Wiener Staatsoper 2019年10月13日 19時〜22時
Benjamin Britten
A MIDSUMMER NIGHT’S DREAM
Oper in drei Akten / Text von Benjamin Britten, Peter Pears
指揮 Simone Young
演出 Irina Brook
舞台 Noëlle Ginafri-Corbel
衣装 Magali Castellan
照明 Jean Kalman
振付 Martin Buczko, Théo Touvet
児童合唱指導 Johannes Mertl
Oberon: Laurence Zazzo
Tytania: Erin Morley
Puck: Théo Touvet
Theseus: Peter Kellner
Hippolyta: Szilvia Vörös
Lysander: Josh Lovell
Demetrius: Rafael Fingerlos
Hermia: Rachel Frenkel
Helena: Valentina Nafornitā
Bottom: Peter Rose
Quince: Wolfgang Bankl
Flute: Benjamin Hulett
Snout: Thomas Ebbenstein
Sung: William Thomas
Starveling: Clemens Unterreiner
Cobweg: Emil Lang
Peaseblossom: Niklas Rudner
Mustardseed: Mihail Savenkov
Moth: Fabio Ringer
Exotic Child: Ramtin Geretschläger
Blockflötenensemble: Linus Kölpl, Laurenz Zoglauer, Anna Barnas,
Karin Hageneder, Fabian Lucas Holzer, Stefan Tokár
Orchester der Wiener Staatsoper
Bühnenorchester der Wiener Staatsoper
Opernschule der Wiener Staatsoper
Wiener Staatsballett
今シーズンの新プロダクション、ベンジャミン・ブリテンの
「真夏の夜の夢」 今回で4回目の上演だが
新聞評もベタ褒めだったし
初演に行った大学の同僚(お達者倶楽部)が
「すごく良かった」と絶賛していたので
期待して行って(しかも、かなりお高い席を奮発)
いや〜〜〜、むちゃくちゃ良かったです !!!!
舞台がともかく楽しい。
歌手としての能力だけではなくて
ちゃんと歌って演技できて、見た目もハマった歌手を揃えていて
舞台芸術としての完成度が非常に高い。
プログラム買ったら
普通、後ろに日本語のあらすじが記載されているのだが
今回のプログラムはあらすじの記載は全くなし
・・・と思ったら
あら、もしかしたら、ドイツ語版と英語版のプログラムがあるのね?
(プログラム表紙下のところに「ドイツ語」って書いてある)
まぁ、シェークスピアの「真夏の夜の夢」だから
話は誰でも知っているので、別にあらすじ、不要だけど(笑)
オーケストラ編成はとても小さい。
出てくる音楽も、とても室内楽的な繊細な音楽なのだが
いや〜、ベンジャミン・ブリテン、凄いわ。
ブリテンの音楽って、ある程度、耳に慣れるまでに
かなりかかったのだが(イアン・ボストリッジに感謝)
オペラ音楽としては
確かウィーン劇場でのルクレチアの陵辱にはハマって
数回、観に行った事があったっけ。
で、室内楽的なオーケストラなんだけど
音楽がむちゃくちゃ楽しい。
音楽による情景の描写とかが、いちいちハマっている上に
演出家と指揮者が良いのだろうと思うけれど
歌手の仕草が、音楽にピッタリ合っているのだ。
これは驚いた。歌手が歌いながらする仕草と
音楽の情景が完璧に一致する、という経験は初めてである。
オベロンはカウンター・テノール。
立派な体格の髭もじゃ男性が、高いテノールで歌うと
最初はギョッとするが
カウンター・テノールなのに堂々としていて
オペロンの風格があるんだよね〜。ちょっと惚れてしまうかも。
タイタニアのキュートさも素晴らしいし
その存在感で目立ちまくっていた
ボトム(ピーター・ローゼだ!)も魅力的。
パック役は歌手ではなく、俳優さんだと思うんだけど
新聞評では「アクロバット」と書いていたけれど
アクロバットよりは、アクロバット・ダンサーだろう。
