イグーデスマン&ジュー The Ultimate New Year`s Slide

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    実はこの前にもコンサートに行ってます。
    そちらから読みたい方は、まず ここ をどうぞ。

    Konzerthaus Großer Saal  2011年12月31日 22時30分〜1月1日午前2時

    The Ultimate New Year`s Slide
     Aleksey Igudesman
     Hyung-ki Joo
     Georg Breinschmid
     Thomas Gansch
     Nadja Maleh
     Sir Roger Moore
     Julian Rachlin

    ウィーン交響楽団による
    ベートーベンの交響曲9番のコンサートが20時30分に終わってから
    22時30分まで、さて、どうやって時間を潰そうか・・・

    マクドナルドにでも退避するつもりでいたら
    マックは16時にてお終い。

    ううう、かと言って、レストランとかは
    シルベスター・メニューとかないだろうし(高い)
    予約がなければ受け付けてくれないだろうし
    孤独な一人客なんて、最初から対象外だろうし(←被害妄想)

    では、街の中は、というと、たぶん、すごい人ごみで
    ウィーンの人は、だいたい自宅にいるから
    ほとんどがイタリア人とかで、爆竹を山ほど持ってきているだろう(←妄想)

    それでなくても、この日は午後から、あちこちでパンパンと
    花火と爆竹の音がしていて
    その間に、救急車のサイレンが混じる、という、とんでもない日なのである。

    楽友協会では、シルベスター・コンサートをやっているはずで
    ロビーにモニターがあるから、見られるかなぁ、と思ったら
    しっかり入口は鍵がかかっていて、見せてくれない(ケチ)

    国立オペラ座の方に歩いていったら
    オペラ座の横に、スクリーンが出ていて
    上演中の「こうもり」を映していたので、こちらを鑑賞。

    スクリーンなのに、ちゃんとオペラ座のスタッフが
    プログラムまで売っている(商売上手。でも、誰も買いません(笑))

    ちょうど、オルロフスキーの舞踏会が始まった場面で
    ハンガリーの貴婦人に扮したロザリンデが
    アイゼンシュタインと時計のやりとりをするところには間に合った。

    この舞踏会、本来はゲスト出演があるはずだが・・・
    今年はないんですね?
    その代わりに、シュトラウスのポルカでバレエ・ダンサーが入るけれど
    歌手も一緒になって踊るので、何が何だか、よくわからん場面になっている。

    アイゼンシュタイン役はクルト・シュトライト。
    まぁ、そこそこイイ男なのだが
    何故か、スーパー・ハイテンション。

    もっとも、このスクリーン上演、マイクの音量がムチャ大きい。
    セリフを拾わねばならないのもわかるけれど
    セリフから歌に入ると、歌の部分の音量が大きすぎて
    ウルサイどころか、完全に音割れする状態。

    よって、何だか舞台はバタバタしていて
    みんな、狂ったようなテンションで歌ったり喋ったりしているような印象は
    一重にマイクの音量によるもの・・・・とは言い難いな。
    やっぱり、舞台の出演者、全員が
    かなりハイパー・テンションなのである。

    その中で一人、冷静に落ち着いていたのが
    フランク役の宮廷歌手アルフレッド・シュラメックというのも面白かったが。
    アデーレ役には、ダニエラ・ファリーが出ていたが
    シュラメックが、ずっとファリーの横にくっついていた(笑)

    う〜ん、実際に舞台を見るのなら、そんなに気にはならないだろうし
    観客そのものが、ハイパー・テンションになるから
    ノリノリで良いのだろうが(大晦日だしね)
    外に立って(途中から座れたが、お尻が冷える(笑))冷静に舞台を見ていると
    出演者のハイパー・テンションは、ちょっと恥ずかしい(って、まぁ、関係ないが)

    第2幕の最後まで観た後
    フロッシュ登場まで残ろうかと思ったが
    かなり冷えてきたので、コンツェルトハウスに早めに入る事にした。

    コンツェルトハウスの大ホールでは、22時30分から
    私の大好きなイグーデスマン+ジューによる
    大晦日滑り込みショー(と訳すのか?(笑))

    これもチケットは売り切れ。
    コンツェルトハウスのバーでは、シャンパンの小瓶を大量に売っている。
    う〜ん、車は置いて来ているから、飲めない事もないが
    グラス2つもらってもなぁ。ワタシ、独りですし・・・・

    さて、その New Year`s Slide ショーだが
    上記に記載した出演者リストを、じっくりご覧あれ。

    いや、私もプログラムを見た時に
    ああ、またこの二人、冗談やってる、と思ったのだが

    ちゃんと出て来ました ・・・ ジェームス・ボンド ロジャー・ムーア

    恥を承知で告白すると
    私にとってのジェームス・ボンドはショーン・コネリーであって
    ロジャー・ムーア以降のボンド映画は観た事がないので(以下省略)

    イグーデスマンとジューのスケッチは少なくて
    司会というか、キャバレティストのナディア・マレーのスケッチが
    なかなか見事。様々な人物を演じ分けて、かなり笑える。

    ゲスト出演のトーマス・ガンシュとゲオルク・ブレインシュミット。
    以前から、ガンシュの噂は聞いていたけれど

    すごいっ!!!!!!!!!! (@_@)

    これは、本当に、マジに凄い。
    凄さを全く感じさせず、実に自然に楽々と
    あんな古い(のか?)トランペットを自由自在に吹いて

    何であんな艶のある輝くような音が出ちゃうわけっ??????

    コントラバスのブレインシュミットも
    ものすごいテクニックと、ともかく抜群のリズム感。
    運動神経がめちゃ良いんだろうなぁ。
    あの動きとノリ方と、マジに即興でノリノリで何でもやってしまう感じは
    クラシックだけの音楽家にはないものだ。

    (イグーデスマンとラックリンとブレインシュミットとガンシュがやった時
     イグーデスマンは、ブレインシュミットとガンシュの即興に楽々とついていく。
     ラックリンはご引退。でも、これはクラシックでそういう訓練がないから仕方がない)

    カウント・ダウンは会場でやるかと思ったら
    夜の11時45分くらいに休憩になって、第2部は夜中過ぎの12時30分から。
    ギャラリーの窓から外を見ると
    あちこちで花火が上がるのが見える。
    (みんな、窓に張り付いていた)

    カウント・ダウンもなかったけれど
    まぁ、だいたい、ああ、ここで新年が明けたな、というところはあって
    シュタットパークからの、かなり華やかな花火が全部見えた。

