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ブダペスト祝祭管弦楽団 + イヴァン・フィッシャー

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    Konzerthaus Großer Saal

    Budapest Festival Orchestra
    指揮 Iván Fischer
    ピアノ Dejan Lazić

    Johannes Brahms (1833-1897)
        Klavierkonzert Nr.1 d-moll op.15 (1854-57)
    Béla Bartók (1881-1945)
        Rumänischer Tanz Sz 47a (1909/10, Orchesterfassung 1911)
        Konzert für Orchester Sz 116 (1943)

    このコンサート、実はピアニスト András Schiff のチクルス最初のコンサートだったのだが
    シフは病気のためキャンセル。
    (ついでだが、私はブダペスト祝祭管弦楽団+イヴァン・フィッシャーに釣られたので
     ピアニストは別に誰でも良かった。シフ・ファンの方、すみません)

    プログラムに挟まれた紙には
    「指揮者のイヴァン・フィッシャーの強い要望で」と書かれた
    デヤン・ラツィックがピアニストとして出演。

    (「強い要望で」とか強調されちゃうと、何かウラがあるのか、と疑ってしまうが・・・)

    1977年生まれ、ピアノ以外にも楽器をこなし、作曲までするという神童。
    既に、同オーケストラと同じ曲をコンサートで弾いた事がある、という理由らしい。

    さて、そのブラームスのピアノ協奏曲1番。
    有名な2番に比べれば演奏される回数も少ないし
    オーケストレーションも多少荒い部分があるが、私は好き (*^^*)

    が・・・

    好きな曲は「耳逆らい」がある。
       それに、私、所詮はシロウトだし。

    低弦がとても響く(コントラバスが後方正面に8本、しかも対向配置)のはともかく
    ゆっくり目のリズムで
    何と言うか、あの、その、とっても

      ウエット (爆)

    以前に同じオーケストラと指揮者で、ブラームスの交響曲を聴いた時も思ったのだが
    良い悪いの評価はナシで、好みの問題として
    とっても「(ヨーロッパ的)演歌調」だなぁ、という感じが今回もする。

    低音が響くのに、バイオリンを中心とした高音が薄い感じで
    ブラームスが、ぶち切れに聴こえてくるのだ。
    もちろん、各楽器を均等に鳴らしていて解析度が高いのだが
    それが、荒いオーケストレーションを反って目立たせてしまっている。

    ラツィックのピアノはクリアで丁寧で、そりゃ天才的に上手。
    ゆっくり目のリズムで、細かい部分まで手を抜かずに歌わせて
    リズミックに弾むところは、力強く弾ませる・・・・のだが

    何だか、これ、(私のイメージの)ブラームスと違う!!!

          良いんです、主観ですから(開き直り)

    何でだろう?と思っていたら、第2楽章でハッと思った。

        ・・・ これ、ショパンじゃないの???

    ピアノ・ピアニッシモの表現が、もろにショパン。
         で、弾むところが、ラフマニノフになってる。

                 はい、意味不明発言ですから、無視してクダサイ。

    という事で、前半は
    「巧いんだけど、何か、合わない・・・」というモヤモヤした気分。

    ところが後半のバルトークになって、ひっくり返った。

    「オーケストラのための協奏曲」が、す・ご・い!!!!

    コントラバス後方正面の対向配置って、このためだったのね?!(・_・ゞ−☆
    低弦の美しさに支えられて
    前半では「薄く」しか聴こえなかったバイオリンのピアニッシモが
    背中がゾクゾクして、身体の中心に、コソコソッと忍び込んでくる感じ。

    ソロも上手い。
    特にトランペットの巧さは感涙モノである。素晴らしい!!!!

    ビオラだけのアンサンブルの部分の、あの哀切な手触りが
    繰り返し部分で、またニュアンスが変わって伝わってきて
    思わず、涙ぐみそうになった。

    バイオリンの対向位置で演奏される事によって
    第一バイオリンと第二バイオリンの掛け合いも、立体的に耳に届く。

    一つ一つの部分を絶対に疎かにせず
    細かい部分まで、しっかり神経が行き届いて
    バルトークの最後の作品を、陰と陽を、くっきり浮かばせて
    多少ウエットな部分が、しっくりとバルトークの精神に合って

        うわ〜、感激 (┯_┯) ウルルルルル

    各楽器の音が明確に伝わってきて
    曲の面白さと同時に、バルトーク晩年の「やりきれない思い」が
    ウィーンと(例のウインナー・ワルツの断片)ハンガリーの文化背景を
    しっかり踏まえた上で、聴衆にグイグイと迫ってくる。

       ああ、こういう演奏、聴きたかったの!!!!

    もちろん、ハンガリーのオーケストラでハンガリーの指揮者、という偏見はあると思うが
    でも、あんなに、バルトークの音楽の面白さと音楽性
    加えて作曲家の人間性や、あの時代の背景を感じさせる演奏
    なかなか、お目に(お耳に?)かかれるモノじゃない。

    アンコールでヨハン・シュトラウスのギャロップを1曲。
    昨年もヨハン・シュトラウスをアンコールで演奏したよね、このオーケストラ(笑)
      いやん、オチャメなオーケストラだわん。

    こういうのを聴くと
    ハンガリーとオーストリアって、民族は違うけれど
    (一応、ゲルマンとマジャールだ)
    同じ文化圏で、同じ歴史を共有して来たのだなぁ、という事がよくわかる。

    今週1回きりのコンサートだが
    こういうステキな体験が出来るから、やっぱりナマって止められない

      ・・・あ、深読みするとちょっと問題発言?

    すみません。こんな恥知らずの私に、どうぞ1クリックをお恵み下さい。

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