パック役にしては、身長が高いのだが
その大柄さを全く感じさせず
舞台でトンボ飛んだり、すごいジャンプをしたり
しかも、声がものすごく通るし、英語がクリアで
舞台の端や、ソファを動かしたりしているシーンでも
存在感が大きくて
でも、やっぱり妖精で(笑)
ああいう芸達者な役者さんが1人居ると
演技が下手くそな歌手が居ると悪目立ちするのだが
今回の配役、どの歌手も、むちゃくちゃ演技が出来て
木偶の坊が一人も居なかったのには舌を巻いた。
プロモーション・ビデオの出来が良いので
下に貼っておく。
惜しむらくは、このオペラ、音楽があれだけ室内楽的だと
ウィーン国立オペラ座は会場としては、少し大き過ぎる印象を持つ事と
日本語の字幕が・・・
調子悪かったのかもしれないが
時々、出なくなったりする上に
何だかすごく省略されていて、あの日本語字幕だと、よくわからないシーンが多い。
(まぁ、喋られたり歌われたりしているのは英語だから
それでもある程度はわかるのだが)
ちょっと今、仕事も勉強も発表も
突然、何から何まで、どっさりと降って来て
こんなブログ書いてる時間もない、という状態なので
役の名前とか、日本語にしていないけれど
どうぞお許し下さい。
そんな時間がない(冷汗)という時に限って
来週は毎日ナイト・ライフを入れているワタシって
いったい何なんだろう、と
自分で呆れている私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。

なにせ今学期は朝8時からの授業が週3回(6時起床)
1日3コマとか4コマとか入れているので
自分でもワケわからなくなっている状態・・・(冷汗)
なのに、再来週には先学期の講義の試験が(以下省略)
今日の午前11時にはウィーン・フィルとティーレマンで
またブルックナー8番聴いて来たけれど
それについて、何か書いてる時間がない・・・
(まぁ、3回目なので、もう読者も飽きてるだろう・・・)
Benjamin Britten
A MIDSUMMER NIGHT’S DREAM
Oper in drei Akten / Text von Benjamin Britten, Peter Pears
指揮 Simone Young
演出 Irina Brook
舞台 Noëlle Ginafri-Corbel
衣装 Magali Castellan
照明 Jean Kalman
振付 Martin Buczko, Théo Touvet
児童合唱指導 Johannes Mertl
Oberon: Laurence Zazzo
Tytania: Erin Morley
Puck: Théo Touvet
Theseus: Peter Kellner
Hippolyta: Szilvia Vörös
Lysander: Josh Lovell
Demetrius: Rafael Fingerlos
Hermia: Rachel Frenkel
Helena: Valentina Nafornitā
Bottom: Peter Rose
Quince: Wolfgang Bankl
Flute: Benjamin Hulett
Snout: Thomas Ebbenstein
Sung: William Thomas
Starveling: Clemens Unterreiner
Cobweg: Emil Lang
Peaseblossom: Niklas Rudner
Mustardseed: Mihail Savenkov
Moth: Fabio Ringer
Exotic Child: Ramtin Geretschläger
Blockflötenensemble: Linus Kölpl, Laurenz Zoglauer, Anna Barnas,
Karin Hageneder, Fabian Lucas Holzer, Stefan Tokár
Orchester der Wiener Staatsoper
Bühnenorchester der Wiener Staatsoper
Opernschule der Wiener Staatsoper
Wiener Staatsballett
今シーズンの新プロダクション、ベンジャミン・ブリテンの
「真夏の夜の夢」 今回で4回目の上演だが
新聞評もベタ褒めだったし
初演に行った大学の同僚(お達者倶楽部)が
「すごく良かった」と絶賛していたので
期待して行って(しかも、かなりお高い席を奮発)
いや〜〜〜、むちゃくちゃ良かったです !!!!
