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ウィーン交響楽団 + ニコライ・シェプス=ズナイダー

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    Wiener Konzerthaus Großer Saal 2019年2月22日 19時30分〜21時40分

    Wiener Symphoniker
    バイオリン・指揮 Nikolaj Szeps-Znaider

    Ludwig van Beethoven (1770-1827)
     Konzert für Violine und Orchester D-Dur op. 61 (1806)

    Johannes Brahms (1833-1897)
     Symphonie Nr. 2 D-Dur op. 73 (1877)

    ウィーン交響楽団のコンサートだが
    バイオリンと指揮がニコライ・シェプス=ズナイダー???
    (最近、ダブルネームになったのは何故なんだろう・・・)

    プログラムによれば、最近、指揮者として目覚めた?らしく
    シカゴ、ニューヨーク、ロンドン、デトロイト等で指揮をして
    ドレスデンのセンパー・オーパーやハンブルクの国立歌劇場でのデビューが
    決定しているらしい。

    う〜ん・・・

    いや、ソリストが指揮をやりたい、という気持ちはわかる。
    で、実際にやってるソリストも居る(結果は様々だが)

    言ってはいけない事なのだろうが
    ソリストとして第一線に立てるだけの才能があって
    更に加えて、ソリストになる才能には欠けるかもしれない人でも
    もしかしたらなれるかもしれない指揮者という領域に
    踏み込んで来なくても良いじゃないか(ただの嫉妬)

    最近、「天は二物を与えず」とか言う諺は
    ま〜ったく当たっていない、と、つくづく思うので
    多くの天才・秀才たちは
    二物どころか、十物以上、平気で所有しているのだ。
    で、二物どころか一物もない私のような(以下省略)

    バイオリン協奏曲のソロを勤めながら
    ついでに指揮しちゃおう、というのは
    指揮者のギャラも、ソリストのギャラに加えて、僕に頂戴
    ・・・という感じなんだろうか。
    何だか、本日はかなり僻みっぽい気分(すみません)

    だけど、ベートーベンのバイオリン協奏曲だよ?
    まぁ、オーケストラのメンバーには周知の名曲だろうが
    それにしても、指揮者なしで大丈夫なんだろうか。

    ブッフビンダーがベートーベンのピアノ協奏曲を
    指揮者なしでウィーン・フィルと演奏した事もあるが・・・

    結果的には、オーケストラ、よくやった・・・という印象。

    だって、ズナイダー、ソロが始まっちゃうと
    もう自分の世界だけに閉じこもってしまって
    キューとか目配せとか、どうでも良くなってる感じだし。

    しかも本日の超貧民席には
    クラシック・コンサートというものに生まれて初めて来た
    としか思えない若い観光客の方々がいらして
    最初のドイツ語・英語のアナウンスなどは全く聞かず

    スマホで写真撮りまくり、ビデオ撮りまくり(途中で飽きてやめる)
    もちろん演奏中にヒソヒソ声で笑ったりキスしたりしてるし
    まぁ、キスするとか、もたれ掛かるとかはともかくとして
    お喋りだけはあまりに酷いので
    途中で「静かにお願い」と注意はしたが

    10分とたたないうちに、またもや始まる小声でのお喋りで
    じっとしていられないようなご病気を患っていらっしゃるのかもしれないので
    もう諦めて、雑音は心から締め出して音楽に集中。

    で、こういう時には、もちろん出る「楽章間拍手」

    ベートーベンのバイオリン協奏曲の第一楽章の後の拍手で
    平土間の人が、ズナイダーに何か言ったらしく
    ズナイダーが「僕も」とドイツ語で答えているのが聞こえて来たが
    何に反応したのかは不明。

    で、続く第2楽章。
    おおおおおおい、ズナイダーど〜した???
    なんだか音程がずり上がってる。

    集中力を切らしたような感じ。
    もちろん、本人も気がついて体勢を立て直して
    途中から不安定感はなくなったが

    この第2楽章、ちょっとちょっと
    これ、指揮者なしで合わせるって
    オーケストラがむちゃくちゃ大変なんじゃないの???

