<< ウィーン交響楽団 + ロレンツォ・ヴィオッティ | main | トゥルーズ・キャピトル国立管弦楽団 + ソヒエフ >>

ウィーン放送交響楽団 + スザンナ・マルッキ

0
    Wiener Konzerthaus Großer Saal 2019年6月14日 19時30分〜21時20分

    ORF Radio-Symphonieorchester Wien
    ソプラノ Petra Lang
    指揮 Susanna Mälkki

    Alexander Zemlinsky (1871-1942)
     Sinfonietta op. 23 (1934)
     Sechs Gesänge nach Texten von
      Maurice Maeterlinck op. 13 (1910-13/21)
        Die drei Schwestern
        Die Mädchen mit den verbundenen Augen
        Lied der Jungfrau
        Als ihr Geliebter schied
        Und kehrt er einst heim
        Sie kam zum Schloss gegangen

    Béla Bartók (1881-1945)
    Konzert für Orchester Sz 116 (1943)

    最近、コンツェルトハウスに行く機会が多いのだが
    「良かったら、席を変えられますよ?」と
    係員に声を掛けられる事も多くなった。

    そんなにチケット売れてないのか・・・
    コンツェルトハウスの経営、大丈夫なのかしら(余計なお世話)

    ウィーン放送交響楽団は
    先シーズンでコルネリウス・マイスターが去った後
    来シーズンにマリン・オルソップが首席指揮者に就任するまで
    首席指揮者なし、という1年だったわけだが
    その分、様々な指揮者が登場して
    観客側からは、それはそれなりにバリエーションのあるシーズンだった。

    スザンナ・マルッキ ♡
    すみません、この間の Im Klang で
    この指揮者に惚れちゃいました。

    この人の指揮もキレが良い。
    最近の若い指揮者(まぁ、マルッキ若いと言っても50歳だが(笑))
    クリアでモダンな指揮の人が多いような印象がある。
    時代がそうなっているのかもしれないが。
    (まぁ、対照的な指揮者もいないワケではないけど)

    ギャラリーの席は30%程度か。
    席替えを拒んだ(笑)人が残っていると思う。
    私はジュネス枠で、舞台がバッチリ見える席で
    しかも、実はこの席、音響的には抜群なのだ。

    前半はすべてツェムリンスキーの曲。
    マーラーと3歳違いのツェムリンスキーは
    あまり演奏される機会がないだけに貴重。
    主観的な印象ではあるけれど
    後期ロマン派の直後の時期の音楽って
    あまり聴く機会がないような気がする。

    ワタクシ的には
    エゴン・ヴェレスとか
    エルヴィン・シュルホフとか(まだ実演を聴いた事がない!)
    ボフスラフ・マルティヌーとか
    フランツ・シュミットの作品の演奏を望む!!!
    ・・・いや、自分の好みです、すみません。

    シンフォニエッタは、続けて演奏されたリートのモチーフを使った曲。
    伝統的な手法に、近代的な和声が入り混じる。

    たまたまコンサートの後に
    いつも出会う大学の同僚にばったり会ったのだが
    ツェムリンスキーのオーケストレーションってスゴイよね
    というので盛り上がった。

    続いての歌曲はメーテルリンクの詩によるもので
    ドイツ語の歌詞なのだが
    あ〜・・・
    何だかドイツ語の内容がよくわからん・・・
    ちょっと見、メルヘンちっくな感じがするのだが
    文法的にナニこれ、という部分も多くて
    散文的な性格の私には
    ブンガクの高尚な内容は、ま〜ったくわかりません。

    「死」がテーマみたいなのだが
    だいたい最初の「3人姉妹」からして
    3人姉妹が死に場所を探して森と海と街に行く話で
    森が未来を見せて、海が過去、街が現在を示すって
    (たぶん、そういう内容ではないかと・・・)
    ともかく、全然わかりません。
    (というか、3人姉妹って、メルヘンならまだ若いイメージなんだろうが
     これが、90歳前後の3人姉妹だったら
     思い浮かぶ情景が、全く違うよね?)

