ヘリコプター弦楽4重奏

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    日曜日はコンサートをお休みにして
    (こらっ、毎日行ってるんかいっ!)
    友人宅にお邪魔して、手巻き寿司や栗をご馳走になって
    その後、現代音楽について、ぶちかまして
    呆れられて帰ってきたのだが(すみませんでした)

    自宅で、この間購入した
    カールハインツ・シュトックハウゼンの
    「ヘリコプター弦楽4重奏」の DVD を鑑賞。
    このサイトにクリップが入っているので、ヒマな方はどうぞ。

    1時間以上の映像だが、全然退屈しないで、あっという間に時間がたった。
    さすが、フランク・シェッファー監督。
    ただし、カメラワークが(意図的に)あちこちフラフラするので
    鑑賞しているこちらも、時々クラクラ(((。o゜))))((((゜o。)))する。

    この「ヘリコプター弦楽4重奏」だが
    シュトックハウゼンの作曲した唯一の弦楽4重奏曲で
    アルディッティ弦楽4重奏団の委託によって作曲されたもの。
    1995年の初演時のドキュメントだが
    当時のメンバー、アルディッティを除いては全員がチェンジしている。

    詳細はウィキペディアにも記載されているので興味ある方はどうぞ ここ

    上記の記載によれば
    「楽器の音とヘリコプターのプロペラの音が程よく絡み合い、
     筆舌に尽くせないほどの感動を聴衆に与えるという」

    ・・・これに釣られて
    DVD でも「筆舌に尽くせない感動」が味わえるかと思ったが
    これは、あくまでもドキュメントであって
    リハーサルや、準備の様子が収録されていて
    シュトックハウゼンが、なぜ、この曲を作曲したかについての
    かなり長いインタビューが聴けて、それはそれなりに面白いのだが
    別に「筆舌云々」は経験できない(当たり前だ)

    面白かったのは、リハーサルの段階を追っている部分で
    だんだんリズムが面白くなってきたり
    奏者が叫ぶ部分での演奏状態が変わってきたり
    シュトックハウゼンが細かい部分についての注文を出したりするところ。

    ううう、こういう、私の耳には「雑音」にしか聴こえない曲でも
    作曲家は、ちゃんとイメージを抱いているのだ。

    音響空間という意味で
    作曲家が目指したのは、周囲(宇宙まで含む)がすべて音楽! という環境らしい。

    でもね・・・

    別にヘリコプターに弦楽奏者を乗せて飛ばせて演奏しなくても
    聴覚を研ぎ澄ませば
    街を歩いている時の、車や電車の音、風が木々を揺らす音などが
    時々、「音楽」に聴こえて来る時はあります・・・たぶん(笑)


    ヘルシンキ・フィル + ストゥールゴールズ

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      Helsinki Philharmonic Orchestra
      ピアノ  Jean-Yves Thibaudet
      指揮   John Storgårds

      Carl Nielsen (1865-1931)
              Ouverture “Helios” op.17 (1903)
      Franz Liszt (1811-1886)
              Klavierkonzert Nr.2 A-Dur S 125 (1839-61)
      Johannes Brahms (1883-1897)
              Symphonie Nr.4 e-moll op.98 (1884/85)

      ヘルシンキ・フィルも初めてなら
      指揮者のヨン・ストゥールゴールズも初めて。
      (「ヨーン・ストルゴード」と書いてあるサイトもある。
        フィンランド語はよくわからん)

      同じ北欧・・・とは言ってもデンマークの作曲家ニールセンは
      あまりウィーンで演奏されないが
      一時、ニールセンの交響曲を聴きこんだ時期があったので馴染みがある。

      「ヘリオス」は太陽神をテーマにしているギリシャ滞在中の作品だそうだ。
      あら、このオーケストラ、なかなか弦がよろしい。
      コンツェルトハウスの天井桟敷だから
      楽友協会のオルガン・バルコンに比べると、乾いた音は仕方がないが。

      リストのピアノ協奏曲。
      う〜ん、こういう曲って、当時のリ○ャード・ク○イダーマンだったんだよね。
      超絶技巧に、きゃ〜〜〜〜っ と失神する貴族のご令嬢やら奥方やらが殺到したのだ。

      かなり抒情的な部分も多く
      もちろん、派手な技巧もガンガン聴かせる。

      フランスのピアニストがアンコールに弾いたのは
      ショパンのワルツだったが、これは、ちょっと、ペダルの使い過ぎで
      それでも音の濁りはなかったけれど、私の好みではない。
      (いいんです、あくまでも「好み」の問題だから・・・)

      後半のブラームス、交響曲4番。

          うっ (+_+)

      きっと、きっと、あの天井桟敷の音響が悪いのだろう。
      平土間とかバルコンの良い席で聴いていたら、そんな事はなかったと思うのだが

           オーケストラのバランスが悪いっ!!! (-_-メ)

