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白鳥の湖 今シーズン6回目千秋楽

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    Wiener Staatsballett/Wiener Staatsoper 2019年3月8日 19時〜22時10分

    SCHWANENSEE
    Balett in vier Akten
    振付 Rudolf Nurejew nach Marius Petipa und Lew Iwanow
    音楽 Peter Iljitsch Tschaikowski
    舞台・衣装 Luisa Spinatelli
    照明 Marion Hewlett
    指揮 Paul Connelly

    ジークフリート王子 Vadim Muntagirov
    オデット・オディール Kiyoka Hashimoto
    ロットバルト Alexandru Tcacenco
    王子の母 Alene Klochkova
    王子の友人たち Elena Bottaro, Adele Fiocchi
    Tristan Ridel, James Stephens
    王子の教育係 Christoph Wenzl
    侍従長 Gabor Oberegger
    第一幕
    ワルツ Emilia Baranowicz, Eszter Ledán, Anita Manolova, Rikako Shibamoto
    Leonardo Basílio, Andrey Teterin, Arne Vandervelde, Géraud Wielick
    Sveva Gargiulo, Suzan Opperman, Alaia Rogers-Maman, Iulia Tcaciuc,
    Oksana Timoshenko, Chiara Uderzo, Céline Janou Weder, Madison Young,
    Giovanni Cusin, Marian Furnica, Andrés Garcia Torres, Trevor Hayden,
    Scott McKenzie, Gaetano Signorelli, Zsolt Török, Navrin Turnbull
    女王の付き添い Eriona Bici, Marie Breuilles, Laura Cislaghi,
    Katharina Miffek, Flavia Soares, Beate Wiedner
    第二幕・第四幕
    大きな白鳥 Adele Fiocchi, Gala Jovanovic, Katharina Miffek, Iulia Tcaciuc*
    小さな白鳥 Elena Bottaro, Eszter Ledán, Rikako Shibamoto, Nina Tonoli
    白鳥 Tea Bajc, Emilia Baranowicz, Eriona Bici, Marie Breuilles, Laura Cislaghi,
    Tainá Ferreira Luiz, Sveva Gargiulo, Emery Hetterich, Alena Klochkova,
    Dominika Kovacs-Galavics, Zsófia Laczkó, Anita Manolova, Fiona McGee,
    Suzan Opperman, Olivia Poropat, Joana Reinprecht, Alaia Rogers-Maman,
    Isabella Lucia Severi, Flavia Soares, Oksana Timoshenko, Chiara Uderzo,
    Céline Janou Weder, Beata Wiedner, Madison Young
    第三幕
    貴族の娘たち Elena Bottaro, Adele Fiocchi, Eszter Ledán
    Anita Manolova, Suzan Opperman, Anna Shepelyeva
    スペインのダンス Gala Jovanovic, Alaia Rogers-Maman
    James Stephens, Andrey Teterin
    ナポリのダンス Fiona McGee, Scott McKenzie
    Eriona Bici, Olivia Poropat*, Joana Reinprecht,
    Isabella Lucia Severi, Rikako Shibamoto, Oksana Timoshenko
    ポーランドのダンス Madison Young, Leonardo Basílo
    Emilia Baranowicz, Céline Janou Weder, Beata Wiedner,
    Marat Davletshin, Trevor Hayden, András Lukács
    ハンガリーのダンス Sveva Garguilo, Marian Furnica
    Tea Bajc, Marie Breuilles, Laura Cislaghi, Zsófia Laczkó,
    Katharina Miffek, Flavia Soares, Iulia Tcaciuc, Chiara Uderzo
    Giovanni Cusin, Andrés Garcia Torres, Igor Milos, Tristan Ridel,
    Gaetano Signorelli, Zsolt Török, Navrin Turnbull, Géraud Wielick

    Wiener Staatsballett
    Ballettakademie der Wiener Staatsoper
    Jugendkompanie der Ballettakademie der Wiener Staatsoper
    Orchester der Wiener Staatsoper

    今シーズンの白鳥の湖、最終公演。
    何回も同じものを観て、何が面白いのか
    ・・・という意見はよ〜く聞くが
    同じもの、というのは一つもないのだ(断言)

    今回の白鳥公演、千秋楽にふさわしい出来で
    自宅に帰っても感激が抜けない。
    寿命が延びたような気がする。
    (これ以上延びてどうする、というツッコミは無視)

    ヴァディムの王子さまの素晴らしい事はこの上なく
    この間より、もっと素敵で目がハートと化してしまったし
    加えて、清香ちゃんのオデットとオディールが
    この間より、ずっと良くなっていて
    実はビックリした。

    たった2日で、これだけ演技とレベルを上げてくるって
    いったいどういうダンサーなの?

