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スタジオ・ダン(現代音楽)

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    Wiener Konzerthaus Mozart Saal 2018年11月3日 22時15分〜23時45分

    Studio Dan
    チェロ Maiken Beer
    クラリネット、サクソフォン Viola Falb
    フルート Thomas Frey
    トランペット Dominik Fuss
    バイオリン、ビオラ Sophia Goidinger-Koch
    コントラバス Constantin Herzog
    コントラバス Philipp Kienberger
    パーカッション Mathias Koch
    トロンボーン Matthias Muche
    フルート Doris Nicoletti
    トロンボーン、指揮 Daniel Riegler
    サクソフォン、クラリネット Clemens Salesny
    ピアノ、シンセサイザー Michael Tiefenbacher
    照明、技術 Nina Ortner

    Oxana Omelchuk
    Wow and Flutter (2017)
    Kompositionsauftrag von Studio Dan

    Elisabeth Harnik
    holding up a bridge (2018)
    Kompositionsauftrag von Studio Dan

    Vinko Globokar
    Passagio verso il rischio (2017) UA
    Kompositionsauftrag von Studio Dan (mit freundlicher Unterstützung der Ernst von Siemens Musikstiftung) und Wien Modern

    大ホールでバンベルク交響楽団を聴いていた間
    隣のモーツァルト・ホールでは
    ウィーン・モデルン現代音楽祭のコンサートで
    ジョン・ケージとかフリードリヒ・ハースとかを演奏していて
    ・・・ううう、ほら、身体は2つないので(涙)

    しかし、そのコンサートの後
    22時から、同じホールで別のコンサートがある (^^)v
    バーで公開インタビューしていたので、それを聞いてから
    ちょっと準備が遅れて、22時過ぎに開いたモーツァルト・ホールへ。

    さすがに連休のなか日で
    しかも22時からのコンサートなので
    観客は(たぶん)全員、関係者か
    あるいはゲネラル・パスを持った現代音楽フリーク。

    で、実はこれがむちゃ面白かった。
    最初の2作品は、若い女性の作曲家によるもので
    様々な工夫や新しい試みはあるけれど
    まぁ、現代音楽って、そんなもんだよね、という感じだったが

    最後のヴィンコ・グロボカールの作品が!!!!
    作曲家ご自身が会場にいらしていて
    ご高齢なので、杖をつかれているのだが

    いや、この作品、すごい。
    クラシックの作曲技法をマスターしながら
    それを超えたところで
    自由自在に遊びまくっている。

    私もこの作曲家は知らなかったのだが
    あまりに作品が面白かったので調べてみた。
    読者の皆さま、ご興味あれば
    日本語のウィキぺディアの記述は ここ

    何が面白いかと言うと
    何でもあり!!!なのである。

    トナールからアトナール、さらにはジャズやポピュラー
    最後はマーラーの交響曲のフラグメントまで入れて
    曲に何も枠組みがなくて
    こんな「自由」を感じさせる曲があるなんてビックリ。

    奏者はアンサンブルなのだが
    その時々によって、指揮をする人が変わり
    プレイヤーによっては楽器の持ち替えもある。

    で、絶対にこの作曲家、マウリツィオ・カーゲルの影響受けてるわよ。
    だって、舞台が演劇的なんだもん。

    トロンボーンが水の入った盥の上で吹いたり
    トランペットとトロンボーンが、どんどん楽器を解体して
    最後はリードだけで演奏していたり

    コントラバス奏者は途中でエレキギターに持ち替えで
    その上、エレキギター持ち替えの楽章は
    全員で体操の時間。

    エレキ・ギターを上に投げてキャッチするところで音を出したり
    ギターの上で腕立て伏せしたりしている横では

    バイオリニストがバイオリン弾きながらバレエらしきものを踊っているし
    チェリスト(女性)は仁王立ちして
    何だかワケのわからん動きをしているし。

    最後にマーラーの交響曲のフラグメントを
    プレイヤーが勝手に繰り広げて
    (あ〜、だから舞台にテノール・ホルン!!!
     トロンボーンが解体された後にテノール・ホルンでマーラー吹いてた)
    その後、全員が舞台から次々に降りて
    会場をあちこちに分散しながら
    あちこちのドアから退場。

    現代音楽って、聴いている方より
    演奏している方が楽しいんじゃないか、と
    昔から疑っているのだが

    いや、これ、絶対に演奏してる方が面白い!!!

    楽器が出来る人が集まって
    クラシック演奏するのも飽きたから
    破天荒な事をやりたいよね、という感じで
    プレイヤーがむちゃくちゃ楽しんでいるのがわかるし

    この作品、じゃぁ、自由自在に
    やりたい放題で、芸術性ゼロ、という訳ではなくて
    その背後に、膨大な音楽的知識と技術が詰まっているのがわかる。

    初演の場に立ち会うチャンスがあって
    すごくハッピー。
    いや、こういう出会いがあるから
    玉石混合の現代音楽祭のコンサートって
    ともかくは行ってみるべきなんだわ。

    23時45分過ぎのコンサート終了だったけれど
    土曜日だったので、マイカーで出かけたので
    感激を噛みしめつつ
    思い起こすたびに、ちょっとクスクス笑いつつ
    真夜中過ぎに帰宅した私に
    どうぞ1クリックをお恵み下さい。



    枠組みに囚われないというのなら
    フリー・ジャズとかもあるけれど
    既にトナールが枠組みで、それをぶっ壊したところで
    自由自在に、あれだけの音のマテリアルで遊べるなんて
    ちょっと考えもしなかった。
    こんな作曲家がいるんですね・・・(感激)

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      • 2019.10.18 Friday
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