      何故か、ホルンだけがめちゃくちゃ響く。理由は不明。

      ホルン奏者も、もう、涙ぐましい程、弱音で一生懸命、演奏しようとしていて
      聴いていて、いたたまれない位、いじらしいのだが
      必死になって弱音にしているのに(もう、かわいそうなくらい)
      それでも、突出して聴こえる。

      もちろん、その分、第2楽章のホルンのソロは素晴らしかったけれど
      既に第1楽章で、他の音に隠れて、多少なりとも「添え物」になるべき部分で
      ホルンだけが、目立って(耳立って?)ガンガン前面に聴こえてきてしまう。

      木管とかトランペットやトロンボーン、チューバなんかのバランスは普通だったのに・・・

      言ったら悪いけれど
      ブラームスの交響曲は1番から4番まで
      名だたるオーケストラが名演しているのを、何回も聴いている。
      (あらま、偉そう ( ;^^)ヘ..)

      よって、あの悪いバランスでの演奏を聴いても
      感激はしない ・・・ というか、できないわよ (-"-;)

        安い席しか買えなかった事は棚に上げている (自爆)
        もしかしたら、他の(高い)席だったら、名演だったのかも

      アンコールで、たぶん、やっぱり北欧系の小曲を演奏してくれて
      これは、弦が高いトーンで、完璧に揃ったアンサンブルを披露した。

      ヘルシンキのオーケストラはドイツ系の曲を演奏するな、というワケではないが
      でも、あのオーケストラ、北欧の作曲家の演奏を得意とするようで
      ニールセンなんか、惚れ惚れする演奏振りだったのに・・・

      メインにブラームスじゃなくて
      ニールセンか、せめてシベリウス・・・

      あの弦の音響から推測するに、アルヴォ・ペルトあたりの曲だと
      大当たりではないか、と思うのだが
      まぁ、ペルトだと、それでなくても咳の多い昨今のコンサートだと
      音楽より、咳の方がうるさくなるかもしれない。

      ちなみに、本日も、ご老人の咳と
      飴の包み紙を開く、すごい音がコンサートの最中、ずっと続いていた。

      この間のウィーン交響楽団のコンサートについて
      ベタ褒めだった新聞評に

          「演奏中の観客の咳が、実に邪魔だった。
           病気の奴はコンサートに来ないで家にいろ!」

      と書いてあって、おおお、と驚きながらも私は快哉を叫んだのだが
      やっぱり、あの書き方は問題だったらしく
      いつの間にか、ウエブ・サイトから消えていた(笑)


      ウィーン・フィル+ティーレマンのベートーベン3回目

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        Wiener Philharmoniker
        指揮 Christian Thielemann

        Ludwig van Beethoven (1770-1827)
            Symphonie Nr.8, F-Dur, op.93
            Ouvertüre zu Johann Wolfgang von Goethes
                Trauerspiel "Egmont", op.84
            Symphonie Nr.7, A-Dur, op.92

        ティーレマンのベートーベン3回目のコンサート。
        しつこいけれど、でも、これで本当に最後なので許して (。-_-)ノ☆

        ちょっと仕事でバタバタあって
        寝不足その他、頭が朦朧とした状態で、例の席に行ってみれば
        わっはっは、本日はスコア読み仲間が何人かいる(笑)

        8番でスコア見ていて眠りそうになったので
        エグモント序曲と7番は、立って指揮姿を見ながら聴く事にしたのだが

        最近、ついていないワタシ・・・
        後半の始まる直前に、右目からコンタクト・レンズがポロッと落ちて
        そのまま、楽友協会の一番安い席のボロボロの床で・・・見つかりません(涙)

        スコア読みどころか
        片目しか見えない状態でティーレマンの指揮を見るハメになった。

        3回目で、ウィーンの聴衆が熱狂する気持ちを理解できるようになった
           (ような気がする)

        この間も書いた通り

        音量も表情も、これでもか!! という大袈裟なベートーベン。

        こちらが気恥ずかしくなるような
        大向こうを狙った、まるで歌舞伎の見得を「聴く」ような感じ。

        よく出来たコスプレというか
           時代劇というか
             遠山の金さんか、暴れん坊将軍か・・・

               ヘンな例しか出ないのは私の教養がないからで・・・(^^;

        ウィーン・フィルの弦は凄い。
        特に今回は低弦の響きが、ド〜ンと重く響いていて
        コントラバスの、あの音量での全く隙のないアンサンブルなんて
        滅多に聴けるものではない。

        エグモント序曲の弦のユニゾンなんて
        世界最高の美食を味わっている感覚が彷彿とする。
        聴覚なのに、他の感覚まで、すべて刺激されてゾクゾク悶えてしまう。

        今回は8番・7番+エグムント序曲というプログラムだったので
        特に強くその性格が出たのかもしれないが
        このコンサートは、紛れもなく、純粋に

            エンターテイメント!!!!!(きっぱり)

