Schloss Grafenegg Auditorium 2012年8月31日 19時15分〜21時30分
Rotterdam Philharmonic
ピアノ Rudolf Buchbinder
指揮 Yannik Nézet-Séguin
Johannes Brahms (1833-1897)
Konzert für Klavier und Orchester Nr.2 B-Dur op. 83 (1878-81)
Symphonie Nr. 2 D-Dur op. 73 (1877)
ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団が
首席指揮者のヤニック・ネゼ=セガンと
グラフェネックで
しかもブッフビンダーのピアノで
「ブラームスはお好き?」なコンサート \(^o^)/
もちろん、お好きですとも うん(^_^)
仕事は溜まっていて
もう、どこから手をつけたら良いのか
ワケわからん状態になっているのだが
まぁ、週末にも仕事すれば
(もしかしたら)何とかなる(かもしれない)ので
17時30分にコンピュータを落として車に飛び乗るワタシ。
まともなオーケストラでブラームスを聴けるなら
往復130キロを走っても、充分ペイする(きっぱり)
昨日は30℃のカンカン照りだったが
一転して本日は霧雨。気温は15℃。会場はもちろんホールに変更。
前半はピアノ協奏曲2番。
この間、ベルリン・フィル+ラトルにブロンフマンという組み合わせで
あまり本気でない断片しか聴けずに
欲求不満が溜まっていた曲だけに
期待値が高い。
う〜ん・・・・ (-"-;)
いや、私の耳がおかしい。睡眠不足かもしらん。
(出だしのホルンの音がちょっと低いんですけど・・・?)
最初のピアノ・ソロも
ちょっとあれ?というミスタッチがあって
いやいや、でも、もしかしたら
ブッフビンダーって、ほら、学者タイプの人で
オリジナルの楽譜研究とかしているから
さりげなく、実はミスタッチに聴こえた演奏の方が
オーセンティックな楽譜なのかもしれない、うん。
細かい部分はともかくとして
あっさり目の演奏というか
力でガンガン押して、聴衆を脅かそうとか言うのと正反対の
何とも自然体な演奏。
スケールの音の揃い方が実に美しくて
さりげなく弾いているように見えるのに
出てくる音の滑らかさや均質性に、うっとりする (*^^*)
第3楽章のチェロ首席のソロが
指揮者完全無視で(笑)
目を瞑って(そう見える)
すごく集中して、ビブラートたっぷりで
むちゃ気持ち良さそうに演奏していたのが印象的。
木管のプレイヤーたちが
リズムに乗って、身体を動かしながら演奏しているのが
何だか、とっても楽しい。
情感に満ちた第3楽章にアタッカで続けた第4楽章は
私が最も好きな曲の一つなのだが
これも、良い意味で力が入っていなくて
でも、時々、ブッフビンダーのピアノには
不思議なアクセントが入る。
(きっと、それも研究の成果であろう。
聴いていて、アクセントにはなっているが
不自然、という程ではない)
何なんだろう、この気持ち・・・と考えるに
ちょっと照れて恥ずかしい表現ではあるが
あれは、もう
愛
としか呼びようがない。
しかも、エロスではなく
激情でも情熱でもなく
深い部分から滲み出るような
温かい、しみじみとした柔らかな感情である。
後半はブラームスの交響曲2番。
ハンスリックはブラームスの絶対音楽性を絶賛したが
この曲、モロに表現音楽じゃないか、と思うほど
湖の煌めき、爽やかな風、嵐や雨を
ほとんど体感できるくらいに強く感じる曲。
休憩時間中にオーケストラ・プレイヤーたちが舞台に集まって
(ホルンがずっと練習してた(笑))
全員集まった、と思ったら会場が暗くなって、指揮者登場。
・・・・音合わせしてない (¨;)
良いんですかね?
まぁ、以前にウィーン・フィルでも
音合わせの前に指揮者が登場しちゃって
そのまま演奏した、という経験はあるけれど。
プロ集団だから、別に音のピッチが狂ってるとかはなかったが。
オーケストラ配置が対抗配置で
第一バイオリンが下手、第二バイオリンが上手。
高いチケットで、正面のギャラリーだったので
音の移り変わりが、かなり聴こえて面白い。
後ろに並んだコントラバスの低音の響きが
巧いチェロ集団と一緒になって
バスレンジの良さは、なかなか聴き応えがある。
マジメな音で、あまり遊びはないし
みんな巧いけれど、突出した音色がないので
その分、よくまとまっている優等生オーケストラ。
(オランダのオーケストラって、そういう感じ?(笑))
ヤニック・ネゼ=セガンは躍動的。
でも、あまりタメは作らず
あくまでも音楽の勢いに自然に乗っている。
若々しいすがすがしさがあって
最後はアップテンポで盛り上げて
ああ、やっぱりブラームスって・・・
好きですとも、うん (^^)
指揮者って、何か、小柄な人が多いですよね?
