外のところで聴いたの、初めてじゃないだろうか。

      で、ブルックナーをモダン・オーケストラじゃなくて
      古楽器オーケストラで聴くのも初めてだと思う。

      何か不思議な音色。
      モダン・オーケストラで楽友協会だと

      どうだ、みたか、聴いたか、凄いだろう、参ったか

      ・・・という演奏になりがちなのだが

      このオーケストラの音色って
      何か、渋いというか
      大音響でも大音響に響かないというか

      ちょっと曇ったような
      あまりキンキンする響きのない、木訥な感じの音色で
      ブルックナーが、押しつけがましくない (*_*)

      奏法もノン・ヴィブラートなのだが
      まぁ、一部の弦は、時々、ほんの少し、左指が動いていた人もいたけれど

      コンサート・マスターが
      最初から最後まで
      見事に拘りのノン・ヴィブラート奏法で

      いや、もう、脱帽というか、参りました \(__ )

      古楽と言うから誤解されやすいけれど
      だいたいがヴィブラート奏法が
      1900年に入ってからのものなので
      その前のロマン派のオーケストラの響きって
      現代のモダン・オーケストラとは全く違うはず。

      シューマンを「古楽オーケストラ」で聴いた時は
      ちょっとひっくり返る位
      不思議な気分になったものだが

      ブルックナーは、そんなに違和感がなかったのは
      オーケストラの腕か、指揮者の技量なのか。

      その代わり
      おおおおおおおっ・・・ 天国だ、感激だ
      という強い印象はない。
      音楽そのものの構造が、くっきりはっきり見えるだけである。

      クラシック音楽で面白いのは
      正に、コレなのだ。
      解釈、音の色や手触りで
      同じ曲でも、全く違って聴こえたりするもん。

      感想記はコンサート直後に書いたけれど
      そのあと、しつこくもまた
      忙しいので(すみません)アップできず

      やっとアップできた私に
      よ〜やったな、の1クリックを、ぜひお恵み下さい。



      ところで、私は先月、車の事故を起こして
      7月中旬に、5800キロの中古車を買ったと思うのだが
      1ヶ月ちょっとで8600キロになっているというのは
      いったい (・・?)ナゼ?

      ベルリン・フィル + ラトル(リハーサル)

      0
        Großes Festspielhaus (Salzburg) 2012年8月26日 11時〜12時

        Generalprobe

        Berliner Philharmoniker
        指揮 Sir Simon Rattle
        ピアノ Yefim Bronfman
        Witold LutosƗawski  Symphonie Nr. 3 (1982/83)
        Johannes Brahms  Konzert für Klavier und Orchester Nr. 2 B-Dur op. 83

        ザルツブルク音楽祭のベルリン・フィル
        コンサートのゲネプロに釣られて
        朝6時14分の列車でザルツブルクへ。
        列車が遅れて、急いで駆けつけた直後に
        会場がオープンして
        飛び込んだら平土間で(いつもはギャラリーが好き)
        ・・・ まぁ、良いか。

        ゲネプロなので、みんなラフな格好だし
        ラトルも、青いセーターにジーンズで
        何だかヨロヨロ出てきた様は
        そこらへんにいる、ただの中年のくたびれた男性 (-"-;)

        が、指揮台に上がると突然出てくる
        あのオーラは何なんだ?!

        ルトスワフスキの交響曲3番から始まったが
        一部のところをちょっと演奏して注意して
        またすぐ先に行ってしまうので

        ううう、何か欲求不満・・・というか
        あのベルリン・フィルの怜悧な音で
        ルトスワフスキの断片だけしか聴けないなんて

        悲し過ぎる (T.T)

        だって、この曲
        ザルツブルク音楽祭で演奏するのはどうかな〜と思うけれど
        むちゃワタクシ好みなんだもん!!!

        通して演奏しても30分弱の曲だから
        一度通して演奏してくれても良かったのに・・・

        後半はブロンフマン登場で
        ブラームスのピアノ協奏曲2番だが

        まぁ、これも出だしだけ、チョコチョコ弾いて
        ブロンフマンもあんまり本気出してなかったし
        音のバランスが気になるようで
        客席の前半(普通の観客には閉めてある部分)にいるスタッフに
        色々と問うような眼差しを向けていたし

        ううううう・・・
        これって、これって

        すご〜〜〜く美味しそうな料理を目の前にして
        食べちゃいけない、と言われているような気分 (__ )

        で、ぴったり1時間で終わり。
        はいはい、ベルリン・フィルの人件費、高そうだしな。

        何かしかし、このオーケストラ、開放的な雰囲気だな。
        鉄壁のプロ集団で
        コンマスが時々、立って後ろ向いて
        気に食わないボーイングだか、音だかを出しているプレイヤーに
        ほら、これはこうするんだよ、みたいな指示(見本?)を出してたし

        ブラームスの4楽章の途中で終わった時も
        コンマスがブロンフマンの頭を抱くようにして挨拶してたし
        (何か、見方によっては、ちょっと危険な図(笑))