    第2幕のオデットの登場から
    清香ちゃんの品の良さがじわじわ来る。
    しっかりとジークフリート王子を見つめて
    自分語りをするところのマイムも見事。

    もともと技術的にはトップ・レベルなので
    ポーズもキマるし
    白鳥とオデット姫の切り替えもよくわかる。

    ジークフリートが愛を誓うから、と言うところでは
    やっぱり脳内妄想に

    ああ、ヴァディム素敵だわ、やっぱり王子さまだわ
    パートナーとしても素晴らしいし
    かっこいいし、ホールドもむちゃ上手だし
    あっ、でも、私には全優という夫が・・・(こらこらこら!)
    惚れてくれるのは、すごく嬉しいんだけど
    ここでなびいてしまったら、夫への貞操が
    だから、嬉しいけれど、手放しに喜べないの。
    本当は、こっちのジークフリートと幸せになったら
    素敵だと思うんだけど、夫との生活も捨てられない

    ・・・って、何でこう私は下世話な妄想ばかり出てくるんだろう。

    ロットバルトが登場して、激しい音楽が鳴ると
    あっ、夫が帰って来たわ
    ・・・って、浮気現場じゃあるまいし。

    清香ちゃん、全優クン、ごめんなさい m(__)m

    で、ヴァディムの王子さまは
    もろにオデットの魅力に惚れてる(ように見える)
    もう、オデットにメロメロである。
    悪意ある人間とか、詐欺とかいう世間の事は
    ま〜ったくご存知ない箱入り息子なので
    美人が出て来た、というだけで
    その美人が白鳥だろうが何だろうが
    めちゃ惚れである。
    白蛇だったらどうする?(って、それシルフィードで考えた事がある)

    第3幕のチャーミングなディヴェルティスモン。
    スコットとフィオーナのナポリのダンスの魅力的な事。
    スコットって、本当に可愛いんだけど
    それだけではなくて、ポーズもぴったりキマるし
    体幹がしっかり安定して来て、身体のラインが美しい。
    あ〜、スコットにヨゼフの伝説のヨゼフを踊らせたい!!!!
    という野望が、心の中でムクムクと育って来る。

    ポーランドのダンスのマディソンとレオナルド。
    マディソンが、第1幕のワルツの群舞の時に
    笑顔を見せていた事に実はビックリしていたのだが
    ポーランドのダンスでも輝くような笑顔。

    マディソンって、今までモダン(エデンとか)とか
    ダイアナ(これは笑ったらヘン)とか
    笑顔など見せなくてもむちゃ美少女で雰囲気あって
    そのままのイメージで固まっていたので
    まさか笑顔が見られるとは思ってもいなかった。
    あ〜っ、マディソンって笑えるんだ、という、何だか新発見した気分。

    スヴェーヴァとマリアン(!)のハンガリーのダンス。
    マリアンの身体のラインも美しいし
    パもしっかり入って、あの早いテンポをばっちりこなしている。
    やっぱりマリアン、好きだわ〜〜〜
    向こうは知らないし迷惑だろうが、でも好みなんです、文句ある?(笑)

    清香ちゃんのオディールが
    これまた良かったのだ。
    この間もちょっと驚いたが
    今回は、もっとオーラが出ていて
    以前の、巧いけれど演技力がなくてオーラがなくて
    教科書通りの完璧で地味なダンス、というイメージから
    やっと、ほらほら、見て見て、キレイな私、という
    プリンシパルとしての自信が
    非常に良い方向に出て来たような印象。

    このシーンになると
    もう、夫への罪悪感とか、どこかにすっ飛んでしまって
    やっぱりヴァディムが良いわ(と思っているかどうかはともかく)
    ここでこのダンサー落としておいて
    私のキャリアに協力してもらうわ(とは思っていないと思うが)
    という欲望がモリモリ出て来て
    ほら見て、魅力的なワタシ、というオーラに加えて
    底意地の悪いオディールという黒鳥に化けている。
    その底意地の悪さが
    品の良さに隠れて、そこはかとなく見えるところなんて
    清香ちゃんの演技力の飛躍には目を見張る。
    (それが実は地でしょう、とかは口が裂けても言いません!)

