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ウィーン交響楽団 + ロレンツォ・ヴィオッティ

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    Musikverein Großer Saal 2019年6月13日 19時30分〜21時30分

    Wiener Symphoniker
    指揮 Lorenzo Viotti
    バリトン Matthias Goerne

    Richard Wagner (1813-1883)
     Vorspiel zu „Tristan und Isolde“ und „Isoldes Liebestod“

    Hans Pfitzner (1869-1949)
     Es glänzt so schön die sinkende Sonne, op. 4/1
     Mein Herz ist wie die dunkle Nacht, op. 3/3
     Ist der Himmel darum in Lenz so blau, op. 2/2
     Nachts, op. 26/2
     Herbstlied, op. 3/2
     Es fällt ein Stern herunter, op. 4/3
     An die Mark, op. 15/3

    Claude Debussy (1862-1918)
     Prélude à l’après-midi d’un faune

    Alexander Skrjabin (1872-1915)
     Le poème de l’extase, op. 54

    ウィーン交響楽団に
    どこを取ってもサラブレッドのロレンツォ・ヴィオッティの登場。

    まだ29歳だが、音楽一家に生まれて
    25歳でザルツブルクのヤング・コンダクターで一位。
    若いとは言え、さすがサラブレッドというか
    もう舞台でのマナーが堂々とし過ぎていて
    大家(たいか、と読む。おおや、ではない(笑))に見える。

    スイス人だがイタリア系で
    何となく、マフィアの若頭が登場、という感じもするが(すみません)

    さて、何だこのプログラム?!

    ワーグナーのトリスタンとイゾルデ序曲にイゾルデの愛の死
    途中のプフィッツナーの歌曲はゲルネの選択だとして
    後半にドビュッシーの牧神の午後への前奏曲
    最後がスクリャービンの法悦の詩

    本日のテーマは、音楽におけるエロティスムです
    ・・・とか言いたくなってしまうではないか。

    ワーグナーのトリスタンとイゾルデ序曲は
    たまたま本日の大学の授業で
    暑さと睡眠不足と朝からの続けての授業で
    頭が朦朧として来た時に

    トリスタン和音とか、メディアンとかの話を聞いたばかりで
    それでその夜に、当該の音楽にぶち当たるとは・・・

    ヴィオッティは正確な指揮で
    流れるようなメロディ・ラインを作ってくれるのだが

    こういう曲を演奏させると
    ウィーン交響楽団って
    やっぱり「オペラ」のオーケストラじゃない、という印象がある。

    どうしても「コンサート」になってしまって
    オペラっぽい緩さとか、フレクシブルなダイナミックさに欠ける。
    (いったい、どういう文句じゃ、と自分でも思うけど・・・)
    ・・・というか
    主観的印象なんだけど、あまり色っぽくないというか
    自分ではどうしようもない恋に身を焦がして
    恋のために死ぬ、という
    アホみたいなドラマに、今ひとつ入れない。

    ・・・それって、聴いているワタシが悪いんですよね、きっと。

    プフィッツナーの歌曲は
    ゲルネの暗めのバリトンで
    美しかったんだけど、全体的に暗くて
    ちょっと退屈(すみません)

    バリトンの声をちゃんと楽しむのであれば
    席を選ぶべきだった。これは私が悪い。

    後半の最初の牧神の午後への前奏曲。
    フルートのソロが巧いのは前提ではあるけれど
    そのソロの直後に入ってくるホルンに惚れた!!!

    いやもう、あそこで
    あの柔らかさで、この上なく美しく入ってくる
    ウインナー・ホルンの音色は、これこそ耳福の世界。

    この曲を色っぽいと思うか思わないかは
    各自の問題だが
    オリジナルの振付は観た事がないけれど
    これ、ニジンスキーの大スキャンダルの振付があるからなぁ。

    フォルクス・オーパーでのバレエも
    野生の牧神が、女の子を見つけて
    恋に堕ちると言うか、まぁ、あの、その、あの
    という振付だったし(笑)

    最後が法悦の詩。
    いや、この曲、すごく好きなんです。
    コンサートに特化したウィーン交響楽団が
    こういう曲を演奏すると、技術的に非常に巧い。

    ただ、これ、音がデカイ。
    時々、100デシベルSPLを超えているんじゃないか。
    (自分メモ SPL=Sound Pressure Level)

    今日のプロゼミのテーマの一つが
    どの位の音圧にどの位の時間晒されていると
    難聴の可能性が高まるか、というものだったので

    音楽聴きながら
    これは耳にはヤバイのではないか
    とか考え始めてしまう私は、かなり毒されている(自爆)

    本来は「法悦」のはずで
    オーケストラも、たぶん「法悦」を表現しているのであろうが

    さて、そうなると
    トリスタンとイゾルデも、牧神もそうなのだが
    音楽における色気というか
    いったい、そういうモノはあるのだろうか?

    作曲者が、いくら色気を所有していても
    いくら法悦の状態で作曲していても
    (まぁ、そういう状態そのものはあり得ないけど)
    考えてみれば
    受け取り手に、色気とかエロティズムを受け取る感性がなければ
    全然、色気にならないのではないか・・・
    子供とか老人とか・・・
    老人はともかく
    子供には、そこはかとない色気ってわかるのかしら。

    歳とって、色気とかいうものが全くなくなって来ると
    音楽の感じ方も変わるんだろうか。
    (まぁ、歳取っても発情する人はいると思うんだけど
     ワタクシ的美学としては(以下自粛))

    ・・・なんか、ワタシ、ものすごく疲れてる?

    こういう大規模オーケストラが咆哮する曲は
    やっぱり舞台から、できるだけ離れた
    バルコン正面とかギャラリーで聴くと
    聴き映えがするんだろうなぁ。

    音楽をそのまま楽しむ、というよりは
    何だか考えさせられる事が多いコンサートだった、と
    読者諸氏には、ま〜ったく役に立たない記事だが
    自分用の個人的主観メモなので
    こういう日もある、と開き直る私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。


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