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フラヌイ + ニコラウス・ハビヤン

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    Wiener Konzerthaus Großer Saal 2020年7月7日 18時〜19時20分

    Musicbanda Franui
    クラリネット、バス・クラリネット Johannes Eder
    チューバ Andreas Fuetsch
    アルトサクソフォン、クラリネット Romed Hopfgartner
    コントラバス、アコーデオン Markus Kraler
    ハープ、チター、歌 Angelika Rainer
    ハックブレット、歌 Bettina Rainer
    トランペット、歌 Markus Rainer
    トロンボーン、歌 Martin Senfter
    バイオリン Nikolai Tunkowitsch
    トランペット、歌、音楽監督 Andreas Schett
    人形劇、歌、朗読 Nikolaus Habjan

    „Doch bin ich nirgend, ach! zu Haus“


    nach Franz Schubert (1797-1828)
    Abschied, D 475 »Über die Berge zieht ihr fort« (1816)

    Robert Walser (1878-1956)
    Tobold I

    nach Franz Schubert
    Der Wanderer an den Mond, D 870 (1826)

    Robert Walser
    aus »Kleine Wanderung«: Nächtliche Wanderung

    nach Franz Schubert
    Im Frühling, D 882 (1826)

    Jürg Amann (1947-2013)
    aus »Robert Walser. Auf der Suche nach einem verlorenen Sohn XI«


    nach Franz Schubert
    An den Mond, D 259 (1815)

    Robert Walser
    aus »Der Nachten«: Fußwanderung

    nach Franz Schubert
    aus »Schwanengesang«, D 957: Abschied (1828)

    Robert Walser
    aus »Die Fee«

    nach Gustav Mahler (1860-1911)
    Wunderhorntanz aus »Des Knaben Wunderhorn«
    (Des Antonius von Padua Fischpredigt (1893),
    Wer hat dies Liedlein erdacht? (1892))

    Robert Walser
    aus »Die Landschaft«

    nach Franz Schubert
    Wanderers Nachtlied II, D 768 »Über allen Gipfeln ist Ruh’« (1824)

    Jürg Amann
    aus »Robert Walser. Auf der Suche nach einem verlorenen Sohn III«


    nach Franz Schubert
    Das Grab, D 330 (1815)

    Robert Walser
    aus »Geschwister Tanner«: Der nächtliche Aufstieg

    nach Franz Schubert
    Du bist die Ruh’, D 776 (1823)

    nach Robert Schmann (1810-1856)
    Variationen für Klavier, Es-Dur, WoO 24 »Geistervariationen« (1854)

    nach Johannes Brahms (1833-1897)
    Die Meere, Duett, op. 20/3 (1860)

    Jürg Amann
    aus »Robert Walser. Auf der Suche nach einem verlorenen Sohn VI«

    Robert Walser
    Schnee


    nach Franz Schubert
    Totengräberlied, D 44 (1813)

    Robert Walser
    aus »Die kleine Schneelandschaft«

    nach Franz Schubert
    Abendstern, D 806 (1824)

    Robert Walser
    aus »Geschwister Tanner«: Bettelkind

    nach Gustav Mahler
    aus »Des Knaben Wunderhorn«: Das irdische Leben (1893)

    Grabspruch auf dem Grab Robert Walsers in Herisau

    Robert Walser
    Der Mann mit dem Kürbiskopf

    nach Franz Schubert
    Abschied, D 475 »Über die Berge zieht ihr fort« (1816)

    Musikalische Bearbeitungen, Rekomposition: Andreas Schett und Markus Kraler

    アンコール
Georg Kreisler: Das Triangel

    私がチロルの音楽バンド、フラヌイの大ファンである事は
    読者の皆さまはよくご存知の事と思うが
    このコンサート、19時30分からモーツァルト・ホールだったのが
    COVID-19措置のため
    18時からの回、20時からの回と2回になって
    大ホールで行われる事になった。

    私のところにもメールが来て
    18時からで大ホールで、席はバルコンの3列目
    このメールがチケットです、と書いてあった。

    現時点でホールでの催物は250名まで
    最低距離1メートル・・・とは言え
    まぁ、1席空けて座る、という感じですね。
    (もちろん、2枚一緒に買った人は2席続き、3枚は3席続き・・・)

    今回はニコラウス・ハビヤンが人形劇で登場。
    ハビヤン大好き ♡

    ニコラウス・ハビヤンの操る人形は
    首のすげ替えが出来るようになっていて
    全身人形は、使わない時には机の上に立ててある。
    よって、首のない人形をずっと机の上で見てるわけだが
    不思議なほど、意識に上らない。
    人間の注意力は集中して顔の方に行くらしい。

