<< サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団 + パッパーノ | main | 番外編 オーストリアを震撼させたイビサ事件 >>

「海賊」国立バレエ 今シーズン4回目

0
    Wiener Staatsballett/Wiener Staatsoper
    2019年5月17日 19時〜21時40分

    LE CORSAIRE
    Ballett in drei Akten
    振付 Manuel Legris
    舞台・衣装 Luisa Spinatelli
    照明 Marion Hewlett
    ドラマツルギー Manuel Legris, Jean-François Vazelle
    音楽 Adolphe Adam u.a. ausgewählt von Manuel Legris und
    zusammengestellt von Igor Zapravdin
    指揮 Valery Ovsyanikov

    Conrad : Jakob Feyferlik *
    Médura : Olga Esina
    Gulnare : Kiyoka Hashimoto
    Lanquedem : Dumitru Taran *
    Birbanto : Richard Szabó
    Zulméa : Sveva Garguilo *
    Seyd Pascha : Eno Peci
    Drei Odalisken : Elena Bottaro, Anita Manolova, Rikako Shibamoto *
    Korsaren: Leonardo Basílio, Giovanni Cusin, Marian Furnica, Trevor Hayden,
    Tristan Ridel, James Stephens, Andrey Teterin, Arne Vandervelde,
    Géraud Wielick
    Pas des Forbans: Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko, Marian Furnica,
    Andrey Teterin
    Walzer: Oxana Kiyanenko, Suzan Opperman, Alaia Rogers-Maman
    Madisson Young

    キミン・キムの素晴らしいコンラードを2回続けて観た後に
    今回はヤコブのコンラード・デビュー。
    対するメドゥーラはオルガさま ♡

    オルガさまは、舞台に登場すると
    そこだけ空気が変わる。
    最初の登場のソロの、あの優雅さは誰にも出せない。
    技術的にはリュドミラだってスゴイけれど
    オルガさまは、おみ足を上げるのだって
    一つ一つのパの優雅さが、あまりに美しすぎて
    最初のソロで、もう客席で身悶えしてしまう。

    ヤコブは顔にちょび髭描いて
    海賊のワイルドさを出そうと苦労しているのだが
    第1幕では、う〜ん、やっぱり王子さまだなぁ。
    それに、キミン・キムの後って言うのは
    やっぱり、非常に非常に非常に不利ではある。

    なんか、こう、一生懸命頑張ってます、というのが
    いや、頑張った、凄いよ、と言ってあげたいのだが
    あそこまで頑張られちゃうと・・・

    それに1幕最後のピストル、鳴らなかったんだけど?(笑)
    本人がピストルを撃つのを忘れていたのか
    中の爆竹が入っていなかったのかは不明だが
    せっかくメドゥーラを奪って来たのに
    誰の注意も引かなかったかも
    (いや、我々はちゃんと見てましたが)

    やっぱりヤコブ、ちょっとアレかなぁ、と思っていたら

    第2幕のグランド・パ・ド・ドゥが素晴らしかった!!!!

    最初の硬さが抜けたのか
    長い手足で、優雅に、小さなミスの一つもなく
    ジャンプも充分な高さで余裕たっぷりに飛んで
    オルガさまとのパートナー・リンクも見事。

    最初は舞台を引っ張っていく力もなくて
    オルガさまがグイグイ、という感じだったのに
    第2幕では、ちゃんと観客にもしっかりアピールして
    いや〜、実に見応えのあるグランド・パ・ド・ドゥ!!!!

    やっぱりヤコブ、良いわ〜。
    若手のナンバーワンで
    すごい勢いでプリンシパルまで上がったので
    あの若さで多少重荷なんじゃないかと思っていたが
    すごく良い感じで成長して来ている。
    それに、まだ若いだけに、これからの成熟も楽しみ。

    ヤコブの良さに釣られたのか
    ドミトゥルのランデケムもなかなか見事。
    この間の公演のように
    キミン・キムに釣られてはいるけれど
    格の違いがモロわかり、というのではなくて
    ほどほどに水準の揃ったソリストたち、というのが
    この舞台の良さでもある。

    リッチーのビルバントは、リッチーの小回りの良さが小気味良いし
    スヴェーヴァのズルメアのデビューも大成功。
    スヴェーヴァの明るいオーラが、よく輝いて
    そこだけライトが当たっているように見える。

    でも、今回の牽引役は
    どう見てもオルガさまである。
    あの優雅さ、美しさは、この世のものとは思えない。

    昔は出て来ただけで悲劇のオーラが飛んでいたが
    産休後のオルガさまのオーラは
    もちろん悲劇オーラも出るのだが
    (それがまた優雅で・・・)
    加えて、母性オーラとでも言う優しさが出て来ていて
    コンラードとのラブシーンが
    お母さんと息子・・・あっ、いやいやいや、そうではない(断言)

    ともかく、大きな愛に満ちたオーラは
    昔はなかったもので
    それがラブシーンに出てくると
    あ〜、くそ、相手役が羨ましい・・・・(こらこらこらっ!)

    ヤコブは第2幕で観客を興奮の渦に巻き込んだ事で
    力を得たのか
    第3幕では、結構なワイルド味のあるソロまで踊った。
    考えてみれば、ジャン・ド・ブリエンヌと言う騎士を踊って
    素地は出来ているし、
    もともと演技力のあるダンサーだから
    本当にこれから、どの位伸びて行くのか楽しみ。

    そうそう、オルガさまの第3幕のソロは絶品。
    花に囲まれた中で
    花を取りながらの素晴らしいバランスの時に
    バラを一個、落としてしまって
    そのバラがずっと舞台上にあって、ちょっとハラハラだったけれど
    舞台上のバラをものともせず
    この上なく気品に溢れた完璧なダンスを見せてくれて
    あのシーンだけでも悶絶するわ。

    この花のシーンの途中では
    グイナーレ役の清香嬢の素晴らしいソロもあるのだが
    清香嬢、最後のレベランスを
    落ちた花のすぐ横でキメて
    次のオルガさまのソロの前に
    しっかりと花を拾って舞台袖に去ったのは
    さすがにプロ。

    清香嬢のグイナーレは
    清く正しくの完璧な技術のグイナーレで見事だったが
    それ以上に、清香嬢の演技力がアップしているのに驚く。

    パシャの愛人として優雅な毎日を享受すると同時に
    ちゃんと、その愛情を保つように
    パシャに甘えたり、色目使ったり
    (清香嬢の「色目」!!!なんて昔は見た事がなかった!)
    ちゃんと役を踊っているのが見事。

    ヤコブとオルガさまの海賊は
    明後日、5月19日にもう一度、公演がある。

    ・・・もちろん行きますとも(笑)という
    アホな私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    スポンサーサイト

    0
      • 2019.07.21 Sunday
      • -
      • 23:30
      • -
      • -
      • by スポンサードリンク

      calendar
       123456
      78910111213
      14151617181920
      21222324252627
      28293031   
      << July 2019 >>
      PR
      ★コンタクト・メイル★
      メイルはこちらへ
      ブログランキングに1クリックお願いします
      selected entries
      categories
      archives
      recent comment
      recommend
      links
      profile
      search this site.
      others
      mobile
      qrcode
      powered
      無料ブログ作成サービス JUGEM