        だいたい、左右の照明で、会場全体がめちゃくちゃ明るくて
        その照明から出る熱気で、ものすごく暑くて
        ティーレマンの指揮も、完全にイッちゃってるし
        テンポをガンガン揺らすから
        どっしん、ばったんの尻もちハイハイから
        足をもつれさせたような急激で異様に速い最終楽章まで

        ああ、これはロック・コンサートの変わり種なんだわ・・・

        考えてみれば、ベートーベンは
        今で言えば完全な「ロック・ミュージシャン」であって
        あの時代に、7番の最終楽章を聴いた人は
        みんな、ひっくり返って、ビックリして熱狂してキャーッ (☆。☆)
          ・・・ ちなみに、そういう史実はちゃんとある。

        ティーレマンの根底にあるのは、やっぱりワーグナーだろう。
        悪く言えば鼻もちならなくて独善的で、不必要に大袈裟なのだが
        それが醸し出す劇的な効果は
        間違いなく人を魅了する麻薬になる。

        それが「正しいベートーベン」であるかどうかはさておき
            だいたい、解釈に「正しい」も「間違ってる」もないわけで
        現代に生きている我々が、ベートーベン時代の音を再現させる必要もないし
        すっきりして、距離を置いた客観的で冷静な解釈をする指揮者が多いなかで
        ティーレマンのベートーベンは、一種異様ではあるが
        ある意味、指揮者の 開き直り 自信と自我が、ものすごい勢いで噴出する。

        もしもベートーベン自身がコンサートを聴けるのであれば
        冷静、あっさり、客観的、時代考証的な解釈よりも
        意外に、こういう、オーケストラも指揮者も、観客も
        み〜んな、イッちゃってま〜す! という
        ロック系の感じの解釈の方を
        わっはっは、それでヨイのだ、と気に入るのかもしれない。

        そんなアホな想像をしてしまうくらい
        好みに合うかどうかはさておいて
        ある意味、ものすごく「魅力的」な数時間だった。

            やっぱり感激してるじゃん・・・ (;^_^A アセアセ


        レヴォリューショネル・エ・ロマンティーク + ガーディナー

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          Orchestre Révolutionnaire et Romantique
          Monteverdi Choir
          指揮  Sir John Eliot Gardiner
          ソプラノ  Sophie Karthäuser
          テノール  James Gilchrist
          バス   Matthew Rose

          Joseph Haydn (1732-1809)
                      Die Schöpfung, Hob. XXI:2

          ついてない (_ _。)・・・シュン
              いや、自分が悪いんだけど・・・

          車の点検のために工場に走って
          「ブレーキが時々微かな音を立てるのでチェックして」
          ・・・ 午後の電話で「ブレーキを交換するので550ユーロ」

          どっひゃ〜ん (。_・)
          これで、11月末に出る予定のボーナスはなくなった。

              クリスマス・プレゼント、誰にも差し上げられませんので悪しからず・・・

          夕方、アポイントメントがあって
          「19時30分からのコンサートに行くので、その頃、出ます」と
          間に合うようにミーティングを終えたのは良いのだが

          19時20分に楽友協会に到着したら

          あれ !?(・_・;?
                  人がいない・・・・ ('' ) キョロ ( '') キョロ

          チケットを見たら「19時開演

                ええええええええっ ((((((。。。(o_ _)oコケッ⌒☆

          「19時40分頃に第一部が終わるから、それまで外で待って下さい」

          同じアホが何人かいて、廊下に立っている。
          ドアのところに耳を寄せれば、ちょっとだけ「おこぼれ」が聴こえてくる。

          が・・・

          そのドアのところの椅子に座っているジジイが
          プログラム売りのお兄さんと、大声でくだらん話をしている。

                くそ、音楽ファンの風上にも置けん奴!!!(怒)

          あまりにうるさいので
          「あのドアの向こう側に入って良い?」
          「良いけれど、会場には入らないでね」

          で、ドアの向こうの小部屋に移動。
          さて、少しはおこぼれが・・・と思ったら
          照明機材がどっか〜んと置いてあって、気になる雑音を出している。

          もちろん、この照明機材は明日の金儲け主義の誰かのコンサートのためだ!!!

          自分が遅れていった事は棚に上げて、ともかく、すごく腹が立つ (-゛-メ)
          はい、ワタクシが悪いんです、わかってます、でも、でも・・・・
          すごく楽しみにしていたコンサートなのに・・・

          第一部が終わった瞬間
          プログラム売りのお兄ちゃんが「待っていてくれてありがとう」と
          ドアを開けてくれる。ううう、やっと入れた・・・と思ったら
                ワタシの席に見知らぬ他人が座ってる。

          「すみません、そこ、私の席です」と退いてもらったが・・・
               まぁ、良いんですけど。私も時々やりますから f(^^;)

          さて、定期公演チクルスを買った時には
          English Baroque Soloists
          English Baroque Choir
          と書いてあって、チケットにもそう書いてあるのだが
          いつの間にか、さりげなく、オーケストラとコーラスが変わっている。

