水曜日に何もなければ
(あるいは、むちゃくちゃ暑かったりしなければ)
私の足が向くところ ・・・ 読者ご存知の通り
エッセル・コレクション
毎週水曜日は、夜の9時までオープンしていて
加えて、夕方6時〜9時までは入場無料という
貧乏人 現代芸術ファンには嬉しい私立美術館である。
まぁ、水曜日だけしか行かない、というワタクシのような人は
あまり歓迎されないのかもしれないが (自爆) ← カオばれてるし f(^^;)
仕事を早めに終える事ができて
夕方7時過ぎに入ったら
最初のルームで、あれっ? 何か、若くてカッコイイ男性が
数人のお客さまを前に、作品の解説をしてる・・・・
そう言えば、無料のガイディングがあります、みたいな記載が
どこかにあったような気がする。
「すみません、一緒に聞かせていただいても良いですか?」と
ガイドさんに質問したら、「ぜひどうぞ」という答え (^o^)
大きな特別展が9月1日から始まるので
展示は、Wolfgang Herzig と Focus : Abstraktion
そして、上の階の Tobias Rehberger のみ。
最初の展示 Wolfgang Herzig は、今年70歳になるオーストリアの画家。
エッセル氏が最初に購入した絵というのが ↓ これ。
(写真はエッセル・コレクションの公式サイトから拝借)
3つのルームに、それぞれの時代の絵があって
画風の変遷がよくわかる。
上にリンクしてある公式サイトのギャラリーでも
時代ごとに分けてあるので、ご興味のある方はどうぞ。
2つ目の部屋にあった、かなり大きな絵は、これ ↓
(写真はエッセル・コレクションの公式サイトから拝借)
連想すると、スーラか、アレキサンダー・カッツか
タッチは繊細だし、ものすごい高度な技術と構成力で、かなりリアル。
でも、人間の疎外がよく表現されている。
(誰も他の人とコンタクトしていないのだ)
後期の作品になってくると
初期の華やかな色が影をひそめて
パステル色の、でも、暗めの色調が中心になってくる。
ガイドさんの話だと
この画家は、とても社会的な問題に関心があって
弱者を、リアルに、でも暖かい目で描いていると言う。
確かに、リアルなのだが
人物が、とても柔らかく、ある意味、とても人間が好きなんだろうなぁ、と思わせる。
後期作品で、チクルスになっている社会批判的な色彩を帯びた作品もある。
若くてハンサムなカッコイイ ガイドさんの説明を聞くと、よくわかる。
具象絵画だから、まぁ、じっくり鑑賞すれば、内容は誰でもわかるけど。
Herzig の展示会場を越えると、奥の部屋では
Focus : Abstraktion という、これは、モロに抽象絵画だけを展示。
色だけ、あるいは、カタチだけで作られた世界だが
時々、圧倒的な迫力を持って迫ってくるものがある。
(ほら、ワタクシ、コブラとか好きだし・・・ (^o^))
最後の小部屋に集められていた
Hans Bischoffshausen (1927 – 1987)の作品がステキ。
ガイドさんの話では、パリに留学して
フォンタナと親交があったそうで
(ついつい、キャンバス切る真似して、ガイドさんに笑われた f(^^;)
でも、知ったかぶり、好きなんだもん)
キャンバスに絵の具を盛り上げたりして
二次元から三次元への移行に貢献した画家の一人。
その後、上の展示場に入って
Tobias Rehberger の彫刻作品展へ。
「この彫刻家の作品は、隣のショップで
30ユーロにてライセンスを購入する事ができます。
ライセンスを購入した人は、作品の写真を取ったり、サイズを測ったりして
同じ作品を作る事ができる上
出来あがった作品の写真を、彫刻家に送り
その出来が満足行くものであれば
彫刻家は、自分の作品として、カタログに載せます。
これを持って、ライセンス所持者は
その彫刻家のオリジナル作品を所有する事になるのです」
・・・・ 唖然 (/_)/
いや、言われてみれば、すごいアイデアかも。
自分は何もしないでカネが入ってくる。
でも、展示してある作品(これも彫刻家が自分で作ったのではないそうだ)は
どれも、これも、作品として大き過ぎて
ワタクシには作れません (自爆)
無料のガイディングの後は
カフェーで無料のスパークリング・ワインのご招待、というのもあったが
車で来てますから、と、スパークリング・ワインはお断りして
最後の15分で、もう一度、一人で展示を観て
閉館ギリギリに外に出た私は
明日のオープニングの準備で来ていた若き芸術家に声をかけられ・・・
え? 色っぽい展開????
・・・・ にはなりません(自爆)
オートバイが壊れて(エンジンがかからなくて困惑していた)
ウィーンに帰るなら、都合の良いところまで乗せていってくれないだろうか
若くてハンサムで素敵な芸術家なら、いつでもどうぞ(こらこら!!!!)