    2区にあるユニカの建物の照明が(これは現代芸術なのだそうだが)
    「新年おめでとう」とか、4つ葉のクローバーとか
    途中で、いかにも「花火で建物が燃えています」のような照明になったのは笑えた。

    周囲のカップルや友人同士は
    シャンパンの小瓶を買って、グラスで乾杯していたけれど
    私は、いつも独りだから・・・・ いや、こういう独り者生活好きなんで (ホントです)

    後半は、ちょっとダレてしまって
    何人もが途中で帰ってしまったけれど
    (まぁ、夜中の2時まで、というのは、確かに長い)
    クラシック・ポピュラーの即興演奏が中心で、かなり楽しかった。

    というワケで、長い長い12月31日〜1月1日を過ごした私に
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    花火の爆発音の合間に、救急車のサイレンが挟まるという
    例年のウィーンの音響だが
    今年は夜中の2時以降は花火禁止という事で
    警察がかなり取り締まったらしく
    以前のように明け方までバンバンうるさいという事はなかった。


    ウィーン交響楽団 + フィリップ・ヨルダン

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      Konzerthaus Großer Saal  2011年12月31日 19時〜20時20分

      Wiener Symphoniker
      Wiener Singakademie
      指揮 Philippe Jodan
      ソプラノ Ricarda Merbeth
      アルト Monika Bohinec
      テノール Nikolai Schukoff
      バス Günther Groissböck

      Ludwig van Beethoven (1770-1827)
              Symphonie Nr. 9 d-moll op. 125 (1822-24)

      オーストリア国営放送局のニュースで

       「ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートと同じく
        恒例になっているウィーン・交響楽団の年末・年始の
        ベートーベン交響曲9番を、今年は
        2013/14年からウィーン交響楽団の首席指揮者になるフィリップ・ヨルダンが
        初めて指揮をする」

      と言っていたが
      いつからウィーン交響楽団のベートーベン交響曲9番が恒例になったのかと言うと
      私の記憶では、ここ数年の話だと思う。

      もともと、聞いたところによれば
      日本の年末・年始のベートーベン交響曲9番というのは
      人数が多いので、景気対策のために日本で年末に演奏されることになったもので
      人数が多い景気対策なら、マーラーの交響曲8番でも良かったはずだ。

      まぁ、それはともかくとして

      何年かに1回は、「正しい日本人」として
      やっぱり年末は 紅白歌合戦 ベートーベンの交響曲9番だろう、という気分になる。

      一番安いチケットで35ユーロという、とんでもない価格だが
      (コンツェルトハウスの一番安いギャラリーの席は通常20ユーロ以下である)
      かなり早めに買ったので、結構良い場所を確保できてラッキー。

      フィリップ・ヨルダンについては
      何回か、このブログでも取り上げてきているが
      ウィーン交響楽団のデビューの時に立ち会っちゃったし
      (確かオネゲルの交響曲で、楽友協会のコンサートだった)
      背が高くて(指揮者では珍しい)
      手足が長くて(指揮者では珍しい)
      バター顔の、かなりイイ男だし(って関係ないか)

      誰それ?という方はいないと思うが
      イイ男だから、また写真をアップしちゃう。うふ。



      私がほとんど全公演通った国立オペラ座の「カプリッチオ」も
      フィリップ・ヨルダンの指揮だった。

      オーストリア国営放送のテレビでのインタビューで
      首席指揮者として、これからどうしたいか、と聞かれて

       「ウィーン交響楽団は、2番目のウィーン・フィルになる必要はない。
        1番目のウィーン交響楽団になるべきだし、そういう価値はある」

        ・・・おお、なかなかクレバー (^^)v

      チケットは売り切れ。
      地元の人も多いが、年末・年始をウィーンで、という観光客も多い(と思う)

      ベートーベンの交響曲9番は
      実はウィーンでは、あまりナマで演奏される機会がない。
      コーラスもソリストも揃えなければならないし
      オーケストラの編成も(比較的)大きいので、たぶん、金がかかるのだ。

      それでも、何回もナマで聴いて
      もちろん、CD も何枚も持っているのだが
      何故か、この曲に関しては、私の持っているイメージが固まっていない。

      固まっていないという事は、耳逆らいもないので
      どんな演奏でも喜んで聴いてしまうのである。
      (ヘタクソな演奏は別だが)

      何回聴いても、不思議な曲。
      ステージを良く見ると、弦楽器の数は多いけれど
      1楽章から3楽章までは、金管はホルン4台しかない。
      (最終楽章でトランペットとトロンボーンが入る)
      音も、かなりスッキリした感じに聴こえてきて暑苦しい感じがしない。

      第2楽章の木管楽器のアンサンブル部分
      テンポを落として、しっかりと聴かせる。
      無理がなくて素晴らしいし
      ヘンに急がせる感じがなくて
      その後の弦に入ってくると、またテンポをきちんと上げる。

      全体の処理が非常に巧み。

      第3楽章の美しさは筆舌に尽くし難い。
      電気もなかった頃の、現代から考えれば、不便だった時代に
      こんな精神的な高みと幸福があった、という奇跡みたいな音楽である。

      この第3楽章を聴いていると
      マーラーのアダージョを思い出すのだが(特に9番の・・・)
      何か通じるものがある(と思う。妄想かもしれないが)

      最終楽章のバスの出だしは二重丸 (*^^)v
      オルガン・バルコンからの、朗々とした、クリアな響き。ステキ (^^)

      ソプラノの「声を張り上げてます」という頑張り方は
      まぁ、あの曲では仕方がない。
      (いつも思うのだが、ベートーベンの時代って
       現代に比べると、かなりピッチが低いはずで
       当時のピッチでやれば
       あんなに張り上げ声にならないような気がするのだが・・・・)

      テノールは楽譜なしの暗譜で歌っていたけれど
      ちょっと、ブチブチと途切れる感じがする。
      でも、声量はある。まぁ、あんなモノかな(って失礼な(笑))

      コーラスは、まあまあの出来。
      正直言えば、やっぱり楽友協会コーラスの方がクオリティとしては高い。

      第3楽章からアタッカで行くか、と思ったら
      ちゃんとパウゼを取った(あちこちでゴホゴホ、すごい咳(笑))

      曲が終わって、本当はもう少し静寂の時間が欲しかったが
      ギャラリーの後ろから、すかさずブラボ!の声が挙がって、そのまま拍手になだれ込んだ。

      1年に1回は、こうやって年末・年始に
      ベートーベンの第9交響曲をウィーンでも聴けるのは嬉しい。

      12月31日のナイトライフはこれだけでは終わらない。
      まだ読んでいない方は、上の記事にどうぞ。

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      「死の家から」 ヤナーチェック 国立オペラ座