          でも、演目さえ同じなら OK だわ (^^)v

          うわ〜、何て明るい音色の楽しいハイドン!!! o(^o^)o
          時代考証に忠実な古楽器オーケストラの筈だから
          編成も比較的小さい(だろうと思う、舞台見えないからわからん)し
          モンテヴェルディ・コーラスもプログラムによれば30名の編成。

          微かに見えるバイオリンも
          誰もビブラートなんてかけてないぞ。

          なのに、このクリアで豊かで明るい音色は何なんだ!!!
          実に音楽に誠実で、衒いは何もなく、自然なのにドラマティックで
          ともかく、音の良さが抜群なのだ。

          残念ながら、神さまが昼や夜、稲妻や風、海と地面を作って
          植物を作るところは聴き逃してしまったが
          私が大好きなパッセージ
          鳥を作って、ライオンを作って、鹿を走らせて、馬を創作して
          牛が出てきて(ここが面白いの!)羊が群れをなす部分は聴けた。

          きゃ〜っ。やっぱりハイドンって
                た・の・し・い ヘ(^o^ヘ)(/^o^)/ヘ(^o^ヘ)(/^o^)/

          もっと傑作なのが
          動物を作った後の神さまが

          「ワシを称える創造物がいない・・・
           では、吾輩に似せて、ワシを崇拝する創造物を作ろう」

               というので、人間を作っちゃうところ (^○^)

          創造した動物に無視された神さまの欲求不満と戸惑いが伝わってくる(笑)

          第三部はアダムとイブが神さまを称える歌から始まるのだが
          これも途中でアダムが

          「さあ、これで「神さまを讃える」という義務は終わった。
           これからは、僕たちの愛の時間だよ」(意訳)

          と歌って、神さまを無視して、自分たちの世界に入っちゃうんだも〜ん。

          ガーディナーの指揮姿も美しい。
          (歌ってはいないけれど、口を開けて一緒に音楽に熱中していた)
          ドラマティックなのだが、ヘンな力が入っていなくて
          とても素直で美しい音色を自由自在に操っている。すごい人だ。

          3人のソロ歌手は、全員、とんでもない「美声」の持ち主。
          (いや、よくぞ、あの美声を揃えた!!!)
          惜しむらくは、美声すぎてテノールが安定を欠いた事と
          ドイツ語の発音が時々不明瞭になる事だが、美声で充分カバー (^^)v

          モンテヴェルディ・コーラスも優秀。
          オーケストラとのバランスが最高。

          宗教曲は苦手なのだが
          こと、ハイドンの「天地創造」に関しては例外。
          これは、人間臭い(失礼!)神さまのお芝居を見ているように楽しめる。
          終わった後に、心の中にポッと灯がともったように暖かい。

          それだけに、最初の40分を聴けなかったのは、ものすごく悔しい!!!!
          あぁ、もう、ワタシって、ホントに アホっ!!! (゜゜☆\(--メ)ポカッ


          ウィーン交響楽団 + キタエンコ

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            Wiener Symphoniker
            指揮 Dmitrij Kitajenko
            バイオリン Leila Josefowicz

            Sergej Prokofjew (1891-1953)
                    Symphonie Nr.1 D-Dur op.25 "Symphonie classique" (1916/17)
                    Violinkonzert Nr.1 D-Dur op.19 (1916/17)
            Peter Iljitsch Tschaikowsky (1840-1893)
                    Symphonie Nr.6 h-moll op.74 "Pathétique" (1893)

            ウィーン交響楽団のコンツェルトハウスでの定期公演。
            私の席はギャラリーの後部(=一番安い席)

            あの熱いベートーベンを聴いた耳に
            プロコフィエフの「古典交響曲」は、あっさりしていて快適。

            キタエンコの指揮なので、ネットリするかな、と思ったら
            多少遅めのテンポを取ったが、不自然さはなく
            ちょっとフランス風の洗練された、洒落っ気のある音のジャンプがステキ。

            同じ時期に作曲されたプロコフィエフのバイオリン協奏曲は初聴き。
            いや、あら、これ、けっこう先鋭的だわ。
            バイオリンも、時々、え?ラッヘンマン? という特殊奏法での音が聴こえる。

            ・・・と思っていたら

            2楽章の途中で、ありゃ、バイオリンの弦が切れた。
            若いバイオリニストが、バイオリンを持って指揮者に「ほらっ!」
            気付いた指揮者が演奏中断。

            時々ある事だから、別に驚きません(笑)

            バイオリニストと指揮者がいったん舞台裏に引っ込んで
            代替えのバイオリンを持って登場して、第2楽章を最初から演奏。

            あの超絶技巧の多い第2楽章を2回も聴かせてもらっちゃったわ (^.^)
            最初の時は力が入り過ぎていたバイオリニストも
            ちょっと力を抜いて、反って出来としては悪くなかったと思う。

            後半はチャイコフスキーの「悲愴」

                ううう・・・
                     音が遠いっ!!!!