        まぁ、所詮は無料のゲネプロですし
        ちゃんと聴きたかったら
        当日の20時からのコンサートに
        チケットを買って行けば良い、という事。

        (チケット高くて買えません・・・というより、その前に
         夜はグラフェネックが(自爆))

        平土間だから、あまり音響は良くない筈なのだが
        ベルリン・フィルの音って
        本当に男性的というか
        力強いというか
        鋭くて、ある意味、遊びがなくて
        ものすごくマジメで
        良い意味で、鉄壁の技術集団だ。

        だから、失礼な話だが
        別にブラームスのピアノ協奏曲2番を
        ベルリン・フィルでどうしても聴きたい、というのよりは
        あのベルリン・フィルの音で
        ヴィトルト・ルトスワフスキの交響曲3番を
        ナマで聴いてみたかった・・・

        まぁ、ザルツブルク・コンテンポラリーというタイトルなのに
        何で、ルトスワフスキなんだよ、という疑問はあるけど(笑)

        この交響曲3番、伝統的過ぎるという批判があるそうだが
        (で、確かに伝統的な部分ってあるんだけど)
        でも、音色や手触りが美しいし
        名曲だと思うんだけど
        誰もナマで演奏してくれないんだもんっ!!!

        12時で終わってしまったので
        14時の列車に乗るまで、何をしたかは
        また、ネタのない時に取り上げる予定。

        17時にウィーンに到着して
        そのままグラフェネックにドライブしたのだが
        その話は、また後で (^.^)

        ネタがないのでチビチビ書こうという
        いじましい意図がミエミエの私に
        どうぞ1クリックをお恵み下さい。



        ブーフビンダーのピアノ・クインテット

        0
          Schloss Grafenegg Auditorium 19時15分〜21時20分

          バイオリン Volkhard Steude
          バイオリン Holger Groh
          ヴィオラ Tobias Lea
          チェロ Franz Bartolomey
          コントラバス Christoph Wimmer
          ピアノ Rudolf Buchbinder

          Antonín Dvořák (1841-1904)
           Klavierquintett op. 81 (1887)
          Franz Schubert (1797-1828)
           Klavierquintett A-Dur D 667 “Forellenquintett” (1819)

          午前中は仕事で、途中で抜けたのだが
          ともかく眠くて、ダブル・エスプレッソを飲んでから出たら
          プレリュードに間に合わず

          楽曲解説の途中で爆睡 (_ _).。o○(自爆)

          ドボルジャークはオペラを作曲したかったとか
          ドイツで出版社に渡す室内楽曲をトランクの中で探したけれど
          見つからなかったので、急いで1曲書いた、というのは
          エピソードであって本当ではないとか

          そこらへんから意識がなくて f(^^;)

          シューベルトの室内楽曲「鱒」のアンダンテでの
          とんでもない転調、という話辺りで目が覚めて

          コンサートでは寝ずに何とか最後まで持った (^^)v

          上記のメンバーの名前を見て
          あ、これ、もしかしたら・・・・と思った方

            はい、その通り (⌒^⌒)b

          ウィーン・フィルのメンバーとブーフビンダーで
          ドボルジャークとシューベルトのピアノクインテットのコンサート。
          今回は室内曲なので、最初からホールはオーディトリウムである。

          グラフェネック夏の音楽祭の一環で
          音楽祭そのものは、既に木曜日から始まっていて
          昨日、金曜日はオスロ管弦楽団とユッカ・ペッカ・サラステが
          ブラームスの交響曲4番を演奏しているが

          しつこいようだが、ワタクシは忙しい(涙)

          週末チクルスだけ押さえたので
          今回は、何と、平土間18列目の真ん中の席。
          音響的には、上の方が私の好みだし
          平坦なところに座席が並んでいるので
          前の人の頭が邪魔で、舞台はほとんど見えないけれど
          舞台が見えないのには慣れているから、それはかまわない。

          ドボルジャークのピアノ・クインテット。

          上質な音楽だ (゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン

          上品とか巧い、というのもあるけれど
          「上質」という言葉が一番ピッタリくる。

          寸分の音の狂いもない弦楽が
          鉄壁のテクニックで演奏するのに
          それが全くイヤミにならず

          上品な和紙が、ミルフィーユのように
          さっくりと分かれて、繊細な口当たりを醸し出す、という印象。

          第一楽章が終わったとたんに
          グラフェネック名物の拍手(笑)

          しかし、さすがにクラシックを聴き慣れた聴衆も多かったようで
          私の左隣のジモッティらしいカップルに
          私が、シッ、と言ったら
          私の右の女性が、私の前に身体を乗り出し、左の人に

          「楽章の間は拍手はしないのよ」

          普通の日本人なら、そこで「すみません」と言うのだろうが
          オーストリア人は違う(笑)

          「だって、音楽が終わったじゃないか」

          何でも一言、逆らいたいのかね、こちらの人は(爆笑)

          後半はシューベルトの名曲「鱒」

          室内楽曲をあまり聴かない私は
          この編成にコントラバスが入るなんて知らなかった (^^ゞ
          低音が全体を支えて、実に厚みがあるのに
          軽い、というよりは、上質な爽やかさがあって
          アッサリ系の、ウィーンらしい音がする。

          ところが・・・

          スケルツォが終わったとたんに
          譜捲りをしていた女性が立って
          カツカツと靴音を響かせながら、突然退場。

          ん? 何かブーフビンダーのお気に召さなかったんだろうか?

