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マルティン・グルービンガー ザ・パーカッション・プラネット

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    Wiener Konzerthaus Großer Saal 2019年6月17日 19時30分〜22時

    Martin Grubinger
    The Percussive Planet Ensemble

    マルチ・パーカッション Martin Grubinger jun.
    パーカッション Martin Grubinger sen., Leonard Schmidinger, Rainer Furthner,
    Slavik Stakhov, Rhani Krija, Alexander Georgiev
    ドラム Sebastian Lanser
    エレキバス Heiko Jung
    エレキギター Alexander Jung
    キーボード Jan Eschke
    ピアノ Per Rundberg
    トランペット Martin Angerer, Aneel Soomary, Andreas Pranzl, Axel Mayer
    トロンボーン Gerald Pöttiner, Philipp Fellner, Bernhard Holl, David Zuder
    サクソフォン Alexander von Hagke

    音響技術 David Horn

    „The Best of Percussive Planet“
    John Williams (*1932) The John Williams Special Edition Suite

    天才マルティン・グルービンガーを追いかけて数年。
    なのに、いつまで経っても若いしキュートだし
    天才振りには、ますます拍車がかかって
    体力も記憶力も、運動神経も音楽性も、飛び抜けている。

    今回のパーカッション・プラネットは
    事前にお客さまから「何を聴きたい」かアンケートして
    お客さまの希望に合わせた、お好みコンサートの趣向。

    ・・・そう言えば、コンツェルトハウスから
    どうぞ投票して下さい、みたいなメールがあったな(忘れてる)

    コンツェルトハウスの舞台一杯に広がる
    パーカッション楽器に加えて
    後ろにはドラム・セット、トランペットにサクソフォン
    ずらっとトロンボーンが並び
    下手(しもて)にはピアノとキーボード。

    両脇には、大きな和太鼓が2つあって
    上手(かみて)の奥の暗くなったところには
    音響技術者がミキサーの前に座っている。

    マルティン・グルービンガー(ジュニア)がマイクでご挨拶。
    コンツェルトハウス大ホールは満杯である。

    昨日のグバイドリーナと何という違い・・・
    しかも若い人というよりは
    私くらいの年配が多い(少なくとも貧民席には・・・)

    「みなさんの投票で決まった第5位から第1位までの曲を演奏します。
     でも、まずは僕たちの大好きなジョン・ウィリアムスを
     本人の許可を得て組曲でアレンジしたので聴いて下さい」

    いや〜、ド派手、というか景気が良いというか
    ブラスにパーカッション総出で
    ジョン・ウイリアムスの映画音楽が
    時々、ジャズ風になったり
    (というより、あれは、かなりの確率で「ずれた」ような気がするが(笑))

    変拍子のリズムになったり
    トランペットのソロがあったり
    色々と楽しい。

    その後、アンケートの集計で
    まずはバーンスタインのミュージカル
    ウエスト・サイド・ストーリーから「アメリカ」

    「2分ほどの曲なので、編曲して4分半にしてみました」
    ・・・という事で
    マルティン・グルービンガー(ジュニア)の
    マリンバのソロもたっぷり聴ける。

    パパ・グルービンガーは
    ジョン・ウイリアムスの曲の時から
    後ろのトランペットやトロンボーンにキューを出して
    指揮者みたいな役割をしている。
    (後半は、指揮してると思ったら、とんでもない事をやったり(笑))

    その後も、ピアソラのリベルタンゴやハービー・ハンコック
    最後は一位になったザヴィヌルまで

    ただのコピー・バンドと思ってはいけない(断言)
    各曲を、パーカッション・プラネット用に
    徹底的にアレンジし直している。
    (よって、このアレンジでは本日が初演です、というのもあり)

    途中で
    「皆さんからのリクエストではないのですが
     和太鼓を入手したので、和太鼓の曲を演奏させて下さい。
     日本の作曲家の曲と組み合わせてみました。
     まずはマリンバのソロで始まって、和太鼓
     その後、メロディが入るのですが
     これが、ゲーム音楽みたいで、うちの子供が夢中で・・・」

    うはははは、この立派な大太鼓、どうやって手に入れたんだろう?
    (大太鼓2つ、それぞれ置き台あり、小太鼓1つ。もちろん、様々なバチ)

    しかも、4人のパーカッショニスト
    しっかり和太鼓のテクニックを完璧に習得してる。

    大太鼓2つは5度のインターバルで調整されていて
    ちょっと祭り太鼓に聴こえるし
    最後はパーカッション4人と小太鼓のグルービンガーで
    4度インターバルの、和楽器特有の掛け声まで。

    すごいなぁ、現状だけに満足せず
    いつも新しいもの、面白いものを追いかけて行く気力(と体力)。

    もちろん、主人公は天才グルービンガー(ジュニア)。

    ジュニアと書くと子供みたいだが、お父さんが同じ名前なのである。
    1983年生まれなので、36歳。
    私が「発見」して騒いでいた時には20代だった筈なので
    月日が経つのは早い・・・
    (でも、あの頃と見た目が変わっていないのは何故だ?)

