無責任に指揮者を予想するページは ここ です。
現在のところ、ティーレマンが人気。でも、わかりませんよ (^o^)
さて、本日はナイト・ライフがないので
以前に予告した通り、生意気ネタ。
ただ、書いていて
あ〜、こりゃ、みなさん、知ってる事ばかりじゃん・・・と
反省しているので
マーラーのコアなファンの方は、どうぞ無視して下さいませ(オネガイ)
Friedrich Rückert, 1788-1866
Ich bin der Welt abhanden gekommen,
Mit der ich sonst viele Zeit verdorben,
Sie hat so lange nichts von mir vernommen,
Sie mag wohl glauben, ich sei gestorben!
2. Es ist mir auch gar nichts daran gelegen,
Ob sie mich für gestorben hält,
Ich kann auch gar nichts sagen dagegen,
Denn wirklich bin ich gestorben der Welt.
3. Ich bin gestorben dem Weltgetümmel,
Und ruh' in einem stillen Gebiet!
Ich leb' allein in meinem Himmel,
In meinem Lieben, in meinem Lied!
私はこの世に忘れられた。
私はこの世とともに多くの時間を費やしてきたが、
今やこの世では私の事を聞かなくなって久しい。
私は死んでしまったとこの世では思っているだろう。
この世が私が死んでしまったと思っても、
私には関係ないことだ。
またそれに対して否定もできない。
それは私がこの世から本当に死んでしまったからだ。
私はこの世の喧燥から死んでしまい、
静かなる地で安らいでいる。
私はひとりで己の平安のなかに、そして
己の愛と歌のなかに生きている。
**********
グスタフ・マーラーのリュッケルトの歌曲集。
若い頃は、Blicke mir nicht in die Lieder が大好きで
この Ich bin der Welt abhanden gekommen は苦手だった。
(だって、テンポが遅いんだも〜ん(← 若い頃は速い曲の方が好き(笑))
この曲、グスタフ・マーラーの歌曲の中でも
透徹した孤独を感じる曲で
まだ知らない方は Youtube で探すと、色々出てくるのでどうぞ。
(↑ 不親切な私 (゜゜☆\(--メ)ポカッ)
以前から、私の望みは
マーラーの交響曲9番の最終楽章みたいに死にたい、という
仏教的世界観から言えば、解脱の世界に憧れている。
友人も知り合いも家族もなくて
ともかく、全く独りで、何のしがらみもなく
人生やり尽くして(何を? (*^.^*))
ああ、楽しかったわ〜、と、眠りにつくように彼岸に行きたい。
(もちろん、この時に周囲にいるのは
せいぜい、看護婦と医者くらいであって
本来は、全くの独りが好ましい)
こういう奴に限って
どこか街の中でぶっ倒れて
やじ馬が山ほどたかっているところで死にそうな気もするが
それは、絶対イヤだなぁ (-"-;)
さて、このいじけた詩に
マーラーは、この世とも思えぬ美しい音楽を付けた。
聴くたびに、むちゃむちゃ感激してしまうのだが
歌手にとっては、非常に難しい曲だと思う。
第一、この曲、どこでどうやって息継ぎをせよと???
何を書きたいか、と言うと
この詩だけを取り上げて読むと
いじけている、というか
この世から見捨てられても良いもんね〜と言いながら
この世に、未練た〜っぷりで(笑)
実は、俗世で有名になりたかったのに
有名になれなかったから
開き直った・・・
けれど、やっぱり、イジイジ・・( ..)( __)イジイジ・・
ルサンチマンの典型的なケースですね(断言)
ところが、これが、マーラーの音楽に乗ると
全く違った様相を示してしまう、というのがスゴイ。
Denn wirklich bin ich gestorben der Welt
それは私がこの世から本当に死んでしまったからだ
の部分で、突然、世界が変わってしまう。
暗かった世界に
パーッと一条の光が射しこんで来る。
リュッケルトが本当にどうだったかは知らないが
詩だけから受ける印象と
マーラーの曲と一緒に受ける印象が
これだけ違うものも珍しい。
本当のところがどうなのかは
本人でない私にはわからないけれど
マーラーの音楽を聴くと、詩のいじけた内容とは裏腹に
ああ、この人、本当に独りで、自分の世界に閉じ籠っていても
それで幸せな人生観だったのかもしれない・・・・
という妄想が沸々と湧いてくる。
(たぶん、本当は違うと思う。
一応、家族も作り、アルマに振り回されて
野心に満ちて、キャリア志向で
しかも異邦人である事に、いつも拘っていたのだから・・・(笑))
「己の愛と歌の中に生きている」なんて
愛も歌もないワタクシには想像もつかないけれど
己の欲望に生きている・・・だったら、ちと当たってるか?!
(いや、全然違うから、それ)
ワタクシが究極的に目指すのは
すべての欲望から解放された、解脱の世界で
淡々と、誰にも邪魔されず
思いきり欲望を満たして(ナンの欲望? (・_*)\ペチ)
わっはっは〜と言いながら引退生活を満喫する事で
・・・って何を言い出すんだ、ワタシ (((^^;)(;^^) ))
このリュッケルトの歌曲集
Blicke mir nicht in die Lieder というステキな曲もあって
バルトークなんかもそうなんだけれど
他人に「壁」を作って
絶対に心の中まで踏み込む事を許さないというプライド
何だか、とても憧れる。
(自分がダダ漏れだから(笑))
ワケがわからなくなって来たので
本日はこれにてお終い、ちゃんちゃん (^^)//
↑ こういうふうに、一日、ゆっくり寝たり起きたりしたいなぁ、なんて考えるのは
ちょっと疲れているのかもしれない。
自業自得なので、同情メイルは不要です(笑)
現在のところ、ティーレマンが人気。でも、わかりませんよ (^o^)
さて、本日はナイト・ライフがないので
以前に予告した通り、生意気ネタ。
ただ、書いていて
あ〜、こりゃ、みなさん、知ってる事ばかりじゃん・・・と
反省しているので
マーラーのコアなファンの方は、どうぞ無視して下さいませ(オネガイ)
Friedrich Rückert, 1788-1866
Ich bin der Welt abhanden gekommen,
Mit der ich sonst viele Zeit verdorben,
Sie hat so lange nichts von mir vernommen,
Sie mag wohl glauben, ich sei gestorben!