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        Wiener Staatsoper 2011年12月30日 19時30分〜21時

        Leoš Janáček
        Aus einem Totenhaus

        指揮 Franz Welser-Möst
        演出 Peer Konwitschny
        舞台 Johannes Leiacker
        照明 Jürgen Hoffmann

        ゴリチャンコフ Sorin Coliban
        アリイエイヤ Gergely Németi
        ルカ Misha Didyk
        大きな囚人 Carlos Osuna
        小さな囚人 Hans Peer Kammerer
        監獄監視人 Alexandru Moisiuc
        歳とった囚人 Herwig Pecoraro
        スクラトフ Herbert Lippert
        チェクノフ Janusz Monarcha
        酔っ払った囚人 Clemens Unterreiner
        コック Michael Wilder
        鍛冶屋 Jaroslav Pehal
        若い囚人 Tae-Joong Yang
        娼婦 Donna Ellen
        シャプキン Michael Roider
        シシュコフ Christopher Maltman
        チェレヴィン Benedikt Kobel
        監視人 Franz Gruber, Florian Tomaschitz
        劇中劇の登場人物
        ドン・ファン Markus Eiche
        ケドリル 嫉妬深い男 Peter Jelosits
        ドン・ファンの女たち Bianca Borghesi, Donna Ellen, Dominique Kucera
        美しき水車小屋の娘 Sabine Zlamala
        その男たち Valentin Clotie, Gottfried Jaenim, José Ordoñez

        ヤナーチェックのオペラ「死の家から」
        今シーズンの新プロダクションで、ヴェルザー=メストが予定している
        ヤナーチェック・チクルスの一環。

        コンヴィチュニーの演出は、いつもながら賛否両論が渦巻くのだが
        それは、演出家自身が確信犯でやっている事なので、大変結構 !(^^)!

        今回か今シーズン最後の上演となる。
        もともと行く気だけはあったのだが
        高いチケットしか残っていなかったので、泣く泣く諦めていたのだが
        (この公演、カテゴリーA なので、ベスト・カテゴリーは197ユーロ!)

        数日前にサイトをチラッとみたら
        数枚だけ、12月30日の12ユーロのチケットがあったので、慌ててゲット (^.^)

        スクリーンには、オペラ座から撮影したリング通りの写真。
        序曲と共に、これが動き出す。
        ・・・・ 見慣れた風景なのだが、何か意味があるのかなぁ。

        舞台は「ビルの44階にあるロフト」という設定らしい(プログラム記載)
        これ、もともと牢獄の話なのだが
        どでかい白いロフトに、燕尾服を着た男性がズラズラ揃っているのも、なかなか壮観。

        囚人の話と言うより、マフィアの集会みたいな雰囲気。

        ところが、本日は、何と国立オペラ座の翻訳テキスト機械が故障していて
        どのボタンを押しても、ドイツ語も英語も出て来ない。

        このオペラはチェコ語上演である。

        テキストわからずに観ると、何だか、すごく ・・・ 

             ま・ぬ・け (爆)

        途中から、3つ揃っている窓のうち、1つだけに英語が表示されるようになったが
        (一番前の列のところは、ドイツ語表示になっている席もあったみたい)
        もう1つ表示された、と思ったら、テキスト止まってるし

        要はただの単純な故障なのだが
        いくら、内容らしい内容がないオペラとは言え
        いや、それだからこそ
        動きなしの、語りで話が進んでいくところで
        テキストがわからなかったら、全然意味がない(断言)

        まぁ、ここ、オーストリアですから (^_^;)

        12ユーロの席だから、諦めもつくけれど
        これ、197ユーロの席だったら
        ワタシ、絶対に国立オペラ座にクレームを挙げているぞ、うん。

        途中から、チラチラと英語の翻訳を横目で見ながら鑑賞。
        英語苦手だし、ロージェの3列目だから、テキスト・ボックスも読みにくい。あああ。

        演出は好みがあるからともかくとして
        プロダクションとしては、これ、結構、ワタクシ好み (^.^)

        以前、ウィーン劇場で聴いた時は、堅い音楽だなぁ、というイメージだったが
        その間に耳がヤナーチェック慣れしたのか(何だソレ?)
        固めの音楽に
        ウィーン・フィルの弦が、かなり固めの音を出していて

        ヤナーチェックのシンフォニエッタのあのトランペットみたいな
        堅くて、でも、艶のある芯の通った音色で
        抑えた甘さが、とても魅力的(って、言ってるコト不明かもしれませんがお許しあれ)

        実は体調としては最悪で
        寝不足に軽い睡眠障害に、加えてオフィスでも色々あって
        こういう状態 (=_=) でオペラに行った上
        今回はテキスト装置の故障で、内容がほとんどわからず、という悪条件があって

        途中のショー(劇中劇?)での
        筋肉隆々の男性との乱交場面とか(コンヴィチュニーって、好きだね、この人)
        ピストル撃ちまくって
        その後、登場人物が、みんな血まみれで歌うところとか
        何だか、よくわからんままに終わってしまったところがあって

        じっくり鑑賞した、とは言い難い。すみません。

        歌手が客席に乱入して
        女性にちょっかい出して、その隣の男性が怒って、歌手に殴りかかり
        女性と一緒に、激怒しながら出て行く、というシーンは

        当然、サクラというか、俳優さんを使っているのはわかるが
        (コンヴィチュニーらしいわ、ふん、手の内は見えてるもんね ← ヤな客(笑))
        知らなかったら、かなりショッキングな場面かもしれない。

        歌手はみんな、よく揃っていてマル。
        男性歌手ばかりのオペラって、高いソプラノがないから神経に触らない(男好き

        今シーズンはこれで最後の上演になるが
        演出はともかくとして
        音楽として、もう一度、ぜひ聴きたいなぁ。

        ヤナーチェックは言葉のイントネーションとかリズムを
        音楽に移し替えているから、本来はチェコ語がわかると
        きっと、もっと、このオペラの凄さというのを理解できるのだろうが

        あの甘ったるいイェーヌファより
        ワタクシ的には、こちらの固い感じのする音楽表現の方が、ずっと好みに合う。

        という事で、今年最後のオペラ座。
        機械の故障は、非常に残念だったけれど
        音楽的にはかなり高い水準だったし(ホーネックのバイオリン・ソロ、巧い!)
        1時間30分、楽しい時間だった。

