リッカルド・ムーティは日本では「皇帝」と呼ばれている模様なので (+_+)
ムーティとウィーン・フィルのコンサートに行って、ど素人が賞賛以外の感想を書こうものなら
袋叩きにあいそう。でも、音楽はあくまでも主観の問題だし
ここは、私の個人的な感想を勝手に書くサイトだから良いのである。文句ある?
ロッシーニの序曲はお手のものとして
ストラヴィンスキーの Le Baiser de la fee が、意外に良くまとまっていた。
変拍子を明確に指示するムーティの指揮技術はさすが。
後半はチャイコフスキーの交響曲5番。
う〜ん、これは好き嫌いが極端に分かれそうな演奏。
「好き」側からは、ダイナミックで情熱的で激しく燃え、最後まで美しく集中力を保った
という感想が出るだろう。
で、「キライ」側からすれば
鳴らし過ぎ、大向こう張り過ぎ、力み過ぎ、聴衆に大狙い志向がまざまざと見えてイヤ。
音は、それは、それは、美しい。
いくつかのフレーズでは、まるでスーパービジョンで撮影された
ハリウッドの豪華絢爛な宮殿の舞台装置に、裕福でお上品で、洗練された美男美女が集う
帝政時代の貴族の生活を描いた、すごく良く出来た映画の劇伴音楽を聴いているようだ。
これはイヤミではない。裕福な層とのお付き合いもなく
昔の時代を想像する空想力もない私が、あんなに洗練された音を聴けば
せいぜい頭に浮かぶのはこの位である。
でも、こんな優雅に洗練された音が出るのはウィーン・フィルだから、とも言える。
帝国時代から延々と続く伝統が、音の中に潜む。
正直、スゴイ(というよりコワイ(笑))
フォルティッシモ、鳴らし過ぎ。
ギャラリーあたりで聴いたら、もっと違ったのかもしれないが
パーカッションと弦と管のバランスが悪く、メロディーが潰れていた部分が多い。
それはそれで「力強い演奏」かもしれないが、
他の美しい部分に比べると、ニュアンスの無さが目立つ。
あれをやりたいのだったら
力強いドイツかアメリカあたりのオーケストラと
楽友協会じゃなくて、コンツェルトハウスで演奏して欲しかった。
良かれ悪しかれ、印象的な演奏。それだけ、アクも強かった。
さすがムーティ・・・というところですかね (^.^)
ムーティとウィーン・フィルのコンサートに行って、ど素人が賞賛以外の感想を書こうものなら
袋叩きにあいそう。でも、音楽はあくまでも主観の問題だし
ここは、私の個人的な感想を勝手に書くサイトだから良いのである。文句ある?
ロッシーニの序曲はお手のものとして
ストラヴィンスキーの Le Baiser de la fee が、意外に良くまとまっていた。
変拍子を明確に指示するムーティの指揮技術はさすが。
後半はチャイコフスキーの交響曲5番。
う〜ん、これは好き嫌いが極端に分かれそうな演奏。
「好き」側からは、ダイナミックで情熱的で激しく燃え、最後まで美しく集中力を保った
という感想が出るだろう。
で、「キライ」側からすれば
鳴らし過ぎ、大向こう張り過ぎ、力み過ぎ、聴衆に大狙い志向がまざまざと見えてイヤ。
音は、それは、それは、美しい。
いくつかのフレーズでは、まるでスーパービジョンで撮影された
ハリウッドの豪華絢爛な宮殿の舞台装置に、裕福でお上品で、洗練された美男美女が集う
帝政時代の貴族の生活を描いた、すごく良く出来た映画の劇伴音楽を聴いているようだ。
これはイヤミではない。裕福な層とのお付き合いもなく
昔の時代を想像する空想力もない私が、あんなに洗練された音を聴けば
せいぜい頭に浮かぶのはこの位である。
でも、こんな優雅に洗練された音が出るのはウィーン・フィルだから、とも言える。
帝国時代から延々と続く伝統が、音の中に潜む。
正直、スゴイ(というよりコワイ(笑))
フォルティッシモ、鳴らし過ぎ。
ギャラリーあたりで聴いたら、もっと違ったのかもしれないが
パーカッションと弦と管のバランスが悪く、メロディーが潰れていた部分が多い。
それはそれで「力強い演奏」かもしれないが、
他の美しい部分に比べると、ニュアンスの無さが目立つ。
あれをやりたいのだったら
力強いドイツかアメリカあたりのオーケストラと
楽友協会じゃなくて、コンツェルトハウスで演奏して欲しかった。
良かれ悪しかれ、印象的な演奏。それだけ、アクも強かった。
さすがムーティ・・・というところですかね (^.^)