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カンパニー・カフィグ ヴァーティカル

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    Festspielhaus St. Pölten 2019年10月20日 16時〜17時20分

    Mourad Merzouki. Compagnie Kâfig
    Vertikal

    芸術監督・振付 Mourad Merzouki
    音楽 Armand Amar
    シーン作成 Fabrice Guillot / Cie Retouramont
    舞台 Benjamin Lebreton
    衣装 Pascale Robin
    照明 Yoann Tivoli
    ダンサー Francisca Alvarez, Rémi Autechaud, Kader Belmoktar,
    Sabri Colin, Nathalie Fanquette, Pauline Journé, Vincent Lafif,
    Maud Payen, Manon Payet, Teddy Verardo

    去年の、このカンパニー・カフィグの公演
    ピクセルがあまりに印象深かった。
    (忘れた方は こちら をどうぞ。クリップ貼ってあります)

    今回の新作にも期待して行って
    期待は確かに裏切られなくて
    隣の常連のおばちゃまは
    「私が今まで観た中でも最高!!!」と興奮して
    小さな身体に似合わぬ大声でブラボーしていたが

    どこのカンパニーも
    予算縮小で苦労してるんですね

    ・・・と考えてしまう私は
    やはり経済観念が先に立つ
    悲しい旧サラリーウーマン(笑)

    もっとも、全く予算がない、という訳ではなくて
    舞台装置もかなり凝っていたし
    上からのピアノ線をあれだけ使うのには
    費用もかなりかかっただろう。

    今回の演目のタイトルはバーティカル。
    でも、バーティカルというよりは
    ホリゾンタルも多いにありだよねぇ。

    ダンサー10名が
    舞台装置とピアノ線で
    重力を感じさせない不思議なダンスを踊る。

    ストーリーがあるわけではないけれど
    鍛えられた身体が
    舞台の床から浮き上がり
    アクロバット的なリフトを見せるかと思うと
    数人のダンサーが
    ピアノ線で宙吊りになって
    床から浮き上がり
    舞台上の石?の壁によじ登ったり
    パートナーと絡んだり。

    途中に男女のデュエットが数カ所あって
    これ、後ろに影を作ったり
    さりげなくシャドー・ダンサーを後ろに据えたり
    このデュエットの美しい事と言ったら
    まさに息を飲むって、これだよ。
    (隣から「美しい・・・」という小声の絶賛が・・・)

    たっぷり4分のオフィシャル・クリップを見つけたので
    貼っておく。



    音楽がまたダンスにものすごく合っていて
    神経に触らず
    しかも、ちゃんと感情には触れて来て
    まぁ、本当に素晴らしいプロダクション。

    クリップに出てくる舞台の上の「石」みたいなものが
    どういう仕掛けなのか、狭い1つの石に
    ダンサー10人が入っちゃうんですよ(笑)
    出たり入ったり、石同士がくっついたり離れたり。
    (離れるのはロープでやってるけれど
     誰も押していないように見えるのにくっつくのは何故だ・・・)

    一種のアクロバット・ダンスに見えない事もないけれど
    それ以上の美的な感覚が先に立って
    身体を使った芸術作品になっているのは見事。

    こういう作品を見ていると
    人間の文化の歴史というのは
    肉体という限界のあるものに縛られた人間が
    そこから、如何にして逸脱していくか、の歴史なんだなぁ、と
    つくづく思う。

    ダンサーは肉体を鍛えて
    完璧に支配下に置く事によって
    肉体の檻からの脱出を試みる。
    振付師は、そこに、道具やビデオ、照明などの
    テクニカルな要素を添えて
    人間の身体にやどる重力を支配下に置いて
    限界のある肉体の限界を打ち破ろうとする。

    あ〜、本当に人間ってすごい(たぶんワタシ以外は・・・汗)
    芸術家ってすごい。
    アーティストってすごい。

    上演時間1時間10分休憩なし、というのを
    プログラムで見た時には
    あっ、だったら急いで帰れば
    楽友協会のライプチヒ・ゲヴァントハウスにも
    間に合ったかも(19時30分開演)・・・と
    一瞬、しまった!と思ったのだが

    帰りの高速道路が意外に混んでいて
    (しかもサンデー・ドライバー満載)
    かなりヒヤヒヤものだったので
    焦って事故とか起こさないように
    チケット買わなくて良かった・・・と
    ちょっと悔し紛れに
    強制的に自分を納得させている私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



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      • 2019.11.19 Tuesday
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