2. Es ist mir auch gar nichts daran gelegen,
Ob sie mich für gestorben hält,
Ich kann auch gar nichts sagen dagegen,
Denn wirklich bin ich gestorben der Welt.
3. Ich bin gestorben dem Weltgetümmel,
Und ruh' in einem stillen Gebiet!
Ich leb' allein in meinem Himmel,
In meinem Lieben, in meinem Lied!
私はこの世に忘れられた。
私はこの世とともに多くの時間を費やしてきたが、
今やこの世では私の事を聞かなくなって久しい。
私は死んでしまったとこの世では思っているだろう。
この世が私が死んでしまったと思っても、
私には関係ないことだ。
またそれに対して否定もできない。
それは私がこの世から本当に死んでしまったからだ。
私はこの世の喧燥から死んでしまい、
静かなる地で安らいでいる。
私はひとりで己の平安のなかに、そして
己の愛と歌のなかに生きている。
**********
グスタフ・マーラーのリュッケルトの歌曲集。
若い頃は、Blicke mir nicht in die Lieder が大好きで
この Ich bin der Welt abhanden gekommen は苦手だった。
(だって、テンポが遅いんだも〜ん(← 若い頃は速い曲の方が好き(笑))
この曲、グスタフ・マーラーの歌曲の中でも
透徹した孤独を感じる曲で
まだ知らない方は Youtube で探すと、色々出てくるのでどうぞ。
(↑ 不親切な私 (゜゜☆\(--メ)ポカッ)
以前から、私の望みは
マーラーの交響曲9番の最終楽章みたいに死にたい、という
仏教的世界観から言えば、解脱の世界に憧れている。
友人も知り合いも家族もなくて
ともかく、全く独りで、何のしがらみもなく
人生やり尽くして(何を? (*^.^*))
ああ、楽しかったわ〜、と、眠りにつくように彼岸に行きたい。
(もちろん、この時に周囲にいるのは
せいぜい、看護婦と医者くらいであって
本来は、全くの独りが好ましい)
こういう奴に限って
どこか街の中でぶっ倒れて
やじ馬が山ほどたかっているところで死にそうな気もするが
それは、絶対イヤだなぁ (-"-;)
さて、このいじけた詩に
マーラーは、この世とも思えぬ美しい音楽を付けた。
聴くたびに、むちゃむちゃ感激してしまうのだが
歌手にとっては、非常に難しい曲だと思う。
第一、この曲、どこでどうやって息継ぎをせよと???
何を書きたいか、と言うと
この詩だけを取り上げて読むと
いじけている、というか
この世から見捨てられても良いもんね〜と言いながら
この世に、未練た〜っぷりで(笑)
実は、俗世で有名になりたかったのに
有名になれなかったから
開き直った・・・
けれど、やっぱり、イジイジ・・( ..)( __)イジイジ・・
ルサンチマンの典型的なケースですね(断言)
ところが、これが、マーラーの音楽に乗ると
全く違った様相を示してしまう、というのがスゴイ。
Denn wirklich bin ich gestorben der Welt
それは私がこの世から本当に死んでしまったからだ
の部分で、突然、世界が変わってしまう。
暗かった世界に
パーッと一条の光が射しこんで来る。
リュッケルトが本当にどうだったかは知らないが
詩だけから受ける印象と
マーラーの曲と一緒に受ける印象が
これだけ違うものも珍しい。
本当のところがどうなのかは
本人でない私にはわからないけれど
マーラーの音楽を聴くと、詩のいじけた内容とは裏腹に
ああ、この人、本当に独りで、自分の世界に閉じ籠っていても
それで幸せな人生観だったのかもしれない・・・・
という妄想が沸々と湧いてくる。
(たぶん、本当は違うと思う。
一応、家族も作り、アルマに振り回されて
野心に満ちて、キャリア志向で
しかも異邦人である事に、いつも拘っていたのだから・・・(笑))
「己の愛と歌の中に生きている」なんて
愛も歌もないワタクシには想像もつかないけれど
己の欲望に生きている・・・だったら、ちと当たってるか?!
(いや、全然違うから、それ)
ワタクシが究極的に目指すのは
すべての欲望から解放された、解脱の世界で
淡々と、誰にも邪魔されず
思いきり欲望を満たして(ナンの欲望? (・_*)\ペチ)
わっはっは〜と言いながら引退生活を満喫する事で
・・・って何を言い出すんだ、ワタシ (((^^;)(;^^) ))
このリュッケルトの歌曲集
Blicke mir nicht in die Lieder というステキな曲もあって
バルトークなんかもそうなんだけれど
他人に「壁」を作って
絶対に心の中まで踏み込む事を許さないというプライド
何だか、とても憧れる。
(自分がダダ漏れだから(笑))
ワケがわからなくなって来たので
本日はこれにてお終い、ちゃんちゃん (^^)//
↑ こういうふうに、一日、ゆっくり寝たり起きたりしたいなぁ、なんて考えるのは
ちょっと疲れているのかもしれない。
自業自得なので、同情メイルは不要です(笑)