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ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 + ネルソンス

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    Musikverein Großer Saal 2019年10月19日 19時30分〜21時45分

    Gewandhausorchester Leipzig
    指揮 Andris Nelsons
    チェロ Gautier Capuçon

    Gustav Mahler (1860-1911)
     Blumine. Zweiter Satz aus der Urfassung der Symphonie Nr. 1 D-Dur

    Robert Schumann (1810-1856)
     Konzert für Violoncello und Orchester a-Moll, op. 129

    Richard Wagner (1813-1883)
     Ouvertüre zu „Der fliegende Holländer“

    Felix Mendelssohn Bartholdy (1809-1847)
     Symphonie Nr. 3 a-Moll, op. 56 „Schottische“

    ライプチヒ・ゲヴァントハウスの21代目のカペルマイスターになった
    アンドリス・ネルソンスとウィーンでコンサート。
    (日本語ウィキにはシャイーが19代目とあるが
     ゲヴァントハウス・オーケストラの公式ページによると
     シャイー(2005-2016) は20代目。
     ついでだが、5代目カペルマイスター(1835-1847) は
     フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディである)

    面白いプログラム構成だ。
    マーラーのブルーミゲが単独で演奏されるのなんて聴いた事がなかった。
    シューマンのチェロ協奏曲の後に
    ワーグナーの「さまよえるオランダ人」序曲
    最後はお家芸(と言っても良いだろう)のメンデルスゾーンの
    かの有名なスコットランド。

    マーラーのブルーミゲは
    音色の変化がものすごく面白い。
    トランペットの最後の音に被せて
    他の管が入ってくる事で、ガラッと音色が変わる。
    ロマンティックなメロディの
    比較的単純な繰り返しが多いので
    確かに交響曲第1番に入れたら、かなり異質だとは思うが
    こうやって単独で聴いてみると楽しい。

    このオーケストラ、ネルソンスのバランスのせいかもしれないが
    木管がかなり強い感じがする。

    シューマンのチェロ協奏曲は
    イケメン・チェリストのゴーティエ・カプソン登場。
    どうせ超貧民席からは何も見えないけれど
    イケメン男子を見たいと思う歳でもないし。
    (例外:バレエ・ダンサー(笑))

    ずっと通しで演奏する約25分くらいの曲で
    (追記 演奏時間は25分とのT.H.さまからのご指摘を頂きましたので
     35分から訂正します。ありがとうございました)
    エネルギッシュに押していた感じ。
    オーケストラも、かなり音圧が高い印象があって
    如何にもドイツの質実剛健な音を聴いているような感じ。
    (あくまでも主観的な独断・偏見・思い込みの印象である)

    カプソンのアンコールの告知で
    この曲は Lass mich allein という曲で、と言うので
    客席(の一部)から爆笑が起こる。
    (「僕を独りにしておいて」という意味)

    実際は独りどころか
    オーケストラの他の弦楽器と一緒に演奏して
    これがちょっと民謡っぽい楽しい曲で
    アンサンブルの妙味も楽しめて絶品。
    (追記 同じく T.H. さまからのご指摘でドボルジャークの歌曲で
     ドヴォルジャークのチェロ協奏曲にテーマが使われているとの事。
     ご教授、感謝します)

    後半の「さまよえるオランダ人」
    もともと音圧の高いオーケストラで
    しかも歌劇場でも演奏しているオーケストラが
    こういう曲を演奏すると
    やっぱり圧倒的である。

    ネルソンスはデビュー当時のヤンチャぶりを残しながら
    最近は堂々とした音楽も作るようになって来て
    それでもワーグナー好き好き好きというのが
    ダイレクトに伝わってくるドラマチックな演奏。

    最後はメンデルスゾーンの「スコットランド」

    あれ?この曲って、こんなイタリア・オペラの序曲みたいな曲だったっけ?

    さまよえるオランダ人が
    まだ頭の中を彷徨っているようで
    何だか、むちゃくちゃドラマチック。

    この間の宗教改革は
    カトリック許すまじ戦争映画だったが
    今日は戦争後に、戦死した人を悼んで
    生き残った人たちが、戦場の後に佇んで涙を流している
    ・・・ような感じがするんですが。

    もともとメンデルスゾーンって
    こんなにロマンティックだったっけ?

    しかも長くてしつこい(すみません)
    いや、この曲、一応頭の中でメロディ追えるくらいは
    聴き込んでいるはずなんだけど
    こんなにくどい曲だったっけ(すみません)

    テンポ設定が遅めなのか
    ドラマチックなのは良いんだけど
    丁寧に作り過ぎで推進力に欠けているように聴こえる。
    (だからどこか間延びしているというか・・・)

    第2楽章は速いテンポで推進力あり、これもドラマチック。
    で続く第3楽章のアダージョが

    やっぱり遅い・・・

    いや、それだけ丁寧に作り込んでいるのはわかるし
    音の美しさだけ取り上げるなら、素晴らしいのだが
    どうもスムーズにメロディが続いていかずに
    途中で止まりそうになるような印象を受ける上
    やっぱり、むちゃくちゃ「しつこく」聴こえて
    この楽章って
    こんなに長くて退屈だったっけ?
    ええい、早く終われ、とか思ったのは初めての体験。

    あくまでも好みの問題です、すみません。

    打ってかわった第4楽章の出だしは
    鋭くドラマチックに開始したが
    音量が大き過ぎて
    楽友協会ホールのあの席では音が濁り気味。
    (あのオーケストレーションでは避けられないけど)

    で、ひたすら大音響でドラマチックに
    やっぱり、すごくオペラっぽく続いた後に
    (最後の木管の絡みが素晴らしかった!)

    最後のコーダで
    華やかにドラマチックにチャーミングに終わるのが
    この曲だと思っていたんだけど

    その前にあまりにドラマチックにし過ぎてしまって
    最後は、音量からもエネルギーからも
    もう、カラッポで何も残ってません・・・という感じで
    ああああ、とうとう力尽きたか
    金管頑張ったけど、弦がご臨終一歩前です(というイメージ)

    だからコーダがなんだかこの曲の中で
    一番おとなしい部分になっちゃったという
    どうも、ワタクシ的には
    あまり納得行かず
    カタルシスというよりは

    あれだけドラマチックにしつこくしつこく演奏して来て
    最後がそれ???

    いや、もちろん好みの問題だし
    私の耳逆らいもあろう。
    (決まった演奏者を続けて聴くのは避けてはいるんだけど・・・)

    明日はブッフビンダーとの共演で
    ベートーベンのピアノ協奏曲1番と
    シューベルトの長い方のハ長調交響曲なのだが

    私はサンクト・ペルテンのダンス公演に参ります。
    悪しからず・・・

    明日の公演は完璧に売り切れらしい。
    シューベルトの8番は好きなので聴いてみたいが
    ネルソンスの本日のあのしつこさで
    シューベルトのグレート演奏されたら
    もしかしたら辟易するかもしれない

    ・・・と言いつつ
    身体が二つない事がちょっと、いや、かなり悔しい私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    プログラム構成は面白かったけれど
    ちょっと長過ぎ=詰め込み過ぎだった感じはする。
    ワーグナーなしに、後半をメンデルスゾーンだけにしても
    良かったんじゃないかなぁ・・・

    オーケストラがどれだけ幅広いレパートリーを
    完璧に演奏できるか、というカタログ的な意味合いもあったのかもしれない。

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