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トーンキュンストラー管弦楽団 + グスターボ・ヒメノ

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    Schloss Grafenegg Auditorium 2019年9月6日 19時〜21時

    Tonkünstler-Orchester Niederösterreich
    ホルン Stefan Dohr
    指揮 Gustavo Gimeno

    Giuseppe Verdi (1813-1901)
     Ballettmusik sus der Oper «Macbeth» (1865)

    Richard Strauss (1864-1949)
     Konzert für Horn und Orchester Nr. 1 Es-Dur op. 11 (1882/83)

    Béla Bartók (1881-1945)
     «Der wunderbare Mandarin» Pantomime in einem Akt op. 19 (1917-24)
      (Konzertfassung von 1927)

    Richard Strauss
     «Till Eilenspiegels lustige Streiche» Tondichtung op. 28 (1894/95)

    天気は雨にはならず、多少は持ちそうだったので
    一応、冬のコートやら座布団やらをバッグに詰め込んで行ったけれど
    やはり、コンサートは屋内のホールになった。

    よしよし、しめた。
    こういうケースを想定して
    雨の時に屋内に席のある一番安いカテゴリーの席を抑えているのだ。
    (天気が良ければ端的に言っちゃえば芝生席10ユーロで充分である)

    昨日、ロイヤル・コンセルトヘボウを聴いた後での
    地元のオーケストラは聴き劣りがするんじゃないかと
    失礼な事を考えていたのだが

    おおお、オラが村のオーケストラも
    なかなかやるじゃないの(笑)

    もちろんオーケストラによる音色の違いはあるし
    飛び抜けたむちゃくちゃ名人が
    目立ちまくる超絶ソロを演奏した、とか言うのはないが
    (すみません)
    ヒメノの指揮が、かなり締まった筋肉質な感じで
    しかも、オーケストラの音量が充分に出ていて
    ここ数年、このオーケストラが
    それなりに自信をつけて来ているのがよくわかる。

    ヴェルディのマクベスに
    こんなダンス音楽あったのか。
    ヴェルディ避けまくっているから知らなかった。
    (イタリアのヴェリズモ・オペラは非常に苦手・・・)
    割にご機嫌な華やかな曲での幕開けは、ちょっとワクワクする。

    リヒャルト・シュトラウスのホルン協奏曲は
    まぁ、作曲家が10代の時の作品なので
    とても伝統的な感じがする。
    有名曲だから、時々演奏されるけれど
    私は聴き込んだ事はない。

    だが、ホルンのシュテファン・ドールが
    アンコールにオリヴィエ・メシアンの曲を演奏したのが
    この曲に唖然・・・

    ともかくホルンという楽器の出せるすべての音を使いました
    という感じの曲で
    モチーフのアンサーが、とんでもない弱音で
    木霊のように演奏されたり
    なんかもう、他の世界に飛んで行きそうで
    周囲の年配の方々が
    「なんじゃこれ?」とか小声で喋っているのも気にならない。

    このホルンのソロを聴いただけでも
    今日のコンサートに来た価値はあるというものだ。

    後半はバルトークの「中国の不思議な役人」と
    リヒャルト・シュトラウスの
    「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」という
    物語の音楽を2曲続けて演奏。

    中国の不思議な役人って
    いや、別に良いんだけど
    今日のコンサート、子供連れも結構居たのだが
    ああいうストーリー、子供向けじゃないだろ・・・

    とは言え、このストーリー知って聴いている人が
    何人いるのかはわからないが。

    ヒメノの筋肉質な感じの硬質な音楽作りは
    こういうメカニックに響く音楽ととても合っている。
    不気味さは充分に出ているし
    まぁ、エロチックなところはちょっと隠されていたけれど
    (全体的に非常に男性的な音楽作りでダイナミックさが目立つ)
    緊張感のある、すごくマッチョな演奏で
    聴衆にもすごくウケていた。

    ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずらは
    日本的な感覚から言えば
    どこをどう取ったら
    そういう「いたずら」が愉快と思えるのだ?という
    私には、ティル・オイレンシュピーゲルの不快ないたずら、としか思えない。

    で、これも不愉快ないたずらが続いた後に
    殺されちゃうわけで
    ティルが、絞め殺されてキューッと言うシーンまで
    かなりリアルに演奏されるんですけどね・・・

    まぁ、我々、草食民族の日本人と違って
    肉食民族のヨーロッパのおとぎ話や子供用の話って
    とんでもないものが多いから(偏見)
    (学生時代、ドイツ語専攻だった私が
     え〜っ、ドイツの子供って、こんなものを読まされるのか
     とひっくり返ったのが、マックスとモーリッツだったのだが
     同じような印象を持った学生は多いと思う)

    パートのクリアさや
    演奏の正確さは比べても仕方ないし
    えっ、ありゃりゃ、という箇所もなかったわけではないが
    全体的にとても雄弁な語りを見事に聴かせてくれたし
    読者ご存知の通り
    この曲、始めと最後に
    おとぎ話だよ、というシグナルがあるので
    その意味で、あまり直裁的に残酷に響かないのが救い。

    意外に地元のオーケストラもやるじゃん、と
    ちょっと良い気分になったコンサートで
    気持ち良く往復140キロのドライブも楽しんだ私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。


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      • 2019.12.07 Saturday
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