            しまった、現代音楽祭で良い席(=音が良い)に座るのに慣れてしまったのだっ!!!

            (現代音楽祭は自由席なので、超貧乏の私が、1年に3週間だけ
             最高の席で 雑音 音楽を楽しめるのである)

            楽友協会だったら、時々大音響でうるさくなったのかもしれないけれど
            コンツェルトハウスは、どんな大音響でもびくともしない。
            (クセナキスは50分間、93デシベルだった(笑))

            ギャラリーは音が比較的飛ぶので、ピアニッシモでもクリアに聴こえるのだが
            やっぱり、舞台から一番遠いだけに
            今まで良い席で 雑音 音楽を聴いてきた耳には
            ちょっと悲しいくらい、音量が少ないのである。

            もちろん、その分、第3楽章のフォルティッシモ部分は
            耳も痛くならず、楽しめたのではあるが・・・

            加えて、恐ろしい事に
            「アンナ・カレーニナ効果」がまだ残っている。

            (読者ご存知の通り、フォルクス・オパーで
             バレエ「アンナ・カレーニナ」に通い詰めたせいで
             チャイコフスキーを聴くと、バレエの場面が目の前に浮かんでしまう)

            う〜ん・・・
            これから、また、いつもの「超貧乏席」の音響に耳が慣れるまで
            少し時間がかかりそうだ。

            このコンサートの一部は、オーストリア・ラジオ放送第1番で
            11月29日(日曜日)の11時3分から放送予定。
            インターネット・ラジオで聴きたい方は ここ
            日本時間なら19時3分から開始です (^^)v


            ウィーン・フィル+ティーレマンのベートーベン2回目

            0

              Wiener Philharmoniker
              指揮 Christian Thielemann

              Ludwig van Beethoven (1770-1827)
                  Symphonie Nr.8, F-Dur, op.93
                  Ouvertüre zu Johann Wolfgang von Goethes
                      Trauerspiel "Egmont", op.84
                  Symphonie Nr.7, A-Dur, op.92

              ティーレマンのベートーベン2回目のコンサート。
              今回もスコアと一緒に観賞する予定だったのだが
              売り切れのコンサートなのに、例のアノ席が空いている v(。・・。)イエッ♪
              (以前はかなりの年配の女性2人が来ていたのだが・・・
               この間もあの2席が空いていたのだった。ご病気かしら・・・?)

              同じカテゴリー(一番安い(爆))の席だし、え〜い、すかさず席を移って
              ティーレマンの指揮姿を拝見 (^^)v

              いや、ある意味、すごい。
              我々、ひねくれてしまって
              ベートーベン時代のピリオド奏法云々が頭の中に浮かんでしまうのだが
              大編成の弦楽器に、思いきりビブラートを効かせて
              モロに自己陶酔の世界に浸りきって
              時代考証、それはナニ? という
              言ってみれば、高度成長をマジメに信じていた頃の
              クラシックは偉大だ!という1960年代の世界に逆戻り。

              あそこまで、陶酔しきって大時代的にやられると
              感情をなるべく抑制して生きて行きたい、と思っているワタシには
              ちょっと気恥ずかしい。

              照れの一つもなく、自分は正しい、という見事な自信で
              もちろん、カメラも充分意識して
              自分に夢中になっている観客も意識して
              手や身体を(体型の許す限り)思いきり振りまわして
              真っ赤な顔になって指揮台で踊るティーレマン。

              ああいう、豊かな音量と誇張された表情を持つベートーベンが好きか、と言われたら
              何とも困ってしまうのだが
              あの、観客を巻き込むティーレマンの「陶酔感」というのは
              一種の麻薬みたいなものだろうと思う。

              言い方は悪いけれど
              よく出来たコスプレを見ているような感覚。

              ベートーベン時代でもあり得ないし
              更に、現代という時代にも全くそぐわない演奏と解釈なのだが
              それが「正統ドイツ音楽の継承者」というレッテルにふさわしく
              現代?それ何? ピリオド奏法?そんなの俺の音楽には関係ない、という
              一種、ものすごい開き直りが
              意外に気持ち良かったりして(あら、ワタシ、主義を変えた?!)

              実はものすごい感情家で
              それがために、中学時代から大変な思いをして来たので
              それ以降、感情は抑えて抑えて
              流行のモノや人気のモノからも距離を置いてきたワタシだが

              今日のティーレマンの、あの(鼻もちならない)独自の世界には
              不覚にも、感動しそうになっちゃったので あれあれ (((^^;)(;^^) ))

                 まだ3回目がある ぜいぜい (-"-;)
                 ここで自分も陶酔してどうする (゜゜☆\(--メ)ポカッ


              ジェルジ・リゲティ

              0

                ティーレマンのベートーベン・チクルスで
                ヴィドマンの曲の初演ができなかった理由は
                ヴィドマンの作曲が間に合わなかった、という事で
                ティーレマンが振れなかった、という事ではないらしい。
                指揮者の名誉のためにメモしておく。

                さて・・・

                現代音楽は終わったんでしょ?と思っていた読者の方々。
                うっふっふ・・・ それは甘い(こらこら!)