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        こちらは、クリスマスの飾りは1月6日までは残っている。
        年末・年始が、ただの週末、という、とても寂しい年だけど
        緊急連絡がなければ、土・日は休める・・・と思う・・・

        年末ブタ物語

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          ネタのない時の写真への逃走(笑)



          またやってきました。ブタを配る季節が  (^-^)/
          昨年と同じように、これ、みんな、ムチャ小さいんです。

          ちなみに、昨年の写真は ↓


          今年のブタちゃんも、似たような大きさ。
          数が少ないのは、すでに何人かに配ったから。

          今年のブタは、なぜかカップルが増えているが
          別に意味はないので(無意識的願望)気にしないように。

          ところで、ここ数日、私を散々悩ませたソフトの不具合だが
          サポート・センターの指示に従い
          あれして、これして、それでもダメで・・・というのを繰り返し
          コンピュータに残っていた「問題レポート」というのを発見して
          とあるモジュールが障害になっている事を発見。

          エクスプローラから隠しファイルを含めて
          全部、モジュールを探し出して
          当該のモジュールを発見 (?・・)σ you?

          やった!!!と小躍りして
          次に考えたのは

          当該モジュールを外付けメモリーにコピーした後
          いったん、それをハード・ウエアから削除して
          再起動をかける

          という方法。
          そりゃ、これが一番適切な処理だと、誰でも思う。

          と・こ・ろ・が !!!!

          Windows Vista って、このモジュール、削除も移動もできない。
          アクセス制限かと思って
          管理者とユーザーにフルコントロール権限まで設定して
          移動しようとしても、システムで跳ねられ
          もちろん、削除しようとしても、システムで拒否され

          30分以上かけて
          この アホ 悪戯っ子のモジュールと格闘したが
          結局、コピーも移動も削除も不可能になっていて

          マイクロソフトの相談室に
          「このモジュールを削除する方法を教えて下さい」

          ・・・と相談したものの
          回答は「ソフト・ウエアのカスタマー・サービスにご相談下さい」

          って、私はモジュールを削除する方法を知りたいだけだっ!!!!
          もしかしたら、それって、マイクロソフト社の企業秘密か?!

          せっかく原因を突き止めて
          あとは、その原因を取り除くだけ、という状態になったのに(涙)

          だいたい、昔はプログラム・ファイルなんて
          ユーザーが勝手に書き換えていたものだが(って、いつの話?(笑))

          音楽中心のブログのはずなのに
          システムの話になってしまって、退屈した方、ごめんなさい。

          実はまだ IME がトラブっていて
          レジストリの修理はしたものの、まだシステム調整が必要なので
          日本語がおかしくなっていたら、お許し下さい。
          (と IME のせいにして、責任逃れをするワタシ)

          では、お口直しに
          11月に友人と会って行った、コーヒー・ファクトリーの
          ウィーンらしからぬカプチーノと ↓



          チョコレート・ムースのケーキの写真をどうぞ。



          これが最後の記事ではございません、うふ。
          まだ、明日と明後日もあります ヽ(^^)(^^)ノ

          という事で、お茶を濁した私に
          厚かましいお願いですが、1クリックをどうぞよろしくお願いします。

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          ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート プログラムの謎

          0
            オフィシャルにクレーム挙げると
            ビジネス上、様々な問題が発生しそうなので
            悔し紛れに、ここに書いちゃう (プンプン)

            ウィーン・フィル例年のニューイヤー・コンサートだが
            プログラムは直前まで発表されないのが習わし。

            というより、数年前まで、プログラムは秘密にされていて
            事前には発表されなかったのである。

            日本の、ニューイヤー・コンサートのチケットを取ったお客さまたちから
            「プログラムを教えて下さい」という嵐のようなメイルをもらい
            ウィーン・フィルに何回も問い合わせしたところ

               記者会見があって、その後、発表になる。それまでは秘密。

            という話で、そうか、と納得していたら

               日本ではプログラムが発表になっており
               ○○旅行社は、パンフレットにプログラムを発表している

            という情報。

            もう一度、ウィーン・フィル事務局に連絡して
            日本ではプログラムが発表になっているようだが
            と聞いたところ

               記者会見の前には厳重に秘密にされている

            との回答。

            そうか、と納得していたら(素直だから何でも納得する)

              ソニーから、既に10月にプログラムは発表されてます
              しかも、今月号のモーストリー・クラシックにも堂々と記載されています

            というクラシック仲間からの連絡。

            はああっ??? (-"-;)

            確かに、ここに、全曲のプログラムが記載されている。
            (レビューの「続きを読む」のところをクリックすると、全部の曲目が出てくる)

            日本語での曲表示だが
            適当に内容からドイツ語に逆翻訳して
            ウィーン・フィルの事務局に 「日本ではこう発表されますけど」とメイル。

               記者会見の前には厳重に秘密にされている
              
                  ・・・ との回答。
                        ううううん、そろそろ納得できない気分。

            本日12月28日午後14時
            ウィーン・フィルのサイトにプログラムが発表になった。
              → ここ

                   大当たり

            ドイツ語はともかく、作品番号まで全部同じだから、間違いない。

            ウィーン・フィルって、二枚舌ですか????
            日本のソニーにはプログラムを10月に渡しておいて
            公式には、12月28日の記者会見まで「秘密」?????????

            だったら、10月に記者会見して
            予定の曲目はこうです、とソニーだけじゃなくて
            世界中に発表すれば良いのではないか、と思うのは、私だけ?

            というより、日本のお客さまから

              ウチの会社は情報収集に弱い

            と思われるのが、すごくイヤ、というビジネス上の理由が大きい。

            ウィーン・フィルはあくまでも個人団体であって
            オーナーはウィーン・フィルのメンバーそのものだから
            どういう掟破りをしようが、法律違反になるワケでもないし
            何をやっても良いのだけれど

            でも、ちょっと、これ、あまりに酷い話ではないか。

            証拠としては、私が12月24日に自宅からウィーン・フィルに
            こういう風に、日本ではプログラムが発表になっていますが、と書いたメイルが
            きっちり残っている。
            (記者会見が12月28日の午後なら
             12月24日に、私が知っているハズがないのだ)

            何だか納得できない、いや〜な気分の私に
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            あくまでも個人団体だから、何をやっても良いのだけれど
            こんな事が有り得るなら
            来年2013年のニューイヤー・コンサートの指揮者も
            もしかしたら、既に日本マーケットでは発表されているんじゃないかと思うと
            何だか、ワクワクする気持ちも萎えて来ちゃいますね (涙)

            クローク・ルーム あれこれ

            0
              クリスマスの後は
              年末・年始の戦場なのに

              書いた通り、自宅の PC のトラブルで
              あれしたり、これしたり、こうやったり、ああやったりと
              深夜過ぎまでやっていて
              無駄な時間が過ぎていく(涙)

              まだ2011年は終わってはいないけれど
              (まだ行く気(笑))
              今年のコンサートその他(ダンスとかあるし)の総計は
              現時点で

                 260 回

              1年が365日だし
              7月・8月はオフシーズンでコンサートがない事を考えると

              あっはっは (って、何を笑ってる (x_x) ☆\(^^;) ぽかっ)

              適当に数えてみたら

                楽友協会 107 回
                コンツェルトハウス 40 回
                国立オペラ座 28 回
                ウィーン劇場 16 回
                フォルクス・オパー 11 回
                グラフェネック 13 回

              単純に1回30ユーロと考えても
              (それより高いものも安いものもある)
              1年に80万円くらいは使っている計算。
              (ううう、給料の何ヶ月分?!)