          と思ったら
          退場した女性と入れ替わりに出て来たのが

          ミスター残念 いや、ミヒャエル・シャーデ!!!!

          きゃ〜〜〜〜〜っ (((^^;)(;^^) ))
          何で、シャーデがここに出てくるわけ???
          (しかも、チョビ髭生やしてるし・・・)

          バイオリンのシュトイデの肩を叩いて後ろに移動させ
          (ウィーン・フィルのコンサート・マスターにそんな事してヨイのか?(笑))
          観客に向かって、内緒だよ、というお茶目な仕草をして

          歌い出したのは、ブーフビンダーのピアノで
          もちろん、シューベルトのリート「鱒」である。

          うううううう、何て甘い声で深い表現力 (°.°
          以前は限りなくオペラチックなリート表現だったが
          抑えるべきところは、しっかりと抑えた上で
          声の表現を自由自在に使って、リートの内容を刻む。

          シャーデはそのまま、譜捲りに残って(おいおいおい(・o・))
          「鱒」のテーマのバリエーション、そしてフィナーレ。

          プログラムの何処を見ても
          友情出演 ミヒャエル・シャーデとか書いてないし(笑)

          でも、一部の人が終演後
          「あの2人って、本当に友情で強く結ばれてるのね」と言っていたから
          観客の大多数は、誰が登場したか、わかっている(と思う、たぶん)

          しかし、ミヒャエル・シャーデって
          本当に、天然なんだか、計算してバカやってるのか
          全然わからん (^O^)

          アンコールにシューベルトのスケルツォを繰り返し
          最後のアンコール、全員が並んだと思ったら
          バイオリンが弾き出そうとしたとたん
          シャーデが前に出てきて
          シュトイデが「やれやれ」という仕草で後ろに下がり
          (いや、みんな、むちゃ楽しんでるわ)
          もう一度、シャーデの「鱒」を聴く事が出来て
          幸せな私に

          どうぞ1クリックをお恵み下さい。



          突然のシャーデ出現に、おばけが出たくらい驚いた(ホント)

          グラフェネック夏の音楽祭

          0
            しつこいが、本当に忙しいのである。
            オーストリア人同僚が、明日から2週間ちょっとの休暇で
            その間の業務もあるけれど
            それ以上に、自分の仕事が

            やってもやっても次々に・・・・ (O.O;)(oo;)

            何か、もう、どこからどうやって手をつけようか、という状態。
            ガイドさんやアシスタントさんも非常に忙しいらしいが
            時間が区切られている仕事と違って
            こちらは、ややもすると
            オープン・エンドになってしまう(涙)

            来週は朝7時の空港への送りがあって
            (アシスタントさんが手配できないので駆り出されている)
            その後、オフィスに帰って
            本社の社内報編集部のインタビューをお昼休みにこなし
            その後、本社の上司に、現在の実情を訴え
            (でも、統計の数字がそれほど良くないので、無理かもしれない。
             要は、ビジネスに直結しない、ヘンな問い合わせが多いのである)

            その後、慌ててオフィスを出て
            ウエディングのアテンドに走らねばならぬ・・・

            いや、別に良いんですけどね。仕事ですから(ため息)

            オーストリア人同僚は
            休暇から帰った後、9月一杯で辞めるので
            ウチの会社、スタッフ募集中 (ホントです)

            労働許可があって
            英語とドイツ語と日本語ができて
            コンピュータが出来て
            細かい手配の仕事が苦にならなくて
            日本で社会経験(会社勤め)がある方で
            私たちと一緒に仕事をしたい方は
            ウチの会社の人事部にご連絡下さい。

            (註 このブログの横のメールのところで
               私に直接メールを書いてくる、という非常識な方は
               最初から問題外です、念のため(笑))

            さて、そんなこんなでバタバタしているのだが
            グラフェネックの夏の音楽祭が、本日から開始。

            6月〜8月前半のコンサート・シリーズは
            Musiksommer 「音楽の夏」 で
            8月後半からのシリーズは
            Musikfestival 「音楽祭」
            なので、音楽祭の方がチケットが高い(笑)

            このシリーズの目玉と言えば
            やっぱり、なんだかんだ言っても

            9月8日のドレスデン管弦楽団と
            クリスティアン・ティーレマンの
            ワーグナー(トリスタンとイゾルデ)に
            ブルックナーの7番であろう(笑)

            あと(って失礼だが(笑))
            フランツ・ヴェルザー=メストとクリーブランド管弦楽団のコンサートもある。
            偶然なのだろうが、やっぱりブルックナーで、こっちは4番。

            この2つは、かな〜り入手困難だろう、と
            アボ(いくつかのコンサートのまとめ買い)で対処したので
            チケットは確保済みだが

            これが、けっこう、えらく高くついちゃって f(^^;)