    ウィーン劇場でのサロメ(2020年1月20日)の時の
    分断された意識としてのサロメと人形の不思議な演出は
    忘れられない印象を残したけれど

    今回のハビヤンの人形の表現力の豊かな事と言ったら
    後ろのハビヤンそのものの存在が
    そっくり後ろに隠れてしまい
    (でも時々、人形とダイアローグになると
     ハビヤンご自身が登場するが
     またこのやり取りが自然で凄い)

    俳優が役を演じたり、朗読したりするのとは全く違って
    人形の醸し出すメタ世界と言うか
    テキストがあって、これが第一層とすると
    ハビヤンの声が第二層で
    それに第三層の人形があって
    第四層の音楽が重なるという
    非常に不思議な多層構造になっている。

    いや、深い、深すぎる・・・

    しかもテキストが
    ヨーロッパ人(特にドイツ語圏の人)が
    むちゃくちゃ好きそうな
    彷徨う若人の話である(たぶん)
    散文詩だから、内容はある程度はわかるんだけど
    まぁ、ドイツ語が母国語ではないので
    わからないところは勘弁して下さい。

    若人として遍歴している時には
    前の音楽家が1人、足を動かしている。
    (中年になって遍歴する時には
     足を動かしている音楽家を時々振り返って
     文句つけたりしている(笑))
    愛を得てもそれに満足する事なく
    また放浪の旅に出て
    最後に戻ってきて
    (人形はここで机の上で寝る)
    それからまた遍歴が続き
    冬の雪の中で最後の散歩。

    あとで調べたら、作者のローベルト・ヴァルザー自身が
    長く孤独な散歩を好み、クリスマスの朝、雪原を散歩している途上
    心臓発作で亡くなったらしい。(ほどなく発見された)

    不思議なメタ構造の人形と
    遍歴のテキストと

    フラヌイが奏でる
    シューベルトやマーラーの
    音楽の断片というか
    (もちろん編曲されているけれど
     編曲だけではなく、2つや3つの曲が絡み合うものもある)
    すご〜く、これも不思議な音が流れてくると
    現実と幻想の区別がつかなくなってくる。

    何だかもう、言葉に出来ない。
    長い長い長い遍歴を繰り返したような気分になる。

    そりゃ、ヴァルザーが、帰宅して
    待っていてくれる人が居るというのは
    何と素晴らしい事なのだ、と繰り返す時には
    あ〜、ワタシには待っていてくれる人はいないなぁ、と
    ちょっと切ない気分にもなったけど。
    (註 これは私がそう望んだからであって
       待っていてくれる人がいない、と言うのは
       ある意味、私には理想なのでツッコミはなしね)

    言葉、音楽、人形による劇的表現が
    渾然一体となって
    どれが欠けても、この舞台は無理だっただろう、と思う。
    コンサートというよりは
    音楽にサポートされた演劇を観た、という気分。

    ちょっと泣きそうな感情の動きに囚われたけれど
    アンコールで
    「10月にハビヤンとゲオルク・クライスラーをやるので
     その宣伝で・・・」
    とアナウンスがあって
    トライアングルが机の上に乗ったところで

    うわああ、出たぁ!と小躍りしたのはワタクシです。
    (フォルクス・テアーターで
     ウィーンっ子のいないウィーンという演目を
     フラヌイとハビヤンが上演した時にも演奏された曲)

    割りに年配のお客さまが多かったので
    ゲオルク・クライスラーの名前が出たとたん
    客席が喜びの声でザワザワしたので
    私みたいな人も、もしかしたら居たかもしれない。

    オーケストラ・ピットのトライアングル奏者の歌で
    もう、ともかく、むちゃくちゃ笑えます。

    この哀愁に満ちた(笑)トライアングル・プレイヤーの歌
    ゲオルク・クライスラー自身のピアノによる演奏があったので
    下に貼っておきます。
    ドイツ語がわかる方、どうぞお楽しみ下さい。



    フラヌイの次のコンツェルトハウスでのコンサートだが
    現時点での発売がストップされていて
    (憎きウイルスのお陰で、ホール満杯のチケットの販売が無理みたい)
    行けるかどうかは定かではないのだが

    ともかく、フラヌイ、大好きです ♡
    ・・・という私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    しかし、最後の最後で
    アンドレアス・シェットがチロルのインアーフィアグラーテン訛りで挨拶すると
    客席から、いつも笑い声が出るのは、いったい、何故なんだ?
    フラヌイ全く知らずに、このコンサートに来ている人はいないと思うんだけど・・・

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      • 2020.07.09 Thursday
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