              コンサートやオペラに行くのに、チケット代だけで事足りるワケではない。

              まず、何が必要かと言うと

               クローク代金

              日本からの方で、コンサートやオペラに行き慣れていない方で
              「コートを持って会場に入ってはいけないんですか?」
              というご質問を受ける事があるが(本当ですっ!)

              コートは音を吸収するので、会場にコートで入るなんて、もっての外なのである。

              国立オペラ座のクローク代金は、数シーズン前から無料になった。
              数が多かったり、面倒なモノだったりする場合は
              チップとして、1〜2ユーロ置く方が良いけれど
              それ以外は「ありがとう」と、引換券をもらうだけで良い。

              楽友協会のクローク、入口のところにあるクロークは混む。
              バルコン・ギャラリー席の場合は
              78段の階段を登ったところにもあるけれど
              そこも混む(年配女性2人がやっているけれど、要領が悪いのだ)

              お勧めは、地下にあるクローク。
              立ち見の人が利用するところだが、比較的利用しやすい。
              ただし、担当が1カウンター1人しかいないので
              コンサートが終わった後、グズグズしていると、結構時間がかかる。

              1個85セント。傘とかバッグとかあると、1人でも2個・3個になる場合があって
              ちゃんと計算して言ってくれるけれど
              チップ含めて、1個1ユーロを払う方がよろしい。
              3個預けて2ユーロ55セントと言われて
              ゴソゴソと、5セント硬貨などを探しているのは、野暮というモノである(きっぱり)

              コンツェルトハウスはフォワイエにしかない。
              4隅にあるし、結構、担当している人は多いので
              かなり混むけれど、比較的スムーズに対応はできている。

              ここは1人で1ユーロ10セント。
              いくつ預けても、1人1ユーロ10セントだが
              まぁ、1個なら1ユーロ20セントくらい
              2個になるようなら1ユーロ50セントくらい渡すのが常識。

              ウィーン劇場は、何回も書いている通り
              ソフト面(プログラムや音楽など)は、抜群だが
              ハード面(建物やトイレなど)は、最悪の劇場の一つ(断言)

              クロークも、平土間と、3階・4階(こちら風なら 2. Rang/3. Rang) にあるが
              むちゃくちゃ混む。
              確か1個につき1ユーロ20セントだったと思う。
              チップ含めて1ユーロ50セント渡しているけれど
              上演前に余裕を持っていかないと
              クロークに預けるための待ち時間だけで、最低5分以上かかるので要注意。

              もちろん、終わった後の大混雑もスゴイ。
              (よって、私は拍手は短め。会場が暗いうちにクロークに行く (^^)v)

              クロークに預ける時間や手間が面倒という場合は
              (ワタシもそうなんですが f(^^;))
              国立オペラ座なら、Loge と呼ばれるボックスを利用する方法がある。

              Loge の後ろの列で舞台が見えない席は8ユーロ〜12ユーロだし
              ボックスは、入ったところが小部屋になっていて
              そこにコートも荷物も、全部置けるので、すごく楽。

              その代わり、小部屋の荷物を監視する人はいないし
              幕間には、誰が入ってくるかわからないから
              貴重品は置いてはいけない。

              クローク代金の他に
              プログラムや、コーヒー代など
              そこそこの出費はあるから
              結構な金額を、趣味に注ぎ込んでいるワケで

              先々週だと思うが、彼氏モドキに会った時に
              「来年の5月・6月のコンサート・チケット、もう買っちゃった」とはしゃいだら

              「お前、貯金なんかしてないだろ?!」

              と冷たく横目で睨まれたが
              当然、貯金なんか、できるワケないじゃないですか!(って何を開き直ってる?!)

              クロークについては、これにて書いたので
              ネタ切れ対策で、次のネタは、プログラムかな(笑)

              という手抜き記事の私に
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              いやもう、自宅のコンピュータもだが
              会社でも色々あって、神経参りそうだが
              そんな時こそ、可愛いアイコンで自分を励ますのだ!!!

              フォルクス・オパー 「メリー・ウィドウ」

              0
                Volksoper 2011年12月26日 19時〜21時45分

                Die lustige Witwe
                Operette in drei Akten
                Musik von Franz Lehár

                指揮 Michael Tomaschek
                ミクロ・ツェータ男爵 Andreas Daum
                ヴァレンシエンヌ Mara Mastalir
                ハンナ・グラヴァリ Alexandra Reinprecht
                ダニロ・ダニロヴィッチ侯爵 Marco Di Sapia
                カミーユ・デ・ロシニヨン Vincent Schirrmacher
                カスカーダ Michael Havlicek
                ラオール・サン・ブリオッシュ Anton Graner
                ボグダノヴィッチ Gernot Kranner
                シルヴィアンネ Lidia Peski
                クロモフ Georg Wachs
                オルガ Susanne Litschauer
                プリシッチュ Franz Suhrada
                ポロコヴィア Regula Rosin
                ニエグシュ Robert Mayer
                バレエ・ソロ Una Zobović, Gleb Shilov

                12月25日と26日(祝日)、何をやっていたかと言うと
                コンピュータのとあるソフトが起動しなくなってしまって
                Windows の相談室にメイルを書いたり
                アンインストールして、またインストールしたり
                相談室からのメイルに返事を書いて
                まだ動かないので
                今度はソフト・ウエアとハード・ウエアの相談室にメイルしようとしたら
                会員登録が必要で
                その会員登録に、またえらく苦労して
                (実はブラウザー2つをとっかえひっかえしているし
                 メインのメイルも、何故か、数ヶ月以上、メインのメイラーに入って来ないので
                 仕方なくウエブ・メイルを使っている状態で
                 何がなんだか、ワケがわからなくなっているのである)

