<< 白鳥の湖 今シーズン1回目 | main | ウィーン交響楽団 + フィリップ・ジョルダン 1回目 >>

白鳥の湖 今シーズン2回目

0
    Wiener Staatsballett/Wiener Staatsoper 2019年2月13日 19時〜22時20分

    SCHWANENSEE
    Balett in vier Akten
    振付 Rudolf Nurejew nach Marius Petipa und Lew Iwanow
    音楽 Peter Iljitsch Tschaikowski
    舞台・衣装 Luisa Spinatelli
    照明 Marion Hewlett
    指揮 Paul Connelly

    ジークフリート王子 Jakob Feyferlik
    オデット・オディール Olga Esina
    ロットバルト Eno Peci
    王子の母 Alena Klochkova
    王子の友人たち Alice Firenze, Nina Tonoli
    Richard Szabó, Dumitru Taran
    王子の教育係 Christoph Wenzl
    侍従長 Gabor Oberegger
    第一幕
    ワルツ Adele Fiocchi, Eszter Ledán, Anita Manolova, Rikako Shibamoto,
    Leonardo Basílio, Tristan Ridel, James Stephens, Géraud Wielick
    Elena Bottaro, Sveva Gargiulo, Suzan Opperman, Xi Qu,
    Alaia Rogers-Maman, Iulia Tcaciuc, Céline Janou Weder, Madison Young,
    Giovanni Cusin, Marian Furnica, Andrés Garcia Torres, Trevor Hayden,
    Scott McKenzie, Gaetano Signorelli, Zsolt Török, Navrin Turnbull
    女王の付き添い Marie Breuilles, Laura Cislaghi, Vanessza Csonka,
    Katharina Miffek, Flavia Soares, Beate Wiedner
    第二幕・第四幕
    大きな白鳥 Adele Fiocchi, Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko, Katharina Miffek
    小さな白鳥 Elena Bottaro, Alice Firenze, Eszter Ledán, Rikako Shibamoto
    白鳥 Emilia Baranowicz, Eriona Bici, Marie Breuilles, Aoi Choji,
    Laura Cislaghi, Vanezza Csonka, Sveva Garguilo, Alena Klochkova,
    Zsófia Laczkó, Anita Manolova, Fiona McGee, Suzan Opperman,
    Olivia Poropat, Xi Qu, Joana Reinprecht, Alaia Rogers-Maman,
    Isabella Lucia Severi, Flavia Soares, Iulia Tcaciuc, Oksana Timoshenko,
    Chiara Uderzo, Céline Janou Weder, Beata Wiedner, Madison Young
    第三幕
    貴族の娘たち Elena Bottaro, Adele Fiocchi, Eszter Ledán
    Suzan Opperman, Xi Qu, Alaia Rogers-Maman
    スペインのダンス Gala Jovanovic, Oxana Kiyanenko
    Alexis Forabosco, James Stephens
    ナポリのダンス Anita Manolova, Richard Szabó
    Sveva Gargiulo, Fiona McGee, Joana Reinprecht,
    Isabella Lucia Severi, Rikako Shibamoto, Oksana Timoshenko
    ポーランドのダンス Madison Young, Dumitru Taran
    Emilia Baranowicz, Céline Janou Weder, Beata Wiedner,
    Trevor Hayden, András Lukács, Gaetano Signorelli
    ハンガリーのダンス Nina Tonoli, Mihail Sosnovschi
    Marie Breuilles, Laura Cislaghi, Vanessza Csonka, Zsófia Laczkó,
    Katharina Miffek, Flavia Soares, Iulia Tcaciuc, Chiara Uderzo
    Marian Furnica, Andrés Garcia Torres, Igor Milos, Kamil Pavelka,
    Tristan Ridel, Zsolt Török, Navrin Turnbull, Géraud Wielick

    Wiener Staatsballett
    Ballettakademie der Wiener Staatsoper
    Jugendkompanie der Ballettakademie der Wiener Staatsoper
    Orchester der Wiener Staatsoper

    キャストは2月11日とほとんど同じだが
    パ・ド・サンクとハンガリーのダンスに、ニナ(トノリ)が登場。
    今日のオーケストラは
    まぁ、時々、えっ?!というところもあったものの
    比較的無難な演奏だったし
    11日と同じシュトイデさんのバイオリン・ソロは
    息を飲む美しさだった。

    今までバレエの指揮者はケヴィン・ローデスが多く
    この人、バレエ専門みたいな人で熱心なのだが
    かなり突っ走るところがあって
    テンポ的に、おいおい、という箇所が多かったのだが
    今回の白鳥は、やはりバレエ専門のポール・コネリーが来てくれて
    オーケストラとバレエの一体感が、ものすごく良い感じ。