    どの曲でも、主人公的な意味合いがあって
    マリンバのソロとか、途中のパーカッションのソロとか
    他の人の数倍は弾いているのだが
    疲れを見せず
    (司会もやっているので、さすがに激しい曲の後は
     マイクを持つと、息が早いのが聞こえて来たが)
    しかも、これだけの様々な楽器を、様々な曲で演奏するのに

    全部、頭の中に入ってるんですね。
    (複雑な曲もあるし、すべて暗譜って・・・驚嘆する)
    他のスタッフが演奏している時でも
    ちゃんと見てコントロールしてる。

    あれだけハードな演奏を次から次に
    超絶技巧で暗譜でやりながら
    「演奏している時が人生で一番幸せ」という印象。

    天才が天才たる所以だろうが
    時間があったら、朝から夜中まで何かを叩いているタイプだなぁ、きっと。
    いや、時間がなくても、何か手近なものを叩いているかもしれない(笑)

    第一位と第二位(第二位が誰の曲だったか聞き取れなかった、すみません)を
    組み合わせて、ソロも入れて、組曲にしちゃいました、というのが
    いや〜、凄かったです。

    様々なソロが入る(他の曲でも)が
    後ろに並んでいる金管楽器は、ソロのプレイヤーが前に出てくるし
    それ以外のソロは、ピアノだったりドラムだったり
    エレキ・ギターやキーボード、タムタムもあったな
    もちろん、グルービンガー(息子)のマリンバや
    シロフォンなどもあって

    それぞれのソロの後は、ちゃんと客席から拍手が起こる。
    言ってみれば
    1700人収容できる巨大なライブ・ハウスって感じ。

    パパ・グルービンガーは指揮に徹するかと思ったら
    後半、カラカス振りながら指揮しているし(爆笑)

    何と、笛?みたいなものを吹きながら
    舞台前方に出て来て
    ムーン・ウォーク? いや、私はわからんが
    すごい見事なダンスを繰り広げてくれた(客席大爆笑)

    良いなぁ、こういう雰囲気。
    最後の一位と二位組み合わせの曲は、それだけでかなり長かったが
    インプロヴィゼーションのソロありで
    しかも、最後の最後で
    客席の観客に歌わせて

    ・・・それがね、ザヴィヌルの有名なメロディで
    みんな知っているものなのだが
    客席の歌、ちゃんと長3度のインターバルで三声の構成になってる・・・

    グルービンガーが舞台から
    はい、ピアニッシモで・・・と指示を出した時の
    人数の多いコーラス特有の、あの柔らかい響きが
    完璧な三和音でホールを満たした感じって
    ちょっといわく言い難い。
    (強いて言えば、マーラーの交響曲2番のコーラス・ミステリオーソに近い)

    いや驚いた、ウィーンの聴衆、侮れない。

    みんなを巻き込んで
    ノリノリのクロス・オーバー。
    クラシック・・・ではないけれど
    じゃぁ、完璧ポピュラーと言うには
    あまりに演奏やアレンジのレベルが高くて
    演奏者も聴衆も、目指すところが、ものすごく上にある。

    鳴り止まない拍手に
    グルービンガー(息子)がマイクで
    「実は明日はチャリティーで同じコンサートをやります。
     中央駅の CAPE 10 でやりますので
     よろしかったら来て下さい」と、うまく宣伝(笑)

    調べてみたらあった。
    ここ の下の方にポスターが出ている)
    オープン・エア(収容人数2000人)で、屋台とかも出るらしい。
    明日6月18日17時開場で入場料20ユーロ。
    うち10ユーロは寄付されるとの事。
    マルティン・グルービンガーが登場するのは20時から。

    明日の夜は現時点で予定がないので
    行っても良いかな、という気もするが
    それよりも何よりもプロジェクトの準備が・・・(冷汗)

    来週の試験は諦めました(あっさり)
    秋までにちゃんと勉強して、秋に3つ試験を受ける事にする(断言)

    とか言いつつ、夏休みは夏休みで
    論文で手一杯だったらどうしよう?と
    この時期になると急に戦々恐々とするアホな私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    いやこの間、マスター過程の同僚(同世代)に話を聞いたら
    引退してから2年はのんびり過ごし
    それから、大学行こうかな〜、とあちこちの講義に潜り込み
    面白そうだ、とこの専攻を選んで
    バチュラー過程はやってみたものの
    あまりに大学の学業がしんどいので
    今は好きな講義だけ出て、論文も書かず、試験も受けず
    ・・・という状態らしい。
    私も、そういう感じでゆっくりやろうかしら・・・
    (性格的にせっかちなので無理かもしれない)

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      • 2019.11.20 Wednesday
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