            野外舞台の席は、実は、安い席でも悪くないのだが
            天候不順でオーディトリウムのホールになる場合に
            中途半端なカテゴリーのチケットだと
            舞台の1〜2列目、いわゆるサークル席になってしまう。

            昨年、これをイヤというほど経験したので
            (自分では、それでも贅沢しているつもりだった。甘かった)
            今年は申し込む時に
            ここの席はイヤ、というのを
            微に入り細を穿って、リクエストを出したのである(アホ)

            そしたら、えらく高いチケットが来てしまって(冷汗)
            でも、自分から席をリクエストしてるし、後には引けない(意地)

            でも、この夏の音楽祭、まだチケットはある。
            特に、週日(水曜日とか金曜日)のチケットは、まだまだある。

            ・・・ウィーンで仕事しているのに
            どうやったら、水曜日の19時に間に合うように
            オフィスを出られるワケ? (-"-;)
            金曜日のコンサートが週末チクルスで一緒に買っちゃったので
            9月の金曜日は2回ほど、早退しなければならないのだが
            それだって気が重いんだが・・・

            グラフェネックの音楽祭は
            日本のエージェントさんにも再三、声をかけているのだが
            ザルツブルク音楽祭ほど有名ではないので
            エージェントさんが送客をしないうちに
            どんどん、オーストリア国内で有名になってしまって
            チケット入手も、かなり困難になって来ている。

            楽友協会前から、シャトル・バスも出ているし
            (10日前までに申し込み要)
            あの雰囲気の良さは特筆モノ。

            低地オーストリア州の人たちが
            みんな、オシャレして、民族衣装で来たりするし
            美味しいワインはあるし(私は自分の車だから飲めないけれど)
            休憩時間に外に出ると、ワインの匂いで酔いそうになる(笑)

            7月〜9月最初にウィーン滞在を考えていらっしゃる皆さま、
            コンサートがない、と失望せずに
            ぜひ、グラフェネックにどうぞ。

            ヘンなところをウロウロしている
            ヘンな日本人の中年女性が一人いたら
            それはワタクシです(笑)

            ネタはないし
            仕事は忙しいし
            誰か仕事の出来るスタッフが入ってくれる事を
            泣くような気持ちで祈っている私に

            どうぞ1クリックをお恵み下さい。



            夕方6時でも30℃だが
            新しいオフィスは完全空調で快適。
            すごくキレイなオフィスだし
            キッチン近いし、地下鉄の駅も近いし
            社員食堂は10階にあって景色がキレイで
            早くて安くて 不味いし 時々美味しいし
            駅内のスーパーマーケットは毎日9時まで開いてます。
            誰か、ウチのスタッフになってくれませんか?(半泣き)

            アジア・パシフィック・ユナイテッド・オーケストラ + ビリー

            0
              Musikverein Großer Saal 2012年8月21日 19時30分〜21時40分

              Asia-Pacific United Orchestra
              指揮 Bertrand de Billy
              ピアノ Stefan Vladar

              Bright Sheng
                "The Stream Flows" (third movement from "China Dreams")
              Ludwig van Beethoven
                Piano Concerto No. 4 in G major, Op. 58
              Pyotr Ilyich Tschaikowsky
                Symphony No. 4 in F Minor, Op. 36

              夏の真っ盛りに
              アジア・パシフィック・ユナイテッド・オーケストラの
              ヨーロッパ公演。
              (ブラティスラヴァ、ウィーン、プラハ、タリン、ヘルシンキ)

              たまたまラジオでベルトラン・ド・ビリーという言葉を聞いてしまったら
              やっぱり行かないワケにはいかん、うん。

              会場は約半分の入りで
              たぶん、ほとんどが関係者(笑)
              あんなにガラガラの楽友協会は
              現代音楽祭の時くらいかもしれない。

              ところで、私は忙しい。
              というより、ともかく、問題山積みで
              もう、どうしようか、という、かなりアブナイ精神状態である。
              もちろん、加えて睡眠不足も。

              それに、楽友協会の大ホール
              もう、2ヶ月近く行っていない。

              オーケストラの弦がコンサート前にステージで練習しているが
              何だか、音が硬い(ような気がする)

              最初の作品は、中国の作曲家の弦楽曲で
              中国音階にポルタメントを多用して
              バリエーションもある小曲。

              ベートーベンのピアノ協奏曲第4番のソリストは
              Claudia Yang の予定が、急病のためステファン・ヴラダー登場。

              ほとんどリハーサルの時間はなかっただろうに。
              それに、ヴラダーって、ワタクシ的には
              ピアニストというより、指揮者、というイメージが強い。

              眠い (_ _).。o○

              急な代役で良くやったとは思うのだが
              眠いし、仕事が気になるし
              どうしても音楽に入り込めない(涙)

              このオーケストラ、アマチュアではなく
              プロのオーケストラのメンバーなのだが
              メンバー表を見ていると
              アジアの各地からの編成で
              Tokyo Metropolitan Symphony Orchestra (東京都交響楽団)からも参加している。
              時々、ドイツのオーケストラのメンバーがいるのは
              このために借り出したトラであろう(^^)

