<< ウィーン・フィル + ティーレマン 2回目 | main | ウィーン放送交響楽団 + ヤクブ・フルシャ >>

ナクソス島のアリアドネ 国立オペラ座

0
    Wiener Staatsoper 2019年10月8日 19時30分〜22時15分

    ARIADNE AUF NAXOS
    Oper in einem Akt nebst einem Vorspiel
    Musik : Richard Strauss
    Text : Hugo von Hofmannsthal

    指揮 Michael Boder
    演出 Sven-Eric Bechtolf
    舞台 Rolf Glittenberg
    衣装 Marianne Glittenberg
    照明 Jürgen Hoffmann

    プロローグの登場人物
    執事 Hans Peter Kammerer
    音楽教師 Jochen Schmeckenbecher
    作曲家 Kate Lindsey
    テノール Stephen Gould
    兵士 Oleg Zalytskiy
    ダンス教師 Thomas Ebenstein
    カツラ職人 Wolfgang Igor Derntl
    召使い Marcus Pelz
    ツェルビネッタ Hila Fahima
    プリマドンナ Adrianne Pieczonka
    ハーレキン Samuel Hasselhorn
    スカラムーチョ Carlos Osuna
    トラファルディン Peter Kellner
    ブリゲッラ Leonardo Navarro

    オペラの登場人物
    アリアドネ Adrianna Pieczonka
    バッカス Stephen Gould
    ナヤーデ Maria Nazarova
    ドリアーデ Svetlina Stoyanova
    エコー Ileana Tonca
    ツェルビネッタ Hila Fahima
    ハーレキン Samuel Hsselhorn
    スカラムーチョ Carlos Osuna
    トラファルディン Peter Keller
    ブリゲッラ Leonardo Navarro

    Orchester der Wiener Staatsoper

    好きなものは好きなので
    年に1回くらいは、どうしても観たくなるオペラが
    普通にスタンダード・レパートリーとして上演される
    国立オペラ座って、好き ❤
    (本当はカプリッチオの方がもっと好きなのだが
     さすがにこれはスタンダード・レパートリーは無理(笑))

    安定のクオリティというか
    いわゆる「スター歌手」というのではないし
    ヴェルディやプッチーニと比べると
    「普通の」観光客にウケの良い演目でもないので
    チケットが比較的入手し易かったのか
    周囲がみんな観光客で

    それは良いんだけど
    ちょっと辟易する事もあって

    オペラ・パートの最初の、あの繊細な室内楽的メロディに
    レジ袋のガサガサ音と「何買ったの?」とか言う(外国語なので理解不能)
    年配の女性同士のお喋り声が混じったら
    どんな気分か、想像してくれ。

    この年配カップル、女性の方がずっと喋っていて
    何回注意しても無理なので、もう諦めて
    最後の方で、あら少し静かになったか、と思ったら
    男性のイビキが聞こえて来た。
    ・・・お疲れだったんでしょうね(ため息)

    隣の若いお兄ちゃんとお姉ちゃんが
    オペラの間に盛大なラブシーンを繰り広げていても
    スマホでずっとビデオを撮っていても
    気にし出したら
    せっかく30ユーロ以上の席を奮発したのに
    もったいない。

    この演出(2012年〜13年のシーズンから)での上演は28回目。
    私は、この演出でオペラ座で観るのは9回目(しつこい)

    ヒラ・ファヒマは、すっかりツェルビネッタの役をモノにしたようだ。
    オペラ・パートのアリアでは
    いつも通り、音符と音符の解像度はあまりないけれど
    こちらも聴いているうちに、ファヒマの歌唱に慣れて来ちゃった(笑)

    最初の頃は声量がない、とか書いているが
    このオペラ、別に声量なくても
    いわゆる、伝統的オペラというか
    コロラチューラの超絶技巧をバロック的に楽しんでも良いと思うので
    オーケストラは音量を抑えて(もともと室内楽編成だし)
    すごく楽しく聴いた。(この歌手、ドイツ語もハッキリしているし)

