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ウィーン交響楽団 + フィリップ・ジョルダン

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    Musikverein Großer Saal 2019年10月17日 19時30分〜21時20分

    Wiener Symphoniker
    Singverein der Gesellschaft der Musikfreunde in Wien
    指揮 Philippe Jordan
    ソプラノ Regula Mühlemann
    ソプラノ Robin Johannsen
    アルト Wiebke Lehmkuhl
    テノール Werner Güra
    バス Michael Volle

    Johann Sebastian Bach (1685-1750)
    Ein’ feste Burg ist unser Gott. Choral, BWV 303

    Arvo Pärt (*1935)
    Sieben Magnificat-Antiphonen für Chor a capella

    Johan Sebastian Bach
    Magnificat für Soli, Chor, Orchester und Basso continuo
    D-Dur, BWV 243

    Felix Mendelssohn Bartholdy (1809-1847)
    Symphonie Nr. 5 d-Moll, op. 107 „Reformations-Symphonie“

    ウィーン交響楽団は1つのプログラムで3日間続けて演奏するが
    私のチクルスは、今回は2日目。
    明日も同じプログラムだが、明日は私は別のところにウワキ予定(笑)

    このプログラム構成見た時に
    私は心の中で唸ったのである。

    だって、最初のバッハのコラールって
    メンデルスゾーンの宗教改革で使われているメロディだし

    アルヴォ・ペルトのマグニフィカート・アンティフォナの後に
    バッハのマグニフィカートを演奏して

    後半がメンデルスゾーンの宗教改革交響曲って
    誰が考えたのか、素晴らしい統一性を持ったドラマツルギーではないか。

    席は結構空いていたのだが
    とある国からの観光客の皆さまが
    超安い席をお求めになって
    コンサート始まる前に民族大移動をしたので
    私は周囲にほとんど誰もいない、という理想的な状態で
    コンサートを聴ける事になった。ラッキー (^^)v

    風邪は治ったと思うのだが
    風邪の時に耳詰まりで聴こえ難かった鼓膜が
    あの時はごめんなさい、今度はサービスするわね
    という感じで
    何だか、ものすごく音が響くのだが・・・

    ウィーン楽友協会合唱団は割に大編成で攻めてくるのだが
    そんな、プロテスタントは仇だ、みたいな音量で
    バッハを歌わなくても・・・(汗)

    続いてのアルヴォ・ペルトの
    マグニフィカート・アンティフォナの美しさに
    椅子からずり落ちそうになった。

    アンティフォナと銘打っているので
    ラテン語かと思ったら、何とドイツ語で
    しかも、途中で時々出てくるディソナンツを除くと
    全体は美しいトナールで
    (教会旋法ではない)
    大きなボーゲンを描いて、最後に調性が戻ってくるという
    ペルトの曲って、もともと音響的に美しいものが多いんだけど
    この曲も透明感があって、とても美しい。

    バッハのマグニフィカートは
    ・・・寝ました、ごめんなさい 💦
    (宗教音楽苦手・・・)
    ラテン語のテキスト見ながら
    magnificat は magnificare の第三人称単数の現在直接法で
    だったら anima mea が主格で Dominum が dominus の対格か
    ・・・とか考え始めたら、絶対に寝落ちします。
    (マウンティングしてるワケじゃないけど
     まだ数週間でも、1年弱で試験あるし・・・)

    寝ていても聴こえてくる音楽は
    バスのミヒャエル・フォレと
    アルトのヴィープケ・レームクールの声量がすごい。
    まぁ、舞台に近い席なので
    こと、歌声に関しては非常にバランスが悪いのだが
    この二人、むちゃくちゃ響いてくるので
    その度に起きてしまうのである(何だそれは)

    結構観光客とかも多かったと思うのだが
    前半の演奏は途中の拍手のフライング全くなし。
    バッハからペルト、そしてバッハという
    ひとかたまりの音楽を、まとめて聴けたのには感謝。

    風邪引いている人も多かったようで
    演奏中の咳・・・どころか、大声を伴ったクシャミが何回かあったが
    まぁ、それは仕方ないだろう。
    (帰って寝てろ、とは言わない。私も風邪でもしつこくコンサートに行く。
     ただし私は咳もくしゃみもしないよ。するならタオルを持って行く)