              後半はチャイコフスキーの交響曲4番。

              おおお、最初の出だしの金管が見事。
              輝かしく、美しく、透明でミスがなくて
              バッチリ決まって、なかなかよろしい。

              このオーケストラ、何だかわからんが
              かなり元気が良い (^O^)
              その意味で、ちょっと荒い部分もあるのだが
              ヨーロッパの やる気のない 洗練された音とは、ちょっと違う。

              ビリーの指揮は
              オーケストラの、その元気の良いところを生かしているので
              楽友協会でこれだけ鳴らすか? という位まで
              オーケストラをガンガン鳴らせる。

              よって、フォルテ続きの部分では
              曲にニュアンスがなくなって、平坦になってしまうのだが
              その後のピアノ、ピアニッシモ部分で表情を出してくれるので
              それはそれで、非常にヨシ。

              チャイコフスキーの交響曲4番という名曲は
              どの演奏を聴いても、そこそこ感激してしまう力を持っているけれど

              あのアジアン元気を生かしながら
              それでも通俗的にならずに仕上げた手腕は見事。

              一部であれ? という部分もなかったワケではないが
              ビリーの指揮を見ていると、疲れも吹っ飛ぶ(ような気がする)
              通俗的な名曲なのに
              (仕事上の問題も山積みなのに)
              ついつい、釣られて、引き込まれて
              気が付いたら、むちゃハマっていた、という
              騙されたような(でも気持ち良く騙されたような)気分。

              アンコールもあったみたいだが
              私は一刻も早くオフィスに帰りたかったので
              すぐに失礼。

              アジアのオーケストラに
              ヨーロッパの良き伝統を体現したような
              ベルトラン・ド・ビリーという組み合わせは
              ミスマッチかと思ったら

              やっぱりビリーって、オーケストラの魔法使いである(断言)

              スマートになって
              かなり身体にピタッと合った黒い学生服みたいな上着を着ていて
              ヴラダーのアンコールの時には
              前のボタンを開けて(そりゃ暑いだろう)
              指揮台に腰かけて、うっとりと眼を瞑って
              音楽に集中していたのが印象的。

              チャーミングだね、あの指揮者は、うん。

              このクソ忙しいのは
              まだ来週中頃まで続きそうだが

              まぁ、仕事があるのは良い事だ。
              問い合わせに答えて、利益にならない事を
              仕事と言えるのかどうかはともかくとして(自爆)



              このコンサート、観客層が面白くて
              ほとんどは関係者だと思うのだが
              すごい気合の入ったロング・ドレスのお洒落な人たちと
              サンダルに半ズボンに、汚いTシャツという格好の人に
              極端に分かれていて

              その気合の入ったお洒落をした方々が
              楽章ごとに拍手なさっていたのが、とっても印象的 (^.^)
              これでクラシック好きになってね (^^)v

              ブログのアップの時間は変えてあるけれど
              最近、また真夜中過ぎまでの仕事が続いている(涙)
              ちゃんと処理できていない私が悪いのだが
              1日60通以上のメールが来て
              60通以上の返事を書いていると、ちとツライ(弱音)


              ジャーマン・ブラス

              0
                お待たせしました (^^)v (誰も待ってない)
                一気にガンガンとアップしましたが
                自分のメモみたいなモノですので、つまらなかったらごめんなさい。

                 仕事がむちゃ忙しい時期なのに
                 オフィスの引っ越し
                 無理やり取った夏休みなどで
                 とうとう、チケットも買ってあったウィーン劇場のオペラに
                 グロッキーで行けなかった、という体力的な問題もあって・・・

                Schloss Grafenegg 2012年8月18日 20時〜22時 Wolkenturm

                German Brass
                トランペット Matthias Höfs
                トランペット Uwe Köller
                トランペット Christian Höcherl
                トランペット Thomas Hammes
                ホルン Wolfgang Gaag
                ホルン Klaus Wallendorf
                トロンボーン Alexander Erbrich Crawford
                トロンボーン Tobias Unger
                バス・トロンボーン Stefan Schulz
                チューバ Stefan Ambrosius
                パーカッション Herbert Wachter

                John Baston (1685? -1740?)
                Concerto Nr.2 D-Dur

                Johann Sebastian Bach (1685-1750)
                “Wachet auf, ruft uns die Stimme” BWV 645

                Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
                Kirchensonate Nr. 17 C-Dur KV 336

                Gioacchino Rossini (1792-1868)
                Ouvertüre zur Oper “Il barbiere di Siviglia”

                Richard Wagner (1813-1883)
                “Beglückt darf nun dich, o Heimat, ich schauen”
                Pilgerchor aus dem dritten Aufzug der Oper “Tannhäuser”

                Klaus Badelt (*1967)
                Aussschnitte aus “Fluch der Karibik”

                Werke von Johann Strauß und Giuseppe Verdi
                Sowie unterhaltsame Arrangements aus aller Welt