                今年のウィーン・モデルンのテレビジョン・ラウンジが意外に面白くて
                コンサート後に入り浸っていたが
                20日・21日の夜中に
                ジェルジ・リゲティのシリーズを見て、感銘に打ち震えてしまった。

                リゲティと言えば Klangflaechenkompositionen
                いわゆる「音の雲」という感じの、マイクロ・ポリフォニーが有名。

                特に、キューブリックの映画「2001年宇宙の旅」に使われた
                アトモスフェア、レクイエム(キリエ)、ルクス・エテルナは
                聴いた事のある人が多いのではないかと思う。

                テレビ番組で話すリゲティ氏は
                ちょっとだけ皮肉屋で、音楽をとても愛していて
                作曲するのが楽しくて仕方ない、という印象。

                「よく作曲家にはレッテルが貼られてしまいます。
                 シェーンベルクなら12音技法、ブーレーズはセリエ作曲家
                 シュトックハウゼンなら電子音楽
                 ジョン・ケージはサイコロ振り(笑)
                 私にも、音の雲作曲家、というレッテルが貼られました」

                でも、それだけではない、と話は続く。
                そりゃそうだ。シュトックハウゼンだって、電子音楽だけじゃないし
                ジョン・ケージもサイコロを振っていただけではない (^O^)

                どうやって作曲するのですか? という質問に
                作曲家の内部で何が起こっているかは、未知の分野でわからない、と答えた後
                「自分の中で音楽が聴こえてくるのです。
                 そうすると、私はコレを持って(ストップ・ウォッチ!)時間を計ります」

                その後の「スケッチ」を見せてくれたが
                何だか全然わかりません・・・(自爆)

                「作曲家によっては、数学や電子音の計算だけして
                 そういう技術だけで音楽を作ろうとしている人がいます。
                 同僚と喧嘩したくないので、誰だかは言いませんが (←こういうところが皮肉屋(^^)v)
                 私は、そういう技術だけ、計算だけ、という音楽は好みではありません」

                うわ〜〜〜 良く言った!!!
                 (*^^)//。・:*:・°'★,。・:*:♪・°'☆パチパチ

                リゲティの音楽が、そこはかとないユーモアに満ちているのは
                そういう「人間性」があるからなのかな。

                レクイエムの「キリエ」を例に取っての発言には驚いた。

                「キリエですが、なるべく正確に、と楽譜に書いています。
                 歌手がよく「こんなの正確に歌えません」と言ってきますが
                 その時には「できるだけ正確に歌って下さい」と答えています。
                 完璧に正確に歌えないのは、すでに計算済みなのです。
                 正確に歌おうと思っても、どうしてもずれる部分が出てきますが
                 それが音響に幅を与えるのです」

                おおおおっ!!! ずれるのが計算済みとは・・・ (*_*)

                「例えば、チェロ協奏曲ですが
                 演奏不可能と思えるキーがあります。
                 その音を出そう、と奏者が努力する事で出てくる音が私は欲しいのです」

                うううう・・・ すべて織り込み済み・・・

                リゲティの全曲の CD は、リゲティ没後に出たのだが
                探しても、もうない(涙)
                オーケストラ曲を中心にしたリゲティ・プロジェクト(CD5枚)は購入したものの
                他の曲の CD はバラバラにしか持っていない。

                で、リゲティ・エディションというのを見つけた・・・が
                1〜7まであるけれど・・・ やっぱり全部揃わない・・・

                現代音楽の CD は、これがあるからなぁ・・・
                出た時に買わないと、それから1年〜2年後には入手不可能になる。

                で、マーケット・プレースでめちゃくちゃ高い値段で出ていたりする・・・
                (欠けた番号のものを探してみたら、70ユーロ以上で出てた・・・ショック)

                現代音楽専門のレーベルの、カイロスやコール・レーニョの発行であれば
                直接オーダーする事ができるのだが
                リゲティ・エディションはソニーから出ていて
                ソニーを見ても、やっぱり絶版みたい。ううう。

                今回のウィーン・モデルンのオープニング・コンサートで演奏された
                グリゼーの CD も欲しい・・・・のだが
                今回はシャリーノの CD を山ほど買ってしまったし
                グリゼーはアマゾンではなくて、カイロスから出ているので
                初版プレスが全部売れるまでは、絶版にはならないだろうから、ちょっと待とう。

                かくして、私の現代音楽の CD コレクションは増えていく。
                (いつ聴くの?とよく言われますが(雑音であっても(爆))ちゃんと聴いてます(^^)v)


