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ウィーン交響楽団 + スザンネ・マルッキ

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    Wiener Konzerthaus Großer Saal 2019年4月25日 19時30分〜21時30分

    Wiener Symphoniker
    指揮 Susanna Mälkki
    ピアノ Andreas Haefliger

    Richard Wagner (1813-1883)
     Karfreitagszauber (Parsifal) (1877-82)

    Béla Bartók (1881-1945)
     Konzert für Klavier und Orchester Nr. 3 Sz 119 (1945)

    Richard Strauss (1864-1949)
     Also sprach Zarathustra
      Tondichtung frei nach Friedrich Nietzsche op. 30 (1896)

    最近、楽友協会にはとんとご無沙汰で
    コンツェルトハウスに入り浸っている感じだが
    ウィーン交響楽団のチクルスの一環。
    スザンナ・マルッキの指揮でアンドレアス・ヘフリガーがピアノ。

    午後に大学の同級生と発表の打ち合わせした後
    何を聴きに行くの?と問われて
    ウィーン交響楽団とマルッキだけど
    え〜っと、あれ?何を演奏するんだっけ?
    とか言っちゃった私は

    オペラ座のチクルスで来ていて
    会場に到着してから
    さて、今日は何のオペラ(あるいはバレエ)かな?
    と話し合う、年配のご夫妻と似たようなもんじゃないか・・・(汗)

    始まりは、この季節だからパルジファルから(笑)
    (ところでオーストリア人は、みんな、パルシファルと言うので
     私もついつい s を濁らず発音してしまう・・・)

    ワーグナーらしい音とは言え
    う〜ん・・・ウィーン交響楽団って
    やっぱりオペラを演奏するオーケストラじゃないわ。
    オペラの一部というよりは、どう聴いても交響詩に聴こえる。
    ウィーン・フィルのようなオペラっぽい緩さがないというか
    色気とか頽廃とか背徳とかを全く感じさせない。

    あ、パルジファルはリングと違って頽廃はなくて良いのか 💦

    マルッキの指揮は明確で動きが的確で
    見ていて気持ち良いけれど
    残念ながら私の貧民席からは、チラッとしか見えない。
    しかも今日はオペラ・グラス(望遠鏡)を忘れて来た(涙)

    バルトークのピアノ協奏曲3番。
    最後のピアノ協奏曲で
    最後の部分のオーケストレーションは未完だったものを
    弟子が追補したもの。

    うわああ、このピアニストのピアノの透明感、すごい。
    特に第2楽章のピアノの音の美しさと言ったら・・・

    テクニック的に超絶技巧というのではないのに
    弦との絡みが息を飲むほどの美しさ。
    ウィーン交響楽団の弦も
    ピアノと同じくらいの透明感がひたひたと迫って来て
    何だか、すごく感激。

    ピアニストはアンコールなし。

    後半はリヒャルト・シュトラウスのツァラトストラはかく語りき。
    最初のあのモチーフを
    マルッキはオーケストラに最大限の音量で演奏させた。
    このデッドな音響のコンツェルトハウスでも
    耳を塞ぎたくなるような音量って、珍しい。

    その後のピアニッシモが
    前の音があまりに音量大き過ぎて
    聴こえにくい・・・ような印象があったくらい。
    (確か人間の聴覚って、爆発音の後に自衛して
     聴こえなくなる、という現象があったはず)

    オーケストラの解像度が良い。
    各パートの透明感が素晴らしいのだが
    低音の柔らかな響きの時に
    容赦ない咳をする観客が何人か居て
    ほんの少し、興ざめ。
    (イースターの時に気温が上がって
     その後の火曜日に、また雨で急降下したので
     風邪をひいた人も多かったようで)

    最後のピアニッシモの時に
    マリンバの携帯電話の呼び出し音が
    会場一杯に響き渡ったのも、かなり興ざめ。

    ほんと、携帯電話は何とかならんのかね。
    コンツェルトハウスでは
    携帯電話やタブレットの画面は
    周囲の観客や舞台上のアーティストの邪魔になりますので
    消して下さい、とまでアナウンスが入るのだが
    (楽友協会と違って、コンサート中は観客席はちょっと暗くなる)
    コンサートの途中で
    スマホで観光案内やライン(こちらではワッツアップだが)を見てる人もいる。

    まぁ、これは仕方ないのかもしれないし
    静かにしていてくれれば
    それで満足しなければならないのだろうが・・・

    ツァラトストラは非常に面白かった。
    バイオリンのソロが、何ともウィーン的というか
    わっはっは、そのポルタメント、何ですか。

    甘さと、これこそ世紀末の頽廃?みたいな部分が結構あった。
    オーケストラのもともと持っているものなのか
    マルッキが意図的に出したものなのかはわからないが。

    しかしこれ、楽しい曲だな。
    リヒャルト・シュトラウスらしい
    艶やかなオーケストレーションが見事だし
    ストーリー的にも、何となく妄想がフツフツと湧く。

    まるで絵巻物語のような
    豪華絢爛なオーケストラの楽器の饗宴。

    今週末、ウィーン交響楽団は
    また Im Klang という
    オーケストラの中に観客が入る、という催物をするのだが
    (しかも、たぶん、この催物、人気が出て来たのか
     16時30分からと18時30分からの2回公演)
    Im Klang では、このツァラトストラを演奏する事になっている。

    私は18時30分からの公演のチケットを持っているのだが
    ツァラトストラを2回続けて演奏しなければならない
    オーケストラ、特に管楽器はタイヘンなんじゃないだろうか・・・

    ツァラトストラの演奏のオーケストラの中に入るんだったら
    やっぱり座る場所の狙い目は
    絶対にコントラバスだ!!!

    と、固く決心している私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    なぜ18時30分からのチケットか、というと
    その前にウィーン・フィル+ティーレマンがあるのだ。
    ブルックナーの2番という地味なプログラムだが。

    ついでに余計な事を書けば
    同じ日の19時30分からオペラ座では
    例のモダン4公演のバレエがある。
    18時30分の Im Klang の後に行こうか、とも考えたのだが
    宿題もあるし、発表の準備もあるので
    大人しく帰宅してお勉強します(ほんとにするかは疑問だが(汗))
    ・・・しかしまぁ、重なる時には徹底的に重なるものだ。

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      • 2019.11.20 Wednesday
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