                現在休暇中でウィーンに来ている友人が
                午前中にシュロスホーフに行きたい、という要望だったので
                オフィスでの仕事を、金曜日午前2時半くらいで、何とか片付けて
                片付けられないものは無視して(こらっ!)
                シュロスホーフに行き、中を見て、庭を見て
                以前に行った時より、修復が進んでいるのに感心。

                もっとも、その間に、添乗員や手配センターや
                同僚や、バスの運転手からの電話が鳴りっぱなし(涙)
                (註 ウチの手配ミスではありません。
                   というより、先方のミスをカバーしてあげたら
                   その後、次々に連絡不行き届きが発覚した、というのが正しい)

                一緒に来ている友人は呆れているし
                でも、これ、我々の宿命なのだ、許せ。

                シュロスホーフの後、すぐにウィーンに帰る予定だったのだが
                友人の予定が変更になって、時間が出来た、というので
                途中のエッケルツアウのお城まで行ったけれど
                結婚式していて、内部見学はできず。

                友人を降ろして、そのままグラフェネックに向かう途中で
                居眠り運転しそうになって
                (睡眠不足が続いているのである(涙))
                慌てて駐車場に止めて一眠りしたので
                プレリュードに間に合わず・・・

                さて、このジャーマン・ブラスというグループ
                10人の金管楽器プレイヤーにパーカッション1人で
                色々な音楽を、金管楽器にアレンジして演奏してしまう。

                前半はクラシックが続くが
                何と、ホルンの一人が、マイクを持って司会。

                その司会が・・・・ スゴイのだ (+_+)

                最初から韻を踏んだ挨拶をユーモラスに始めて
                バッハとモーツァルトの音楽感性の違いを
                音楽評論家2名の掛け合いで、ワケわからん言葉を並べて
                (もちろん一人でやるのだが、声色まで変える!)
                更には天国でのヴェルディとワーグナーの論争まで
                (ヴェルディは、もちろんイタリア語を交えて
                 イタリア語訛りのドイツ語で!!!)

                後半がもっと凄くて
                フランス語は喋っちゃうし
                早口言葉をやっちゃうし

                何だ、何なんだ、この才能は!!!
                ホルンも巧いし
                それなりに考え抜かれた金管の音色で
                様々な音楽を演奏してしまうジャーマン・ブラスも凄いけれど
                この司会の凄さは、ちょっと他に例を見ない。

                北ドイツ語の硬い方言ながら
                オーストリアの方言を(発音含めて)真似してみたり
                フィクションの冗談をかますので
                聴衆は爆笑しながら音楽を聴く事になる。

                私なんか、顔中、涙でベトベトでしたっ!!!
                (あまりに可笑しくてバカ笑いしてしまうので
                 涙がボロボロ出てくるのである)

                コンサート聴いた、というよりは
                よく出来た寄席を鑑賞した、という感じで
                超絶技巧を披露して
                吹きまくったプレイヤーたちには失礼かもしれないが f(^^;)
                でも、あの語りは、非常に楽しかった。

                やっと日曜日に掃除・洗濯・アイロン掛けが出来て
                やっとブログをアップする事ができた私に
                どうぞ1クリックをお恵み下さい。



                残念ながら、まだまだ忙しいけれど
                来週は残業を目一杯できるように夜は空けてある。
                フランスの時は、比較的涼しかったけれど
                またもやヨーロッパは熱波が押し寄せてきている・・・

                フランス紀行 その 3

                0
                  フランス紀行
                  モンサンミッシェルとシャルトル
                  2012年8月14日〜16日

                  その1は こちら  その2は こちら からどうぞ。

                  8月16日、旅行の最終日。
                  パリ発ウィーン行きの飛行機は20時15分発の最終便。

                  今回の旅行では、パリは完全無視(笑)
                  朝の列車で目指すところは
                  やはり世界文化遺産のシャルトル。

                  パリ・モンパルナスから約1時間半。
                  駅から既に見える有名な大聖堂に直行 (^^)v

                  どこかに移動する途中に立ち寄るグループもいるようで
                  大聖堂の説明をするガイドさんがちらほら。

                  2本の塔の建築様式が違うが、立派なゴシック建築で
                  中のステンド・グラスが素晴らしい。

                  実は、こういう時は、私の常時携えている
                  オペラ・グラスならぬバードウォッチング用グラスが
                  威力を発揮する。
                  何せ10倍だから、窓の上の遠いところのステンド・グラスに
                  何が表現されているか
                  バッチリわかるのだ、わっはっは。

                  イエス・キリストの生涯や
                  横の窓には、ザカリアスとエリザベートまでいるし
                  あちこちに聖人も居る・・・のだろう、きっと(汗)

                  こういうステンド・グラスを見ながら
                  盲目だった、キリスト教徒たちは
                  旧約聖書や新約聖書の話、聖人たちの話を語り継いで来たのだろう。

                  いや、でも、我々、キリスト教の文化がないので
                  日本で言えば
                  教会のステンド・グラスに
                  イザナミ・イザナギの話とか、ヤマト・タケルの大蛇退治の場面とか
                  桃太郎だの、一寸法師の話がある、みたいな感じか(極論)

