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クラング・フォーラム + カリツケ

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    Wiener Konzerthaus Mozart-Saal 2018年11月21日 19時30分〜21時30分

    Klangforum Wien
    ソプラノ Agata Zubel
    音響演出 Peter Böhm
    指揮 Johannes Kalizke

    Friedrich Cerha (1926*)
     Kurzzeit (2016-2017)
    Wolfram Schurig (*1967)
     fünf ostinati (2017-2018) UA
      Kompositionsauftrag von Wien Modern und Klangforum Wien
    Agata Zubel (*1978)
     Cleopatra’s Song (2017-2018) EA
      Erste Bank Kompositionspreis 2018

    ウィーン・モデルン現代音楽祭のスポンサーの銀行は
    私のメイン・バンクでもあるのだが
    ここ数年、資金の運用で大損を被っていて
    ゲネラル・パスが10ユーロ安くてもあまり嬉しくない。

    こういう、一部のフリークを除いて誰も見向きもしない(すみません)
    現代音楽祭のスポンサーになって
    例年、作品に賞を与えてる分の金を返せ・・・
    と、せこい事を思わないでもないのだが
    このスポンサーリングがなくなったら
    この音楽祭も続くかどうかわからないので
    (続いてくれないと11月の楽しみ=ツッコミどころ満点が減る)
    まぁ、それは良しとしよう。

    時々、本当に面白い作品が賞を取る事もあるし(稀ですが)

    さて、今回のコンサートの賞を取ったのは
    ポーランドの女性作曲家でソプラノのアガタ・ズベル。

    ポーランド・・・・
    この間のコンサートでポーランド大使館がスポンサーだったのがあったが
    その政治的関係もあるんじゃないだろうか
    と、ついつい邪推する腹黒のワタシ。

    だって、作品、面白くなかったんだもん。
    チェルハ教授のインストルメンタルの作品は
    あ〜、この人、92歳で、まだ、これだけの豊かな引き出しを持っているのか
    と、ちょっと仰け反り返ったが。

    その後のシューリックの作品は
    アガタ・ズベルがソプラノで、マイクで歌って
    後半のズベルの作品も
    同じくご本人がマイクでソプラノで歌ったんだけど

    どこに違いがあるのか
    さ〜っぱりわかりませんでした。
    すみませんね、シロウトだもんで。
    去年から大学に通っているとは言っても
    まだ、ガクシャのガの字までも到達していなくて
    せいぜい、ガの濁点1つくらいのところで止まってるもんで。
    (ひねくれたところを自慢するアホ)

    このテのコンサートになると
    来ている人は
    関係者(音楽家のお友達)か
    現代音楽しか聴きません、というコアなフリーク層か
    現代音楽とルネッサンス音楽しか聴きません、というキセル族くらい。
    (ご存知の通り、現代音楽ファンには、意外にルネッサンス音楽のファンが多い。
     確かにグレゴリアンとか、現代音楽に通じるところはある)

    その層がどういう層かと言うのが
    こういうコンサートだと如実に現れるのは
    音楽社会学的な観点から見ると、何となく面白い。

    ネクタイしている男性は1人もいない。
    全体的に服装が汚れた感じに見える(あ、すみません)
    着ている服の色が地味(女性含む)
    ライト・カジュアルが多い。ジーンズの割合が高い。
    運動靴が多い・・・というより革靴の人がいない。

    関係者の男性は、みんな長髪で、後ろを縛っていて
    だいたい上から下まで黒の服を着ている。

    こういうコンサートにもドレス・コードってあるんでしょうかね。
    確かに、この場に、ビジネスっぽい上着+ネクタイで来たら
    モロに浮きまくるに違いない。

    ウチの彼氏モドキに言わせると
    社会的に成功していない自称インテリ層の集まり
    なのだそうだが
    別にそれがイケないとか言うんじゃないので
    誤解なきよう。
    (それ言ったら、ワタシ自身だって、その層かもしれない。
     まぁ、インテリじゃないけど・・・)

    現代音楽って、玉石混合だから
    時々、えっ!という面白いものに出会う事もあるし
    なんじゃこれ、というのもある。
    (それはイム・プルス・タンツ コンテンポラリー・ダンス祭も同じ)

    今日みたいなコンサートを聴いてしまうと
    作曲家はいったい何を考えているんだろう、と思ったりする。

    だって、何も(少なくとも私には)伝わって来ない。
    作曲家ないしは演奏家が
    ほら、私、スゴイのよ、聴きなさいよ、ほらほら
    と言う感じに自己主張しているのはわかる。
    けれど、その中に聴衆の存在というものはあるんだろうか。

    確かに、いわゆる普通の人、失礼な言い方になるのを承知で
    一般大衆にウケて、マスコミで売れるような音楽を
    避けているのか、それともそういう曲は書けないのか
    ともかく、よくわからない存在ではある。

    先学期、現代女性作曲家をテーマにした講義があって
    毎週、オーストリアの現代女性作曲家を招いて
    公演してもらっていた時に
    一度、何でそんな曲を作曲するんですか?と聞いちゃったのだが
    (いやもう、ワタシって何て厚かましい・・・(^^;;)
    子供の頃から作曲に興味があって、という回答を得たので
    作曲家、という人種は
    ともかく作曲しなくては生きていけない、という人種のようだ。

    現代音楽の(一般)聴衆からの乖離というのは
    かなりスゴイ事になっているのではないか。
    しかも、聴衆が、どんどん老化している。
    いや、冗談じゃなくて
    マジに老人が多い。
    ウィーン・フィルの定期コンサートじゃないのこれ?
    と思うくらいに、お歳を召した方が多い。
    そりゃ、チェルハ教授だって90歳過ぎだし
    ノーノやリゲティに
    ブーレーズもシュトックハウゼンも故人になってしまい
    では、その後に、ものすご〜〜く有名な現代音楽作曲家が出ているかと言えば

    そりゃ、トーマス・アデスとか
    アリベルト・ライマンとか、
    ペテル・エトヴェシュやヴォルフガング・リーム
    そう言えばペンデレツキもグバイドリーナもシチェドリンも
    フランソワ・ベイルも、ラッヘンマンも
    アルヴォ・ペルトやバートウィッスルもご在命でした ^^;
    スティーブ・ライヒやフィリップ・グラスもいるな・・・
    私が大好きなサルヴァトーレ・シャリーノやトリスタン・ミュライユは
    この音楽祭では演奏されないんだろうか?(たぶん費用的に高すぎる(笑))

    あらま、結構、ポピュラーな作曲家、いるじゃん・・・

    今週末のアルディッティ弦楽四重奏団は
    ジェームス・サンダースとブライアン・ファーニホーを演奏する予定なので
    これは期待できる (^^)v

    コンサート後に、下のホールで
    受賞した作曲家を囲んで
    無料で飲み物が提供される小パーティがあるのだが
    (数年前までは食事まで供されていた)
    ああいう集まりは知り合いがいないと非常に気詰まりなので
    例年、パーティには行かず
    さっさと帰ってしまう、お友達のいないかわいそうな私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    朝の9時から17時まで
    びっしり講義と演習をこなして
    夜のコンサートまで図書館に閉じこもっているのだが
    全然勉強する気にならず
    書く気のなかった昨日のコンサートの独断偏見の印象だけまとめてみた。
    (よって、アップの日付と時間は実際の時間ではありません)

    STEOP 試験がもうすぐなので
    真面目に苦しんでいる新入生が多くて
    1年前を思い出して、ちょっと微笑ましい。
    ・・・もっとも STEOP に受かってからも地獄?が待ってるけど(笑)

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      • 2019.09.15 Sunday
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