                ウィーン・フィル定期(ティーレマン) ベートーベン1回目

                0

                  Wiener Philharmoniker
                  指揮 Christian Thielemann

                  Ludwig van Beethoven (1770-1827)
                      Symphonie Nr.8, F-Dur, op.93
                      Ouvertüre zu Johann Wolfgang von Goethes
                          Trauerspiel "Egmont", op.84
                      Symphonie Nr.7, A-Dur, op.92

                  ティーレマンのベートーベン・チクルス。
                  ウィーンでは3回目だが、私には初聴きになる。
                  いつもの「全然見えない席」なので、7番・8番のスコアを持参。

                  最初の8番。

                              ぎゃ o(@.@)o

                  最初からテンポを揺らし
                  突然、どっしりした尻もちをつかれた感じで驚いた。

                  その分、確かに重々しくなっているのだが
                  8番って、あの、時代を戻ったような端正な曲(だったはず)が
                  いかにも、ゲルマン系、重いぞ、重いぞ・・・どっしり・・・

                              メタボ交響曲?!

                  8番に続けて演奏されたエグモント序曲は

                               うわ、ベートーベンがワーグナーに化けた・・・

                  後半の7番はノリの良いテンポで始まったが
                  最終楽章が、何だか、あの、その

                  デブのオジサンが速いテンポのポルカを踊って
                  足がもつれてるっ!!!!
                  (いえいえ、演奏自体は完璧です。印象だけ f(^^;))

                  いや、天下のティーレマンのベートーベンに
                  こういう感想を書いたら、袋叩きに合いそう "/(;-_-)

                  さすがウィーン・フィルだから
                  弦の厚みやアンサンブルは、さすがに追随を許さないものがあるけれど
                  しかし、まぁ、奇を衒った解釈・・・
                  重くて、尻もちをつきつつ、這いずっているような印象を受けるが
                  その分(いつも書いている通り)アタックは強い。

                  アクが強くて、どっしりしていて、自己主張が強くて
                  (ベートーベンの自己主張ではなく
                   どちらかと言えば、指揮者の自己主張が・・・)
                  30年から40年前の「大指揮者時代」を彷彿とさせる。

                  それが、30年〜40年前に青春を過ごした
                  ゲルマン系民族のご年配には、たまらないのかもしれない。

                  来週も同じコンサート2回を予定している。
                  また、最後になると、オエッとするのかもしれないけれど
                  もしかしたら、突然、ティーレマンの指揮の魅力に開眼するかもしれないし
                  印象も変わってくるかも。


                  フォルクス・オパー バレエ「カルメン」初演

                  0

                    Ballett : Carmen
                    振付・演出 Davide Bambana
                    音楽 Georges Bizet, Rodion Schtschedrin, Béla Fischer
                    Walter Fähndrich, Alexander Knaifel, Meredith Monk
                    Les Tambours du Bronx
                    舞台・衣装・照明 Dorin Gal
                    ビデオ Davide Montagna, Enrico Mazzi
                    サウンド・コラージュ Silvio Brambilla
                    指揮 Guido Mancusi

                    カルメン Katevan Papava
                    ホセ Kirill Kourlaev
                    ガルシア Mihail Sosnovschi
                    ミカエラ Karina Sarkissova
                    エスカミーリオ Gregor Hatala
                    工場の女性労働者 Gala Jovanovic
                    カルメンの幻想 Gabriele Haslinger

                    フォルクス・オパーの新作、バレエの「カルメン」初演。
                    「売り切れ」と出ていたのに
                    天井桟敷の端の方には、かなり空席が・・・ (・_・")?

                    現代音楽は終わって
                    さて、ビゼーのカルメンだわ〜 ♪ d(⌒o⌒)b♪
                    ・・・・ と喜んで行ったのだが

                       ビゼーのカルメンではない!!!!!

                    ビゼーのメロディも、完全にムード音楽版になって使われてはいるが
                    半分以上が、電子音楽で

                        これ、やっぱり現代音楽祭の続き?! (((^^;)(;^^) ))

                    クラシック・バレエというより、モダン・バレエと称した方が良さそう。

                    舞台装置はほとんどなく
                    時々、ビデオで前衛的な画面が流される。

                    で、筋立てだが、これも私の「カルメン」のイメージとは違って
                    いかにも男性が抱きそうなロマンティックな幻想に基づいている(断言)

                       オトコがいないと生きていけず
                         荒々しいセッ○スがないと生きていけず

                        草食系の優しいオトコ、ホセでは満足できないのだが

                       セッ○ス・シンボルそのもののエスカミーリオとセッ○スしちゃって
                        それが草食系優男のホセにばれて

                       そういう優しいオトコを傷つけちゃったというので、よよよ、と泣き崩れ
                       自分から草食系男子の持っているナイフに向かって身を投げて死ぬカルメン

                            ・・・信じられない(爆)

                    カルメン役の Papava は最高に巧いし
                    (第一場でコケそうになって(というかコケたのか)ドキッとしたが)
                    ホセ役の Kourlaev は、もともとめちゃくちゃ演技力があって
                    だんだんやつれていく様子なんか、鬼気迫るものがあったし
                    ガルシアを踊った Sosnovschi は最近、「自分は王子さま」幻想から覚めて
                    今回のチョイ悪のガルシアは、かなり見事にハマっていた。

                    で、セッ○ス・シンボルのちょい役のエスカミーリオに
                    私の王子さま Hatala を出すっていうのは許せない!!!

