<< チェコ・フィルハーモニー + ビシュコフ 3日目 | main | ウィーン・フィル + ドホナーニ 1回目 >>

ウィーン交響楽団 + ロベルト・トレヴィーノ

0
    Wiener Konzerthaus Großer Saal 2019年11月22日 19時30分〜21時45分

    Wiener Symphoniker
    ピアノ Denis Kozhukhin
    指揮 Robert Trevino

    Franz Liszt (1811-1886)
     Konzert für Klavier und Orchester Nr. 1 Es-Dur S 124 (1832-35/39/49/53/56)
    Gustav Mahler (1860-1911)
     Symphonie Nr. 5 (1901-02)

    バレエ・ファンとしては
    デニスの踊るペール・ギュント(ライブあり)に行くべきだったのだろうが
    ウィーン交響楽団のチクルスを持っていたし
    リストのピアノ協奏曲1番にマーラーの5番という
    名曲アワーだったので、こちらに行く事にした。

    自業自得はよくわかっているけれど
    月〜木曜日の夜の睡眠時間が短すぎる上に
    夜中に足が攣って、悲しいながら、熟睡出来ない状態で
    それでも毎朝6時半に起きなければならず(8時から授業がある)

    金曜日(授業は15時からの1コマだけ)の朝・・・というより
    目覚ましをかけなかったら、ハッと気がついたら、昼の12時。
    ヤバイ、というよりは、やっと寝られた、という安心感。
    急いで予習して、15時の授業に出て
    その後、大学図書館で2時間、ヘッドフォンで音楽聴きつつ
    マジに本気で集中してから向かうコンツェルトハウス。

    リストのピアノ協奏曲1番のピアニストは
    デニス・コジュヒンなのだが
    この人の名前をググると
    何故かパーヴォ・ヤルヴィの写真が一緒に出てくるので
    ちょっとひっくり返りそうになった。
    私のPCの調整が悪いのか???

    何だか無愛想な表情で
    金髪のロングヘアを、後ろで無造作に括っていて
    しかも無精髭?の顔で、二コッともせずにピアノ・チェアへ。

    ご本人のサイトは ここ だが
    ここに出てくる写真には、髭がない!!!!

    なんなんだ
    最近のピアニストは(指揮者も)髭を生やすのが流行なのか???

    髭がない方がキュートじゃないか。
    無造作に縛ったロング・ヘアに無精髭だと
    我々はピアニストだと知っているから良いけれど
    普通に街で見かけたら
    多少ぐれかけた不良中年か
    売れないアーティストにしか見えない。
    (アーティストの皆さま、ごめんなさい、言葉のあやです)

    ・・・ええ、人の見た目に何だかんだ言っちゃいけない事はわかってますが
    それにしたって、若くて可愛い(はずの)ピアニストが
    こぞって髭を生やす現象に
    おばさんは耐えられません(涙)

    リストのピアノ協奏曲は、ご機嫌でアガる、ド派手な曲で
    コジュヒンの巨大な手の長い指が、実によく踊る。
    ピアノの音はとても強くて
    オーケストラから完璧に浮き上がってビンビンに響いてくるし
    テクニック抜群で
    手の動きを遠くからオペラ・グラスで見るだけで
    サーカス見てるみたいで面白い。

    リストのピアノ協奏曲1番あたりは
    小難しい事を考えたり
    音楽分析云々をそれこそ全く意識しなくても

    スーパースターのリストが
    自分のテクニックで、御婦人たちを
    きゃ〜〜〜っ、と興奮させて失神させようという
    非常に現実的な欲望のため(だけじゃないだろうが)に作曲したもので

    トライアングルの使用が当時はスキャンダルだったとか
    アタッカだけど2部に分かれているとか
    もう、そんな事、どうでも良いの。

    音楽分析演習は、今学期は20世期音楽なので
    トニカだのドミナントだのには別れを告げて
    バルトークやドビュッシー、メシアンが対象なので
    それに関係のないロマン派の曲は、とても楽しく聴けちゃう。

    派手派手派手〜にガンガン弾きまくって
    演奏が終わったら、ちょっと、はにかんだような微笑。

    おっ、髭がなかったら、ちょっとこのピアニスト、可愛いじゃないの。
    もしかしたら、演奏前は緊張していたのかしら。

    アンコール、最初の曲は
    グリーグの抒情小曲集第3集の6番「春に寄す」

    うわ〜、派手派手にガンガン弾くタイプかと思っていたら
    こんな繊細で、しかも和音の中のメロディの浮かび上がらせ方が巧い。

    もしかしたら、この人、
    リストのド派手イメージが売り物ではないのかも・・・

    実はロマンティックで、少し恥ずかしがり屋(よって演奏前は緊張する)で
    むちゃくちゃピアノが好きで
    ちょっと煽てられたら、次から次へとピアノ弾いちゃうタイプ???

