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じゃじゃ馬馴らし ウィーン・バージョン

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    Wiener Lustspielhaus

    Der Widerspenstigen Zähmung
    Posse mit Gesang von Franzobel
    sehr frei nach William Shakespeare

    Petruchio v. Tunichtgut-Radicchio (Stefano Bernardin)
    Mama Battista v. Ganswohl (Brigitte Kren)
    Bianca v. Ganswohl (Petra Böhm)
    Katharina v. Ganswohl (Nina Blum)
    Gremio v. Sprudelhof (Ronald Seboth)
    Luc v. Sprudelhof (Valentin Schreyer)
    Hortensio Schlauch (Thomas Frank)
    Trainia v. Gewürz-Tramin (Roswitha Szyszkowitz)

    Musik Alonsha Biz, Nikolai Tunkowitsch, Wolfgang Tockner

    シェークスピアの「じゃじゃ馬ならし」

    のハズだったのだが
    プログラムに「ものすごく勝手に改造しました」(意訳)という注意書きがあるように
    似て非なるモノと思って正解。

    バーベンベルク家が居住地としていた Am Hof 広場の仮設劇場で行われる演劇・・・
    というより「喜劇シアター」という感じの公演の「プレミエ前公演」に行った。

    暑かった・・・・ (~Q~;)

        (本日は最高温度34℃で、真夜中でも29℃で
         暑さのために一部では停電で、地下鉄 U4 も停止)

    仮設劇場だから、もちろん冷房はない。
    観客は、ハダカに近い格好で、扇子でパタパタしつつ観劇していれば良いけれど
    しっかりした衣装をつけて
    歌ったり、踊ったり、走ったり、演技したりの俳優さんたちは
    タイヘンだっただろう。

    筋は変わっているし
    肝心な「じゃじゃ馬馴らし」の場面は、ほとんどなくて
    金目当ての求婚もなく
    バブティスタはお父さんじゃなくてお母さんになっている。

    名前もモジリがあるので
    今回は、劇中の名前をそのまま書いて
    カッコの中に俳優さんの名前を書く方式を取ったのでお許し下さい。
    (ドイツ語がわかる方は、チラッと見て下さったら、笑えるところがあると思う)

    原作と全く違って、最後はちゃんと4組のカップルが完成する。

    ペトルーキオ+カタリーナ
    ルーセンシオ+ビアンカ
     (ルーセンシオはグレミオの息子という設定)
    ホルテンシオ+トレイニア
     (トレイニアはルーセンシオの恋人?幼なじみ?という設定)
    グレミオ+バブティスタ・ママ

    バブティスタ・ママは車椅子に乗って登場する
    太めの、気難しそうな、ちょっと怖そうな年配のおばさま。
    これが、後で大化けする(まぁ、そうだろうな、と予想はついたが)
    そこらへんに居そうな、太って気難しそうなお婆ちゃんが
    歌えるわ、踊れるわ・・・ オールラウンドの俳優さんなんだもんなぁ・・・(感心)

    カタリーナはスタイル抜群、美人でカッコよくて
    気性が荒い、というのではなく、自立精神に富んだ女性として描かれる。

    反対にビアンカのモデルはマリリン・モンロー (^O^)
    おバカさん、という設定で、この言い間違いギャグが、むちゃ面白い。

    グレミオとその息子ルーセンシオ(「ルック」と呼ばれている)は
    ドブリング出身のシャンパン製造者である。
    だから、名前が Sprudelhof で
    ウィーンには Strudelhof というドーデラーの小説の舞台にもなった場所があって
    そこのモジリ (Sprudel=湧き出す)
      うううん、こういうのは、ウィーンっ子でないとわからんかもしらん。

    ホルテンシオは、オルト・アン・デア・ドナウ出身のアスパラガス農家。

    ホルテンシオ登場の時の歌が、めちゃくちゃ傑作で大笑いできる。
    太めの俳優さんなのに、演技は巧いし、踊りも上手で歌もすごい。
    オルト・アン・デア・ドナウが思い切り「田舎」とバカにされちゃうような歌だが
    あそこは、カール1世がスイスに亡命する前に過ごした
    ハプスブルク家のお城もあるんですけどね。

    トレイニアがルックに化けて(男装する)
    そのルックにホルテンシオが一目ぼれして
    「いかん、オレ、ホ●になっちゃった」と悩んだ後
    トレイニアが女性だった事が判明して、本気で口説く時に
    アスパラガスにひっかけた、ちょっとヤバ目のギャグもある。

    ペトルーキオとカタリーナは一目惚れ。
    ちょっと危険な匂いのするラブシーンは、なかなか見応えあり。うふ。
    お金目当てだった、という言及は途中であるけれど
    お金じゃないんだよ、惚れたんだ、みたいなシーンもあって
    ちょっとクサイが、まぁ、納得できる。

    何をもじったのかは謎だが
    最初から、ウサギのヌイグルミで登場するのはバイオリニスト。
    音楽はテープが主だが
    ちゃんと、そこにナマのバイオリン(しかも上手い!)が入るのは
    ウィーンらしいところかもしれない。

    ウィーン在住で、そこそこドイツ語がわかれば
    かなり楽しい舞台だろう。
    チケットは10ユーロから32ユーロと、それほど高くはないし
    20時からの開始なので、仕事帰りにちょっと笑いたい、という向きにはお勧め。
    1回の幕間を挟んで、2時間くらいの手ごろな時間に収まっている。

    上演は7月17日・18日・22日・23日・24日・25日・29日・30日・31日
    8月1日・5日・6日・7日・12日・13日・14日・19日・20日・21日22日・26日・27日・29日・29日
    9月2日・3日・4日・5日

    こなれた8月あたりに、私ももう一度観に行こうかなぁ。

    ウエブ・サイトは ここ


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      • 2018.12.18 Tuesday
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