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ヨーロッパ連合ユース・オーケストラ + ヴァシリー・ペトレンコ

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    Schloss Grafenegg Auditorium 2019年7月27日 20時〜22時

    European Union Orchestra
    指揮 Vasily Petrenko
    ソプラノ Miah Persson
    アルト Theresa Kronthaler
    テノール Norbert Ernst
    バス Leon Košavić
    コーラス Tschechischer Philharmonischer Chor Brünn

    Ludwig van Beethoven (1770-1827)
    "Wellingtons Sieg oder Die Schlacht bei Vittoria“ für Orchester
    op. 91 (1813)
    Symphonie Nr. 9 d-Moll op. 125 (1822-24)

    グラーフェネックのフェスティバルは
    8月16日がオープニングだが
    その前のサマー・フェスティバルのコンサートへ。
    (色々とあったようだが、クラシックではないコンサートも多いので
     私は行かなかった・・・悪しからず)

    毎年グラーフェネックでコンサートをする
    ヨーロッパ連合ユース・オーケストラが
    いつものヴァシリー・ペトレンコを指揮者に迎えて
    今年は何と、ベートーベンのウエリントンの勝利と交響曲9番。

    昨日まで30℃を優に超える真夏日が続いたのに
    今日、朝起きてみたら
    厚い雲に覆われた暗い空で
    気温は20℃くらい。
    しかも、日中も雨が降ったり止んだり。

    ギリギリ天気は持ちそうだったものの
    コンサートはオーディトリウムのホールになった。
    こういう時のために
    オーディトリウムに席のある一番安いチケットを確保している。
    (芝生席とか、ホールに席のないチケットは安いが
     ホールに席があるチケットはかなりお高い(30ユーロくらい))

    ユース・オーケストラなので人数が多い。
    弦なんか舞台からはみ出しそうな数。

    舞台の奥の左右に
    パーカッションとブラス(トランペットだったっけ、記憶にない)が1名。

    最初に、舞台上のオーケストラ・メンバーが
    真ん中あたりを境に、半分は下手(しもて)奥の2人に身体を向け
    もう半分の上手(かみて)は、対向位置の客席の方に身体を向ける。

    わっはっは、戦争の真似っこというか
    敵と味方に分かれたわけね(笑)

    この曲、ベートーベンの交響曲7番とともに
    初演されて、大絶賛を受けたらしいが
    私が今まで読んだ本だと
    駄作、としか書かれてなくて
    駄作かどうかはともかくとして
    コンサートで演奏されたのは一度も聴いた事がない。

    敵・味方に分かれての太鼓や行進曲
    木管のアンサンブルから
    激しい戦闘への移行とか
    まぁ、面白いと言えば、面白い。
    フランスの民謡と、ゴッド・セーブ・ザ・キング(当時)の曲が
    色々と絡まって、変奏曲みたいになって

    しっちゃかめっちゃかじゃん(爆笑)

    いや確かに、現代の耳で聴いてみれば
    傑作とはちょっと言いにくいような感じだが
    しかしこれ、ベートーベン、何だか一人で
    異様に浮かれて、熱くなって
    むちゃくちゃ楽しんでませんか・・・

    ユース・オーケストラとヴァシリー・ペトレンコが
    また、これを愉快に演奏するもんだから
    何だか大昔の戦争をコミックでパロディとして見ている気分。

    休憩挟んで、ベートーベンの交響曲9番。
    合唱もソリストも入るので
    演奏するにはお金がかかるので
    ベートーベンの交響曲のなかでも、あまり演奏されない曲だが

    さすがにこの大規模オーケストラなので
    モダン奏法で、第1楽章は比較的遅めのテンポ。
    出てくる音楽は非常にドラマチック。

    しかも、やっぱりユース・オーケストラって
    エネルギーが半端じゃない。
    プロのオーケストラに時々見られるような
    適当な投げやりさというのが全くなくて
    メンバー全員が、ともかく真剣そのもの。

    自分の音に酔っているようなメンバーも居るけれど
    音じゃなくて隣のプレイヤーに恋していたのかもしれない(邪推)
    確か16歳〜26歳のメンバーなので
    一緒に演奏しているうちにカップルになるメンバーも
    結構多いんじゃないかなぁ(邪推だけど、羨ましい(笑))

    第1楽章の後に客席から盛大な拍手。
    あ〜、出た、グラーフェネック名物が。

    グラーフェネックのコンサートって
    必ず、どこか大手のスポンサーが付いていて
    そのスポンサーがお客さまをご招待する。

    よって、楽章間拍手が、かなり多いのだが
    毎年、毎年、スポンサーご招待の客が多い事を考えると
    こんなに大勢の、しかも年配の、金持ちそうなお客さまが
    (だってスポンサー招待=金持ってる顧客でしょ?)
    その歳になるまで、クラシックのコンサートに行った事がないって
    何だか不思議な気がしてくる。

    日本のウエブの記事で
    エグゼクティブはクラシック音楽を語るのがステータス・シンボルとか
    ワケのわからん内容を読んだ事はあるが
    スポンサーご招待=顧客=金持ちの図式を考えると
    金持ち=エグゼクティブではないのか(あっ、問題発言しちゃった)

    でもだいたい、クラシックは高級だとか
    エグゼクティブ用だとか、そんな事、あまり考えていないような気がするが。

    まぁ、楽章間拍手(平土間の超高級席からだけ)はともかく
    第2楽章は早めのテンポですっ飛ばして
    テンポについていくのがギリギリの楽器もあるんですけど(苦笑)