    パ・ド・サンクがかなり見応えあって
    リッチーとドミトル、違うタイプながら、ダンスは巧い。
    見事に息があって、男性2人のシーンはダイナミックで華やか。
    アリーチェのソロ、ナターシャほどのキュートさはない代わりに
    上品で明るくて、いかにも貴族という香りがするし
    ニナ(トノリ)のダンスも細かいパを完璧に余裕でこなして
    初々しい感じのキュートさがあって素晴らしい。

    プリンシパルに昇格したヤコブの長い手足が美しい。
    このダンサー、普通に観客席に居たりすると
    普通の男の子に見えるのだが
    舞台に立つと俄然キラキラしだす。
    ダンスも、かなり安定して来て
    苦手な左周りの不安定感もなくなって来た。
    初々しいながら、王子さまの気品があって優雅。
    少し残る不安定感も、かえって若々しく見えるから不思議。

    ただ、このプロダクションの主人公は
    間違いなく、オデットのオルガさまでしょう(断言)

    先回にも書いた通り
    今回は、ただ悲劇的オーラ巻き散らかすだけのオデットではない。
    悲劇的オーラはオルガさまの持ち味だけど
    それ以上に、「姫」としての気品、プライドが出ていて
    ただの「白鳥にされた悲劇的女性」ではなくて
    「お姫さま」なのだ。

    このオルガさまの気品と並ぶと
    ヤコブは、まだ、そこまで王子さまの貫禄はない(笑)
    (いや、これからよ、これから)

    第3幕のディヴェルティスモンも、それぞれ非常に良かった。
    マディソンとドミトルのポーランドのダンス
    他のダンサーと振付はほとんど同じなのに
    マディソンって、本当に独特の雰囲気がある。

    オルガさまのオデットがあまりに見事すぎて
    オディールの方は多少弱い。
    悪人になり切れていないというか(笑)
    本気で誘惑してないというか(爆笑)
    オルガさま、若い男の子にそんなに優しくしたらダメよ、というか
    何だか、親切心が見えて
    お姉さんかお母さん的で、悪女にはならないのである。
    いや、それがまたオルガさまの持ち味なので
    それはそれで、実に美しいのだが。

    最終のオデットのシーンは
    オルガさまの持ち味が最高に活きて
    悲劇の運命を嘆き悲しみつつ
    ジークフリートと別れを告げて
    白鳥になって去って行くシーンが何ともリアル。

    ウィーンのヌレエフ版の白鳥の湖は
    最後がハッピー・エンドにならないので
    最初観た時にはビックリした。
    個人的には、やっぱりハッピー・エンドになっては欲しいけれど
    オデットは白鳥として去り
    ジークフリートは溺れ死にという
    救いようのない終わり方ではあっても
    オデットはまた次のチャンスがあるかもしれないし(妄想)

    しかしジークフリートが溺死しちゃったら
    オディールは妃の地位もなくなり
    愛を誓われただけでまだ結婚していないので
    遺産相続権もないし、なんだかアホみたいじゃない(妄想)

    かと言って、ジークフリートがそのままオディールと結婚していたら
    オディールは毎日、旦那から泣き言と文句を言われるのだろうから
    (お前さえいなければ云々・・・って言いそうだよね?)
    それもまたうざい日々ではあろう。

    まぁ、そういうアホのような妄想はともかくとして
    オルガさまのオデットは、ある意味、一つの完成形に見える。
    オデットの造形は、オルガさまが若い頃から
    様々なバージョンで踊って来た白鳥の湖の中から結晶したものだろう。
    若い頃のオデットも観ているけれど
    今回のオデットは、ずっと深みを増して
    お人形さんではない、生身の「姫」としてのリアリティがある。

    今回の白鳥はオルガさまは本日で終わり。
    この後、ニナ(ポラコヴァ)とリュドミラ
    清香ちゃんのキャスティング。
    ジークフリートはデニス、ローマン、そしてワディム(!)

    全部の回は行けないけれど(コンサートとバッティングする)
    これからの他のキャストの公演も楽しみにしている私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    バレエばっかりじゃないか、とお怒りの皆さま
    また今週末からコンサート通いも始まりますので
    どうぞお見捨てなく・・・

    スポンサーサイト

    0
      • 2019.11.20 Wednesday
      • -
      • 23:30
      • -
      • -
      • by スポンサードリンク

      calendar
           12
      3456789
      10111213141516
      17181920212223
      24252627282930
      << November 2019 >>
      PR
      ★コンタクト・メイル★
      メイルはこちらへ
      ブログランキングに1クリックお願いします
      selected entries
      categories
      archives
      recent comment
      recommend
      links
      profile
      search this site.
      others
      mobile
      qrcode
      powered
      無料ブログ作成サービス JUGEM