舞台がともかく楽しい。
歌手としての能力だけではなくて
ちゃんと歌って演技できて、見た目もハマった歌手を揃えていて
舞台芸術としての完成度が非常に高い。
プログラム買ったら
普通、後ろに日本語のあらすじが記載されているのだが
今回のプログラムはあらすじの記載は全くなし
・・・と思ったら
あら、もしかしたら、ドイツ語版と英語版のプログラムがあるのね?
(プログラム表紙下のところに「ドイツ語」って書いてある)
まぁ、シェークスピアの「真夏の夜の夢」だから
話は誰でも知っているので、別にあらすじ、不要だけど(笑)
オーケストラ編成はとても小さい。
出てくる音楽も、とても室内楽的な繊細な音楽なのだが
いや〜、ベンジャミン・ブリテン、凄いわ。
ブリテンの音楽って、ある程度、耳に慣れるまでに
かなりかかったのだが(イアン・ボストリッジに感謝)
オペラ音楽としては
確かウィーン劇場でのルクレチアの陵辱にはハマって
数回、観に行った事があったっけ。
で、室内楽的なオーケストラなんだけど
音楽がむちゃくちゃ楽しい。
音楽による情景の描写とかが、いちいちハマっている上に
演出家と指揮者が良いのだろうと思うけれど
歌手の仕草が、音楽にピッタリ合っているのだ。
これは驚いた。歌手が歌いながらする仕草と
音楽の情景が完璧に一致する、という経験は初めてである。
オベロンはカウンター・テノール。
立派な体格の髭もじゃ男性が、高いテノールで歌うと
最初はギョッとするが
カウンター・テノールなのに堂々としていて
オペロンの風格があるんだよね〜。ちょっと惚れてしまうかも。
タイタニアのキュートさも素晴らしいし
その存在感で目立ちまくっていた
ボトム(ピーター・ローゼだ!)も魅力的。
パック役は歌手ではなく、俳優さんだと思うんだけど
新聞評では「アクロバット」と書いていたけれど
アクロバットよりは、アクロバット・ダンサーだろう。
パック役にしては、身長が高いのだが
その大柄さを全く感じさせず
舞台でトンボ飛んだり、すごいジャンプをしたり
しかも、声がものすごく通るし、英語がクリアで
舞台の端や、ソファを動かしたりしているシーンでも
存在感が大きくて
でも、やっぱり妖精で(笑)
ああいう芸達者な役者さんが1人居ると
演技が下手くそな歌手が居ると悪目立ちするのだが
今回の配役、どの歌手も、むちゃくちゃ演技が出来て
木偶の坊が一人も居なかったのには舌を巻いた。
プロモーション・ビデオの出来が良いので
下に貼っておく。
惜しむらくは、このオペラ、音楽があれだけ室内楽的だと
ウィーン国立オペラ座は会場としては、少し大き過ぎる印象を持つ事と
日本語の字幕が・・・
調子悪かったのかもしれないが
時々、出なくなったりする上に
何だかすごく省略されていて、あの日本語字幕だと、よくわからないシーンが多い。
(まぁ、喋られたり歌われたりしているのは英語だから
それでもある程度はわかるのだが)
ちょっと今、仕事も勉強も発表も
突然、何から何まで、どっさりと降って来て
こんなブログ書いてる時間もない、という状態なので
役の名前とか、日本語にしていないけれど
どうぞお許し下さい。
そんな時間がない(冷汗)という時に限って
来週は毎日ナイト・ライフを入れているワタシって
いったい何なんだろう、と
自分で呆れている私に
どうぞ1クリックをお恵み下さい。
なにせ今学期は朝8時からの授業が週3回(6時起床)
1日3コマとか4コマとか入れているので
自分でもワケわからなくなっている状態・・・(冷汗)
なのに、再来週には先学期の講義の試験が(以下省略)
今日の午前11時にはウィーン・フィルとティーレマンで
またブルックナー8番聴いて来たけれど
それについて、何か書いてる時間がない・・・
(まぁ、3回目なので、もう読者も飽きてるだろう・・・)