ネゼ=セガンがオーケストラの中を退場していくと
頭1つくらい小さいんだけど
あ、でもオランダ人って全体に大柄目なんだっけ?(笑)
Rotterdam Philharmonic
ピアノ Rudolf Buchbinder
指揮 Yannik Nézet-Séguin
Johannes Brahms (1833-1897)
Konzert für Klavier und Orchester Nr.2 B-Dur op. 83 (1878-81)
Symphonie Nr. 2 D-Dur op. 73 (1877)
ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団が
首席指揮者のヤニック・ネゼ=セガンと
グラフェネックで
しかもブッフビンダーのピアノで
「ブラームスはお好き?」なコンサート \(^o^)/
もちろん、お好きですとも うん(^_^)
仕事は溜まっていて
もう、どこから手をつけたら良いのか
ワケわからん状態になっているのだが
まぁ、週末にも仕事すれば
(もしかしたら)何とかなる(かもしれない)ので
17時30分にコンピュータを落として車に飛び乗るワタシ。
まともなオーケストラでブラームスを聴けるなら
往復130キロを走っても、充分ペイする(きっぱり)
昨日は30℃のカンカン照りだったが
一転して本日は霧雨。気温は15℃。会場はもちろんホールに変更。
前半はピアノ協奏曲2番。
この間、ベルリン・フィル+ラトルにブロンフマンという組み合わせで
あまり本気でない断片しか聴けずに
欲求不満が溜まっていた曲だけに
期待値が高い。
う〜ん・・・・ (-"-;)
いや、私の耳がおかしい。睡眠不足かもしらん。
(出だしのホルンの音がちょっと低いんですけど・・・?)
最初のピアノ・ソロも
ちょっとあれ?というミスタッチがあって
いやいや、でも、もしかしたら
ブッフビンダーって、ほら、学者タイプの人で
オリジナルの楽譜研究とかしているから
さりげなく、実はミスタッチに聴こえた演奏の方が
オーセンティックな楽譜なのかもしれない、うん。
細かい部分はともかくとして
あっさり目の演奏というか
力でガンガン押して、聴衆を脅かそうとか言うのと正反対の
何とも自然体な演奏。
スケールの音の揃い方が実に美しくて
さりげなく弾いているように見えるのに
出てくる音の滑らかさや均質性に、うっとりする (*^^*)
第3楽章のチェロ首席のソロが
指揮者完全無視で(笑)
目を瞑って(そう見える)
すごく集中して、ビブラートたっぷりで
むちゃ気持ち良さそうに演奏していたのが印象的。
木管のプレイヤーたちが
リズムに乗って、身体を動かしながら演奏しているのが
何だか、とっても楽しい。
情感に満ちた第3楽章にアタッカで続けた第4楽章は
私が最も好きな曲の一つなのだが
これも、良い意味で力が入っていなくて
でも、時々、ブッフビンダーのピアノには
不思議なアクセントが入る。
(きっと、それも研究の成果であろう。
聴いていて、アクセントにはなっているが
不自然、という程ではない)
何なんだろう、この気持ち・・・と考えるに
ちょっと照れて恥ずかしい表現ではあるが
あれは、もう
愛
としか呼びようがない。
しかも、エロスではなく
激情でも情熱でもなく
深い部分から滲み出るような
温かい、しみじみとした柔らかな感情である。
後半はブラームスの交響曲2番。
ハンスリックはブラームスの絶対音楽性を絶賛したが
この曲、モロに表現音楽じゃないか、と思うほど
湖の煌めき、爽やかな風、嵐や雨を
ほとんど体感できるくらいに強く感じる曲。
休憩時間中にオーケストラ・プレイヤーたちが舞台に集まって
(ホルンがずっと練習してた(笑))
全員集まった、と思ったら会場が暗くなって、指揮者登場。
・・・・音合わせしてない (¨;)
良いんですかね?
まぁ、以前にウィーン・フィルでも
音合わせの前に指揮者が登場しちゃって
そのまま演奏した、という経験はあるけれど。
プロ集団だから、別に音のピッチが狂ってるとかはなかったが。
オーケストラ配置が対抗配置で
第一バイオリンが下手、第二バイオリンが上手。
高いチケットで、正面のギャラリーだったので
音の移り変わりが、かなり聴こえて面白い。
後ろに並んだコントラバスの低音の響きが
巧いチェロ集団と一緒になって
バスレンジの良さは、なかなか聴き応えがある。
マジメな音で、あまり遊びはないし
みんな巧いけれど、突出した音色がないので
その分、よくまとまっている優等生オーケストラ。
(オランダのオーケストラって、そういう感じ?(笑))
ヤニック・ネゼ=セガンは躍動的。
でも、あまりタメは作らず
あくまでも音楽の勢いに自然に乗っている。
若々しいすがすがしさがあって
最後はアップテンポで盛り上げて
ああ、やっぱりブラームスって・・・
好きですとも、うん (^^)
指揮者って、何か、小柄な人が多いですよね?
ネゼ=セガンがオーケストラの中を退場していくと
頭1つくらい小さいんだけど
あ、でもオランダ人って全体に大柄目なんだっけ?(笑)