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ユリアン・ラックリン + デニス・マツエフ

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    Wiener Konzerthaus Großer Saal 2019年4月23日 19時30分〜21時40分

    バイオリン・ビオラ Julian Rachlin
    ピアノ Denis Matsuev

    Dmitri Schostakowitsch (1906-1975)
     Sonate op. 147 für Viola und Klavier (1975)

    Johannes Brahms (1833-1897)
     Sonate A-Dur op. 100 für Violine und Klavier (1886)
     Sonate d-moll op. 108 für Violine und Klavier (1886-1888)

    アンコール
    Fritz Kreisler: Liebesleid
    Dmitri Schostakowitsch: Polka (Das goldene Zeitalter, Ballett op. 22)
    Jascha Heifetz: Estrellita
    Camille Saint-Saëns: Introduction et Rondo capriccioso a-moll op. 28 für Violine und Orchester

    熱心な読者はご存知の通り
    私が食指を動かすのはオーケストラであって
    ソロは(ドイツ・リートの男性歌手除いて)まず行かない。

    その上、バイオリンかビオラとピアノという組み合わせ
    予備の知識も音楽的知識もゼロなのだが
    コンツェルトハウスのチクルスに入っていて
    あっ、これ、オーケストラじゃない、というのは
    会場に入ってから気がついた(舞台にピアノしかなかった)

    まぁ会場入っちゃったし・・・
    それにしてもギャラリー(貧民席)入りが悪いぞ。
    チクルスなので、周囲の人はほとんど常連のはずだが
    その常連さんが、ごっそり欠けている。

    裏切り者・・・(意味不明発言)

    前半はドミトリー・ショスタコーヴィッチの
    ビオラとピアノのためのソナタ。

    ・・・暗いっ!!!!

    イースターの時は天気良くて春☀って感じだったのに
    曇りで雨降って、急に冬に戻って寒くなった今日
    こんな暗い曲を舞台で演奏されると
    うわあああ、寒くて暗くて救いのないロシア人メンタリティ(偏見)

    ショスタコーヴィッチって
    共産主義バンザイのプロパガンダ曲やら
    リアルなセック○顔負けの舞台音楽まで作曲しているのに
    根本は、むちゃむちゃ暗い人だと思う。
    何なんですか、この救いのなさは・・・
    (そう言えば、バイオリン協奏曲もそういう感じだった)

    晩年の作品で、ともかく死に対する恐れがあった
    みたいな書き方がプログラムでされていたけれど
    恐ろしく暗くて
    かと言って、交響曲15番みたいな不気味さはないけれど
    嘆き悲しんでいる、というワケでもなさそうなのに
    ドロドロと暗い。

    最後にベートーベンのピアノソナタの引用が出てくるけれど
    (月光である、もろにわかる)
    それでも、明るく終わるわけじゃないし・・・
    こんな天気の日に、これ弾かれたら、ちょっと落ち込む。

    ビオラの音って落ち着いた感じで美しいなぁ。
    ラックリンのビオラ、すごく好きかも。
    丁寧で一つ一つの音に拘って
    温かみのある鋭くなりすぎないクリアな音が伝わってくる。

    この間、音響分析の課題で
    バイオリンとビオラの音比べをしたばかりなので。
    ついつい、頭の中には図表が浮かぶ。
    読者の皆様にも公開してしまおう。





    どちらがビオラで、どちらがバイオリンか
    一目瞭然でしょ。

    後半のブラームスはバイオリンとピアノ。
    最初の曲で、やっと太陽が射して来た、バンザイ。
    会場の気温もちょっと上がったような感じで
    あ〜、春が来たっていう気分。

    しかしこうやって聴いてみると
    ブラームスってピアニストだったんだなぁ・・・
    ピアノのアレンジメントの美しさが尋常じゃなくて
    なんか時々
    これ、バイオリン要らないんじゃ?とか思ってしまう。
    (バイオリン・ソナタじゃないもんね。
     バイオリンとピアノのためのソナタだから楽器は対等だ)

    マツエフのピアノが個性的で目立つ、というのもある。
    まぁ、バイオリンに比べたら、ピアノの多重音響は絶対に有利だし
    それを、マツエフの重量のある
    まるでブルドーザーみたいなピアノで演奏されたら
    ちょっとバイオリンがお気の毒。
    いや、ラックリン巧いですよ。
    それに2人の息もピッタリだし
    でも、マツエフ、ガタイもでかいし
    見た目も出てくる音楽もブルドーザーなので
    ・・・あ、書けば書くほど、自分の馬脚を現すので止めておく。

    アンコールにフリッツ・クライスラー
    多少細めのバイオリンの音だが
    こういうものを弾かせると
    ラックリンの持っている文化が
    ウィーンに根付いているのがちょっとわかる(ような気がする)

    アンコール2曲目
    ラックリンが「ショスタコーヴィッチですがポルカです」とアナウンス。
    バレエ音楽の一部なので、これは、そんなに暗くはない。

    もう終わりかと思ったら
    3曲目のアンコール、ハイフェッツと情報にはあったが
    ポピュラー曲っぽい有名な曲で
    ラックリンのバイオリンの音色の甘い事と言ったら
    これは惚れます ♡
    こういう曲はブルドーザーより華麗な花束でしょう(謎発言)

    最後にサンサーンスの華やかな曲で締めて
    最後まで残った聴衆は大喜び。

    室内楽は基本的には行かないけれど
    時々なら悪くはないかも・・・と
    ついつい思ってしまった私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。


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      • 2019.10.18 Friday
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