                それで2日間、モロに潰れました(自爆)

                更に、IME 辞書がおかしくなってしまい
                漢字を拾わないわ、顔文字は出なくなってしまうわ
                どんなに修復してもダメで、日本語が書きにくいったら・・・(ブチブチ)

                非常に使うソフトがダメになっているので
                ものすごく困ったことになっているのだが、まぁ、それはともかく

                リッチな友人(この方です)のご招待で
                フォルクス・オパーの「メリー・ウィドウ」平土間1列目 (^^)v

                メリー・ウィドウは先シーズンに演出を変えて
                今回は19回目の上演。

                以前の演出の時に、フランク・モルトン=ラルセンがダニロを歌ったのが
                むちゃくちゃカッコよかったのだが
                今回はダニロ役は Marco Di Sapia

                ・・・ちょっと待て。
                    この人、この間までテノールじゃなかったっけ?

                こうやって見ると、結構多いんですねぇ。テノールからバリトンへの移行。

                ヴァレンシエンヌ役に Martina Dorak が予定されていて
                楽しみにしていたら
                プログラムに10,5センチ x 5,5センチの紙が挟まれていて

                マルティーナ・ドラックが病気のため
                本日のヴァレンシエンヌ役は Mara Mastalir が歌います

                いや〜っ、でも、この Mara Mastalir って
                若いし、美人だし、スタイル良くて顔が小さくて
                ドレスが似合っていて、声もかなり出るし

                カミーユ役のテノールが、名前は Vincent Schirrmacher というドイツ系なのに
                顔立ちが非常にアジアで
                鬘?の髪が膨らんで上に伸びていて、しかもそこだけ茶髪という

                ものすごい声量で、高音もキレイに延びて、無理がないので
                聴く分にはすごく良いし、演技もなかなかコミカルでカワイイのだが

                ヴァレンシエンヌが美人過ぎる(笑)

                ハンナ役のアレクサンドラ・ラインプレヒトは
                国立オペラ座のメンバーでもあるから、声量としては抜群。
                演技も上手。
                よく見れば、とっても美人。
                押し出しが良くて(言いたい事は推測して下さい)
                でも、ロング・ドレスだし、まあ、そんなに気になる程ではないし

                ただ、顔がでかい・・・

                歌手で顔の大きい人は多いし、それが声量にも関係してくるのだろうし
                そんなに目立つ程ではなかったけれど
                ヴァレエンシエンヌと並ぶと2倍くらい違う(ように見える)

                ダニロ役というのは、本当に難しい。
                大昔の、ペーター・ミニッヒあたりの
                チャーミングで、ちょっと茶目っ気のある中年ウィーン男性、という
                むちゃ魅力的なキャラクターを演じられる歌い手がいない、というのが原因。

                今回の Marco Di Sapia とっても頑張っていて
                だいたい、演出上、最初に舞台に登場してすぐに
                椅子から、3回くらい、落ちる、という、非常に痛そうな役。

                ハンナとダニロの出会い場面なんか
                モロに本気の喧嘩としか見えず、まだお互い同士、愛しているなんて
                片鱗も見えなかったが・・・

                まだ、ハンナの方が、ちょっと心を残していて
                誘惑しちゃおうかな〜、という感じ。

                ツェータ男爵は、背が高くて、貴族っぽくてヨイ感じ。
                すっとぼけた役を上手にこなしていた。

                が、今回の演出で、一番目立つのは、何といっても

                劇場支配人ローベルト・マイヤー御大自らが演じるニエグシュである(断言

                自転車に乗って現われるニエグシュは変幻自在で
                (自転車には、ちゃんと「ポンテヴェドロ大使館業務用自転車」と書いてある(笑))
                あちこちで大活躍する。

                多分同じ演出で日本にも持っていくだろうから
                詳しい記述は避けるけれど
                ともかく、このニエグシュ、とんでもない奴である(大笑い)

                舞台は壁の移動を使って、最初から最後まで同じ。
                背景に、パリのエッフェル塔を持ってくるところなんか、芸が細かい。
                マキシムはどうやるか(舞台同じだし)と思ったら
                巨大なシルクハットで対処して
                バレエ・ダンサーを贅沢に使って
                バレエ・シーンとしても、かなりの見せどころあり (*^^)v

                テンポが早くて、幕間は1回のみ。
                これまでは、1幕・2幕・3幕の間に休憩があったので
                上演時間が長かったが、1回の幕間になったので2時間45分。

                最後のラブシーンも、まぁ、そこそこ満足できる。
                (ワタシ、ダニロがハンサムでないとイヤなんです(こらっ!)
                 Di Sapia は、ちょっと顔が骨ばりすぎていて
                 何だか、くるみ割り人形を連想してしまう。すみません)

                演出としては、悪くない。舞台装置もなかなか良いし
                締まった舞台に仕上がっていて
                これなら、日本公演でも見ごたえ充分で、推薦できる。

                指揮者のトマシェックは、もともと合唱指揮が専門だそうで
                今回の指揮も、息がぐわ〜っと響いてくるし、自分でも歌ってるし
                なかなかの熱血漢振りが窺えて、楽しかった。

                さて、動かないソフトに困りつつ
                何が原因かと、レジスターの修理までやったのだが

                まだ動きません(涙)

                IME もヘンになっていて、辞書の修復をしているのだが
                それでも全然ダメ。
                (それが原因で、顔文字が使えないので、すごくつまらん ムム)

                来週からは戦場の毎日。
                今度はいつ、更新できるかは不明だが
                来年になる前には、更新するぞ!

                コンピュータで苦労しながら
                音楽で自分を慰めている(でもそれがコンピュータでできない!)私に
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                まだ雪の片鱗もないし、何だか、ヘンに生暖いウィーン。
                クリスマスの飾りは、1月8日まで残っています(そういう習慣だから)


                クリスマス・イブの生意気ネタ(本当に生意気)

                0
                  読者の皆さまはご存知とは思うが

                  12月24日はクリスマスではない!
                  よって、会社は休みではない!!!

