Wiener Staatsoper 2011年9月30日 20時〜22時
Balancine & Robbins
Glass Pieces
Rui Tamami – Masayu Kimoto
Natalie Kusch – Alexis Forabosco
Alice Firenze – Richard Szabó
In the Night
Maria Yakovleva – Masayu Kimoto
Liudmila Konovalova – Kirill Kourlaev
Nina Poláková – Eno Peci
Stravinsky Violin Concerto
Ketevan Papava, Elisabeth Golibina
Eno Peci, Shane A. Wuerthner
Thema und Variation
Olga Esina, Vladimir Shishov
指揮 Peter Ernst Lassen
バイオリン Rainer Honeck
何回観に行っても、いや、何回も通えば通う程、楽しくなってしまうのがバレエ。
今回は、うっふっふ、見ておわかりの通り
バレエ・ダンサーの入れ替えがあって
我らがスターの木本全優が大活躍 (^^)v
バレエの時だけは、予算を少し上げて、ある程度舞台が見える席を買うのだが
今回はバルコンのサイドの1列目(32ユーロ)
乗り出さないと見えない代わりに
オーケストラ・ボックスも指揮者も見えるので
視線は、舞台のバレエに行き、オーケストラに行き、指揮者に行き、と忙しい。
Glass Pieces は、今回で4回目の観賞になるが
フィリップ・グラスの音楽をウィーン・フィルが演奏する(笑)
1曲目は木管がかなりキツソウだが
2曲目の低弦の繰り返しは、とても美しいし
3曲目は、上から見ていると、パーカッションが、めちゃくちゃ楽しそうに
同じ音型の繰り返しを叩いている(時々、すごく嬉しそうに微笑んでいた)
そうか、考えてみれば、我々、ボレロとかのパーカッション、大変だと思うのだが
プロにとっては、ここぞ我々の腕の見せ所!!!というので
注目の的にもなるし、自分の主張もできるので、大変だけど楽しいのかもしれない。
In the Night はダンサー入れ替え。
木本全優氏とヤコヴレヴァのカップルの品の良さには唸った。
木本氏は、持って生まれたとしか思えない上品さがあって
伸びやかで優雅。テクニックをテクニックと感じさせない安定感があって
一昔前までは、こういう日本人ダンサーって、存在しなかっただろう。
Liudmila Konovalova と Kirill Kourlaev のカップルもステキ。
Kourlaev はもともと演技が巧いタイプで、こういう抑えた役もこなすのが凄い。
Nina Poláková – Eno Peci は、例の「ツンデレ」カップルだが
これは、Nina Poláková の圧倒的な存在感で
Eno Peci が霞んでしまった。
う〜ん、やっぱり Vladimir Shishov が踊った時の方が、男性の存在感があったわ。
この間プレミエを聴いた(観た)ストラヴィンスキーのバイオリン協奏曲。
先回は、何だか音楽的に気に喰わなかったが
あれ??
今回3回目の上演だが、音楽が全然変わった!!! (*_*)
プレミエの時のギクシャク感が完全に消えて
各パートの透明感とアンサンブルの精度が信じられないくらいアップ。
・・・・国立歌劇場管弦楽団(ウィーン・フィル)って、化け方が凄い。
バランシンのバレエは、簡素な舞台で
レオタードで踊られて、ストーリーはないけれど、モダンでカッコイイのだが
今回は、舞台上よりもオーケストラ・ボックスに目が行ってしまう。
最後の Thema und Variation は、チャイコフスキーの音楽を使ったクラシック・モダンで
この間は、チッ、詰まらん、と思ったけれど
いやいや、2回目として観てみると、これは、かなり楽しい。
ソリストとして Olga Esina - Vladimir Shishov の黄金カップル。
途中のソロでシスホフがコケそうになった(爆)
シスホフって、背は高いし、女性のサポートは巧いし
ジャンプも素晴らしいのだが、どうも回転の軸がずれるクセがある。
最後に右にずれて、フィニッシュ時に右手を床につけた程度だから
ミスとは言い難いが、以前、白鳥の湖でも同じような事があって
その後、かなり長期間にわたって、舞台に登場しなかったので、ちょっと心配。
2時間のバレエを堪能しながら思ったのだが
フィリップ・グラスにせよ、ストラヴィンスキーのバイオリン協奏曲にせよ
別にテープの音楽だって、誰も文句は言わないと思うのだが
それを、モロにナマの音で
しかも、ウィーン・フィルが
コンサートとして取り上げそうな曲を
バレエの音楽としてオーケストラ・ピットで演奏しちゃう国立オペラ座って
実はメチャクチャ贅沢なのではないか・・・
11月に再演される Schritt und Spuren は、確かナマ音ではなくテープだが
これ、先シーズン、ものすごく話題になって
チケットがなくて1回しか行けなかったのだ。
今回は頑張ってカレンダー見ながら狙おう (^^)v
木本全優氏を始め、日本人バレエ・ダンサーの活躍も嬉しい私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。
リング通りも、そろそろ樹が枯れかけているが
今年は、まだ気温も高いし天気も良い。
10月1日は「美術館・博物館の長い夜」が開催される。
すごい人ゴミなので、もう私は行かない予定だが・・・