ウィーンまで20分ほどの道のりを
グラフィックの芸術家と、現代芸術や、日本のコミック文化について
楽しいおしゃべりをしながら、帰って来たのであった ↑(^^_)ルン♪
明日のオープニングには来るの? と聞かれたけれど
確か、招待状は来ていたが、仕事があるから行けません (^^ゞ
11月中旬までの展示だから
またいつか水曜日の夜に、無料で行く予定。
(入場料払って見よう、という発想が全くない奴)
若いカッコイイお兄さんを2人見たから、というワケではないが
(いや、それもあるけど)
楽しい現代美術鑑賞の時間だった。
現代芸術も楽しいモノがたくさんある、と声を大にして言いたい私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。
・・・ まぁ、水曜日に無料でしか行かない私に
現代芸術をお勧めする資格はないんですけどね(笑)
(あるいは、むちゃくちゃ暑かったりしなければ)
私の足が向くところ ・・・ 読者ご存知の通り
エッセル・コレクション
毎週水曜日は、夜の9時までオープンしていて
加えて、夕方6時〜9時までは入場無料という
貧乏人 現代芸術ファンには嬉しい私立美術館である。
まぁ、水曜日だけしか行かない、というワタクシのような人は
あまり歓迎されないのかもしれないが (自爆) ← カオばれてるし f(^^;)
仕事を早めに終える事ができて
夕方7時過ぎに入ったら
最初のルームで、あれっ? 何か、若くてカッコイイ男性が
数人のお客さまを前に、作品の解説をしてる・・・・
そう言えば、無料のガイディングがあります、みたいな記載が
どこかにあったような気がする。
「すみません、一緒に聞かせていただいても良いですか?」と
ガイドさんに質問したら、「ぜひどうぞ」という答え (^o^)
大きな特別展が9月1日から始まるので
展示は、Wolfgang Herzig と Focus : Abstraktion
そして、上の階の Tobias Rehberger のみ。
最初の展示 Wolfgang Herzig は、今年70歳になるオーストリアの画家。
エッセル氏が最初に購入した絵というのが ↓ これ。
(写真はエッセル・コレクションの公式サイトから拝借)
3つのルームに、それぞれの時代の絵があって
画風の変遷がよくわかる。
上にリンクしてある公式サイトのギャラリーでも
時代ごとに分けてあるので、ご興味のある方はどうぞ。
2つ目の部屋にあった、かなり大きな絵は、これ ↓
(写真はエッセル・コレクションの公式サイトから拝借)
連想すると、スーラか、アレキサンダー・カッツか
タッチは繊細だし、ものすごい高度な技術と構成力で、かなりリアル。
でも、人間の疎外がよく表現されている。
(誰も他の人とコンタクトしていないのだ)
後期の作品になってくると
初期の華やかな色が影をひそめて
パステル色の、でも、暗めの色調が中心になってくる。
ガイドさんの話だと
この画家は、とても社会的な問題に関心があって
弱者を、リアルに、でも暖かい目で描いていると言う。
確かに、リアルなのだが
人物が、とても柔らかく、ある意味、とても人間が好きなんだろうなぁ、と思わせる。
後期作品で、チクルスになっている社会批判的な色彩を帯びた作品もある。
若くてハンサムなカッコイイ ガイドさんの説明を聞くと、よくわかる。
具象絵画だから、まぁ、じっくり鑑賞すれば、内容は誰でもわかるけど。
Herzig の展示会場を越えると、奥の部屋では
Focus : Abstraktion という、これは、モロに抽象絵画だけを展示。
色だけ、あるいは、カタチだけで作られた世界だが
時々、圧倒的な迫力を持って迫ってくるものがある。
(ほら、ワタクシ、コブラとか好きだし・・・ (^o^))
最後の小部屋に集められていた
Hans Bischoffshausen (1927 – 1987)の作品がステキ。
ガイドさんの話では、パリに留学して
フォンタナと親交があったそうで
(ついつい、キャンバス切る真似して、ガイドさんに笑われた f(^^;)
でも、知ったかぶり、好きなんだもん)
キャンバスに絵の具を盛り上げたりして
二次元から三次元への移行に貢献した画家の一人。
その後、上の展示場に入って
Tobias Rehberger の彫刻作品展へ。
「この彫刻家の作品は、隣のショップで
30ユーロにてライセンスを購入する事ができます。
ライセンスを購入した人は、作品の写真を取ったり、サイズを測ったりして
同じ作品を作る事ができる上
出来あがった作品の写真を、彫刻家に送り
その出来が満足行くものであれば
彫刻家は、自分の作品として、カタログに載せます。
これを持って、ライセンス所持者は
その彫刻家のオリジナル作品を所有する事になるのです」
・・・・ 唖然 (/_)/
いや、言われてみれば、すごいアイデアかも。
自分は何もしないでカネが入ってくる。
でも、展示してある作品(これも彫刻家が自分で作ったのではないそうだ)は
どれも、これも、作品として大き過ぎて
ワタクシには作れません (自爆)
無料のガイディングの後は
カフェーで無料のスパークリング・ワインのご招待、というのもあったが
車で来てますから、と、スパークリング・ワインはお断りして
最後の15分で、もう一度、一人で展示を観て
閉館ギリギリに外に出た私は
明日のオープニングの準備で来ていた若き芸術家に声をかけられ・・・
え? 色っぽい展開????
・・・・ にはなりません(自爆)
オートバイが壊れて(エンジンがかからなくて困惑していた)
ウィーンに帰るなら、都合の良いところまで乗せていってくれないだろうか
若くてハンサムで素敵な芸術家なら、いつでもどうぞ(こらこら!!!!)
ウィーンまで20分ほどの道のりを
グラフィックの芸術家と、現代芸術や、日本のコミック文化について
楽しいおしゃべりをしながら、帰って来たのであった ↑(^^_)ルン♪
明日のオープニングには来るの? と聞かれたけれど
確か、招待状は来ていたが、仕事があるから行けません (^^ゞ
11月中旬までの展示だから
またいつか水曜日の夜に、無料で行く予定。
(入場料払って見よう、という発想が全くない奴)
若いカッコイイお兄さんを2人見たから、というワケではないが
(いや、それもあるけど)
楽しい現代美術鑑賞の時間だった。
現代芸術も楽しいモノがたくさんある、と声を大にして言いたい私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。
・・・ まぁ、水曜日に無料でしか行かない私に
現代芸術をお勧めする資格はないんですけどね(笑)