                  が、今年は24日が土曜日なので、どちらにせよ、オフィスはお休み。

                  例年、12月24日と12月31日は
                  祝日ではないが、仕事は午前中のみ。昼の12時で終わる。

                  24日は「クリスマス・イブ」なので
                  午前中は、まだお店は開いている。
                  (最後のクリスマス・プレゼントを買いに走る人もいるはず)

                  この日の午前中を逃すと
                  買物も、掃除も、洗濯もできなくなってしまうので
                  (先週はキッツビュールから帰って、土・日で5回のコンサートとかやってたし)
                  慌てて、洗濯機を回し、掃除機をガンガンかけて
                  午前11時少し過ぎにスーパーマーケットに行ったら
                  午後2時まで営業していて、(^。^;)ホッ

                  クリスマス・イブで特殊な事は
                  12月24日の夜は、コンサートもオペラも演劇も何もない
                  ・・・・という事だけである。

                  以前はレストランもカフェーも、全部閉まっていて
                  12月24日の夕食は、旅行会社には頭の痛い問題だったが
                  ここ数年、開いているレストランやカフェも多くなり
                  ホテルでは、クリスマス・ディナーも供されるようになった。

                  (数年前は、ホテルのディナーも、夕方5時までです、とか
                   冷たく言われていたのである。
                   宗教<商売(経済)という図式になってきたのは
                   残念なのか、ありがたいのか・・・ でも、助かります m(__)m)

                  さて、久し振りの、めちゃ生意気ネタ。
                  ちょっと日本の悪口が入るかもしれないので
                  愛国者の方々は、どうぞ、これにてお引き取り下さいまし。


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                  国立オペラ座バレエ 「眠りの森の美女」

                  0
                    Wiener Staatsoper 2011年12月23日 19時〜22時15分ght

                    DORNRÖSCHEN
                    Ballett in einem Prolog und drei Akten

                    振付 Marius Petipa und Peter Wright
                    音楽 Peter Iljitsch Tschaikowski
                    演出 Peter Wright
                    舞台と衣装 Philip Prowse
                    指揮 Paul Connelly

                    フロレスタン王 Thomas Mayerhofer
                    女王 Alexandra Kontrus
                    オーロラ姫 Olga Esina
                    フロリムンド王子 Vladimir Shishov
                    セレモニーマスター  Christoph Wenzel
                    カラボス Ketevan Papava
                    妖精 Dagmar Kronberger
                    美の妖精とそのパートナー Eszter Ledán, Attila Bakó
                    精神の妖精とそのパートナー Yuki Sento, Greig Matthews
                    謙譲の妖精とそのパートナー Alena Klochkova, Alexandru Tcacenco
                    音楽の妖精とそのパートナー Rui Tamai, David Dato
                    健康の妖精とそのパートナー Franziska Wallner-Hollinek, Richard Szabó
                    喜びの妖精とそのパートナー Marie-Claire D`Lyse, Shane A. Wuerthner
                    4人の王子様 Igor Milos, Kamil Pavelka, Alexandru Tcacenco, Martin Winter
                    オーロラ姫の友人たち Marie-Claire D`Lyse, Alice Firenze
                                        Oxana Kiyanenko, Eszter Ledán, Laura Nistor, Reina Sawai
                                        Yuki Sento, Prisca Zeisel
                    侯爵夫人 Marie-Claire D`Lyse
                    王子の後見人 Lukas Gaudernak
                    白い猫 Rui Tamai
                    長靴を履いた猫 Dumitru Taran
                    青い鳥 Davide Dato
                    魅入られた王女 Irina Tsymbal
                    赤ずきんちゃん Anna Shepelyeva
                    オオカミ Andrey Kaydanovskiy

                    ウィーン国立オペラ座の「眠れる森の美女」
                    私が最後に観たのが、中村祥子のベルリン移籍前の最後の公演だったので
                    かなり長い間、忘れられていた?レパートリーを
                    ルグリが取り上げるというので
                    何故か、12月のこの公演、どれを取っても、全部売り切れ。

                    バレエなんかチケット余りまくりだろう、と気楽に考えていた私は
                    知り合いから「何か、すごく売れてるみたいですよ」と言われて
                    慌ててチケットを探したら、32ユーロの席が1枚しか残っていなかった。
                    (130ユーロとかの席は、まだその時はあったけれど、買えるワケがない)

                    普通は国立オペラ座では配役表だけ買って(90セント=1ユーロ渡す)
                    プログラムは買わないのだが
                    久し振りのオーロラ姫だから、プログラム買っちゃえ・・・と買ってみたら

                    ああああっ、昔のプログラムだっ!!!

                    後付けには、シーズン1994/95 と書いてあるし
                    初演1995年とあって
                    もちろん、総監督の名前も、バレエ監督の名前も違う。

                    うっ、これ、きっと探せば数年前の同じプログラムが出てくる筈・・・

                    さて、21日に初日を迎えた古典中の古典は
                    同じ演出で38回目の公演だが
                    今シーズンでは2回目。

                    配役も、今回、役を舞台で初めて踊る人ばっかり。
                    (長く取り上げられていなかったんだなぁ、と、しみじみ思った)

                    舞台は華やか。古典的で豪華な舞台装置に
                    色とりどりの、キンキラキラの衣装が豪華な雰囲気を盛り上げる。
                    マイムが多いとは言え
                    あんな重い衣装を着て移動するバレエ・ダンサーさま、お疲れさま。

                    クリスマス前の公演だし
                    コーラエフもラチックも病気で出演できなくなって
                    内部でのキャスト変更がかなりあった模様だし

                    かなり公演の完成度という点では
                    あっちゃっちゃ (・o・) という個所があって

                    音楽はズレるわ
                    ダンサーはコケそうになるわ
                    バレエと音楽が合わなくなるわ
                    群舞は揃ってないわ
                    ジャンプの着地が、うわっ、というところも数ヵ所あったが

                    舞台も衣装も華やかだし
                    話はわかり易いし、楽しい場面がたくさんあって
                    音楽もキレイだから、それでヨイのである(断言)

                    オーロラ姫を踊ったオルガ・エシナは
                    いつもの通り、細い身体の何処にあんな強い軸とエネルギーがあるんだろう。

                    ただ、メイクのせいかもしれないが
                    最初から、何だか悲劇的なオーラを背負っていて
                    私のイメージにあるような
                    幸福に満ちた明るいオーロラ姫という雰囲気がない。

                    う〜ん、あの悩んだような美人の表情で
                    ミルタとかを踊ると、ピッタリとハマるのだが。

                    王子さまのウラジミール・シスホフは
                    ウィーン国立バレエ団の中では、ハンサム度トップの一人だから
                    そりゃ、カッコ良いし、舞台映えする。

                    ジャンプが高くて、カブリオールの高さが素晴らしい。
                    ピルエットで多少、軸がブレる感じがするが、それも持ち味かも。

                    キャラクター・ダンサーは一部ベテランが入って、これは巧い。

                    っていうか、何でパパヴァがカラボスをやってるワケ???
                    パパヴァと言えば、ソロ・ダンサーで
                    今まで、白い役でしか舞台で観た事がないぞ。