                  塔は登れるので(有料)
                  高い段の続く螺旋階段を、約280段。

                  登ると周囲の景色は見えるけれど
                  周囲の景色は田舎である(爆)

                  大聖堂ノートル・ダム以外にも、教会はあって
                  坂を下がって、サン・ピエールと、サン・アンドレ教会へ。

                  アンドレ教会は川のほとりに建っていて
                  (アンドレだからね(笑) 納得)
                  中には、現代彫刻の展示があって、面白かった。

                  古い民家がいくつか残っていて
                  これも面白いけれど
                  まぁ、大聖堂見て半日あれば充分かな。

                  14時過ぎの列車でパリに戻り
                  シャルル・ドゴール空港へのバスに乗って
                  サクレ・クールを遥かに見ながら空港へ。

                  昨日のホテルでインターネットが通じなかったので
                  ウエブ・チェック・インができず
                  どのターミナルで降りて良いのか不明だったが
                  何となく野生のカンで降りたところで大正解。
                  (良い子の皆さまは真似しないように)

                  チェック・インの後、カウンターのカフェで
                  30分で1ユーロ90セントのインターネットに入って
                  急いでメールをチェック。
                  緊急の返事が必要なものに返信していたら
                  搭乗時間・・・になっても、搭乗が始まらないけれど
                  まぁ、よくある事ですし (--)(--)

                  スマート・フォンの充電装置を忘れたので
                  写真はないのだけれど
                  それも寂しいので
                  モンサンミッシェルで最後に食べた貝の写真。




                  日本人には珍しくも何ともない(自爆)


                  フランス紀行 その 2

                  0
                    フランス紀行
                    モンサンミッシェルとシャルトル
                    2012年8月14日〜16日

                    その1は こちら からどうぞ。

                    8月15日の朝、荷物をまとめて
                    朝食に下のフロントまで、またもや階段を下りて
                    その後、博物館に行く。

                    博物館は4つに分かれていて
                    1つ目は船の展示、2つ目では映画。
                    この映画が(フランス語だけど)
                    手前に作ってある池から島が出現したりで
                    けっこう、巧く作られていた。
                    (けれど、観光客が多いんだから
                     せめて、英語バージョンを・・・・(涙))

                    博物館を見終わって
                    昨日見た修道院の入り口に行ったら

                    おわ〜〜〜〜〜っ (((^^;)(;^^) ))
                    階段の下まで出来ている行列!!!!!!

                    昨日の夜、見ておいて良かった (^。^;)ホッ

                    クレープ食べたり
                    シャトル・バスで、ホテル村まで往復したり
                    修道院と博物館を見てしまえば、もう、別にやる事はないので
                    のんびり。

                    シャトル・バスを降りた場所のダムから見た景色。



                    いや〜、観光地だけど、外観からはそう見えないのがミソ。

                    バスは17時15分出発。19時03分の TGV で
                    パリのモンパルナス駅に21時11分到着。

                    駅に近いホテルに投宿。
                    このホテル、デザイナー・ホテルで洒落ていて良いのだが
                    周辺がレストラン地域で

                    21時30分過ぎても、まだレストランには人がたくさんいる!!!

                    きゃ〜〜〜っ (^o^)
                    こういうナイト・ライフって、ウィーンにはないのよ。
                    道に面した椅子に腰かけて
                    シャンパン1杯飲んで、チーズ食べて、すごくヨイ感じ。

                    (ウィーンに住んでいると、田舎者になってしまうかもしれない)

                    夜11時過ぎにホテルに帰って
                    インターネットを繋ごうとしたら、全く繋げず
                    フロント・デスクに電話したら
                    コンピュータ持って来い、というので、持っていって

                    ほらね、ネットワークには入っているけれど
                    インターネットに繋がらないでしょ? と見せたら

                    実は他のお客様でも、同じクレームがあった
                    ただ、今日はもう遅いので、問題解決は無理。

                    ・・・・ (-"-;)

                    インターネットないと、非常に困るんですけど!!!!
                    フライトのウエブ・チェック・インも出来ないし
                    メールのチェックもできないなんて!!!!(怒)

                    怒ったまま続く・・・

                    フランス紀行 その 1

                    0
                      フランス紀行
                      モンサンミッシェルとシャルトル
                      2012年8月14日〜16日

                      しつこいが、ともかく忙しいのである(涙)
                      そんな忙しい中で
                      8月15日が祝日だから、14日・16日の2日間、休みを取って
                      フランスに行こう、という事自体が
                      かなり無謀な計画。

                      13日〜14日にかけてオフィスで徹夜して仕事を片付け
                      片付かない仕事は、もう、そのまま完全に無視して(こらこらっ!!!)
                      明け方4時に帰宅して、コンピュータを荷物に入れて
                      朝5時に出発してウィーン空港へ。

                      新しくなったウィーン空港は・・・・ヒドイね、あれは(怒)
                      みんなが言っている事だが、ともかく、本当にヒドイ。
                      あまりに酷過ぎるので
                      この間オープンしたばかりだが
                      既に改装が予定されているらしい。

