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ウィーン交響楽団 + ヴァルチュハ Im Klang

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    Wiener Konzerthaus Großer Saal 2019年3月28日 18時30分〜20時

    „Im Klang“
    Wiener Symphoniker
    指揮 Juraj Valčuha
    ピアノ Alexander Gavrylyk
    司会 Theresa Vogl

    Sergej Rachmaninoff (1873-1943)
     Konzert für Klavier und Orchester Nr. 1 fis-moll op. 1
    Sergej Prokofiew (1891-1953)
     Symphonische Suite aus der Oper
     „Die Liebe zu den drei Orangen“ op. 33b (1919; Suite 1924)

    コンツェルトハウス大ホールの平土間の椅子を全部取っ払って
    指揮者の周り360度全方向にオーケストラを配置して
    オーケストラのメンバーの間にダンボールのボックスを置いて
    そこに観客が座る、という
    まぁ、オーケストラと指揮者には悪夢みたいな(笑)催物の
    „Im Klang“
    直訳すると「響きに入って」という感じかな。

    最初の公演から、これが行われると毎回行って居るのだが
    最初は(知られていなかったので)少なかった観客が
    回を重ねる毎に、どんどん増えて行って
    とうとう、現在では
    オーケストラ・メンバーの人数の2倍から3倍の観客が
    オーケストラの中に座っている・・・という感じで
    (実際はそんなに居ないのかもしれないが、そう見える)

    コンツェルトハウス、ちょっと、これ
    人数制限してくれませんか???(本気)

    最初の頃はホールに入って
    係の人に「ビオラって何処ですか?」と聞いてから席を選んでいたが
    今や、ホールが空いたとたんに
    ど〜んと駆け込み、迷う時間など与えられずに
    適当に席に陣取らないと、あっという間に座るところがなくなる。

    いや、なくなりはしないんだけど(人数分のボックスはある筈)
    指揮者から、ものすご〜く遠いところとか
    トランペットの前とか、ホルンの後ろとか・・・(以下省略)

    内声楽器のところに座りたい私としては
    ビオラか第2バイオリンの真ん中が理想なのだが
    今回は、指揮者にもピアニストにも近いところの
    チェロの首席の後ろに陣取る事にした。

    目の前に指揮台もあるし
    目の前にピアノも(鍵盤ばっちり見える)あるし
    目の前にチェロの首席の背中もあるし(笑)
    後ろはチェロの2番手の2人だし
    まぁ、ステキな席 ♡

    めっちゃ疲れていたのだが
    まさかオーケストラの間に陣取って寝落ちする訳にいかんし
    大丈夫か、と自分でも心配だったのだが

    チェロの譜面がプレイヤー2人の間から、しっかり見える!!!

    まずはプロコフィエフの3つのオレンジの恋の
    一番有名な曲の断片を演奏してから
    司会者が出て来て、指揮者にインタビューしたりして
    ラフマニノフのピアノ協奏曲。
    有名な2番とか3番じゃなくて
    17歳の時に作曲した1番(マイナーな曲だ)

    ピアニストのガヴリリュク・・・って
    発音しにくい名前だなぁ(笑)
    16歳で浜松国際ピアノ・コンクールで優勝した経歴の持ち主なので
    日本でもよく公演をしているピアニストのようだ。
    以前、一度だけ聴いた記憶がある。
    若いのに、ちょっと頭髪が寂しい男性だが
    何だか可愛らしい風貌で

    なのに、弾きだすと、これがスゴイ。
    テクニックは完璧、強いピアノのタッチで
    こういうのをヴィルトゥーゾというのか、という感じ。
    かと言って、テクニックのひけらかしだけではなくて
    タッチやペダリングの細かいところまで徹底的に拘っている。

    チェロの譜面は見ていて面白いし
    チェロの首席が時々右肩から
    後ろのチェリストを気にしているのがわかる(笑)
    目を横に向ければ
    目にも止まらない速さで(手の残像が目に残る)
    ピアニストがガンガン弾いてるし
    その横では、指揮者のヴァルチュハが激しく動いている。

    更に他の観客席を見ると
    目をキラキラさせて指揮者を見つめている男性もいて
    あ〜、そういう事ね、とか勝手に腐女子的に納得したり(笑)

    もちろん、オーケストラは空間的にもバラバラで
    これだけプレイヤーの間の距離があくと
    所詮、音速は1秒340メートルぽっちの遅さなので
    ある程度の音のズレはどうしても生じてしまう。

    けれど、別にそういう事は関係ない。
    だいたい、チェリストの中に陣取っているので
    聴こえてくるのはチェロの音が中心である。

    いやん、でも、これ、すごく楽しい(笑)
    普段聴衆として、客席でオーケストラを見ているだけなので
    中に入ると、全く別の体験である。

    プロコフィエフの3つのオレンジの恋については
    ストーリーの説明とともに、各曲の断片が演奏された。
    ストーリーはむちゃくちゃだそうで(プロコフィエフが書いたらしい)
    実はこのオペラ、フォルクス・オーパーで1度鑑賞した事がある筈だが
    歌手が直前病気キャンセルで
    脇でジャンプ・インした歌手が譜面台見ながら歌っていた、という記憶しかない。

    ストーリーを断片演奏とともに聞いて
    コンサート・マスターが途中の曲の特殊奏法について説明して
    (こういうのが、シロウトの私には面白いのである)
    その後、通しの演奏で約15分。
    これも、チェロの楽譜が目の前で
    楽譜を追っていると、ともかく面白い。

    オーケストラは360度に散らばっているので
    思いがけないところから
    木管や金管が聴こえてくる(もちろん微妙にズレて(笑))のが
    普通のコンサートでは聴けない醍醐味である。
    (プレイヤーは悪くない、音が秒速34メートルなのが悪い)

    次の日、3月29日も
    @Friday という、コンサート終わった後
    ロビーで別のコンサートという催物に行ったのだが
    ちょっとその前に、ものすごく集中した3時間を過ごしたので
    すみません、このコンサートの間は
    ほとんど気絶してました。
    (@Friday って、チケット結構高かったのに・・・)

    でも „Im Klang“ で
    オーケストラに混じって聴いた音楽がとても楽しかったので
    貧民席(それでも高かった)から舞台を見ても
    ちょっと親しみが湧いたりしていたので
    それで良いか・・・と自分を納得させている私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。


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