    この幕のヴァディムのソロが、もうタメ息もの ♡
    清香ちゃんとのパ・ド・ドゥで
    衣装の胸元が裂けてしまい
    ちょっとぶら下がった状態になって
    (位置に付く間に自分で止めていたようだが
     やっぱりソロのジャンプの時に同じところが裂けた)
    こんな状態で、あのソロ大丈夫か、と思ったら
    落ち着いて、堂々として
    空間の掴みがものすごく大きくて
    優雅に高雅に気品あって手足が延びて
    柔らかい着地で
    このダンサー、重力って言葉を知らないのか
    とまで思わせるノーブルさ。

    清香ちゃんのソロの時に
    衣装係がばっちり縫って
    次のソロが

    うわああああ、何ですかこれは!
    これこそ王子さま中の王子さま一番!!!
    ピルエットのフィニッシュの時の
    あのもったいぶった身体の動かし方の優雅さには
    客席から盛大なきゃ〜っというのが聞こえた。
    (一部、私も叫んでしまったかもしれない)

    これで清香ちゃんのフェッテ。
    2日前みたいに軸がズレたら怖いので
    シングルで良いじゃん、と思っていたら

    きちんとドゥーブルを何回か入れて
    軸ずれなしに、ばっちり32回転した凄さ。

    続いてのアラスゴンドのヴァディムが
    これまた、足が全く下がらず、体幹まっすぐのまま
    あの回転こそ、人間が表現できる美の最たるものだ
    と思わせる美しさ。

    何という見応えのある白鳥の湖!!!!!
    ああ、もう、ここまででも充分に幸せ。

    第3幕のジークフリートとオデットの最終シーン。
    オデットは嘆き悲しんでいるけれど
    ただただ、嘆き悲しむのではない品の良さが素晴らしい。
    やっぱり夫ある身で、浮気は出来ないの、許して
    (だから、何で私の妄想はソッチ方向へ・・・(冷汗))

    ヴァディムのジークフリート王子が
    オデットに惚れているのが
    このシーンでは、痛々しい程に伝わってくる。

    ローマンみたいな
    「1回は浮気したけれど、本気じゃなかったんだ、許してくれ」
    のボロボロ状態ではなくて

    本当に清香を愛しているんだ
    夫は捨てて僕のところに来て欲しいのに
    何故、来てくれないの?(だから妄想です)
    と、縋り付く愛に満ちた目線に
    オデットが絆されないのが世界の3大不思議である。

    それでも私は夫のところに帰ります
    という芯の強さ、貞操の強さは
    清香ちゃんだからこそ、演技に活きる。
    (勝手に不倫劇になってます、すみません)

    千秋楽公演、行って良かった!!!
    いや、行けて良かった!!!

    だいたい今日は13時から19時までの講義があったのだ。
    「19時にオペラ座に行くから、18時〜19時の1時間
     講義を録音させてくれ」と頼み込んだら
    録音されるのはイヤ、と言われたのに
    たった1時間だし、個人的にしか使わないし
    誰にも貸さないし、ノート取ったら録音はすぐに消すから、と
    無理矢理ゴネたら
    先生がすごい勢いで喋りまくって
    18時には講義が終わっちゃったという・・・

    先生、ごめんなさい(深くお辞儀)
    でも、おかげさまで、この素晴らしい公演を
    堪能する事が出来たので感謝してます。

    とは言いつつ、自分の都合で
    講義時間を1時間削らせてしまったけしからん私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    ちなみに、このブログに引っ越してからの
    白鳥の湖鑑賞は、今回が27回目である。
    (数えてみて、自分でもちょっと驚いた(笑))

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