    作曲家のケイト・リンジーが素晴らしかった。
    まだ39歳だし、これからも伸びるだろうが
    演技も巧いし、見た目も美しくて男性役ピッタリだし
    声量もある、ドイツ語もちゃんと発音している。

    シュメッケンベッヒャーの教師役も何回も聴いたが
    この人も堂々とした声量があって
    教師役にハマっているが

    この大声量のシュメッケンベッヒャーと対峙して
    ケイト・リンジーの作曲家役、全く聴き劣りしないし
    ツェルビネッタに惚れるところとか
    何だかすごくリアルだし
    最後のシーンでは、本当にキスしてる(ように見える)(笑)
    見た目のバランス(背の高さ)とかも絵になっていて素敵。

    テノール+バッカス役のステフェン・グールドが抜群。
    いや、本当にこの人、ヘルデン・テノールそのものって感じ。
    あれだけ長いシーンで
    堂々と会場中に響き渡る美声・・・
    アリアドネが惚れちゃうのもわかるわ。

    侍従長は、今まではずっとペーター・マティッチだったが
    残念ながら、あんなにお元気だったのに
    突然亡くなってしまったので
    今回はハンス・ペーター・カンマーラー。

    美しいバリトンの声で
    ほんの少しだけウィーン風の洗練さ(=いやらしさ(笑))もある。
    マティッチと比べたらいかんのだが
    堂々としていて
    嫌味ったらしくて(褒めてます)
    存在感は抜群だった。
    (後半では、舞台の後ろで動いているのだが
     バッカスが横で歌い出して、ひっくり返るところを
     本当にひっくり返っていた(痛かったんじゃないのか・・・))

    オーケストラはホーネックさんがコンマス。
    あ〜、もう、本当に
    これだけ熟知しているオーケストラの紡ぎ出す
    リヒャルト・シュトラウスの音楽は
    天上の響きで
    何でこのオーケストラ、こういう曲を演奏させると
    実に艶っぽい響きになるんだろう?

    このオペラって
    モーツァルトで始まってワーグナー(のパロディ)で終わる、と
    私の好み的に理解しているんだけど
    最初の序幕部分の音楽構成の巧みさは
    何回聴いても驚くし
    私はこの序曲が始まると、反射的にウキウキして来て
    何かが起こる、という期待感がたまらない。

    全然「感想文」になっていないのだが
    本当に本当に楽しかった。
    この演出、後半の後ろ部分での演技が多すぎて
    ちょっと、くどい部分はあるのだが
    (何回も書いているが、このオペラを観るのであれば
     ちゃんと舞台の後ろの方までバッチリ観える席でないと
     半分以上、損をするぞ。あの舞台の奥のドタバタは楽しい)
    そこらへんは、何回も見て
    ここで何が行われるか的な事は把握しているから大丈夫。

    あと1回くらい観に行っても良いかなぁ、と
    真剣に考えている私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    本当にもう一度行くなら、立ち見席でも良いかなぁ。
    今日の立ち見席、途中で帰る人も多く
    平土間の立ち見席なんか、最後は3分の1も埋まってなかったし
    ギャラリーとか、かなり空いていた感じだった。
    (音はギャラリーの方が良い。舞台は知ってるから別に見なくても・・・)

    スポンサーサイト

    0
      • 2019.11.20 Wednesday
      • -
      • 23:30
      • -
      • -
      • by スポンサードリンク

      calendar
           12
      3456789
      10111213141516
      17181920212223
      24252627282930
      << November 2019 >>
      PR
      ★コンタクト・メイル★
      メイルはこちらへ
      ブログランキングに1クリックお願いします
      selected entries
      categories
      archives
      recent comment
      recommend
      links
      profile
      search this site.
      others
      mobile
      qrcode
      powered
      無料ブログ作成サービス JUGEM