    普通はアンコールなんか1曲演奏すれば充分なんだけど
    ピアニストの雰囲気が
    あ、喜んで聴いてくれてる、嬉しいなぁ、というオーラを
    巻き散らかしていて(リストの前と、えらくオーラが違う)
    これは、もしかしたら、もう1曲弾くかも・・・と
    しつこくホール内にいたら、大当たりだった。

    メンデルスゾーンの無言歌曲集から、ベネチアのゴンドラの歌。
    短調の、とても抒情的な曲。

    アンコール2曲ともに
    テクニックを誇示するようなものではなく
    しかも、あまり盛り上がりもしない曲(笑)だったのは面白い。

    マネージメント・オフィスから
    ギャップ萌えで売ろう、と言われているわけではないだろうが。

    さて、後半はマーラーの交響曲5番。
    これは、リストのピアノ協奏曲のように
    何も考えず、楽しいわ〜、で聴いてしまってはいけない曲

    ・・・なのだろう、とは思うんだけど

    何だか最初から、あまり悲壮感がなくて
    ウィーン交響楽団は、この曲は何回も演奏しているだろうが
    それ、ルーチン・ワークですか。
    (いえ、非難でも文句でもございません)

    ちょっとアクの強い、感情ダダ漏れのチェコ・フィルを
    しかも残響たっぷりの楽友協会で聴いてしまっていたせいか
    弦のアンサンブルが平坦でニュアンスないし
    管楽器は巧いんだけど
    第1楽章の最後のトランペットの音外しとか

    ついでに、最終楽章の最初の木管のアンサンブルで
    1つずれたプレイヤーは誰だったんだ?
    うまく誤魔化したが、こちらはちょっと冷汗が出た。
    (あそこで誤魔化せなかったらプロじゃない)

    まぁ、演奏事故とかはあり得るから
    別に何とも思わないが。
    しかし、マーラーの交響曲5番って
    こんなに元気で行進曲的な曲だったっけ?
    例のアダージェットだって、あまり表情がなくて
    あ〜、テンポが遅めだったからかなぁ。

    まぁ、曲が曲だから・・・(イミフ)

    何だかリストより派手にアピールしようとしてる?
    なのに、力が入るところが空回りしている感じで
    オーケストラ曲としては
    編成は大きいし、金管大活躍だし
    木管も大活躍だし(ベルアップもやってたし)
    ちょっとお疲れかもしれないけれど
    頑張って演奏していたのはわかる。

    こういう名曲は
    ナマでも、とんでもない名演を聴いていたりして
    それがまた、心の中で、その印象が増幅されて
    思い出に残っていたりするので
    エンターテインメントとして聴ける曲であればともかく
    マーラーはねぇ・・・(以下省略)

    まぁ、なかなか香ばしいマーラーだったという事で
    納得しておこう。
    同じプログラムの2回目が
    日曜日の午前11時にあるので
    細かいミスなどは、その時には完璧に訂正されているだろう。

    ただ、日曜日は他の公演と重なるので
    行けないのが、ちょっと残念な私に
    (だって、こういう時って、必ず2回目の方がずっと良いはず)
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    あと1ヶ月弱でクリスマス休みなのだが
    ここ2ヶ月近く、振り回されて振り回されて
    手綱を掴む手の力もないのに
    ちょっと気を緩めると、荒馬の背から振り落とされそうな感じ。
    落ちないように、必死に手綱を握ってはいるけれど・・・

    なお、10月の最初から比べると
    だいたい、70%くらいが、既に荒馬から落ちている。

    スポンサーサイト

    0
      • 2020.09.26 Saturday
      • -
      • 23:30
      • -
      • -
      • by スポンサードリンク

      calendar
        12345
      6789101112
      13141516171819
      20212223242526
      27282930   
      << September 2020 >>
      PR
      ★コンタクト・メイル★
      メイルはこちらへ
      ブログランキングに1クリックお願いします
      selected entries
      categories
      archives
      recent comment
      recommend
      links
      profile
      search this site.
      others
      mobile
      qrcode
      powered
      無料ブログ作成サービス JUGEM