    第2楽章の後に・・・あ〜、あっはっは。
    グラーフェネック名物である、もう構わんわワタシ。

    第3楽章は実に美しい楽章なのだが
    ヴァシリー・ペトレンコの指揮だと拍子が聞こえない。

    すごくセンチメンタルに
    エモーショナルに演奏してくれるのは良いのだが(含む第2楽章)
    これ、ロシア音楽じゃないですし

    私の偏見・独断なので好みの問題としても
    ベートーベンは、やっぱりワタクシ的には古典なので
    あんまり熱く演奏されると
    ちょっとそれ、ロマン派じゃない、と言いたくなってしまう。
    すみません、好みの問題です、あくまでも。

    第3楽章からアタッカで最終楽章へ(まぁ、そりゃそうだろう)
    私の前に座っていた年配のご夫婦が
    知っているメロディだったらしく
    喋って、バッグからスマホ出して
    ビデオ撮ってるけれど、も〜、こういうのって注意する気になれん。
    (何言われるかわからないし。
     もちろん、上演前にドイツ語と英語のアナウンスはあったけれど
     どんなにアナウンスしても、写真やビデオは撮る人は撮る)

    セミプロのユース・オーケストラなので
    いくら腕自慢の若い音楽家が集まっているとは言え
    (一部のメンバーはプロより巧いプレイヤーもいる)
    やっぱり、ある意味、アマチュア・オーケストラではあるわけで

    しかも、昨日まで34℃の気温で
    野外音楽堂のためにリハーサルしていたのだろうから
    突然20℃になってホールで、というのも
    技術的な弱さを触発する原因にもなっているだろう。

    歌手陣はまぁまぁというか(すみません)
    ホールだからバスの声は朗々と響いたけれど
    美声だけど、あまり迫力のあるバスではない。

    テノールを見て私がビックリしたのは
    このテノール、私の中のイメージは
    ナクソス島のアリアドネの中の舞踏教師役で・・・(笑)

    袖から、ちょっと踊りながら出てくるところが
    他のテノールには出来ない洒落っ気があって
    タンツ・マイスターはこの人しかいない、と思い定めていた歌手が
    第九を歌っているって、ちょっと驚く。

    (プログラムによれば、2017年まで国立オペラ座のアンサンブルだったそうで
     あら、もう辞めたのか。あの絶妙な舞踏教師が聞けないのは残念)

    リズム的に、ちょっと遅れ気味なところが気になったが
    もしかしたら、指揮者のキューが悪いのかもしれない。

    ソプラノは、高音が綺麗に出ていて
    声を細めに絞って、ヒステリックではなかったのでまぁ満足。
    アルトは時々聴こえてくる、という程度なので何も言えない。

    コーラスはチェコのブルノから呼んで来たようだ。
    総勢で60人くらいか。
    男声は比較的音量もあって出ていたし
    ソプラノ・パートに一人だけ、突出した美声の人がいて
    ほんの時々、コーラスから浮いて聴こえて来た。
    人数が少ないせいもあるけれど
    やっぱり、繊細なニュアンスには欠ける。

    同じくオーケストラも
    メンバーが多いだけに大音響で派手に鳴るけれど
    その分、ニュアンスに欠けて大味なところが多い。
    ただ、やっぱり若いメンバーと若い指揮者は
    体力があるし、エネルギーにも満ちていて緩みがない。

    演奏回数が比較的少ないとは言っても
    かなりの回数をライブで聴いている曲だし
    CDも何枚も持っているので
    オーケストラと指揮者の技術的・音楽的な甘さが
    どうしても耳に入って来てしまうが
    半分アマチュアのユース・オーケストラと考えれば
    充分に堪能できる演奏だったと思う。

    客席はかなり湧いていた。
    特に、平土間から盛大な楽章間拍手をした人たちが
    スタンディング・オベーションしていたのが印象的。
    きっと楽しかったんだろうなぁ。いやぁ、良かった良かった。

    22時30分からライトシューレ・ホールで
    レイト・ナイト・セッション。

    指揮者がワイン片手に出て来て

    インタビューアーの「指揮者として一番イヤな事は何ですか」という質問に
    オーケストラのメンバーが「これは仕事だからと言う事」
    ・・・と答えたのが、面白かった。

    ヴァシリー・ペトレンコ曰く
    音楽を演奏するというのは
    どこかに「趣味」的なものが残っていなければならない

    あ〜、だから今日の演奏って
    どこかアマチュアに聴こえたんだなぁ、と納得。

    確かに、やる気のないサラリーマンと化したオーケストラの
    くそつまらんプロの演奏っていうのには何回も遭遇しているけれど
    プロ・オーケストラの「仕事としてのプロ意識」を甘く見てると
    プロ指揮者としてキャリア積めないんじゃないの(余計なお世話)

    ヨーロッパ連合ユース・オーケストラは
    EU内のオーディションを勝ち抜いて来たメンバーなので
    アマチュアとは言えないが
    ユースのセミプロと言えば、もう一つ突出したグループもある。

    ただ、青春の時代を、好きで好きで好きで
    将来の職業に結びつくかもしれないチャンスを
    目一杯頑張ろう!という意欲に満ちたオーケストラの演奏は
    青春そのもの、っていう感じで楽しい。

    ところで、こういう芸事とかスポーツとかを
    夢中でやっている人たちって
    微笑ましく見られたり、褒められたりするのだが
    勉強に頑張っている人たちは
    往々にして「ガリ勉」と言われて貶められるのは
    いったい何故なんだろう???

    ・・・とかワケのわからん事を考えてしまった上に
    久々の記事で、むちゃくちゃ長くなってしまったアホな私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    誤解のないよう書いておくが
    私は「ガリ勉」ではない。
    というより、ガリ勉になりたいのは山々だが
    そのために必要な
    記憶力も、能力も、体力も、気力もない・・・というのが現実なのだ。

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      • 2019.11.20 Wednesday
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      • 23:50
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