    だって弦全員のピチカートとかあるじゃないですか。
    チェロのプレイヤーが
    ソリストに邪魔されて見えないコンマスを
    何とか脇から覗き込もうと必死になってたのまで見えるし。

    ズナイダーは自分のソロに夢中になってる。
    いや、確かに、このバイオリニスト、ものすごく巧い。
    音も太く細くを自由自在に使い分けて
    クールなところと、清純なところと、甘えん坊的音を繰り出してくるし
    そりゃ、バイオリン・ソロとして聴いていれば
    素晴らしいとは思う。

    だんだんテンポが遅くなってくるオーケストラが
    いつ止まるんだろう・・・とか、ついつい考えてしまわなければだが。

    オーケストラ、さすがにプロだから
    ぴったりバイオリンにつけたけれど
    (各パートのトップが大活躍、コンマス大活躍)
    しかし、何ともスリルたっぷりで
    心臓に悪い!!!
    (何も考えずに聴いていれば良いのは確かなんだけど
     ついつい・・・)

    ハラハラ・ドキドキのベートーベンとか
    スリリングではあるんだけど、できれば避けたい。

    ズナイダーが
    今日は全部二長調の曲なので、ニ短調の曲を、と
    バッハのパルティータのアンコール。

    後半はブラームスの交響曲2番(もちろんズナイダー指揮で暗譜だった)
    有名な1番とか4番じゃなくて、2番というところが好感だが(笑)

    あああああ・・・
    いや、この曲も結構有名なので
    オーケストラは指揮者なしでも演奏しちゃうと思うのだが

    最初のホルンのアンサンブルで
    音を外すのは・・・
    いや、ウインナー・ホルンって難しいのは知ってはいる。
    ただ、この冒頭で蹴つまずくのは・・・

    でもって、やっぱりアインザッツが甘い。
    ベートーベンの時も甘かったが
    ブラームスだともっと目立つ。

    だってズナイダーのアインザッツ
    シロウト目だって見えないもん。

    暗譜で指揮している意気込みは買うけれど
    ただ腕を振り回していれば良いというものでは・・・(極論)

    ウィーン交響楽団がスタンダードに演奏できるブラームス
    という感じで、それ以上のものは感じられなかった。

    それにオーケストラのメンバーも
    お金持ち(才能持ち?)のおぼっちゃまに
    ちょっと付き合ってやるわい、やれやれ
    みたいな感じが漂っていたような・・・(主観的印象です!)

    まぁ、プロだから、恥ずかしい演奏はしていないのだが
    (ホルンの首席は、最初の2回ほどのミスの後に立ち直った)
    オーケストラのバランスとしては
    弦だけが良くて
    後は無視されていたので
    時々、ボコボコになって響いてくる。

    ワタクシ的な印象を言えば
    趣味で指揮するのは構わないけれど
    指揮者として聴きたいか、と言われれば微妙。
    やっぱりバイオリンだけ弾いていて欲しい・・・という感じだった。

    よくソリストが、その楽器を弾けなくなったら指揮、というパターンがあるが
    (ご存知、超有名歌手がオペラ振って
     オーケストラ全員が苦笑い、というのも過去にあった)
    指揮って、かなり長い時間を、絶え間なく踊り続けねばならないので
    途中、ちょこちょこ休めるソリストよりも
    もっと体力的にハードな職業だと思うんですけどね。

    同じコンサートは日曜日の午前11時からも行われるが
    私は同時刻に別のコンサートがあるので
    今日のチケットを買って行ったのだが

    ズナイダーのバイオリンは美しかったので
    まぁ、良かった事にしよう(笑)

    長々と逃げていた論文を一つ書き上げて
    多少はさっぱりした気分になって
    さて、週末は遊びまくるぞ、とワクワクしている私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    ちなみに、ブラームスの交響曲2番でも
    楽章間拍手は盛大に起こっていたし
    ビデオ撮影、小声のお喋り、イチャイチャもあり。
    ただ、前に若いカップル2組いたけれど
    1組の方は、途中からお喋りやめて
    割に真剣に聴いていたのが、ちょっと嬉しかったりして(笑)

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      • 2019.11.20 Wednesday
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