    後半が私が楽しみにしていた
    メンデルスゾーンの「宗教改革」
    滅多にライブで演奏されない曲なのに
    2学期にわたって、音楽分析とプロゼミで
    この曲が取り上げられて
    しっかりスコアに頭突っ込みながら
    宗教的エレメントの洗い出ししたんだもんね。
    (マウンティングです、読者の皆さまは気にしないように)

    フェリックス・メンデルスゾーンは、かなりプライドの高い人で
    この曲も演奏された時に評判が良くなかったので
    もう、破って捨てたい!みたいな手紙が残っている。
    (プライドの高さでルイ・ブラスとかメルジーネとか
     名曲を作っているので、それは有難い。これも滅多に演奏されないが(涙))

    もちろんその際に様々なオーケストラの
    様々なバージョンを聴きまくっていたので
    耳逆らいがある、という事は認めるにしても

    何なんだ、この、やたらに元気な演奏は???

    テンポの変化もスゴイし
    (何でそこでテンポ変える?という部分が多々)
    宗教色とか何とかじゃなくて
    ともかく、ひたすら勇壮で、音量が大きくて
    特にティンパニ出てくると、もうその音が大きすぎて
    どう聴いても、行進曲にしか聴こえないし

    全体的に

    これ、戦争映画の劇伴ですか?

    と言いたくなってしまう。

    宗教戦争は、当時は既に終わっているはずだが。

    前半の宗教色に満ちた楽曲から
    カトリック許すまじ、みたいな展開になるとは(驚愕)

    途中の印象的なドレスデンのアーメンにしたって
    a の全音符から、四分音符で h-cis-d-e と上がっていった後
    次の小節の e との間に
    ゲネラル・パウゼとか入ってましたっけ?

    (後でスコア見たけれど
     確かに、h-cis-d-e の上昇部分でクレッシェンド及びスラーがあって
     いったんスラーを閉じてから
     次の e ではピアニッシモの指示はあるから
     e の四分音符と、次の e の全音符x2小節フェルマータ付きの間に
     多少の休符を入れてしまっても良いのかもしれないが
     あれはやりすぎだろ? 完全に分断している)

    あまりに気になったので
    ようつべでドレスデン・アーメンのコラールを
    いくつかピック・アップして聴いてみたが
    あんなに長い休符を取って
    前半の上昇音階と、次の e が分断されるように聞こえるものはなかった。

    ええ、どうせシツコイですが
    学者(ワタシは違うが)って、だいたいシツコイんです。

    第2楽章は、まぁ、確かにあのリズムだとそうなんだろうが
    ダンス音楽にしか聴こえない(けど、それはそれで良いのか)
    ともかくめちゃくちゃ激しい(第1楽章含む)

    第3楽章の出だしが、かなり遅いテンポで
    これ、楽譜ではアンダンテと書いてあるんだけど
    戦争して負傷してダンスして
    腰でも痛めて、ゆっくりとしか歩けないのかしら(妄想)

    最終楽章もアンダンテだが
    やっぱり、かなり遅い速度でバッハのコラールが
    この上なく「勇壮」に演奏されて
    アレグロ・ヴィヴァーチェに続くところが
    何だかかなり不自然に響く。

    まぁ、確かに楽譜でアンダンテ・コン・モートから
    突然アレグロ・ヴィヴァーチェに変わるので
    これは仕方ないかもしれないが
    もう少し巧く繋げなかったんだろうか(文句が多い)

    この最終楽章もティンパニが強すぎて
    もう、ティンパニばっかり聴こえて来て
    それは、きっと、私の座っている席が悪かったのだろうが
    あんなにティンパニ鳴らして
    行進曲にしなくても良いじゃない(涙)

    前半が宗教的な敬虔さに満たされた時間だったので
    後半で戦争映画になるなんて展開は思いもつかなかった。
    あ、もしかしたら、それが指揮者の目論見だったんでしょうか。

    観客にとっては聴き慣れない曲だったせいか
    楽章と楽章の間での
    観客席からの咳、くしゃみ、その他がものすごく多くて
    どうも指揮者が観客席を向いたか何かで
    客席から失笑が出ていたけれど
    (舞台見えないし、今日は見る気もなかったのでわからない)

    せっかくスコアあるんだから持ち込めば良かった・・・
    と、後悔先に立たずで悔しい思いをしている私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    あくまでも個人的印象記で、自分のための記録なので
    営業妨害とか、悪口ではありません!!!!
    時々マウントしたがるのは、私の悪い癖なのでお許し下さいまし。

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      • 2019.11.20 Wednesday
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