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リクイッド・ロフト スタンド・アローン(ポリフォニー)

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    Im Puls Tanz
    Vienna International Dance Festival

    Leopoldsmuseum 2019年8月1日 21時〜22時30分
    Liquid Loft
    STAND-ALONES [polyphony]

    ダンス・振付
    Luke Baio, Stephanie Cumming, Dong Uk Kim,
    Katharina Meves, Dante Murillo, Anna Maria Nowak,
    Arttu Palmio, Hannah Timbrell
    芸術監督・振付 Chris Haring
    音楽・サウンド Thomas Jelinek
    理論・テキスト Stefan Grissemann

    オーストリアのコレオグラーフ、クリス・ハーリング率いる
    リクイッド・ロフトは
    コンテンポラリーだから当たり外れはあるけれど
    比較的面白い作品が多い。

    今回の会場はエゴン・シーレのコレクションで名高い
    レオポルド美術館。
    MUMOK という隣の近代美術館での公演がよくあるので
    間違えてそちらに行ってしまい
    美術館が違うよ、と言われて焦ったが
    建物はすぐ近くだし
    21時開演とか言っても、21時に開場だったので
    充分間に合った。

    題名が示す通り、今回のテーマは、ポリフォニー。
    レオポルド美術館の地下のスタジオの
    各ルームに、それぞれダンサーが1人づつ居て
    観客は、あちこちのルームに移動しながら鑑賞する方式。

    昨年の作品「バビロン」と同じく
    各ダンサーは小さなコンピュータ端末とブルートゥースのスピーカーを持つ。

    それぞれのルームで、それぞれのダンサーが
    背後に、微かに鳴っている音楽と重ねて
    別のセリフや音楽や雑音などに合わせて

    「踊る」と言って良いのか、判断がつかない。
    「身体のカタチを見せる」と言った方が良いかもしれない。

    もちろん、激しい動きもあるけれど
    基本的に1スケッチについては同じ場所に居る。
    ただ、居る場所での「身体の歪み」がスゴイ。

    プログラムにはゴシック様式の巨匠による
    絵画の歪みについての言及があったけれど

    確かにダンサーの顔や身体を自由自在に使って
    ゴシック的?な、歪んだ彫刻だか絵画だかを見ている気分になる。
    まぁ、あの歪み方は近代絵画かもしれないが。

    普通の表情で普通に立っていれば
    国立バレエ団のナターシャのお姉さんかな、と思われる美女が

    手で顔の皮膚を引っ張って
    白目剥いて
    歪んだ状態で立ちつつ
    スピーカーから流れる男性の声の口パクしているところなんて
    ものすごい迫力なのだが
    そう書いたら、読者諸氏にも想像できるだろうか。

    壁にもたれ掛かりながら
    手が何処に行ってるのよ、という、身体の歪み方だったり

    完全な裸になって
    ほとんど手足逆さみたいな状態で
    部屋の角にへばり付いていたり

    ともかく、不思議な物体が
    その時々に位置やカタチを変えて、その部屋に居る。

    観客は、気の向くままに、ルームからルームへと移動したり
    あるいは、ダンサーの近くや遠くの床に座り込んで見ている人も多い。

    隅々までコントロールの効いた身体が
    徹底的なオフ・バランスで作り出す歪んだカタチ。
    まるで、ダリの世界を見ているような気分になる。

    裸の男性が壁に向かって立って
    お尻のお肉だけを細かく揺らすって
    いったい、どうやったんだろう?
    いや、尻の肉量に関しては
    絶対に私の方が優っているに違いないのだが
    あんなに細かくは揺らせないぞ・・・

    もちろん、ダンサーはみんな、ひたすら真面目なのだが
    しかし、その歪みに、何とも滑稽なユーモアのセンスが見える。
    こういうところ、ハーリングの面目躍如かもしれない。
    (ハーリングの振付って、何となく「笑える」部分があって楽しい)

    部屋を移動しながら、5人のダンサーそれぞれの
    不思議な肉体の動きを鑑賞して
    最後は大ホールに全員集まってフィナーレ。

    約80分の公演だが
    むちゃくちゃ面白かった。
    こういうのは、実際に見てみないと
    その面白さは伝えられないのが残念。

    動くゴシック絵画を見たい、とか言う趣味の方には
    絶対に気に入ると思う。
    明日、明後日と公演があるが
    明日は既にチケット売り切れみたい。

    さすがに2時間近く、立ったままで移動しながら鑑賞するのは
    膝が痛くてツライので、続けての鑑賞はしないけれど
    かなり見応えのある公演だったので
    満足している私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    今日の朝は5時に起きて(2時間半しか寝てない)
    ホテルから駅までバスの停車場3つの距離を歩き
    始発の列車でウィーンに帰って
    コンツェルトハウスのチケット取りと
    オペラ座のオープン・ハウスのチケット取りをした(炎天下待ち時間1時間)
    自分ながら呆れる根性が
    勉学に全く活かされないのは何故なのだろう・・・

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      • 2019.10.18 Friday
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