                      激しいダンスなのだが、1場面だけだし
                      全身、灰色に塗りたくって、頭に牛の角を付けて
                      顔まで全部灰色なんだもんっ!!!

                       その上、カルメンとナニの演技まで・・・
                              あああっ、羨ましい 悔しい (-_-メ;)

                               ただの個人的な嫉妬です

                    ビゼーのカルメンと思わず
                    クラシック・バレエのテクニックを使った前衛劇と思えば
                    まぁ、そこそこの出来ではあろう(← 異様に冷静(自爆))

                    ホセ役のセカンド・キャストは Eno Peci の模様。
                    Peci の出演する時に、もう一度、行っても良いかも (^^)


                    ORF ラジオ・シンフォニー・オーケストラ + エトヴェシュ

                    0

                      Iannis Xenakis
                              Alax (1985) für drei Ensembles
                      Bernhard Gander
                              lovely monster (2009) für Orchester
                      Olga Neuwirth
                              Remnants of Song … an Amphigory (2009)
                                  Konzert für Bratsche und Orchester
                      Iannis Xenakis
                              Terretektorh (1965/66) für 88 Musiker im Zuschauerraum

                      ORF Radio Symphonie Orchester Wien
                      Viola : Antoine Tamestit
                      Dirigent : Peter Eötvös

                      ウィーン・モデルンの最終コンサート。
                      大御所エトヴェシュ・ペーテルの登場 (自分の作品の演奏はない、残念)

                      今年はクセナキスが重点で、かなり聴いたけれど
                      ・・・ 結論 クセナキス、あまり私の好みじゃない。

                      どれを何回聴いても「人間臭さ」がないのだ。
                      数学や物理が「音」になっただけ。無機質で乾いていて複雑。
                      それが好き、という人もいるだろう。たぶん。

                      クセナキスに比べると、ガンダーの作品は、むちゃくちゃ「人間臭い」(笑)
                      ハチャメチャなのに、何だかわからないけど面白い。
                      ブラック・ユーモアというか
                      人間の根源的なところにある笑いの源泉みたいなものを刺激する。

                      オルガ・ノイヴィルトの作品は
                      ガンダーに比べると「ひたすらマジメ、優等生」(^^)

                      アイヴスのような複数の調を重ねたり
                      フラジオレットでの繊細な音を出したり
                      「現代音楽で使われている特殊技術を全部こなしてますわよ」という感じで
                      作曲技法の高さはよくわかる。
                      トナールも使用していて、複雑なパッチワークを見ているみたい。

                      後半、クセナキスの Terretektorh では、オーケストラの一部が聴衆の中に混ざる。
                      もっとも、あの広いコンサート・ホールでバラけてしまう訳にいかないので
                      平土間の前3分の1くらいのところに集中してはいる。

                      この曲は2回、演奏され、その間に聴衆は席を移動。
                      昨年のシュトックハウゼンのグルッペンと同じ方法だが
                      今年は、みんな、本当に席を変わった。
                      (グルッペンの時はオーケストラ3つのど真ん中にいた人たちは
                       誰も席を立たなかったのである!)

                      曲が好きか嫌いかはともかくとして
                      1回目は平土間の真ん中。客席に混ざったパーカッションの後ろ。
                      2回目はバルコン席の2列目の真ん中で聴いた。

                      わっはっは。音響が全然違う。そりゃ、当たり前。

                      平土間で、平土間オーケストラの後ろにいた時には
                      意外に平土間オーケストラの音が聴こえなかったのだが
                      バルコンに上がると、平土間オーケストラの音が上がってきて
                      非常にクリアに聴こえるし
                      メンバーの持つパーカッションの音も、上の方が鋭い。
                      音響の動きに関しては、平土間の方がはっきりするし
                      崩れた音のバランスが、また面白かったりする。
                         色々と聴き方(聴こえ方)がある、という事ね。

                      こういう、ホール全体を使っての音響設計は
                      所定位置で座って聴くより、本当は歩き回って聴きたいものだ。

                      コンサート後に、テレビジョン・ラウンジに飛び込み
                      ルイージ・ノーノとジョルジュ・リゲティのテレビ番組(1963年)を
                      真夜中2時まで見たが
                      これについては、別エントリーで書く(つもり)

                      ・・・ あああ、終わっちゃったんだなぁ、現代音楽祭 ( -.-) =зフウー
                      なんか、すごく、すごく、ものすごく寂しい(ような気がする)


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