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ウィーンのグスタフ・マーラー

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    昨日の記事に関して

        ドイツ語間違ってますよ!

    というメイルが来るのではないか、と思っていたが
    さすがに、読者はオーストリア・オタクが多いようで、誰も指摘していない。

    「間違い」ではなくて、実はこれ、オーストリア訛りなのだ。

    具体的に言えば

    Guglhupf = Gugelhupf (グーゲルフプフではなく、グーグルフプフと発音する)
    G'sicht = Gesicht
    g'fallt's = gefällt es
      (ウムラウトがなくなって「ゲフェルト エス」が「グファルツ」になる)
    ein kleines bisserl Salz = ein bisschen Salz
    grade = gerade
    Rohr = Backrohr = Backofen 
      これ、ただのローアだと、管から出てくるって、わっはっは。
      ドイツ人にはわからないだろう、わっはっは。
    drum = darum あるいは標準ドイツ語だと deshalb

    brennheiss 火傷しそうなくらい熱い・・・というのは標準ドイツ語でもあるかな。

    さて、ドイツ語講座はさて置いて

    今年は、作曲家、グスタフ・マーラー生誕記念150年である。
    (で、来年はマーラー没後100年に当たる)

    という事で、オーストリアの演劇博物館では
    グスタフ・マーラー特別展を3月11日から10月3日まで開催する。

    オーストリア演劇博物館は、現在、美術史美術館の管轄下にある。

    Theatermuseum を「演劇博物館」と訳してしまうのは、厳密に言えば間違いで
    Theater は演劇のみならず、オペラやオペレッタにも使用する言葉なので
    本当は「劇場博物館」と言った方が良い。

    実際、展示はオペラの舞台のミニチュアとか
    歌手や俳優のブロマイドなど、意外に音楽ファンにも楽しめるものが多い。

    この博物館から、グスタフ・マーラー特別展示のお知らせメイルが来て
    その最初に

       Gustav Mahler und Wien
        "leider bleibe ich ein eingefleischter Wiener"

       グスタフ・マーラーとウィーン
        「残念ながら、僕は骨の髄までウィーン人だ」

    う〜ん、マーラーがそう言ったのか・・・
              それは、よ〜くわかる (--)(__)

    この間、プレートルが振ったウィーン交響楽団の交響曲1番を聴いていた時
    スケルツォのあのテンポ、あのポリフォニーは
    まごうかたなき、ウィーンのプラターあたりの雑踏で
    オルガン弾きが何人も立って、それぞれに、メロディを奏でている、という
    世紀末のウィーンの雰囲気そのものだなぁ、と
    何か、すごく感心(というか感激)した。

    グスタフ・マーラーは、当時は作曲家というより
    舞台芸術の革命を起こした指揮者であり、音楽監督だった。
    アルフレッド・ロラーと行った革新的な舞台装置や
    オペラに遅れてきた客を、幕間まで入れない、という規則を作ったり
    現代のオペラのマナーや演出に大きな影響を与えた人なのだ。

    チェコのカリシュチェに、ドイツ系ユダヤ人として生まれ
    プラハでの教育が合わず
    ウィーンで学び、ドイツ語圏で活躍し、ブダペストの音楽監督もして
    ウィーンの国立オペラ座の監督になるために、キリスト教に改宗し
    アメリカまで行って(待遇は良かったらしい)
    最後は、無理やりウィーンに帰ってきた、この指揮者+作曲家は
    チェコではドイツ人、オーストリアではユダヤ人
    ユダヤ人コミュニティからは、改宗キリスト教者として
    本当の意味の「故郷」やアイデンティティに苦しんだ「よそ者」だった。

    でも、彼の交響曲を聴いていると、どこにでも「ウィーン」が顔を出す。

    あんな悩み多き顔をして
    グスタフ・マーラーも、ウィーン訛りのドイツ語で
    ein kleines bisserl Salz とか言っていたんだろうか?

    そう考えると、ちょっと微笑ましい (^.^)

    今週は仕事がめちゃくちゃ忙しいので
    (いつもはヒマなのか、と突っ込まれそうだが (・_*)\ペチ)
    コンサートはなし。
    次のコンサートは週末のウィーン・フィルの定期で
    来週は(今週、禁欲生活(?)を余儀なくされているので)毎日行く予定 (^^)v


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      • 2019.09.15 Sunday
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