Konzerthaus Großer Saal 2011年6月26日 19時〜23時
Benefizkonzert für die Opfer der Katastrophe in Japan
Wiener Sängerknaben
指揮 Gerald Wirth
ピアノ Florian Schwarz
Anonymus “Audite silete” (1572-1621)
Heinrich Schüz (158-1672)”Jubilate Deo” SWV 276
Anonymus “W habibi” (Karfreitagshymnus aus dem Libanon)
Amir Khsro Dahlavi (1253-15) “Man kunto maula”
Anonymus “Jog.wa” (Bhajan aus Indien)
バリトン Georg Nigl
ピアノ Ferhan Önder
Franz Schubert (1797-1828)
Viola D 786 (1823)
Der Jüngling und der Tod D 545 (1817)
Abschied (nach einer Wallfahrtsarie) D 475 (1816)
Ensemble Wiener Collage
Toshi Ichiyanagi (*1933)
“Space Scene” für Ensemble (2007/08)
バイオリン Julian Rachlin, Fumiaki Miura
ピアノ Sophie Rachlin
Dmitri Schostakowitsch (1906-1975)
Fünf Stücke für zwei Violine und Klavier
Bearbeitung von Lewon Atowmjan
バイオリン Julian Rachlin
ORF Radio-Symphonieorchester Wien
指揮 Cornelius Meister
Camille Saint-Saëns (1835-1921)
Introduction et Rondo capriccioso a-moll op. 28
朗読と歌 Karlheinz Hackl
ピアノ Florian Schäfer
Hans Lang (1908-1992) Den Wurschtl kan kaner daschlogn
Franz Engel (1898-1944) Die Arbeit in Wien
Gerhard Bronner (1922-2007) Der g`schupfte Ferdl
Fritz Grünbaum (1880-1941) Liebesbriefe, Mahnbriefe und überhaupt Briefe
ピアノ Ferhan Önder, Fezan Önder
ORF Radio-Symphonieorchester Wien
指揮 Cornelius Meister
Toru Takemitsu (1930-1996)
“Quotation of Dream” ( - Say sea, take me ! -) (1991)
Claude Debussy (1862-1918)
Aus “La mer. Drei symphonische Skizzen”
Nr.1 “De l`aube à midi sur la mer”
司会 Barbara Rett
コンツェルトハウスが、日本のために行ったチャリティ・コンサート。
詰め込み過ぎの幕の内弁当 (自爆)
前半が終わったら、既に夜の9時30分過ぎ(呆)
もちろん、何人も前半だけで帰った(当たり前)
ウィーン少年合唱団は、最近はワールド・ミュージックの方向?
イメージとしては、かなり違うけれど、まぁ、面白い。
ニーグルのバリトンは魅力的。
ついこの間まで、アムステルダムでリームのディオニソスを歌っていたそうで
シューベルトを、魅力的に歌い上げた ・・・ けれど
3曲だけでは物足りない(涙)
一柳慧の曲を演奏した Ensemble Wiener Collage はウィーン・フィルのメンバー。
バイオリン、チェロ、ピアノ、アコーディオン、フルートの編成。
この曲、不協和音が使われていない。
もちろん、現代音楽ではあるけれど、きちんと和音になっていて響きが濁らない。
う〜ん、こういう作曲技法もアリなのね・・・(感心)
ラックリンが自分のパートナーとして舞台に上げたのは
弱冠18歳の新進バイオリニスト 三浦文彰。
ラックリンとの息の合い方が見事。
あぁ、2人とも、本当にバイオリンが好きなんだなぁ、というのが伝わってくる。
コンクール優勝者というような鼻高々の嫌らしさが全くなく
アンサンブルという芸術を、きっちり理解している若手の三浦文彰と
演奏に余裕が出てきて、風格を漂わせるラックリンとのコンビが素晴らしい。
ラックリンはそのまま舞台に残り
ウィーン放送交響楽団と、サンサーンスを演奏。
後半は、カールハインツ・ハックルが、箱を抱えて登場。
(箱の中には、ヌイグルミや、カツラや帽子・・・)
ウィーン風の冗談を飛ばしながら、寄席のナンバー(ウィーンの歌)を披露。
最後は武満徹の作品。
これが聴きたかったのだ。それまでが長かった・・・うわ〜っ!!! 司会者とピアニストのプレトークで言及があったけれど
この作品、まんま、ドビュッシーの
「海」のパクリじゃん。
ドビュッシーの「海」に使われている音型を、そのまま使って展開し
それに、武満らしいウエットな
フランスの印象派の響きに、日本的な繊細さと「間」が加わった
不思議な音響空間。
で、や〜っと最後にドビュッシーの「海」の第1番。
あっはっは、武満を聴いた後にオリジナル (^O^)
チャリティ・コンサートだし
司会の女性が、日本の状況について、何だかんだと解説するのは仕方ないけれど
寄付先になるカリタスとオーストリア赤十字の人に
「今の日本の状況はどうなんですか?」って
オーストリア人に聞いてどうするんだよ?!という場面もあったし
司会がオーケストラやラックリンの宣伝活動に一役かったりするところなど
冗長な部分も多かった上に
夜の7時半から、11時まで、という長丁場。
こと、音楽に関しては、ワタクシ的には
ある程度のまとまった一固まりを続けて聴きたいので
あまりに色々な方向性のものを、あれも、これも、とブチギレで聴かされるのは
ちょっと苦痛だったけれど
これだけの音楽家たちが、日本のためのチャリティに出演してくれたのは
日本人として、とてもありがたい。
これにて、コンツェルトハウスの今シーズンも終わり。
・・・というより、これで
私のコンサート通いの前半も終わりとなった。
さて、1月〜6月で、何回、コンサートやオペラ、バレエに行ったでしょう?
別にクイズにするつもりはないけれど
何回だったか知りたいな〜という方は(知りたくない方も(笑))
1クリックを、どうぞ私にお恵み下さい。
来週はコンサートもオペラも行かない(涙)
ううう、オフ・シーズン、ナマの音なしに耐えられるかしら・・・