                      とまれ、7時5分発のパリ行きに乗って
                      9時過ぎにパリのシャルル・ドゴール空港に到着。
                      バスでパリ・モンパルナス駅に移動。
                      列車は14時12分発の TGV で、レンヌまで行って
                      そこからバスでモンサンミッシェルに行く、という計画。

                      パリは無視(自爆)
                      ・・・・というのも、あまりにアレなので
                      観光客らしく、エッフェル塔にでも行こう (^^)v

                      行きました。で、あまりの観光客の多さと
                      エッフェル塔に並んでいる人が多いので
                      (まぁ、わかってたけど)
                      またモンパルナス駅に帰って、昼食後に TGV で出発。

                      飛行機の中も、バスの中も、列車の中も
                      爆睡してました f(^^;)

                      16時25分にレンヌに到着し、16時45分発のバスに乗り換え。
                      バスの事前予約ができないので、ここだけ不安だったのだが
                      (バスに乗れなかったらどうしよう?という・・・)
                      余裕で乗れたし

                      しかも、アジア人ばっかり・・・ (+_+)

                      モンサンミッシェルについて
                      私は、大変な誤解をしていた。

                      潮の満ち引きで、通れたり通れなかったりする、と
                      どこかの解説にあったので
                      バスはどうするんだろう? 潮が引くのを待ってから行くんだろうか?

                      ・・・世界に名だたる観光地だから
                         ちゃんと立派な道が出来てるじゃん!!!!



                      確かに、正に観光地である。
                      すごい人の数だし
                      島の中に入れば、お土産屋さんとレストランとホテルしかない。
                      (博物館と修道院もある(自爆))

                      でも、さすがにヨーロッパというか
                      見た目は、いかにも中世そのままの外観を残しているので
                      この島の中が、溢れる観光客で埋まっている事は
                      外見からは全くわからない。たいしたものだ。

                      フランスのエージェント曰く
                      モンサンミッシェルのホテルはどこも満杯で
                      ここしかなかった、というホテルは1泊254ユーロ(朝食込み)

                      (ただ、モンサンミッシェル島の手前にホテルばっかりの地域があって
                       大型ホテルがズラッと並んでいたのだが・・・
                       しかも、島までのシャトル・バスは無料だし。
                       ウチのエージェント、いったい何処でホテルを探したんだろう???)

                      フロントでチェック・インしたら
                      「お部屋はここではなくて、山の岩の中」と言われ
                      またもや重たい荷物(コンピュータと仕事が入っている)を持って
                      階段を延々と登ってルームへ。

                      で、今回の大ボケって何かと言うと
                      まずは、カメラを忘れて
                      その上、スマート・フォンの充電装置を持って来なかった (T.T)

                      会社の携帯電話の充電装置だけは持ってきたが・・・

                      よって、今回の旅行には、写真はない(涙)
                      (電池が切れないようにほんの数枚撮っただけ。
                       その1枚が上記の写真)

                      夕食を取りに入ったレストランは
                      テラスがあって、外の海が見えるのは良いのだが
                      サービス最悪!!!!(超怒)

                      生牡蠣を頼んで
                      その後に、羊とオムレツがメインというのは
                      どこの3流レストランでもわかりそうなものなのに
                      生牡蠣と羊とオムレツが
                      一緒に運ばれて来た時には、目を疑ったわよ!!!

                      テーブルに3皿、一緒に乗りませんし(怒・怒・怒)
                      メインを前にして
                      2人で生牡蠣の皿を持ったまま
                      急いで生牡蠣を食べねばならない、という最悪の状態。
                      (でないと、メインが冷めてしまう!!!!!)

                      観光地オッケーだが
                      あんなに高い食事料金を取るなら
                      ちゃんと、普通のサービスをして欲しいものだ、(`へ´)プンプン

                      食事が終わっても、外は明るい。
                      いや〜、やっぱり緯度が高いのだ (--)(__)
                      ・・・と思ったけれど
                      緯度はたいして違わないようなんだけど (・_・")?
                      (ウィーンは北緯48度12分5秒、モンサンミッシェルは48度38分10秒)

                      夜の9時過ぎても明るいし
                      修道院まで登ってみたら、夜の11時まで開いている、という事で
                      そのまま修道院見学。

                      人は少ないし、あちこちの部屋で、チェロやハーブの演奏がある。
                      でも、一部で、現代芸術家による照明とかインスタレーションがあって
                      まぁ、何か、中世? 現代? 良いけど。

                      教会では、ちょうどおミサの最中。
                      ベネディクト会だが
                      修道女のコーラスも入って、なかなかの雰囲気。

                      続く

                      calendar
                         1234
                      567891011
                      12131415161718
                      19202122232425
                      262728293031 
                      << August 2012 >>
                      PR
                      ★コンタクト・メイル★
                      メイルはこちらへ
                      ブログランキングに1クリックお願いします
                      selected entries
                      categories
                      archives
                      recent comment
                      recommend
                      links
                      profile
                      search this site.
                      others
                      mobile
                      qrcode
                      powered
                      無料ブログ作成サービス JUGEM