<< 白鳥の湖 今シーズン6回目千秋楽 | main | ウィーン放送交響楽団 + アンドレイ・ボレイコ >>

ウィーン交響楽団 + ヤクブ・フルシャ

0
    Wiener Konzerthaus Großer Saal 2019年3月10日 19時30分〜21時40分

    Wiener Symphoniker
    チェロ Narek Hakhnazaryan
    指揮 Jakub Hrůša

    Ludwig van Beethoven (1770-1827)
     Symphonie Nr. 1 C-Dur op. 21 (1799/1800)

    Edward Elgar (1857-1934)
     Konzert für Violoncello und Orchester e-moll op. 85 (1918/19)

    Dmitri Schostakowitsch (1906-1975)
     Symphonie Nr. 9 Es-Dur op. 70 (1945)

    来週、発表を入れてしまったのに
    金曜日と土曜日に集中講義があって
    調べ物とまとめをしなければならないのに
    コンサートなんかに行ってる時間があるのか?と問われれば
    実はない筈なのだが

    時間はある、なしではなく「作る」のであって
    それが仕事が忙しいとか言うのであればともかく
    大学の講義もコンサート通いも
    両方とも「趣味」なので・・・(色々言い訳)

    実は午後も、なかなか面白い体験ではあったのだが
    それについては書きません。

    ウィーン交響楽団とヤクブ・フルシャに
    チェリストのナレク・アフナジャリャン。

    この、名前が読みにくいチェリストは
    その名前のあまりの発音の困難さのために(笑)記憶に残っている。
    2012年にグラーフェネックで聴いていた。
    しかも、ヒゲのなかったダニイル・トリフォノフと一緒に。

    さて、バレエなら、ワケのわからん妄想を繰り広げて
    独りで身悶えしていても、あまり問題はないのだが
    こと、コンサートになったら

    ああああ、とうとう病状が・・・
    いや、病気じゃないんですけど
    1年半にわたって
    例証・例証・例証と言われ続けて来て
    しかも、まだ全然わからないんだけど
    和声分析とか、楽曲分析とかに悩まされていると

    ううううう、あ〜、音楽を素直に聴けないようになってしまった
    (ような気がする)

    よく知っている筈のベートーベンの交響曲1番にしても
    これを、このように
    モダン・オーケストラで
    ただ、ビブラートは少なくして
    このテンポで、このダイナミックで、この音量で演奏する
    その根拠は何なんだろう
    ・・・・って、そ〜いう事を考え始めると
    たぶん、世界は終末(少なくとも私にとっては・・・)

    聴きながら
    あ〜、この和声分析を・・・とか考え始めたら
    まさに、ヘンな学問を始めてしまって、混乱真っ最中と言えよう。

    交響曲第1番なんて
    仕事している時代に、スコア持って頭の中に叩き込んだ曲なのに
    久し振りに聴いてみると
    うわあああ、ベートーベンって意外にしつこい。

    提示部から展開部があって
    展開部から元のモチーフに戻った後に
    またしつこく展開して転調したりしていて
    初期の交響曲はモーツァルト風で、って、どこがだよ。
    あのしつこいベートーベンの人格が、既にバッチリ出てるじゃないの。

    などと言う事を考えながら聴いていたら
    全然、素直に楽しめない(自業自得)

    アフナジャリャンは、もう30歳になったのか。
    でも、まだ若く見えるし、可愛い(笑)
    以前は、何だか動きが激しい、自己陶酔型と思ったけれど
    今回は貧民席なので、ほとんど舞台が見えない。

    エルガーのチェロ協奏曲は私は聴き込んでいないので
    その意味では、何も考えずに楽しく聴けた。

    グラーフェネックの時にも、音が大きい(ビブラートが多い?)と思ったが
    この人のチェロ、ものすごく響く。
    何だか、普通のチェロより、もっと音が響くような気がする。
    音量が大きいし、音の色彩が鮮やかで、よく響いて来て
    チェロの音色って、こんなにキレイだったっけ?と思わせる。
    ヘンに感傷的に泣かず、中立で美しいメロディ・ラインがくっきりと出る。

    知らない曲の方が素直に楽しめるって、何なんだ(涙)

    アンコールはカタルーニャの民謡「鳥の歌」
    ここで聴かせてくれた和音(ひえ〜、チェロってああいう音が!)と
    濁らない微かなピアニッシモが美しかった。

    後半、ショスタコーヴィッチの交響曲9番。
    ご存知、9番というので、みんなが期待していたら
    期待をひっぱたくような第1楽章で
    これは比較的、和声的にもそう複雑な処理はしていない
    (ような気がする。もしかしたらしているかもしれない)
    陰鬱な第2楽章とかあるけれど
    全体で30分に満たない軽い作品なので
    (本当は軽くないのだろうが)
    割に(周囲の観客も)ノリノリで聴けたし

    ファゴットのソロがむちゃくちゃ素晴らしくて
    客席で身悶えしてしまった。

    ウィーン交響楽団って、やる時はやる、というか
    木管・金管が張り切る時には
    驚くべき名人芸を聴かせてくれるので好き。

    しかしまぁ、指揮者というのは
    楽曲分析して、スコアの中に秘められた秘密を
    すべて事前に学習してから指揮台に立つんだろうなぁ。
    もちろん、この部分をどう演奏するか、などについては
    学術論文とか、歴史的例証とかを探り出して
    ちゃんと例証しながら演奏していて
    恣意的に、ここはこういう感じだから、こうしちゃえ
    というのはあり得ないのであろう。

    あ〜、指揮者って、とんでもない職業だわ。

    楽曲分析の単位は
    シェーンベルクの曲で、何とか通ったので
    今学期はダブル・ドミナントとかジャーマン・シックスで
    頭を悩ます必要はないのだけれど
    意外に面白いのでハマってしまい
    不要な単位なんだけど、別の楽曲分析のクラスに顔を出しているのだが
    まさか、コンサートに行って
    こんな状態になるなんて思わなかったわよ(怒)

    来週の発表は内耳の構造についてなのだが
    ヘア・セルという細胞を
    髪の毛のように細い細胞、と思い込んでいたら
    日本語訳に、有毛細胞とあって
    あ〜っ、ヘア・セルって、髪の毛が生えた細胞だったのか
    と、椅子からずり落ちそうになった私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    ちなみに蝸牛内のコルチ体にある
    このヘア・セルが持っている毛の事をググったら
    日本語では不動毛(ふどう・け)と出て来たのだが
    ふどう・け、とか言われても全然わからん。

    スポンサーサイト

    0
      • 2019.12.07 Saturday
      • -
      • 23:30
      • -
      • -
      • by スポンサードリンク

      calendar
      1234567
      891011121314
      15161718192021
      22232425262728
      293031    
      << December 2019 >>
      PR
      ★コンタクト・メイル★
      メイルはこちらへ
      ブログランキングに1クリックお願いします
      selected entries
      categories
      archives
      recent comment
      recommend
      links
      profile
      search this site.
      others
      mobile
      qrcode
      powered
      無料ブログ作成サービス JUGEM