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「海賊」国立バレエ 今シーズン3回目

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    Wiener Staatsballett/Wiener Staatsoper
    2019年5月13日 19時〜21時40分

    LE CORSAIRE
    Ballett in drei Akten
    振付 Manuel Legris
    舞台・衣装 Luisa Spinatelli
    照明 Marion Hewlett
    ドラマツルギー Manuel Legris, Jean-François Vazelle
    音楽 Adolphe Adam u.a. ausgewählt von Manuel Legris und
    zusammengestellt von Igor Zapravdin
    指揮 Valery Ovsyanikov

    Conrad : Kimin Kim
    Médura : Liudmila Konovalova
    Gulnare : Kiyoka Hashimoto
    Lanquedem : Géraud Wielick
    Birbanto : Davide Dato
    Zulméa : Ioanna Avraam
    Seyd Pascha : Eno Peci
    Drei Odalisken : Nikisha Fogo, Natascha Mair, Nina Tonoli
    Korsaren: Leonardo Basílio, Marian Furnica, Andrés Garcia Torres,
    Gaetano Signorelli, James Stephens, Andrey Teterin,
    Narvin Turnbull, Arne Vandervelde
    Pas des Forbans: Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko, Marian Furnica,
    Andrey Teterin
    Walzer: Elena Bottaro, Adele Fiocchi, Eszter Ledán, Rikako Shibamoto

    5月10日と同じキャストかと思いきや
    メドゥーラがリュドミラで
    グイナーラが橋本清香嬢
    ランデケムはジェロー。

    もちろん素晴らしいダンサーばかりなので
    不満はないが、いや、ちょっとはあるが(以下省略)

    リュドミラのメドゥーラは
    本当に華があって、美しいし
    技術的には抜群のダンサーで
    足を上げたポーズの決まり方やピルエットが見事。
    あんなに一つ一つのパを
    徹底的に完璧に踊るダンサーは少ないし
    それだけ才能に加えて
    いったい、どれだけ努力しているんだろう、とも思う。

    対するグイナーラの橋本清香嬢も
    これまた完璧なパで
    クラシック・バレエの最も正しい姿を実現したようなダンサー。

    だ・け・ど(ほら出た!)
    ダンサーのキャラクターから言うなら
    リュドミラがグイナーラで
    橋本清香嬢がメドゥーラを踊った方が
    役柄としては合っていたんじゃないだろうか・・・

    リュドミラ、華やかで美しいのだが
    美しいだけにキャラが強い。
    橋本清香嬢も美しさでは負けないけれど
    キャラの強さと言うよりは、静謐な清潔感がある。

    だから純愛に燃えるメドゥーラをリュドミラが踊ると
    ほら、ワタシ、綺麗でしょ、見て見て・・・と言う感じがあって
    パートナーにも
    ちゃんとワタシが一番美しく見えるようにサポートしなさい!
    と言っているような妄想を掻き立てるのだ。

    キミン・キムは、登場した時から別格で
    舞台の上で、そのオーラが光っていて
    ものすごく大きく見えるし
    演技が巧い・・・というより
    あれは登場人物になりきっているのか
    メドゥーラに「惚れた」感が、ものすごい。

    そこまで惚れて、ラブラブのベタベタになっていながら
    ビルバントとの対決などの怒りのシーンは
    本当に怒っていて、別人のように見える。
    ・・・すごいな、このダンサー。

    技術的には、ともかく格が違う、というのは
    何回か書いたけれど
    ジャンプの高さや優雅さ
    他のダンサーの3倍くらいの速度で回るピルエットとか
    身体能力に加えて
    パートナーとのリンクの感覚が抜群。

    アクロバットもどきのマネージュなら
    デニスも茶目っ気たっぷりに見せてくれるし
    ピルエットの体軸の安定も素晴らしいのだが
    デニスの場合は、どうしても
    パートナーを立てるとか
    メドゥーラを愛してる、とか言う前に
    オレオレオレ、オレを見ろ、というのが見えちゃうのだ(妄想です)

    踊れる監督ルグリの振付は
    クラシック・バレエの正しい盛り上げ方を熟知している上に
    普通なら1演目の中に
    盛り上げハイライトは1箇所か2箇所のところを
    もっとたくさん、ダンサーの体力無視で入れてみました
    みたいな演目なので
    ともかく最初から見どころがありすぎる。

    特に第二幕でのコンラートとメドゥーラのパ・ド・ドゥは
    白鳥の湖もビックリ、というほどの凄さなのだが

    あ〜、リュドミラ、キミン・キムに張り合ってる(笑)
    フェッテでドゥーブルを何回か取り入れるのは
    技術に優れたリュドミラだから可能な技だが
    今日は何と、最初から、ず〜〜〜っとドゥーブル入れて
    うわあああ、そこまで入れるか、という凄まじさ。

    コンラードなんか私を支えるだけなのよ
    主人公はワタクシよ!という矜持が見える(妄想です)
    そこまでムキになる必要もないかとは思うのだが
    それが、ウィーンのプリンシパルのプライドなのだろう(妄想です)
    マリイインスキー対ウィーンだったら
    間違いなくウィーンの負けだろうが(苦笑)

    ジェローのランデケム、ワイルド感が漂って
    ちゃんと踊ってはいるんだけど
    コンラートの振りと被るようなところが多いので
    キミン・キムと比べられてしまうと
    どうしても見劣りがする。
    本人は頑張っているだけに
    ちょっとかわいそうだった。

    キミン・キムの客演は本日で終わり。
    次の公演はデニスとニナ(ポラコヴァ)で
    これは私は行けないので
    (パッパーノのマーラー6番を聴き逃すワケには行かない)
    次の公演は17日、ヤコブとオルガのカップリングになる。

    まだこの演目を追いかけるつもりの
    懲りない私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



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      • 2019.11.20 Wednesday
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