                    いや、これが、ものすごい存在感で、ビックリした。
                    白い役を踊れるダンサーが、キャラクターを踊ると、こんなに映えるとは。

                    ティンバルのパートナーとなる青い鳥は
                    もともとの配役では
                    キリル・クーラエフと、デニース・チェレヴフコのダブル・キャストだったが
                    クーラエフが病気のため
                    クーラエフのカバーでチェレヴフコが入り
                    チェレヴフコのカバーで、ダヴィッド・ダトが入った。

                    若いダンサーで、一生懸命踊っていたし、ミスもなかったし
                    ジャンプに余裕がなくて、ギリギリだったのが見えるけれど
                    これから伸びそうなダンサーとして、二重丸をあげよう (^^)v

                    全体的に、まだバタバタしていて
                    完成度という点から見れば、物足りない部分が多いけれど
                    各ソロは、みんな、一生懸命踊っていて、見応えがあったし
                    みんな頑張りました!!! というところが、よ〜く見えるので

                       よくできました (桜のマーク)

                    12月25日のマチネと夜、28日、1月3日、1月7日に上演されるが
                    チケットは見事に全部売り切れ。

                    これから、どんどん良くなるのだろうが
                    残念ながら、今回の演目は、私は、これにて観収めになる。

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                    では、皆さま、良いクリスマスをお迎え下さい。


                    ウィーン交響楽団 + ファビオ・ルイージ 第2回目

                    0
                      Wiener Konzerthaus Großer Saal 2011年12月23日 19時30分〜21時30分

                      Wiener Symphoniker
                      指揮 Fabio Luisi
                      ピアノ Lise de la Salle

                      Camille Saint-Saëns (1835-1921)
                       Klavierkonzert Nr.2 g-moll op. 22 (1868)
                      Hector Berlioz (1803-1869)
                       Symphonie fantastique op. 14 (1830)

                      同じプログラム2日目。
                      昨日はチクルス買いなので、下から2番目のカテゴリー。
                      席は天井桟敷の11列目。
                      数年にわたって同じ席なので、周囲の人の顔もみんな知っている。

                      今日の席は、別に購入したので、一番安い席。
                      楽友協会は一番安い席でも19〜25ユーロはするのだが(高いっ!)
                      コンツェルトハウスは15ユーロが、会員割引で13ユーロ50セント (^^)v

                      天井桟敷、最後の列の正面。

                      あれっ?! (+_+)

                          音が違う

                      昨日より、3倍くらいクリアに音が聴こえてくる。
                      天井桟敷の最後の列は、天井が低くなっていて
                      かなり狭くなっていて、後ろが壁なので、反響があるのかもしれないが

                      ピアノの音も、昨日より、ずっと大きく聴こえてくるし
                      ピアノのソロが終わって、オーケストラが入ってくる部分で
                      ルイージが、すごい勢いで

                       ハアッ!!

                      と吐いた息まで聞こえてくる。

                      で、ピアノ協奏曲は、ルイージの息を聞いた直後に
                      意識が遠のいて、いや〜、もう、実に気持ち良く爆睡しました(呆)

                      でも、音楽聴きながら寝るって、こんなステキな事はないわけで
                      面白い事に、ちゃんと音楽は聴こえてきているし
                      その音楽に触発されて、頭の中では、ヘンな妄想が渦巻く。

                      ああ、ワタシ、寝ているな〜っていうのはわかるのだが
                      不思議な幻想が次から次へと浮かんできて

                      こういうのを白昼夢と言うのである(きっぱり)
                                実は、むちゃくちゃ楽しかったりする (こらっ!)

                      音響が良い、というのは
                      雑音まで拾う、という恐ろしい事実があって
                      舞台の上のオーケストラ・プレイヤーたちが
                      楽譜を捲る音まで聞こえてくる。

                      後半なんか、ルイージさまが舞台を歩いてくる足音まで聞こえてくるし(笑)

                      これだけ音響が良ければ、幻想交響曲はヨイぞ・・・
                      期待感がグ〜ンと上がる。

                      昨日もそうだけど
                      ちょっと変わった解釈だなぁ。

                      第1楽章の最初の部分の
                      フレーズとフレーズの間に、ものすごく長いパウゼがある。
                      確かに幻想的で悪くはないのだけれど
                      何となく、聴き慣れない感じに響いてくる。

                      第2楽章のワルツのテンポの速い事(ビックリ)
                      タメがほとんどなくて、ウィーンっぽい情緒が全くない。
                      非常にアッサリと
                      ワルツというよりは、行進曲というか
                      幼稚園の子供たちが、行列して、チョコチョコと歩いていくイメージ。
                      (すみません、いつも妄想の世界で f(^^;))

                      まぁ、それはルイージの解釈の問題なので
                      こちらとしては
                      もっと色っぽく、華やかな、ガキのいない 舞踏会の方が好きだが
                      あっさりパーティも悪くはない(無理やり納得)

                      第4楽章の金管の咆哮は
                      当然、昨日より、ずっと良く聴こえて、気持ちがヨイ。
                      強弱を極限まで極端につけて
                      (曲を知ってるから驚かないが、初聴きの人なら
                       時々、ビックリして飛び上がるかな、という感じだ)
                      リピートも、しっかりやって、断頭台へ一直線 (^^)v

                      魔女の夜は、ヘンに大袈裟な気味悪さはなかったけれど
                      締まった感じの熱の入った演奏。

                      スタンダードな演奏とは言えないのだろうが
                      いつものルイージ節で、各パートがクリアに響いてきて
                      すごく解像度が高い。

                      ウィーン交響楽団は、これにてクリスマス休みに入る・・・のだが
                      あっはっは、まだ、年末・年始の
                      ベートーベンの交響曲9番のコンサートがある。

                      ベートーベンの交響曲9番は
                      2013/2014年からの首席指揮者に予定されている
                      フィリップ・ヨルダンが指揮台に立つ。
                      私は、ヨルダンの9番は2回目だが
                      昨年のシーズンに、ヨルダンのベートーベンの素晴らしい演奏を聴いているので
                      今回の年末も、とっても楽しみ。

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                      霧っぽい湿っ気はあるのだけれど
                      ウィーンでは、まだ雪は降っていない。
                      スキー地は、各地で大雪だそうで
                      フォアアールベルクのレッヒやチュアースは交通が分断されているそうだ。

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