(昔は二桁の数の美術館・博物館を廻って、ラリー状態だった(自爆))
Balancine & Robbins
Glass Pieces
Rui Tamami – Masayu Kimoto
Natalie Kusch – Alexis Forabosco
Alice Firenze – Richard Szabó
In the Night
Maria Yakovleva – Masayu Kimoto
Liudmila Konovalova – Kirill Kourlaev
Nina Poláková – Eno Peci
Stravinsky Violin Concerto
Ketevan Papava, Elisabeth Golibina
Eno Peci, Shane A. Wuerthner
Thema und Variation
Olga Esina, Vladimir Shishov
指揮 Peter Ernst Lassen
バイオリン Rainer Honeck
何回観に行っても、いや、何回も通えば通う程、楽しくなってしまうのがバレエ。
今回は、うっふっふ、見ておわかりの通り
バレエ・ダンサーの入れ替えがあって
我らがスターの木本全優が大活躍 (^^)v
バレエの時だけは、予算を少し上げて、ある程度舞台が見える席を買うのだが
今回はバルコンのサイドの1列目(32ユーロ)
乗り出さないと見えない代わりに
オーケストラ・ボックスも指揮者も見えるので
視線は、舞台のバレエに行き、オーケストラに行き、指揮者に行き、と忙しい。
Glass Pieces は、今回で4回目の観賞になるが
フィリップ・グラスの音楽をウィーン・フィルが演奏する(笑)
1曲目は木管がかなりキツソウだが
2曲目の低弦の繰り返しは、とても美しいし
3曲目は、上から見ていると、パーカッションが、めちゃくちゃ楽しそうに
同じ音型の繰り返しを叩いている(時々、すごく嬉しそうに微笑んでいた)
そうか、考えてみれば、我々、ボレロとかのパーカッション、大変だと思うのだが
プロにとっては、ここぞ我々の腕の見せ所!!!というので
注目の的にもなるし、自分の主張もできるので、大変だけど楽しいのかもしれない。
In the Night はダンサー入れ替え。
木本全優氏とヤコヴレヴァのカップルの品の良さには唸った。
木本氏は、持って生まれたとしか思えない上品さがあって
伸びやかで優雅。テクニックをテクニックと感じさせない安定感があって
一昔前までは、こういう日本人ダンサーって、存在しなかっただろう。
Liudmila Konovalova と Kirill Kourlaev のカップルもステキ。
Kourlaev はもともと演技が巧いタイプで、こういう抑えた役もこなすのが凄い。
Nina Poláková – Eno Peci は、例の「ツンデレ」カップルだが
これは、Nina Poláková の圧倒的な存在感で
Eno Peci が霞んでしまった。
う〜ん、やっぱり Vladimir Shishov が踊った時の方が、男性の存在感があったわ。
この間プレミエを聴いた(観た)ストラヴィンスキーのバイオリン協奏曲。
先回は、何だか音楽的に気に喰わなかったが
あれ??
今回3回目の上演だが、音楽が全然変わった!!! (*_*)
プレミエの時のギクシャク感が完全に消えて
各パートの透明感とアンサンブルの精度が信じられないくらいアップ。
・・・・国立歌劇場管弦楽団(ウィーン・フィル)って、化け方が凄い。
バランシンのバレエは、簡素な舞台で
レオタードで踊られて、ストーリーはないけれど、モダンでカッコイイのだが
今回は、舞台上よりもオーケストラ・ボックスに目が行ってしまう。
最後の Thema und Variation は、チャイコフスキーの音楽を使ったクラシック・モダンで
この間は、チッ、詰まらん、と思ったけれど
いやいや、2回目として観てみると、これは、かなり楽しい。
ソリストとして Olga Esina - Vladimir Shishov の黄金カップル。
途中のソロでシスホフがコケそうになった(爆)
シスホフって、背は高いし、女性のサポートは巧いし
ジャンプも素晴らしいのだが、どうも回転の軸がずれるクセがある。
最後に右にずれて、フィニッシュ時に右手を床につけた程度だから
ミスとは言い難いが、以前、白鳥の湖でも同じような事があって
その後、かなり長期間にわたって、舞台に登場しなかったので、ちょっと心配。
2時間のバレエを堪能しながら思ったのだが
フィリップ・グラスにせよ、ストラヴィンスキーのバイオリン協奏曲にせよ
別にテープの音楽だって、誰も文句は言わないと思うのだが
それを、モロにナマの音で
しかも、ウィーン・フィルが
コンサートとして取り上げそうな曲を
バレエの音楽としてオーケストラ・ピットで演奏しちゃう国立オペラ座って
実はメチャクチャ贅沢なのではないか・・・
11月に再演される Schritt und Spuren は、確かナマ音ではなくテープだが
これ、先シーズン、ものすごく話題になって
チケットがなくて1回しか行けなかったのだ。
今回は頑張ってカレンダー見ながら狙おう (^^)v
木本全優氏を始め、日本人バレエ・ダンサーの活躍も嬉しい私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。
リング通りも、そろそろ樹が枯れかけているが
今年は、まだ気温も高いし天気も良い。
10月1日は「美術館・博物館の長い夜」が開催される。
すごい人ゴミなので、もう私は行かない予定だが・・・
(昔は二桁の数の美術館・博物館を廻って、ラリー状態だった(自爆))