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トーンキュンストラー + ドミトリー・リス

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    Schloss Grafenegg Wolkenturm 2019年8月22日 19時30分〜21時30分

    Tonkünstler-Orchester Niederösterreich
    バイオリン Baiba Skride
    指揮 Dmitry Liss

    Olga Viktorova (*1960)
     „Qinglong - Azure Dragon“ für Symphonieorchester (2012)

    Ludwig van Beethoven (1770-1827)
     Konzert für Viline und Orchester D-Dur op. 61 (1806)

    Dmitri Schostakowitsch (1906-1975)
     Symphonie Nr. 6 h-Moll op. 54 (1939)

    グラーフェネック夏の音楽祭
    これからせっせと木・金・土・日と通う予定で
    みんなから、グラーフェネックの近くに宿泊するの?と聞かれるが
    いえいえ、毎日ウィーンからドライブします。
    (環境には悪いのは承知なんですが・・・(・・;)

    お久し振りのトーンキュンストラー。
    指揮はロシア人のドミトリー・リス。
    ウラル交響楽団とかロシア・ナショナル管弦楽団とかで指揮しているらしい。
    1960年生まれなので、中堅指揮者と言う感じか。

    18時30分に到着して庭でデッキ・チェアに寝転んでいたら
    リハーサルしていて、ベートーベンとかショスタコーヴィッチが聞こえて来た。
    19時少し過ぎまでリハーサルして、19時30分からコンサート。

    最初の曲がウクライナ生まれの作曲家オルガ・ヴィクトローヴァの作品。
    この作曲家も指揮者と同じ歳。
    曲のテーマが、中国の青龍で
    プログラムの記載によれば、中国では
    東に青龍、北に黒亀、西が白虎で南が赤鳥なのだそうで
    青龍は7つの住処を持ち
    ツノ・背中・根っこ・家・心臓・尻尾・千歯扱
    ・・・と書いてあるのだが、よくわからん。

    でも、この曲、面白い。
    比較的わかりやすい一定のリズムで
    割にわかりやすいモチーフが演奏されて
    7つの部分に分かれているようなのだが
    曲想の変化が、やっぱりわかりやすい。

    ただ、一応これ、現代音楽なので
    あまりわかりやすい調性はなくて
    演奏始まったとたんに、あちこちから聞こえる小声でのお喋り(笑)
    途中で飽きてスマホ出してラインをチェックしたり
    自撮りしたりしている母と娘らしき二人連れが前にいたし
    まぁ、ベートーベン目当てとか
    今日はクラシックのコンサートよ、うっふん、という人には
    がっかりだったかもしれないのだが

    この曲、ゲーム音楽として聞いてみたら
    もっと面白く鑑賞できるのに(笑)
    ・・・と言ってしまったら、作曲家には非常に失礼に当たるだろうが
    ちょっと映画音楽っぽいし、ゲーム音楽としても使えそうで
    それだけ、視覚に訴える面白さがある。

    オーケストレーションもかなり厚みがあるし
    表情は豊かだし、テンポが速くてノリノリだし
    リズムもはっきり聴こえるので、退屈しないのである。

    作曲家も来ていて舞台に上がっていた。
    ウクライナの作曲家が中国のテーマというのも面白いが
    中国の音楽に特有のペンタトニックはほとんど使っていなくて
    (ほんの一部だけ出て来たが)
    プログラムによればトリトノスも使っていて
    アルカイックな雰囲気とか書かれていたが
    そこまで神秘的な感じは受けなかったなぁ。
    まぁ、好みの問題だが。

    バイオリニストのバイバ・スクリーデは
    よくオーストリアで演奏するので
    調べてみたら2010年10月が最初で
    (2008年以前は記事が消えたので、その前はわからない)
    今まで全部で7回聴いている。

    ワタクシ的には、あまり好きなバイオリニストではなくて
    泣き女というか、泣き節というか、そういうイメージが強かったけれど
    今回のベートーベンは
    比較的ベートーベンらしい(私見ですっ!)感じに聴こえて来た。

    ヘンなタメとか音の伸び縮みとかがなくなって
    無用なものを落としたシンプルな形になって来た、という印象。
    気負いがなくなった感じがする。
    以前に強く感じた「見ろ見ろ聴け聴け」感が落ちて
    音楽に素直な演奏になって来ているみたい。

    しかしこの曲の2楽章の
    オーケストラの弦楽器の音色の美しさには唸った。
    さすがオーストリアのオーケストラで
    ベートーベンは熟知している、という感じ。

    グラーフェネック名物の第一楽章終わっての拍手はあったけれど
    もう最近、こういうのは仕方ないと思っているので(笑)
    それはそれで良しとしよう。

    ショスタコーヴィッチの交響曲6番。
    これ、第1楽章が長くて陰鬱なのだが
    ロシアの指揮者なのに
    あまりねっとりするところがなくて
    比較的あっさりと、解像度の高い演奏になっている。

    ただ、さすがに、あのピアニッシモの中間部は
    大自然の中で、既に太陽は落ちて暗くなっている中で
    ああいう演奏を聴くと
    ちょっと、ゾッとするような闇に落ちる気分。
    ホルンのソロまでの数分間が
    まるでお化け屋敷のような感じで
    結構スリル満点だった。

    まぁ、正直言って
    ウィーンからガソリン代使って
    比較的高い(悪天候の時にはホールに席がある)チケットを買って
    わざわざ行くだけの価値があったかどうか、と聞かれると
    かなり微妙ではあるのだが。
    (ショスタコーヴィッチ、やっぱり木管が(以下省略))

    まぁでも、(多分)少ないリハーサル時間で
    あそこまで仕上げてくれれば
    やっぱりプロのオーケストラではある。

    という微妙な感想でお茶を濁す私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。


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