    Als ihr Geliebter schied なんか
    私の理解できる範囲では
    彼女の恋人が別れた時、彼女は泣いたが
    彼が戻って来たら、既に他の彼氏がいた
    ・・・って話のように読めるのだが。
    (最後の節が「死を見た」って、しかも彼も死ぬだろうとか
     別れた彼氏が戻って来て殺人して自殺する話???)

    もちろん、詩とか物語は
    当時の社会的コンテクストの中で解釈されるべきものだろうが
    だいたいメーテルリンクの童話でさえ
    私はよくわからんのであって(これ以上書くと自爆する)

    多少エンディングで金管と声が被さるところはあるけれど
    これもオーケストレーションが見事で
    ソプラノの声を潰していない。
    ペトラ・ラングのドラマチックな強い声が
    不思議なメルヘンを語っていく。

    ただ正直言って
    今、こういう暗い音楽、聴きたくない・・・
    確かに、第一次世界大戦とか第二次世界大戦とか
    時代的に「死」がもっと身近にあった社会的背景があるけれど
    精神的に参っている状態で、こういう曲を聴くと
    ますます気分は落ち込むし、泥沼にはまりそう。

    ハマった泥沼からは
    後半のバルトークが救ってくれる(笑)

    バルトークのオーケストラのための協奏曲だって
    最晩年のバルトークが、この曲を書くという意欲で
    白血病をものともせずに全エネルギーを注ぎ込んだわけで
    (違っていたらごめんなさい)
    死にかけた作曲家の、この最後の燃えるようなエネルギーって
    聴いていると、私にも力をくれるような気がする。

    こういう曲は、ウィーン放送交響楽団は巧いのだ。
    バルトークらしいドライな部分と
    途中の胸の痛くなるようなエレジーと
    ノスタルジックな部分も含めて
    ただ、基本的には、客観的な距離を保った
    熱くならない、すっきりした演奏。

    後半がこの曲で良かった(笑)
    単純は私は、これでスッキリ。

    ツェムリンスキーとバルトークという
    オーケストレーションに関しては抜群の2人の曲で
    オーケストラの音色の変化が
    すごく楽しかった。

    世の中では、楽友協会の音響ばかり褒められているけれど
    楽友協会の、あの長い残響が美しく響くのは
    せいぜいが、ブラームスとかの時代までの曲で(極論)

    1900年代の初期以降の
    大規模オーケストラの曲に関しては
    私は(楽友協会の貧民席より)コンツェルトハウスの方が良いと思う。

    まぁ、もちろん楽友協会だって
    お高いお席は音響が違うのだろうが。
    (現代音楽祭以外で座った事がない)

    来シーズン、ウィーン放送交響楽団は
    やっと首席指揮者のオルソップを迎えて
    なかなか面白いプログラムのシリーズを予定していて
    10月の就任コンサートで
    レラ・アウアーバッハの初演作品の演奏があるらしい。
    (後半はヒンデミットの画家マティス)

    来シーズン開始は10月なのだが
    国立オペラ座の10月のチケットなんか、もう発売が始まっているし
    なんだか時間の経つのが異様に早いような気がする私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    そろそろ本当にシーズン終わりで
    7月には、ぱったりと音楽ライフが絶えてしまう・・・(涙)
    今年のイム・プルス・タンツは
    システムが変わって、パーフォーマンス・カードがなくなったし
    毎年、ワケのわからんダンスに、合計数万円以上払って来たけれど
    今年はカードもなくなって割引効かないから
    手当たりばったりには行かない事にした。

    スポンサーサイト

    0
      • 2019.12.07 Saturday
      • -
      • 23:30
      • -
      • -
      • by スポンサードリンク

      calendar
      1234567
      891011121314
      15161718192021
      22232425262728
      293031    
      << December 2019 >>
      PR
      ★コンタクト・メイル★
      メイルはこちらへ
      ブログランキングに1クリックお願いします
      selected entries
      categories
      archives
      recent comment
      recommend
      links
      profile
      search this site.
      others
      mobile
      qrcode
      powered
      無料ブログ作成サービス JUGEM